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Unreal Engine 5で開発されていて4 K/60 FPS のこの映像に何で驚異的かと言うと、これ長時間かけて書き出した映像というわけではなくて、リアルタイムで開発環境の Unreal Engine 5の中で処理されている映像ということです。なので PC とか PS 5などの実機の映像ではないですが、かなり実機の映像に近いと思っていいでしょう。
改めてですが、中国ゲームの勢いを本当にまざまざと見せつけられたという感じがします。中国産 AAA タイトルとして全世界から注目されているBlack Myth:Wukong(黒神話:悟空)。まだ日本でどういう名前になるのか分かりませんがこの12分間の最新トレイラーが公開されました。今回は最新トレーラーで明らかになったことや過去に公開されたインタビューからも深掘りして気になる10のこととしてまとめました。もしまだこの新しいトレーラー本編を見ていない方は是非見て来て欲しいんですが、先にこの動画を見てからでも全く問題はありません。
とにかくビジュアルとかエフェクトみたいな演出、 BGM とかも全てが凄まじくクオリティが高いです。では行きます。
最初にこのゲームの基本的な概要を改めて紹介しますが、このBlack Myth:Wukongは中国のゲームサイエンスが開発している AAA タイトルで、ジャンルはアクション RPG です。前情報が何もない状態で2020年8月に初めてトレーラーが公開されて、全世界から賞賛されましたが、発売時期は現時点でも不明です。2023年頃と発表されていますが、中国の不安定な状況を考えれば、発売時期が遅れる可能性もかなり高いです。対応機種も不明です。PCとコンソール機向けに開発してますが、EpicGamesとの関係もあるでしょうから、どうなるかまったく未知数ですね。
西遊記がテーマになってるので猿のようなキャラクターや、如意棒、筋斗雲を使ったアクションはその世界観が表現されていて、今回明らかになった龍とか新たな変化の術とか、海外や日本の AAA タイトルとも違う独特な演出がかなり期待されています。
Epic Games の支援を受けて Unreal Engine 5で開発されているということが発表されました。この支援を受けているというのが具体的にどういう意味なのかは不明ですが、Epicは株式の40%を中国のテンセントが持っています。そしてこのゲームは、テンセント出身のクリエイターが立ち上げた企業であるゲームサイエンスが開発しているので、Epicと繋がりが深くても特に不思議はないかなと思います。
これまでEpicゲームズが発表した技術デモ映像はあったんですが、 Unreal Engine 5で開発されている実際のゲームの映像は、全世界で初めてなんじゃないでしょうかね?さらにはレイトレーシングとDLSSという二つの超最新技術も使われていて、世界中で現在開発中の全てのゲームの中でも、トップクラスに最先端技術が活用されているはずです。
雪の描写がリアルすぎてやばかったですね。地面に降り積もった雪の上を歩くと実際にあるいた場所の行きが横に押し込まれたり、敵が持っている武器を地面に振ると雪の表面に風を吹き付けたようにふわっと広範囲にくぼみができたり、特に驚いたのが主人公が走ってる時に手に持っている武器の先端が地面にわずかに触れたときにそこの雪が動いていて、ここまで繊細に物体の挙動を制御して、それを表現するっていうのはちょっと信じられないレベルです。
そして、残像がかっこよかったです。敵の攻撃を避けるとキャラの残像がシュッと現れて少し時間が経つとゆっくり消えていくっていう演出がめちゃくちゃかっこいいです。ただいつもこの残像が出るわけではないので、攻撃をうまく避けれた時にだけ残像が出てくるみたいな感じかもしれません。
語り部のような仙人が出てきましたね。鼻の赤い天狗のような鳥が登場しましたが、おそらくこのキャラは初期に公開されたトレーラーで結構存在感のあった鼻の赤い仙人だと思います。仙人の姿がこのキャラの真実の姿かどうかということはわかりませんが、語り部的な存在として主人公をサポートしてくれるようなキャラなのかもしれません。
そして、この龍がすごくかっこ良かったです。ボス戦だと思いますが、真っ白な龍と戦うシーンも公開されました。洋ゲーにもねドラゴンはよく登場しますが、このゲームとか東洋で描かれてきた龍との大きな違いは火を吹くかどうかだと思います。少なくともこのボス戦の龍は火を吹かずに電撃を吐き出して襲ってくるっていう感じで、海外ゲーマーからもこの龍のグラフィックはかなり好評なようです「中国の龍、ヤバすぎ!」的コメントもよく見かけます。
多彩な特殊攻撃っぽいのも結構気になりました。画面の右下を見るとアイコンがあって、これが選択制のスキルを表してるような気がします。如意棒をプロペラみたいに振り回して、敵に攻撃したり逆に敵の攻撃を防ぐスキルとか、如意棒を伸ばして敵に大ダメージを与えるスキルとか、攻撃だけじゃなくて、如意棒を地面に突き刺して空中に登ることで敵の攻撃を避けることもできそうです。この登り方が独特でちょっと表現しづらいんですが、めちゃくちゃ良くないですか!?必死さのないトリッキーな感じで、猿のキャラクターがよく表現されてるなと思いました。
今回のトレーラーだけでも10種類以上のキャラクターが登場していました。ボスのようなキャラは動きにもそれぞれ特徴があります。雪山の猿は大きな刀で襲ってきて、降参するように見せかけてから襲って、至鎧とマントを身につけたこの大きな熊はベルセルクに出てきそうな大剣をぶん回してきたり、巨大なケンタウロスの出来損ないの3本足で踏みつけてくるやつとか、バイオやサイコブレイクに出てきそうな体の昆布が肥大化する気持ち悪いやつとか、小太りの仙人は西遊記に登場する釈迦如来みたいな感じなのかもしれません。味方のような存在なのかなと思いました。
プロデューサーは過去にインタビューで100種類以上の敵を用意すると回答していたので、もしそれが実現されていれば、同じ敵キャラと戦って飽きるって言うことはなさそうです。
このメインでよく出てくるキャラクターが悟空かどうかはまだ明かされていません。これまでのトレーラーを含めると、猿のようなキャラクターは複数人登場しました。最も映像で出演しているこの猿と、仏像に変化して登場する猿もいますし、過去のトレーラーで登場した強そうなオーラがほとばしっているこの猿、これは確実にまた別の猿なので、どれがこの主人公の孫悟空的な存在になるのかはちょっとまだ分かりませんが、気になります。
すでに続編についても考えられているようです。実はすでにこのゲームには続編の構想があるようで、そもそもこのタイトルのBlack Myth:Wukongですが、Black Mythという壮大な世界観の一つに、Wukongが含まれているというイメージらしくて、例えるなら、マーベルの世界の中にアイアンマンやスパイダーマンが存在するみたいな感じです。日本でも西遊記は特に有名でしたけど、それ以外にも封神演義とか、もともと中国のお話なので、これを機にアジアのアニメやゲームが更に盛り上がれば本当に嬉しいです。
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