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近年ノートパソコンを持ち運ぶニーズが多くなるにつれ、軽量・薄型のノートパソコンも人気になっています。軽くて薄くするためには、メーカーもたくさんの工夫をします。そのうちの1つとしては、光学式ドライブを搭載しないことです。特に内蔵光学式ドライブを持たないケースとしてMacBookは有名ですね。光学式ドライブを備えていないノートパソコンモデルが増えているとともに、ノートパソコンなどでブルーレイを再生するのに必要となる外付けドライブの需要も増えてきています。メーカーからも多くの外付けブルーレイドライブが用意されていますので、どの製品を選べば良いかが悩む人に向けて、外付けブルーレイドライブの選び方について解説いたしますので、ぜひご参考にしていただければと思います。
外付けブルーレイドライブには多くの種類があります。これからは選ぶポイントを解説しますが、大きく読み込みと書き込みの可否に対応するか否かという2種類に分けられます。ついでにですが、現在市場で流通しているブルーレイドライブのうち、4K画質や3D映像に対応する外付けブルーレイドライブも登場しています。より精細な画像で動画を楽しむことができます。
外付けブルーレイドライブを選ぶときに、いくつか注意するべきポイントがございますので、それでは、さっそく一緒に見ていきましょう。
これは選ぶポイントというよりは、必ず確認するべき要点としてあげさせていただきました。近年のブルーレイドライブの中には、WindowsもMacOSの両方とも認識しているブルーレイドライブが多くありますが、ものによってはどちらかしか対応しない外付けブルーレイドライブがありますので、まずは自分が利用しているOSにあったものかどうかをしっかり確認する必要があります。
ここで、少しブルーレイディスクの種類について、ご説明したいと思います。「えっ外付けブルーレイドライブを探すのに、なぜブルーレイディスクの説明なの?」と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれませんが、実は外付けブルーレイドライブを選ぶ際には、ブルーレイディスクに対応したドライブを選ぶ必要があります。そのためには、まずは外付けブルーレイディスクには一体どのような種類があるか、そしてどのような特徴があるかといった基礎知識とそれぞれの特徴を理解する必要があるかと思います。ドライブを選ぶ際にも役に立つのではないかと思います。それでは、一緒に見てみましょう。
CDを見る際には、CD-ROMやCD-Rがあるように、ブルーレイディスクにもさまざまな種類があります。これらのことを「メディアの種類」とも言われています。ブルーレイディスクにはBD-ROM、BD-R、BD-RE、Ultra HD Blu-rayがあります。それぞれの特徴についても、解説をいたします。
まずはBD-ROMについてです。BD-ROMは読み取り専用のディスクであり、データの書き込みができない仕様となっています。われわれ日常生活で購入している映画のブルーレイディスクなどがこれにあたります。こちらのディスクを利用するためには、BD-ROMに対応したブルーレイドライブが必要です。
続いては、BD-Rについてです。BD-Rは一回だけデータを書き込むことができるディスクです。仮に書き込みが失敗したとしても、修正などができませんので、ご注意ください。こちらのディスクを利用するためには、BD-Rに対応したブルーレイドライブが必要です。
それからBD-REについてです。BD-REは繰り返しデータを書き込みすることができるメディアです。規格上では1,000回以上の書き換えが可能です。頻繁にデータの書き込みを行う場合は、コスパは良いでしょう。ただ、複数回の書き込みができるということなので、それなりに値段を要するものとなります。こちらのディスクを利用するためには、BD-REに対応した外付けブルーレイドライブが必要です。さらに少し補足をしますと、皆さんは「BD-R」、「BD-RE」には、「BD-R DL」、「BD-RE DL」と表記しているのを見たことはあるかと思いますが、実はここでは、「DL」がついている場合は、2層ディスクと意味します。また、「XL」と記載する場合もありますが、それは、3層ディスク、4層ディスクを意味します。ディスクを複数層にすることにより、メモリー容量を増やすことができます。もちろん、メモリー容量が増加する分には、値段もそのなりに高くなりますので、そこだけ留意しましょう。
最後に近年出てきたUltra HD Blu-rayについてです。こちらはブルーレイディスクの次世代の規格のものであり、4K解像度やHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しています。BD-ROMと同様にデータの書き込みのみが可能です。もし画質に対してこだわりがあり、より精細な映像を追求する場合は、Ultra HD Blu-rayに対応する外付けブルーレイドライブを選ぶ必要はあるでしょう。
上記ブルーレイディスクの規格を抑えてもらえれば、自分の用途に合う外付けブルーレイディスクに対応するドライブを選びやすくなるかと思います。
自分が使いたいブルーレイディスクの規格の確認ができましたら、次は、書き込み速度に注目します。外付けブルーレイディスクにデータを書き込む場合は、速度がかなり重要となってきます。特に大量のデータを扱う場合は、速度によって生産性も変わってきますからね。「◯倍速」と表記されるのを見たことありませんか。ここの倍速は「書き込みの速度」を意味します。「2倍倍速」や「4倍倍速」、「6倍倍速」などがあります。数字が大きければ大きいほど、速度が上がります。待ち時間も短縮されます。ビジネスシーンでは一般的には大容量のデータを書き込む場合は「6倍倍速」以上の外付けブルーレイドライブを選んだ方がいいでしょう。
データの書き込み速度に影響しているのは、外付けブルーレイドライブの書き込み速度だけではなく、接続するUSBの規格にもかなり影響されます。現在市場で流通しているのはUSB3.0が多いです。ひと昔はUSB2.0でした。USB2.0と比べるとUSB3.0の方が、速度が2倍早くなっております。また、現在はUSB3.1やUSB3.2も出てきています。より早くデータを書き込みたい場合は、USBバージョンの数字が大きい方を選びましょう。
いかがでしょうか。以上は外付けブルーレイドライブの基礎知識と、その選ぶポイントを紹介してきました。最後に要点を押さえてみましょう。外付けブルーレイドライブを選ぶときには、①自分のノートパソコンのOSに対応するものにすること、②ブルーレイディスクに対応するものにすること、③書き込み速度を重視すること、④USBの規格を重視することといった4点を重点に置きましょう。とはいえ、ご自分のライフスタイルや使うシーンや使い方などによって、利用する外付けブルーレイドライブの種類が変わってくるかと思いますので、ご自身がどの機能を重視するかを決めた上で、外付けブルーレイドライブを選びましょう。
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