『トラ・トラ・トラ!』基本情報、あらすじ、配信状況を徹底解説！

「トラ・トラ・トラ」は実に暗号であり、真珠湾攻撃に成功するという意味です。1941年12月8日の夜明け前に、日本軍は真珠湾急襲を開始しました。それを発見していながらも、アメリカ軍は防ぐことができませんでした。

なぜ日本の先制攻撃を監視していた米軍は警告命令を出さなかったんですか。と知りたい方にはぜひ続けて見てください。

この記事を読んで見れば、映画『トラ・トラ・トラ！』の基本情報、あらすじ、そしてどんなサービスで配信されているかを知ることができます。さっそくながら、ご紹介していきましょう。

1.映画『トラ・トラ・トラ！』の基本情報

映画『トラ・トラ・トラ!』（Tora! Tora! Tora!）は、1970年に公開された太平洋戦争の火ぶたを破った真珠湾攻撃の全体像を描いた大規模な戦争映画です。これは1941年12月の大日本帝国海軍による真珠湾攻撃をめぐる両国の動きに基づいて、日本との共同スタッフによって作成されました。1970年のアカデミー視覚効果賞を獲得しました。

具体的な基本情報は以下の表に示しています。

製作総指揮はダリル・Ｆ・ザナック、製作は『ブルー・マックス』のエルモ・ウィリアムスです。監督は、アメリカ側が『ミクロの決死圏』のリチャード・フライシャー、日本側が『スパルタ教育・くたばれ親父』の舛田利雄と『きみが若者なら』の深作欣二です。

ゴードン・Ｗ・プランゲの『トラ・トラ・トラ！』とラディスラス・ファラーゴの『破られた封印』を基に、アメリカ側はラリー・フォレスター、日本側は菊島隆三と小国英雄が共同脚色します。

2.映画『トラ・トラ・トラ！』のあらすじ

以下の記事には、映画『トラ・トラ・トラ！』のネタバレが含まれています。そして、結末まで解説していますのでまだ映画を鑑賞しない方には注意してください。

あらすじ：

1945年に山本五十六大将が日本の連合艦隊に任命されたところから物語が始まります。就任式が瀬戸内海に停泊中の「長門」艦上で行われました。

一週間も経たないうちに、時の首相近衛は内閣会議を開き、米国の対日経済封鎖について話し合い、それに対して陸相東条英機は、アメリカへの攻撃攻勢を開始することを提案しました。

同年1月24日、ワシントンの海軍情報局は日本の暗号無線電話を解読し、事態は容易ではないことに気づきました。また、ルーズベルト大統領は、キンメル提督を太平洋艦隊の最高司令長官に任命しました。

2月、山本長官は真珠湾攻撃の件について第1艦隊航空の大西参謀から参考意見を聞き、空母「赤城」でパイロットの源田中佐の名を知っていました。当時、真珠湾では、航空隊のベリンジャー中将がキンメルに日本の真珠湾攻撃の可能性を説明しました。

4月24日、駐米大使の野村はハル国務長官と、緊張した両国の関係を解消しようとしたが、ハルゼイ中将などの海軍側の強硬な意見にあいうまくいかなかった。間もなく両国間の貿易条約は無効になり、スターク海軍作戦長官はハワイを非常時態にしました。そのハワイでは、日本のスパイ吉川猛夫が情報収集のため密かに策動しています。

10月には、東条英機が日本の陸相兼首相となり、軍事力はピークに達しました。同時に、アメリカ側の情報部は真珠湾攻撃の日を想定し、スチムソン陸軍長官は大統領にそれを伝えることを約し、またマーシャル大将もハワイのショート将軍とキンメル提督に警告しました。

12月2日、ハワイに向けて進航中の南雲司令官の第1航空艦隊は、山本長官から「ニイタカヤマノボレ」という暗号を受け取りました。いよいよ真珠湾攻撃の時が来ました。

12月7日、東郷外相は駐日大使の天皇拝謁を助け、局面打開を求めたが、道はすでにふさがれていました。

12月8日の夜明け前に、すでに南雲中将が率いる機動部隊は、オアフ島北方から真珠湾に接近しました。

午前7時57分、淵田少佐の戦隊は真っ先に空から敵地へ突っこんで行きました。真珠湾攻撃は見事な成功を収め、「赤城」からは作戦の成功を示す暗号「トラトラトラ！」が打電されました。

3.映画撮影時の思わぬ事故

この映画では、離陸のために地上滑走していたアメリカ軍の戦闘機が、ゼロ戦に破壊されるシーンがあります。

米軍機は、もちろん本物の航空機ではありませんが、爆薬で満たされた大きい模型で、地上を滑走するだけで、離陸するようには設計されていませんでした。エンジンで回転するプロペラの推力で地上を走行するだけの「張りぼて」です。

そして、2機の戦闘機が滑走路の端まで滑走したところで、１機が日本機の攻撃を受けて爆発し、もう1機が巻き込まれて炎上しつつ、爆発物いっぱいになった滑走路の横に並んで他の戦闘機の模型群に突っ込み、次々と爆発することになりました。

ところが、滑走路の途中まで来たところで、模型機が空中に浮かび上がってしまいました。そうなると車輪のブレーキが無意味なので操縦することができません。この模型機は、爆薬を積んで滑走路脇に整列させてあった他の戦闘機の模型群に向かって移動し始めました。

不測の事態が発生することをおそれた監督が、その場所で空中に浮かんでいる模型機を爆発させ、整列させてあった他の戦闘機も爆発させました。近くにいたスタントマンたちにとって、それは予想外の爆発です。演技ではなく、本気で逃げ出すはめになりました。

米軍機のプロペラが地上を回転しながら転がっている有名なシーンはこのときのものです。

撮影中の本当の事故とか使ってますから、リアルすぎるほどです。スタントマンの命がけの逃げっぷりとか、どこまで演技なのか分からないほどです。アクションシーンを盛り上げるために仰々しい音楽とかかかったりしないのがまたいいです。

4.映画『トラ・トラ・トラ！』の配信状況

次は映画『トラ・トラ・トラ！』の配信状況を表にまとめましたのでご覧ください。

表で分かるように、映画『トラ・トラ・トラ！』は以下の6サービスで配信されていました。

• TSUTAYA DISCAS
• music.jp
• ひかりTV
• Amazonプライム
• dTV
• TELASA

5.まとめ

以上は映画『トラ・トラ・トラ！』の基本情報、あらすじなどについて解説してきました。

真珠湾攻撃の全体像を知りたい方には絶対オススメです！