2021年(令和3年)12月30日、新国立劇場中劇場にて第63回日本レコード大賞が開催されました。総合司会はTBSアナウンサーの安住紳一郎と俳優の吉岡里帆が担当し、ナレーションはジョン・カビラが担当します。発表音楽会の模様はTBSテレビ・TBSラジオをキーステーションに全国で放送され、全国視聴人数は3819万人に達しました。それでは、一緒に詳しい情報を見ましょう!
「日本レコード大賞」(英:THE JAPAN RECORD AWARDS)はスポーツ紙を含む各新聞社の記者が中心となって決定する音楽に関する賞です。「レコ大」という略称もあります。主催は公益社団法人日本作曲家協会、後援はTBSであり、番組名は『輝く!日本レコード大賞!』です。
今年の第63回日本レコード大賞では、「日本レコード大賞」だけでなく、「最優秀新人賞」、「最優秀歌唱賞」、「特別賞」や「特別国際音楽賞」などの大賞も決められました。
受賞曲と受賞者は以下の通りです。
歌手:Da-iCE
作曲:Kaz Kuwamura・中山翔吾
編曲:中山翔吾・TomoLow
作詞:工藤大輝・花村想太
レコード会社:エイベックス・エンタテインメント
所属事務所:エイベックス・マネジメント
☆liSA「明け星」
☆純烈「君がそばにいるから」
☆乃木坂46「ごめんねFingers crossed」
☆Da-iCE「CITRUS」
☆NiziU「Take a picture」
☆DA PUMP「Dream on the street」
☆AKB48「根も葉もRumor」
☆三浦大知「Backwards」
☆氷川きよし「Happy!」
☆Awesome City Club「勿忘」
☆INI
☆TAEKO
☆マカロニえんぴつ
☆望月琉叶
☆Ado
☆Bank Band
☆松本隆
☆YOASOBI
☆川口真(作曲家)
☆喜多條忠(作詞家)
☆小林亜星(作曲家)
☆酒井政利(音楽プロデューサー)
☆坂本スミ子(歌手)
☆ジェリー藤尾(歌手)
☆すぎやまこういち(作曲家)
☆鈴木淳(作曲家)
☆寺内タケシ(ギタリスト)
韓国の音楽グループのBTS(防弾少年団)が「第63回 輝く!日本レコード大賞」の「特別国際音楽賞」を受賞しました。昨年の「第62回日本レコード大賞」では、新しく設けられた初代の「特別国際音楽賞」とともに、2年連続で「特別国際音楽賞」を受賞された彼らは「昨年に続き、大事な賞をいただくことができ、感謝しています。今年もたくさんの方々が僕たちの曲を聞いてくださり、幸せです」と映像で受賞の感想を伝えました。
BTS(防弾少年団)という名前には10代・20代に向けられる社会的偏見や抑圧を防ぎ、自分たちの音楽を守り抜くという意味が含まれています。メンバーの構成は「JIN (歌手)」、「SUGA」、「J-HOPE」、「RM (ラッパー)」、「JIMIN」、「V (歌手)」、および「JUNG KOOK」です。「バンタン」という略称もあります。実力あるグループで、強いダンスパフォーマンスという定評があります。作詞作曲だけでなく、ミュージックビデオ制作の考案にも彼らの考えを入れます。
2014年6月4日に日本市場への初進出とされたシングル「NO MORE DREAM」の日本語版が発売され、オリコン最高位が8位になりました。2015年6月17日にシングル「FOR YOU」がオリコン最高位の1位になりました。それから、次々発売されたシングルが1位になったことは4回もあります。
一方、2014年12月24日に発売されたアルバム「WAKE UP」がオリコン最高位の3位になりました。そして、2016年9月7日に発売されたアルバム「YOUTH」、2018年4月4日に発売されたアルバム「FACE YOURSELF」、および2020年7月15日に発売された「MAP OF THE SOUL: 7~THE JOURNEY~]は全部オリコンの1位になりました。
2021年7月21日に韓国の文在寅大統領により、「未来世代と文化のための大統領特別使節」に任命されました。9月20日に行われた「第76回国際連合総会」の「持続可能なSDGsモーメント」の参加者となり、演説と録画での「Permission To Dance」のパフォーマンスを披露しました。
今回の日本レコード大賞では、すばらしい出演もあります。MISIAさんはドラマ「やまとなでしこ」のテーマソングで人気曲「Everything]、連続ドラマ「義母と娘のブルース」のテーマソング「アイノカタチ」、藤井風さんとコラボして11月に配信した「Higher Love」の3曲を披露しました。オリンピックで国歌を歌唱したMISIAさんはその時に劣らない感動を視聴者に与えました。
現場に行けなくなったBTSの人気曲「Butter」が放送され、感謝と喜びのコメントが送られました。Youtubeで6億の再生回数もあった「夜に駆ける」を創作して歌唱したYOASOBIは「怪物」、「優しい彗星」と舞台のテーマソングとしての話題になった最新曲「もしも命が描けたら」の3曲を披露しました。テレビで3曲をフルサイズで歌唱するのは初披露です。
そのほか、往年の名曲も披露されました。美空ひばりの「真赤な太陽」を横山剣が、尾崎豊の「Forget-me-not」を山崎育三郎が歌唱しました。時代を超え歌い継がれる名曲は再び歌われ、新しい感動を与えました。
最優秀新人賞に受賞されたマカロニえんぴつは「なんでもないよ、」という曲を披露しました。TikTokとの相性がいいと言われるこの曲が現場で時代ならではのヒット曲ということを証明しました。
最後に歌唱されたのは今回の日本レコード大賞に受賞された「CITRUS」です。結成十年目のDa-iCEの21枚目のシングルとして、2020年11月25日にリリースされました。ドラマ『極主夫道』のテーマソングに採用され、2021年10月にストリミングでの再生回数が1億を超えました。ちなみに、今回の日本レコード大賞はDa-iCEが歌った「CITRUS」に決定しました。これは5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCEの初の受賞であり、6年ぶりの男性グループでのレコード大賞受賞です。
「レコード大賞」は1959年(昭和34年)からの63年間、テレビ番組の繁盛とともに最盛期を迎え、視聴率を30%以上にキープしてきました。毎年、大晦日に行われている「レコード大賞」では、数多くの優秀な曲が受賞され、その年度の流行や、大衆の支持などが強く反映されています。「レコード大賞」は日本の音楽界では最高の権威を持ている言っても過言ではありません。歴代の「レコード大賞」の受賞曲を見ると、
「DESIRE」中森明菜(第28回受賞)、
「愚か者」近藤真彦(第29回受賞)、
「パラダイス銀河」光GENJI(第30回受賞)など昭和の名曲から、
「Don't wanna cry」安室奈美恵(第38回受賞)、
「Dearest」浜崎あゆみ(第43回受賞)、
「Ti Amo」EXILE(第50回受賞)など、平成時代の色彩を帯びている曲、
「真夏のSounds good !」AKB48(第54回受賞)、
「インフルエンサー」乃木坂46(第59回受賞)などアイドル文化を発信する曲、
最近の「パプリカ」Foorin(第61回受賞)、「炎」LiSA(第62回受賞)など芸術性と個性が顕著な曲まで、いずれも、日本の音楽業界における流れを見せてくれました。
だが、63年にわたって続けているレコード大賞は最近、おかしいと言われたこともあります。去年の第61回では、大賞に輝いたfoorinの「パプリカ」は米津玄師さんが提供したうえで、子どもからも愛され、幅広く受容されることや、第62 回に受賞した「炎」は「鬼滅の刃」といった大ヒットのアニメのOPとしてが大流行したことも受賞の理由としてみんな納得できるとおもいますが、第63回はそのような話題性がある曲はないみたいですね。
また、芸術性、独創性、企画性に優れて、大衆の強い支持を得て、その年度を反映したことはいままで選考の標準となりますが、今回、選ばれた曲は果たして、「その年を反映したのか」と疑問を抱えている方はいらっしゃると思います。
皆さんはどうお考えでしょうか?
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