日本を代表するアニメとして多くの人に親しまれている「クレヨンしんちゃん」。
20年以上も放送されていて、今では海外でも大人気となっている子供向けアニメですよね。しんちゃんがちょっとおバカなことで楽しませてくれる日常を描いたコメディアニメとして、昔からスタイルを変えずに毎週放送されています。
今回はそんなクレヨンしんちゃんの普段とはちょっと違った側面として、クレヨンしんちゃんの都市伝説をご紹介していきます。
子供の頃から見てきたクレヨンしんちゃんは明るくてひょうきんなイメージがあると思いますが、しかし都市伝説となると、ちょっと雰囲気も変わってきますよね。
原作の設定を元に考察されているものもあれば、まさしく都市伝説と言われるような情報が曖昧なものまで、いろいろとありますが、それもクレヨンしんちゃんの一つの側面としてお楽しみください。
今回は5つの有名なクレヨンしんちゃんの都市伝説をご紹介していきます。それでは一つずつ順番に解説していきます。
最初にご紹介するのはしんのすけは5歳で亡くなっていると言う説です。「おら、野原しんのすけ5歳!」というしんちゃんのセリフは決めゼリフのようなもので有名です。よく登場するセリフなので、しんちゃんが5歳であるという認識は割と浸透しているのではないでしょうか。
20年以上も放送されていながら、しんちゃんは5歳のまま成長していないわけですが、アニメの世界ならよくある話です。まさに永遠の5歳なのです。ただここに注目した都市伝説があるのです。それはしんちゃんが実は5歳の頃に亡くなっているという説です。妹のひまわりがトラックに轢かれそうになるのを助け、自分が代わりに轢かれてしまったというものです。
幼くして息子を亡くしたみさえはしんちゃんが大切にしていた落書きノートにクレヨンを使って物語を書き始めます。それは「もしもしんちゃんが生きていたら」という物語です。
20年以上も楽しまれている日常を切り取った物語は全てみさえが書いた妄想の物語だというのです。クレヨンでひたすら綴った創造の物語こそ私たちがアニメを楽しんでいます。クレヨンしんちゃんの世界だという話なんです。
アニメのタイトルに対して、これまで由来や意味を考えたことがなかったかもしれませんが、みさえが物語を綴るために使った「クレヨン」こそタイトルの由来なのかもしれません。
クレヨンで書き続けた亡き息子の物語こそ、「クレヨンしんちゃん」なのではないか。
まったくのデマカセとは言い難いこの説は割と有力な都市伝説のように思えますよね。
続いて二つ目はの正体は未来のひまわりではないかという説です。
「しんこちゃん」というキャラクターが登場することを知っていますか?少しマイナーキャラなので知らない人もいるかもしれません。原作漫画には登場しない、アニメのオリジナルキャラクターです。見た目は茶髪で水色のワンピースのような服を着ていて、しんちゃんやひまわりにそっくりなんです。年齢はしんちゃんと同じ5歳。ある日突然野原家にやってきてあっという間に去っていったキャラクターです。
そのしんこちゃんいわく「5年後の未来からやってきたひまわりの友達でひまわりがみさえに怒られずすぎているところを見て、本当の母親なのかを確かめにきた」といいます。
何ともひまわり本人が使うような言い訳ですよね。しかし初対面ながら野原家のことにやたら詳しくしんちゃんの友達関係についても熟知しているように見えます。野原家の愛犬である「シロ」の扱いにも慣れていてひまわりも異常に懐いているんですよね。
それこそこの家に長らく住んでいて、ずっと近くでしんちゃんを見てきたような感じです。さらにしんこちゃん自身が名前を聞かれたときには「ひま。。。」と言いかけるシーンがあったり、しんちゃんのことを「おにい。。。」と呼びかけるシーンもあったりします。ますますしんこちゃんがひまわりなのではないかと思えますよね。
作中ではしんこちゃんの正体は明かされていませんが、未来から来たひまわりだという説はかなり濃厚な都市伝説ではないでしょうか。
続いて3つ目はひまわりはひろしとみさえの子供ではないという説です。先程の都市伝説、
5年後の未来からやってきたしんこちゃんがひまわりなのだとしたら、5年後の世界では「怒られすぎている」という情報以外にもひまわりがみさえとひろしの子供ではない、何かがあるのかもしれません。
5歳の子供ながら、もしかしたら本当の親ではないかもしれないと感じているのは他にも理由があるのかもしれないということですね。
さらに5歳時点でひまわりを庇う形でしんちゃんが亡くなっていたとする都市伝説とも組み合わせると、少し深い考察ができます。これは仮説ですが、別の両親から生まれていたひまわりはその両親の失踪により、野原家に引き取られて行きます。
そしてしんちゃんが5歳の頃に先の都市伝説である不慮の事故が発生してしまいます。
ひまわりは兄という存在をまだはっきりとは記憶していない状態で一人っ子になるわけです。5年後の世界からしんこちゃんとしてやってきたひまわりはひろしとみさえが本当の親ではないという確認をするためだけではなく、自分をかばってくれた「お兄ちゃん」に会いにきたのではないかという説です。これはかなり憶測な部分も多いように感じますが、都市伝説同士の組み合わせで繋がる部分もあり、興味深いですよね。
続いてはしんちゃんの友達であり、春日部防衛隊のメンバーでもある「ボーちゃん」にまつわる都市伝説です。
実は他の友達からキャラはフルネームが公開されているのですが、ボーちゃんはあだ名である「ボーちゃん」しか公開されてないって、気づいていましたか?作中でも、ボーちゃんの名前が一度も公開されていないんですよね。そういえば聞いたことがなかったなと思わされますよね。そして、他の友達キャラは個性豊かな「お母さん」がセットで登場するところも面白さの1つですが、ボーちゃんのお母さんははっきりとは一度も登場したことがないんでちょっと不気味に感じてしまいますよね。
名前が不明で、お母さんも現れたことがないというだけに他の友達キャラクターとボーちゃんだけが区別されているところには謎を感じます。明言はされていませんが、1993年8月23日に放送された「相撲大会で頑張るぞ」という回では「井川棒太郎」という名前が登場します。
相撲大会のトーナメント表に「井川棒太郎」と書いていたことからもしかしてボーちゃんの本名なのではという声がネット上に上がっていたんですね。棒太郎の「棒」とボーちゃんの「ポー」は同じ音ですから、もしかしたらボーちゃんの本名なのかもしれません。とはいえ明言されているわけではありませんし、その後も公式で公開されているわけではありませんので、都市伝説として語られているんです。
クレヨンしんちゃんの漫画には「第25話」が欠けているという謎の都市伝説があります。
1991年2月26日に第24話が発売されたのですが、その次は3月5日に26話が発売されていたんです。その間にあるべき「25話」はさもなかったかのように排除されているといういかにも都市伝説らしい話があります。
24話はみさえから留守番を頼まれていたしんちゃんが家の中をぐちゃぐちゃに散らかして
しまい怒られてしまうという話。また26話はみさえとしんちゃんが一緒にお風呂に入るというほのぼのした内容で25話の内容を考察する材料は特にありません。
しかし24話も26話も5歳児を抱えるごく普通の家庭にあるような日常を描いたお話です。想像するなら25話もその間に描かれている話ですから、同じく日常の1シーンを切り取ったようなものになっているはずです。
25話がなぜ市場に出回らなかったのか?一時休載しなければならないような問題が発生
するような25話だったのなら、26話以降のスケジュールにも影響が出ているはずですが、その後も特に遅延なく発売されています。ますます謎が深まっていきますよね。
この都市伝説に対して、「子供向けの作品にしては過激すぎる内容だったためボツになった」と多くのネット記事で語らいています。もし本当に「内容が過激でボツになった」としたら26 話 に掲載されている物語を「25話」として発売すれば良かったはずです。
それなのに25話がまるでなかったかのようにスルーされ、26話が販売されたのには大きな意味があるように思えてなりません。あなたはこの都市伝説をどのように考察しますか?
今回は「クレヨンしんちゃんの都市伝説」についてご紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか?
普段のクレヨンしんちゃんとは違った側面で楽しんでいただけたのではないでしょうか?
コメディが強いアニメだからこそ、都市伝説の内容とはギャップがあって不思議な印象がありますよね。あくまでも都市伝説なので信じるかどうかはあなた次第です。クレヨンしんちゃんだけに限らず、アニメや映画、漫画など親しんでいるいろんな作品の中には都市伝説だったり、裏設定、裏話だったりが存在します。作品とかけ離れた都市伝説であればあるほどなんかワクワクしますよね。
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。