目次>
東京国際映画祭 観客賞 受賞作品。これまでに松居大悟監督のちょっと思い出しただけや、橋本愛が出演する私をくいとめて、悪なき殺人などが受賞しています。
原題/別名:LEROY
製作国 | ドイツ |
上映時間 | 89分 |
スコア | 3.0 |
監督 | アルミン・フォルカース |
脚本 | アルミン・フォルカース |
出演者
アライン・モレル、アンナ・ハウズブルグ、コンスタンティン・フォン・ヤシェロフ、ギュンター・カウフマン、パウル・マース
原題/別名:Die Beautiful
上映日 | 2017年07月22日 |
製作国 | フィリピン |
上映時間 | 120分 |
スコア | 3.7 |
監督 | ジュン・ロブレス・ラナ |
脚本 | ロディ・ベラ |
あらすじ
ミスコンの女王、トリシャが急死した。家族から絶縁され、身寄りのない娘を育て上げ、ついにミスコン女王に輝いた末の突然の死だった。そんな彼女の遺言は、葬儀までの七日間の死化粧への注文だった。ビヨンセ、ジュリア・ロバーツ、レディ・ガガと。日替わりで海外セレブメイクを施され、トリシャと関わりのあった人々が葬儀に訪れ思い出を回想する。
出演者
パオロ・バレステロス、クリスチャン・バブレス、グラディス・レイエス、ジョエル・トレ
感想・評価
1.ミスコンの女王であるlgbtの主人公の生涯、友人による葬式での死に化粧&ドレス姿時間軸がかなり前後するので、中盤まで全体がわかりにくい#化粧#lgbt#葬式#友情#家族#ミスコン
2.「私が死んだら埋葬する前に毎日メイクを変えて欲しい」?親友のバーブスが毎日A.ジョリーやJ.ロバーツなど似せてメイクしてあげて✨凄く綺麗でした✨主人公の今までの辛い事、楽しい事ミスコンでのキラキラした姿✨頑張る姿?娘ちゃんとの事バーブスとの友情知っていくともうね?最後は涙が止まらなかった?暖かいお葬式素敵でした✨
3.記録御遺体と記念撮影なんて日本じゃ考えられないな!これは人生と友情の物語!
4.トランス女性はタイで盛んなイメージを持っていて、実際タイに行ったときは多くのレディボーイを見たけどフィリピンでも同じような感じなのか、ミスコンの多さに驚いた。はるな愛も以前、同じようなミスコンで優勝していたことを思い出した。テレビを持っていないので最近のはるな愛を知らないけど、昔はすごいかわいいと思っていた。はるな愛の優勝により、海外のミスコン優勝の水準が推測しやすくなった。ここに出てくるトランス女性はみんな実際はトランス女性ではなく男性の俳優がやっているらしいけど、仕草や雰囲気が女性にしか見えなくなってくる。時系列がバラバラでまるでジグソーパズルの一片をいくつもつなぎあわせているかのような構成にははじめ混乱したけど、この不完全さこそトリシャの生き方そのもののような気がした。
家族との確執や人々から軽視される描写はつらく、娘や親友の存在に救われる。死後に1週間毎日、セレブ風メイクをするというのは、まずそれができる環境であることに驚きを隠せない。そういう慣習があったりするのだろうか。死体安置室のような空調設備もないようだったし、フィリピンは湿潤な気候だし、色々大丈夫なのかと思ってしまう。メイクはアンジェリーナ・ジョリー風も良かったけど、金髪で目の周りがラメでキラキラしているのが好きだった。レディガガなのかよくわからない。その辺りの説明は欲しかった。死んだら神様に「見て。あなたの贈り物をこんなにステキにした」と言うわ、というトリシャの言葉には感動した。前向きで清々しさを感じられる言葉に彼女の生きざまが表れていると思う。あまり見たことのないフィリピン映画で題材もトランス女性の生き方という刺激度高めな中、しっとりと綴られるストーリーが良かった。フィリピンの住宅や生活が垣間見られたのも新鮮だった。
5.自分らしく生きることはとても大変で、奥さんがいるけどかれしができたwまあいろんな生き方あっていいと思う!でも彼氏がレイプ犯だったのやばない……….???
製作国 | 日本 |
上映時間 | 112分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.5 |
監督 | 根岸吉太郎 |
脚本 | 加藤正人 |
原作 | 鳴海章 |
出演者
伊勢谷友介、佐藤浩市、小泉今日子、吹石一恵、香川照之(市川中車)、小澤征悦、椎名桔平、津川雅彦、でんでん、山本浩司、岡本竜汰、出口哲也、草笛光子、山崎努
感想・評価
1.アクシデントで予定の映画を観損ねて唯一観ることが可能だったこの映画を見ました。思いがけず良かったです。本当に淡々とした地味な作りなんですが素材と役者と脚本が良ければそれでも充分にみごたえのある映画になるんですね。映画館で観て良かったと思いました。訳ありの登場人物が多い中で、伊勢谷さんの個性がこの映画を引き立てていました。アップでとらなくても充分に表情が分かる、というのはこの人の天性でしょう。実際に都会で挫折して家に帰ってきた人につきまとうような陰りが彼には全くないところも映画を観やすくしていたと思いました。
2.競馬場にくるのは最後の有り金を賭ける時..ばん馬の白い湯気帰る場所がある、ことは同時に、向かう場所がある、ということ近々ばんえい競馬に行くことにしました..
3.起業した会社が倒産し、逃げるように故郷の帯広に戻ってきた主人公の学(まなぶ)。気がついたら兄や母に会いに来ていたと学は言いましたが、確かにそんな風に見えました。逃げてきたと言うことも嘘ではないでしょうが、会社の倒産、借金苦、離婚等々悪いことが重なりにっちもさっちも行かなくなれば、自然と故郷に足が向うのではないでしょうか。この作品を観てまず思ったことは、人間にとって帰れる場所がある事は、すごく大切なことだと思いました。現代社会は都市部と地方の格差が広がり、みんな挙って都市部に出ていこうとします。それは致し方無いことかもしれませんが、故郷が自分の拠り所になっていることにはほとんど気づいていないのかもしれません。恐らく学もこのまま事業が軌道に乗っていれば、そのことに気づかずにいたはずです。自分の大切なものを失った時、自分がピンチになった時、初めて思い出させてくれるのかもしれません。
一方で、帰る故郷すら失ってしまい、貧困が重なると一気に生活が破綻する人も多いです。学は一流国立大学卒業で能力も高く、帯広に兄と母がいて帰る場所があったのは幸運でした。人間は一人では生きていけないし、成長できないです。子供は親だけでなく、周囲の人間や地域が育てていきます。人間が社会性を持った生き物故のことです。学は一文無しになったので、取り敢えず兄の厩舎で馬の世話をする仕事につきます。だいぶ板についてきて、正式に働くかと兄から誘われますが、学は断ります。それは、学が自分の頑張るフィールドは東京にあると深いところで気づいたからです。まずは「須藤にあやまる」と言う台詞が、学の覚悟を物語っています。威夫もそのことに気づきました。少し安心したのかもしれません。兄威夫にも葛藤があり、馬のウンリュウは勝たないと処分されて馬刺しにされるし、みんなそれぞれの事情を抱えながら、毎日一生懸命生活している。学は帯広での生活でそのことに気付かされたのです。威夫も学のそんな心境の変化に気づきました。この兄弟の遣り取りに、台詞は思いの外少なかったように思います。しかし、その少ない台詞の間から言葉が溢れているように思いました。
口では罵声を浴びせながらも、学のことを気にかける威夫とぶれないで生きる兄に尊敬の念を抱いている学は生活を共にすることで、少しずつ互いのことを理解していったのでは無いでしょうか。学にとって帯広での生活は、リセットの場ではなかったでしょうか。もちろん今まで築き上げたものを全部失うと言うきっかけが大きいのですが。ここまで大きなリセットでは無いにしても、リセットする機会はみんなあっていいのでは無いかと思いました。そして、日本ではリセットする機会は転職みたいな大きなものしかないと思いました。一度立ち止まって少し休んでみる、今までの生活を少し振り返ってみて少し生活の軌道修正をする。こんな事がなかなかしづらい社会と思いました。そんな余裕がないぐらいあくせく生活しているのではないでしょうか。俳優陣が豪華で、冬の帯広の寒さが少し和むような錯覚を受けました。その分、リアリティが少し色褪せた感は否めなかっですが、もちろん演技は申し分なく素晴らしいので、それで作品の値打ちが下がるわけではありません。転勤で関西から地方都市の生活が始まって約10年、故郷への郷愁と都会への憧れの両方を考えさせられた作品でした。
4.北海道の極寒を感じた映画で、馬の吐く息からそれを感じさせられた。屋根の上の場面が印象的だった。佐藤浩市の熱演が光る。
5.好きな映画なのでDVD購入して何年振りに再鑑賞。冒頭から惹きつけられる、北海道の厳しい自然、ばんえい競馬場、厩舎、そこで生きる人たちの描写、どのシーンも静かだけど痺れる風景と俳優陣。静かだけど熱くもお互いも思いやる気持ちが溢れる。観たかったのはこれだ。最高。
上映日 | 2022年02月11日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 115分 |
スコア | 4.2 |
監督 | 松居大悟 |
脚本 | 松居大悟 |
主題歌/挿入歌 | クリープハイプ |
あらすじ
怪我でダンサーの道を諦めた照生(てるお)とタクシードライバーの彼女・葉(よう)。めまぐるしく変わっていく東京の中心で流れる、何気ない7月26日。特別な日だったり、そうではなかったり・・・でも決して同じ日は来ない。世界がコロナ以前に戻れないように、二度と戻れない愛しい日々を、 “ちょっと思い出しただけ”。
出演者
池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、大関れいか、屋敷裕政、尾崎世界観、渋川清彦、松浦祐也、篠原篤、安斉かれん、郭智博、広瀬斗史輝、山﨑将平、細井鼓太、成田凌、市川実和子、高岡早紀、神野三鈴、菅田俊、鈴木慶一、國村隼、永瀬正敏
感想・評価
1.自分の感覚では「ちょっと」思い出しただけだし、刹那的な心の揺らぎでしかないのも確かなのだけど、その「ちょっと」には膨大な想いが凝縮されているわけで、瞬時に記憶が呼び起こされてしまう程には刻まれているわけで、「ちょっと」思い出すくらいが丁度良い。そんな風に感じさせてくれる素敵な作品だった。
2.あらすじを読むと、真面目そうで少し重たそうな印象を受けるが、決してそんなことはなく、タイトルがしっくり。池松壮亮くんと伊藤沙莉さんの芝居が、どこまでが脚本でどこからがアドリブなのかわからなくなるぐらい自然体。特にラブラブな長回しのシーンは、くだらないことに夢中になる2人がホッコリと甘酸っぱくて、こちらも思わず笑顔になってしまう。冒頭の20分がややスローな展開で、どこに向かっているのか内容もややわかりにくい。話が過去に遡っていくということだけ気にしながら観た方が楽しめる。とにかく伊藤沙莉さんがめちゃくちゃ良い。屋敷さんの登場シーン、ウザい!けどハマり役でとても良かった
3.松居大吾は苦手だったけど、すごくよかった。昔の恋人のことをすこし思い出した。ただそれだけ。でももし…とかね
4.見終わった後の感情が、「La La Land」を見た後に少し似てた。悲しくはないけど、切ないような。温かくて、心が締め付けられるような…。伊藤沙莉と池松壮亮のラブラブな時が、とてもリアルで可愛かった。2人で一つのケーキを食べながらのプロポーズ予告のシーンが特に。脇のキャストも、けっこう豪華。永瀬正敏、高岡早紀、市川美和子、成田凌…そして、ニューヨーク屋敷!
5.TIFFで鑑賞。過去の再解釈もの、割と好き。いろんなものから隔絶されたように感じてしまう最近だけど、繋がってる。
上映日 | 2014年11月15日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 126分 |
スコア | 3.5 |
監督 | 吉田大八 |
脚本 | 早船歌江子 |
原作 | 角田光代 |
主題歌/挿入歌 | ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド |
あらすじ
1994年。梅澤梨花は、子どもには恵まれなかったものの夫と穏やかな日々を送り、契約社員として働く「わかば銀行」でも、丁寧な仕事ぶりで上司の井上から高い評価を得ていた。一見、何不自由のない生活を送っている梨花だが、自分への関心が薄く、鈍感なところのある夫との間には空虚感が漂い始めていた。ある日、外回りの帰り道にふと立ち寄った、ショッピングセンターの化粧品売り場。支払い時にカードもなく、現金が足りないことに気づいた梨花が手を付けたのは、顧客からの預かり金の内の1万円。銀行に戻る前に、すぐに自分の銀行口座から1万円を引き出して袋の中に戻したが、これがすべての始まりだった…。梨花の感覚と日常が少しずつ歪み、暴走をし始める—。疑いの目を向けられ、追い詰められた梨花が取った行動とは?そしてその先に彼女が見たものとは……。
出演者
宮沢りえ、池松壮亮、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、大島優子、平祐奈、佐々木勝彦、天光眞弓、中原ひとみ、伊勢志摩、舟田走、井端珠里、井上肇、大西武志、藤本泉、清瀬やえこ、清水彩花、佐藤直子、猫田直、松岡恵望子、永井理沙、水野小論、俵木藤汰、稲森誠、佐津川愛美、桜木信介
感想・評価
1.めっっちゃくちゃおもしろかった。途中らへんはお金怖…堅実に働こう…って思ってたけど、最後の小林聡子との会話の中から思ってたことが逆転したり、いややっぱり横領はあかんやろって思ったり気持ちがグラグラしてしまった。少なからず私の中で自由ってことがまだ自分の定義として定まっていないんだなって自覚させられた。お金では自由にはなれないという言葉が反芻してる。人に迷惑をかけない範囲での自由が本当の自由なのかもしれない。キリスト教に則って隣人愛を大切にする学生時代をすごし夫への記念品も安物の時計を買っていた主人公が自分の勤めてる銀行で横領してしまうわけだけど、一貫してこの人自分のためにはお金使ってないんだよね、最初から最後まで。基本的には恋人(セフレ)のためってことが多い。人を助けたいって気持ちが強ければ強い人ほど手段を選ばない、自由を履き違えてしまう人が多いのかな、そこって比例していくものなのかなとか考えた。
2.これは良いです、マンガみたいで。宮沢りえがダーティーヒロイン。
3.誰かに与えたいってのは、愛か否か結局リカが居ようといまいと平然と生きてた二人のその後がリカにとっては残酷だっただろう
4.久々に観ました。面白いです。池松壮亮はハマり役。小林聡美も映画オリジナルキャストで良い味なんだけど、おかずクラブのオカリナに見えちゃった。特に終盤のシーンが。破滅に向かっていくのが、わかっていてもやめられないのがよく描かれていました。オチはドラマティックにし過ぎな気もしたけど、無いと物足りないかも
5.何度観たかわからなくなるほど、大大大好きな作品!最初のころはおどおどと頼りない印象だったのに、平気な顔して横領して金銭感覚がバグっていくりえ、痺れる。
原題/別名:The Trotsky
製作国 | カナダ |
上映時間 | 113分 |
スコア | 3.6 |
監督 | ジェイコブ・ティアニー |
出演者
ジェイ・バルチェル
感想・評価
1.東京国際映画祭で観客賞とってたのか。ひと味違う学園コメディ。自分がソビエトの革命家、活動家レオン・トロツキーの生まれ変わりだと信じる高校生が革命を起こす話。堅苦しい題材が下地にあるけども、全く堅苦しさなし。比較的裕福な家庭で私立高校に通いながらも何かがモヤモヤしている17歳のレオンはよくいる高校生のようだったけども。手伝っている父の工場でハンガーストライキをやったせいで公立高校に送り込まれ…公立高校のカラーになじまずファシストだなんだと言い始め、しまいにはレオン・トロツキーの革命を自分も辿る運命だって信じて突き進む。変わった子だな…で済めばよかったけど、暴走しちゃってるね?だけど、高校生活にモヤモヤを抱えてるのは彼だけではなく、いつの間にか革命が現実になってくる?爆笑まではいかないが、レオンの抜けたキャラと、呆れながらもどこか面白がっている周囲の人たちにちょいちょい笑う。あれこれやらかし警察は出てくるわで大変なことになってるし、その後の仕打ち・罰もきっちりあるんだけど、なぜか後味爽やか。やり遂げた感だな。
2.何となく思い出したので…自分がレフ・トロツキーの生まれ変わりだと信じた少年が、トロツキーと同じ人生を辿っていこうとする(というか自ずとそうなっていく)コメディ。これ、かなり笑えます♪もしBS・CS等で見かけたら、チェック推奨
原題/別名:Se Dio Vuole/God Willing
上映日 | 2016年08月27日 |
製作国 | イタリア |
上映時間 | 87分 |
スコア | 3.7 |
監督 | エドアルド・ファルコーネ |
脚本 | エドアルド・ファルコーネ |
あらすじ
今日も完璧なオペで、患者の命を救った心臓外科医のトンマーゾ。医師としては天才だが、傲慢で毒舌で周りからはケムたがられていた。ボランティアが趣味の妻 との仲は倦怠気味で、お気楽な長女はサエない男と結婚。でも、頭脳明晰な長男が医学の道を継いでくれれば満足だ。ところが、あろうことか医大生の息子が「神父になりたい」と宣言!表向きはモノわかりのいいフリをして教会に潜入したトンマーゾは、息子がハデなパフォーマ ンスで人気のピエトロ神父に“洗脳”されているとニラむ。さらに、神父が実は“前科者”であることが判明。トンマーゾは、失業して無一文で妻からは DVを受け、もうどん底だと悩む信者を演じて神父に近づく。すると、親身になった神父に家族に会いに行くと言われてしまい、追い詰めるはずが追い詰められるトンマーゾ。果たして、神父の正体は?崩壊寸前の家族の行方は?
出演者
マルコ・ジャリーニ、アレッサンドロ・ガスマン、ラウラ・モランテ、イラリア・スパーダ、エドアルド・ペーシェ、エンリコ・オティケル
感想・評価
1.サクッと見るにはちょうどいい。イタリアのノリなのか、ボケなのか結構悪口吐くやんってなったけどイタリア語は聞き取れないけどなんとなく悪口だなそれ…っていう言い方で面白かった。神様の思し召しすぎる結末だった…
2.うーん、全体的に陽気でいいけどちょっとコメディとしては弱いかなと思う。え??ここで終わりってなるしラストからその先10分くらい見てみたかった。ドッグマンのシモーネ役のペッシェさん出演してたけどほんと違う人ですね。w
3.全く正反対な2人がひょんな事から出会い次第に打ち解けて、とよくあるドラマブラックな笑い多めだが締めるとこは締めて終盤はイタリア的そしてサイズが丁度良かった
4.最近、意図したわけではないのに沢山の人が死ぬ映画を立て続けに観て何か笑いたいなと思っていた。そんな時にこれも意図せず観たのがこれ。思わず笑った。イタリアらしく軽快でだけどちょっと深くて笑いながらちょっぴり人生を考えた。
原題/別名:Seules Les Bêtes/Only the Animals
上映日 | 2021年12月03日 |
製作国 | フランス、ドイツ |
上映時間 | 116分 |
スコア | 3.9 |
監督 | ドミニク・モル |
あらすじ
フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性が失踪し、殺された。疑われたのは農夫・ジョゼフ。ジョセフと不倫するミシェルの妻・アリス。妻のアリスに隠れてネット恋愛をする夫・ミシェル。その相手とされるマリオン。そして遠く離れたアフリカで詐欺を行うアルマン・・・。そう、我々はまだ知らない、たったひとつの「偶然」が連鎖し、悪意なき人間が殺人者になることを。この失踪事件を軸にして、5人の男女がリアルタイムで繋がっていることが紐解かれていき、壮大なミステリーに絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。フランスの雪深い山間の田舎で起きた事件は、遠くアフリカと繋がっていたのだった。偶然は奇跡にもなり得るが、絶望にもなり得る。幾重にも重なる「偶然」という「必然」を目の当たりにし、私たちは“神の目”で人間の本能、滑稽さ、そして運命の危うさの一部始終を目撃することになる。
出演者
ドゥニ・メノーシェ、ロール・カラミー、ダミエン・ボナール、ナディア・テレスキウィッツ
感想・評価
1.壮大で話を説明するのは無理...?複雑に絡み合う人間模様❣️❣️エンドロールで頭を使ったから?眠くなった笑
2.よい構成力。脚本よいですね。パズル的な見せ方はなかなか。ただね、、、まー、まー、無理くり感は否めないす(笑)けど、この構成だからこそ楽しめたのは確かです。こうだったら?もしこうだったら?をすごーく積み重ねて、ピースをはめ込んだのでしょう。けど、、、思います。世の中の全世界のある瞬間に起きている出来事の数は人口で考えれば80億弱。そのうちのたったの数個に繋が理があるのは、、、奇跡ではないのかも?僕たちは知らない間に、因果のなかに生きているのかも?なんておもっちゃいました。悪なき殺人とは良い題名。なるほどねーって。確かにねーって。(殺人は悪ですが・・・)脚本の妙のおかげで飽きずに最後まで観れます。ちょっとした謎解きもありますしね。それぞれの人生や人間性ドラマもしっかりと描かれているのでその面でも濃厚です。ただ、構成上、昔懐かしいトレンドドラマみたいなご都合展開はたっぷりです。それはそれ。それがあっても面白い作品でした。
3.絶妙な匙加減で 哀しみと可笑しみのスパイスを効かせ 手際よく料理された一品。「偶然には勝てん」よね。
4.ずっと観たいと思っていた作品やっと最寄りの映画館に来ました、一週間だけの上映です。こちらの外の風景と同じ雪景色の中で起こる殺人事件…登場する人たちは皆孤独で満たされない気持ちを満たすために秘密を抱えている。そして自分は大丈夫だと言いきかせ、平静を装っている、そんな気がしました。フランスの山あいの村、パリ、コートジボワール…離れた場所で5人の男女に起こること、偶然と勘違い..それが絡み合って、事件が起こる。。それはすでに偶然を越えて運命だったのかもしれないな。。すごい映画でした!4つのパートに別れていてそれぞれの数日間を追う、何かを求めて、得られなくて、そして起こってしまった事件。次第に真相が明らかになる、人と人がつながり、すれ違い…終盤は身震いしてしまいました。冒頭のヤギを担いで自転車に乗る男…ジャケに映る、雪の中人を担いで歩く男…なかなか印象的な風景でした。ジョセフはずっと二人でいたかったのだろうな~アリスの夫はこれからどうするのだろうか?「ダーリン」とメールを打って微笑んだとき、ゾッとしてしまいました。ラスト、村に着いた車から降りたのは…ここでもつながっていた!とまたびっくりでした。
5.登場人物3人についてのオムニバス形式。点と点がつながって、線になっていく過程は面白かった。この作品の英題がThe only animalsで、どうしてこんな題名なんだろうと不思議に思っていたら、出てくる人物全員が自分の欲望のことしかあたまにない、まさに野生の動物のような思考回路しかなく、それでかしらね。と妙に納得してしまった。それにしてもミシェルを見てると、男ってホントにどうしようもない生き物なんだなぁと。知ってたけど、再認識。
上映日 | 2013年01月19日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 72分 |
スコア | 3.6 |
監督 | 松江哲明 |
出演者
GOMA、辻コースケ、田鹿健太、椎野恭一
感想・評価
1.交通事故脳障害の後遺症で過去の記憶を思い出せず、過ぎ去る時の記憶をいつまでも憶えていられないディジュリドゥ奏者GOMA 、過去のフラッシュバック映像を背景に演奏する現在のGOMA のドキュメント。クリスマスプレゼントの自転車に喜ぶ娘の姿「神様この記憶だけは消さないで下さい」「未来の僕へ、今日も笑顔で思い切り楽しんでいるかい?”」幸せとは?自由とは?を演奏中ずっと問いかけられ、過去の傷や今に苦しんでいる人たちへ“信じたい事がある、やり残した事がある、学びたい事がある、動き出した未来、信じる事から全てを始めよう” これ以上ない力強い応援メッセージ。
2.3Dね、なるほど。そういえばあったなぁ。U-NEXTで観たので2D。ディジュリドゥの音はテンションが上がる。演奏が素敵だった。
3.時間に取り残されて、存在に軽んじられて、地に足つけるためのディジュリドゥ。そこに居るだけじゃ足りないと感じてしまう不安さは、身体に染み付いた演奏が掬い上げてくれる。
4.交通事故で記憶を失ってしまったディジュリドゥ奏者GOMAのドキュメンタリー映画 内容はほぼライブで今までの活動の映像が流れるような感じです。高校生の時に知って聞いたりフェスに出ているのを映像で見ていましたが、まさか事故でそんな事になるとは思いませんでした。またライブが見れて良かったです。ですが記憶は戻らないまま…記憶がなくなって突然絵を描き出したり不思議です。すごく前向きな内容でとても良かったです。
5.ライブを堪能しつつデビューから事故・再生までを振り替える事故前はCDで聴いたりしていたが交通事故とか知らんかった当時3D上映観たかった記憶
原題/別名:Le Cochon de Gaza/When Pigs Have Wings
製作国 | フランス、ベルギー |
上映時間 | 99分 |
スコア | 4.1 |
感想・評価
1.2011年11月、第24回東京国際映画祭で鑑賞。イスラエルとパレスチナの厳しい現実を笑い飛ばす、バチあたりでシュールなブラック・コメディーの傑作。元ジャーナリストとしてのクールな視点を活かしつつ、映画への愛情と独自のユートピア観が冴えわたる、シルヴァン・エスティバル監督渾身のデビュー作だ。イスラム教では絶対に不浄とされるブタさんが着ぐるみを着て大活躍するという、とんでもない前情報に惹かれ、映画祭の会場である六本木ヒルズに向かった。パレスチナ・ガザ地区。パレスチナ人の漁師ジャファールは、ある日漁をしていたところ、網の中に魚と一緒になぜかブタが引っかかっているのを発見し、仰天する。イスラム社会では不浄な生き物とされるブタを手放すべく、売ってしまおうと小賢しく画策するが、買い手が現れない。仕方なく、このブタに毛皮のような着ぐるみを着せて、なんとかカムフラージュ。一方、ジャファールの家では、奥さんが家事をしているが、家の中にはイスラエル兵が監視している。このイスラエル兵、監視中にテレビの昼ドラを見ながら、ついつい奥さんと同時に涙している。程なく、ジャファールが毛皮を身にまとったブタを連れて帰ると、奥さんは卒倒。
そしてある日、ブタを飼っていることがバレたジャファールは、なぜか仲間から自爆テロの役割を任され、ブタと共に爆弾を装着させられるのだが、果たして、その七転八倒の末は…。このガザという地区で、ホントにそれやったらヤバいでしょ的な、下ネタも含んだブラックな要素が満載ながら、パレスチナ人とユダヤ人、どちらも抑圧・被抑圧の関係になり得ることをフラットに描いていて秀逸。そして、いたずらな風刺コメディとして茶化すことなく、すべての人々が国境や宗教を超えて、共生することができたら…という、シルヴァン・エスティバル監督の痛切な願いがこめられていて、とても感動的だ。こうしたエスプリの利いた海外の風刺劇は、日本の市場にはフィットしないのか、配給会社が現れず、一般公開とならなかったのは残念だったけれど、その後イスラーム映画祭で上映されたと聞き、とても喜ばしく思った。ちなみにこの映画が上映された第24回東京国際映画祭では、東京サクラグランプリ受賞の『最強のふたり』が話題をかっさらい、本作はその陰に隠れてしまった形となったが、観客賞を受賞し、どちらも見ごたえのある作品となった。
上映終了後の質疑応答に、シルヴァン・エスティバル監督と準主役のミリアム・テカイアさんご夫婦が登場。会場出口で二人と握手を交わし、六本木駅へ帰途を急ぐ途中、後ろから突然肩をポンと叩かれ、びっくりして振り返ると、なんとなんと、シルヴァン+ミリアム夫妻がそこに! そのまま一緒に日比谷線に乗り込み、満員電車の中で、身振り手振りでお互いの伝えたいポイントを探りつつ会話。そのとき、ミリアムさんからfacebookの友達申請を受け、この出会いをきっかけにfbを始めることに。さっきまでスクリーンの中で活躍していた人と、その映画の監督さんが、現実に目の前に、しかも共に地下鉄に乗っている……一期一会、人の縁とは不思議なものだ。余談ながら、昨年のメキシコ大地震で、メキシコシティ在住のテカイアさんの安否が心配だったけれど、どうやら無事だと分かり、ホッと胸を撫で下ろしたのだった。
2.素晴らしき名作。現実とはあまりにかけ離れてはいるが、パレスチナとイスラエルの究極に理想的な着地点。私はといえば、あまりにラストシーンが素晴らしいために、途中まで爆笑していたけど、最後には泣きながら笑っていた。これまた名作中の名作である、underground っぽさも。世界中どこにいたって、人間の本質はみんな同じで、悲しい時には泣き、うれしい時には笑う。軽口だって叩く。何ら変わらないのです。映画でもそうだけど、世界に旅すると、どんどんそういうことを肌で感じてくる。ちなみに、イスラム映画祭で鑑賞したけど、古居みずえさん曰く、ガザではもちろんのこと撮影不可のため、マルタで撮影されているが、ガザの雰囲気はよく出ており、ガザの漁師さんの気質もよく表しているとのこと。
3.発想のユニークさが光る。イスラム教でもユダヤ教でも忌み嫌われるブタを通した、両者のコミュニケーション。イスラエルとパレスチナ問題をこんなに笑える映画にできるのはすごい。現実を踏まえてみると、この笑いには涙も混ざる。また、世界のユダヤ人が集まるイスラエルという国の異質性も知った。
4.パレスチナ問題の上に起こるコメディだが、腹が痛くなるぐらいに笑った。風刺的なギャグの切れ味もすごい。何故この映画が日本で普及されないのか疑問しかない
5.第1回イスラム映画祭にてイスラエルとパレスチナの対立問題を、ユーモラスかつファンタジー仕立てに描いた作品。そもそも、ガザに生きる方々の生活の様子、対立の実情、人々の感情や宗教に対する信仰の厚さなどは、ニュースを見ても伝わらないもの。この映画を見て、これまでよりもはっきりとリアルに感じられるようになった。とはいえ日本人の私にはなかなか理解しがたいものでもあるし、解決の糸口が見えたわけでもない。感じたのは、私がもしあの場所に生まれて、フェンスの向こうには分かり合えない人がいると教えられたとしたら、同じように対立の気持ちを持ったかもしれないという怖さ。対立の怖さは、そのスタートを知らなくても、脈々と受け継がれていってしまい、人の認識の奥底にまるで常識のように刷り込まれてしまうことだと思う。外の世界にいるわたしたちだけでなく、願わくば当事者の中にも、この物語の最後のような分け隔てない和平を求めて、行動する人がいてほしい。
原題/別名:효자동 이발사 /THE PRESIDENT'S BARBER
製作国 | 韓国 |
上映時間 | 116分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.4 |
監督 | イム・チャンサン |
脚本 | イム・チャンサン |
出演者
ソン・ガンホ、ムン・ソリ、リュ・スンス、イ・ジェウン、ソ・ビョンホ、パク・ヨンス、チョ・ヨンジン
感想・評価
1.ところどころ、笑いがありまあまあ面白い。が、韓国の拷問は、キツイ。子供にまで…
2.フォレストガンプ韓国版なのでしょう。エピソードのほとんどが拝借したものなのでさめてしまいました。ソン・ガンホシリーズ制覇中。「殺人の追憶」がいちばんいいかな。
3.コミカルにほっこりしながら、朝鮮の現代史を辿れる。北との緊張感や大統領の突然の死など、実際に市井の人にとってはこの作品のように感じていたのかもしれない。
4.さて何観るかねえってぇ、迷った時はガンホですよ。その名の通り保険みてえな名前でして、ビックリするくれえのハズレなし保障ってぇ事で観ましたけど、まあ、ご多分に漏れず涙あり笑いありで安定してまさぁねぇ。KCIA 南山の部長たちとセットで観ますと、また味わい深いって事で。
5.コメディチックに描いてるからいいけど、これをシリアスに描いてたら胸糞でしかないソンガンホこの後の光州事件も描いてるからスケールはでかい
原題/別名:ELLE S'APPELAIT SARAH/Sarah's Key
製作国 | フランス |
上映時間 | 111分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.9 |
監督 | ジル・パケ=ブランネール |
脚本 | ジル・パケ=ブランネール、セルジュ・ジョンクール |
出演者
クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、ニエル・アレストリュプ、エイダン・クイン、フレデリック・ピエロ、ミシェル・デュショーソワ、ドミニク・フロ、ナターシャ・マスケヴィッチ、ジゼル・カサデサス
感想・評価
1.2022年のベスト映画にもう出会ってしまった予感。すごい映画見た方がいい映画たくさんのものが詰まってる映画。サラはずっと孤独だっただろう。あの鍵にどれだけのものを閉じ込めて人生を送ったのだろうか。衝撃的な過去の話に相対する現代側の話も面白いのがこの映画の凄いところ。とにかく素晴らしかった。見るべき。
2.ユダヤ人大量虐殺を行ったのはナチス。まさかフランス政府も行っていたとは知らなかった。歴史の再認識と共に、映画のストーリー展開も興味深い!
3.ジュリアに共感できず。もう少しサラ中心のストーリーだったら良かったのかも。
4.学生の時、1番オススメの映画だと言って塾講師に教えてもらった作品。ナチスから弟を守ろうと納戸に弟を隠し、鍵をかけたサラ。時はすぎジャーナリストのジュリアが数奇な運命を辿ったサラの人生に迫っていく。優しく聡明で純粋な少女にとってどれほどのトラウマだったのか想像を絶する。弟を救う為に収容所から脱走をする時の頭の回転の速さに舌を巻くとともにナチスの兵士も1人の人間という事実がうまく描かれていた。ジュリアが娘につけた名前に泣いてしまう。
5.占領下のフランスで起きたヴェルディヴ事件からユダヤ人家族に起きた悲劇を、現在と過去を交錯させながら物語が進みます。現在は記者ジュリアが謎に迫る様子を、過去はサラの目線で戦下のシーンに、序盤は過去のシーンに集中してた。ナチスに見つからないように弟を納戸に隠したサラだが両親と共に連行され、置き去りとなる弟は厳しい展開に、過去映像は重い。とっさに弟を隠した事を両親から責められるサラを見るのがツラかった。不安が募る弟のその後は予想される最悪の結果に、納戸の中は考えただけでも悲劇。サラのその後の人生での苦悩は計り知れなかった。あまりの衝撃からたんたんと進む後半に物足りなさもあった。記者ジュリアの物語としてサラの足跡に執着する過程をもっと描いて欲しかったし、現在のジュリアがジャーナリストとしてナチス迫害に訴える大きな役目を見たかった。ジュリアの娘にこれからの希望を描くラストは感動よりも悲しみを感じ取った。しっかりと作られた反戦映画でした。
上映日 | 2008年11月01日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 109分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.3 |
監督 | 前田哲 |
脚本 | 小林弘利 |
主題歌/挿入歌 | トータス松本 |
あらすじ
"新米教師の星先生は6年2組の26人の子供たちと一緒に卒業までの一年間「食べる約束」で子ブタを飼い始める。しかし毎日世話をする中で芽生える愛情。そして迎える卒業式。「食べる、食べない」。大激論の末、彼らが出した“答え”とは?妻夫木聡が体当たりで教師役に挑む!"
出演者
妻夫木聡、大杉漣、田畑智子、池田成志、ピエール瀧、清水ゆみ、近藤良平、大沢逸美、戸田菜穂、原田美枝子
感想・評価
1. 想像以上によかった。確か実話よね。この頃はまだ「食育」って言葉も普及していなくて、”食べること・生きること”の意識が今以上に曖昧で漠然としていた気がする。 今は逆に”食育”って言葉が先行しすぎている感ないかな?ってちょっと不安に思う所があるかな。学校教育は知らないけれど、「水族館併設の釣り堀で釣った魚を食べよう」ってテーマの食育施設、釣った魚がベルトコンベアで流れて行って、係りの人が流れで頭落として内臓取って、後油に投げて。。って感じで、あれじゃ、「いつも食べている物には元の生き物の形がある」程度にしか思えない扱い(そりゃ、1日に何匹もの魚捌いて食べ物にする。この行為を子供に神聖に見えるように演出するなんて無理なのはわかってるけどね。。仕方ないで済ませていいのかなぁ?って思ってしまう点ではある。) この映画の良かったところは、子ども達が議論して、台詞じゃないんじゃないかな?って思うくらい真剣にどうするか話し合ってた所。食べる派も食べたくない派もどちらも愛情あって、どちらも真剣で。どちらも泣きながら意見を出していて。
”命の長さは誰が決めるんですか?”この問いが一番刺さった言葉。作家上橋菜穂子さんの獣の奏者も同じようなテーマで本を出していて、この本も好きなのよ。後は、漫画の銀の匙だね。同じテーマを農業高校生が議論してる。こちらはまだ高校生&実家が農家が多いって意味でここまで熱く議論を交わして食べる事を決めるお話ではないね。食べるありきのお話。私も動物系の学校に進んだ者だから、食べる派だけど、これを小学生時代に問題提起されたら、相当悩んだと思う。多分食べるに1票入れたけどね。凄く重要な勉強になる課題だけど、難しいのは「どの年代が行うか」だと思う。下手するとお肉食べられない子どもが出来てしまう。でも、学年が上がると、あそこまで真剣に徹底的に議論が盛り上がるか?となると微妙。難しい。でも、この映画を見るだけでも授業でやって欲しいなぁと思ったよ。 あ、アニマルウェルフェア的に1点文句を。。ブタ囲って花火は下手すると虐待だと思うわ。使役動物・ペットの扱いもこれからもっとマシになっていきますように。 長くなった。でもよき映画でした。
2.道徳教育の授業で鑑賞した。妻夫木くん若かったなぁ。これにスコア付けられませんわ。
3.子供達の涙が清くて眩しい。撮影期間はどれくらいだったんだろう…大中小のPちゃんがいたとは思うが、対峙する彼らは本物だ。大杉漣とのご対面も嬉しいし、スターの卵がうじゃうじゃ、豚肉は食べるけど Pちゃんは食べられません?
4.そして、バトンは渡されたと同じ監督さんなんや教職で一度は話題に登る映画
5.話し合いのシーンはアドリブらしいので、「話し合いってこういう所あるよなぁ」と。まとまらないけど、それに意義があるというか。小学生に対してコレをすると批難の対象となる、と言うのは分かる気もする。時代が違うならばそうならないのでしょうけど。(もっと日常的に家畜を食べてる環境なら、ってそれじゃ成立しないか)『小学生に、「育てて食べる食育」をしても良いのか?』という問いかけの映画になってる感じはあるかもね。農業高校でやるなら、選んだ道だから問題にならないのでしょうね。この映画自体が、「答えの出ない話し合い」そのものに焦点を当てている気がしました。
原題/別名:Little Miss Sunshine
上映日 | 2006年12月23日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 100分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.9 |
監督 | ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス |
脚本 | マイケル・アーント |
あらすじ
アカデミー賞4部門ノミネートのロードムービー。全米美少女コンテストで地区代表に選ばれた9歳のオリーブは家族のミニバスで会場を目指すが、同行するのは問題だらけの家族たち。道中で起こるいざこざを描いていく。
出演者
グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル、アラン・アーキン、ポール・ダノ、アビゲイル・ブレスリン、ブライアン・クランストン、マーク・タートルトーブ、ベス・グラント、ゴードン・トムソン、メアリー・リン・ライスカブ、マット・ウィンストン、ジェフ・ミード、ジュリオ・オスカー・メチョソ、ウォレス・ランガム、ジャスティン・シルトン、ディーン・ノリス
感想・評価
1.おもしろくてほっこりしたお父さんの勝ち馬負け犬理論は本当にいやお兄ちゃんかわいいしおじさんも好き!おじいちゃんのキャラもよかったな〜オリーヴいっぱいアイス食べなー!!
2.壊れかけの家族のぶっ飛んだ旅行計画!負け犬だっていいじゃない!人生楽しんだもん勝ち!!!つまらない固定観念、他者との比較、仕事が上手くいかないことなどなど考えるだけナンセンスなんだなって思い知らされますとりあえずマニュアル車運転中にクラッチがイカれたら、ギア3から乗ってみます
3.・リトルミスサンシャインのタイトルの文字がちょっと揺れてる感じが素敵・ニーチェに影響されて無言な、息子可愛い・オリーブに車でなんの話って聞かれた時におじいちゃんが政治っていうのおもろい・「ア・ラ・モードはin the mode」当世風っていみ・負け犬っちゅうのは、負けるのが怖くて挑戦しない奴のことやで・おじいちゃん死んで逃す時の家族の一体感が、やっぱおじいちゃんってなんか家族にとって大事な存在になるんやな・プルーストの本読もうかな面白そう。「幸せな時間は無駄にすぎる。過去を振り返り、悩んだ日々こそ最良の日々」・おじいちゃんが娘と家族に残した最高の遺産がマジで最高だった。ファックザリトルミスサンシャインだな・ラストなんかもうちょいハッピーエンド感あってもいいかな。総じて、・おじいちゃんの負け犬の話を、すごく大事だなって思える・家族とかもいろんなことあるけど、まあそれも家族なんだからみたいな、今まで謎の家族前提みたいなの子供からしたらあったけど、それって何にも勝る繋がりなんよなやっぱり。でした。負けるのが怖くて挑戦しないのはファックです。
4.笑いありおばあちゃんの言葉がとてつもなくいいんよポジティブすぎてこっちまで元気もらえるんよTシャツ可愛いな〜てゆう映画
5.この女の子、ゾンビランドのムチムチの子か〜。この時点ですでにムチムチでかわいい。ドタバタ珍道中で分かりやすくていいと思います。
上映日 | 2019年02月15日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 120分 |
スコア | 3.6 |
監督 | 阪本順治 |
脚本 | 阪本順治 |
あらすじ
とある地方都市。そのまたさらに郊外に暮らす高村紘とその妻、初乃、息子の明の家族は、父から受け継いだ山中の炭焼き窯で備長炭を製炭することを生業としている。中学からの旧友で、自衛隊員として海外派遣されていた沖山瑛介がある日、何の前ぶりもなく、町へ帰ってきた。どうやら瑛介は妻子と別れて故郷に一人戻ってきた様子。紘は、同じく同級生で中古車販売を自営でやっている岩井光彦にも声を掛け、十数年ぶりに3人で酒を酌み交わす。翌日、廃墟同然だった瑛介の実家を掃除し、住める状態にする3人。海外での派遣活動で瑛介が何か心の傷を負ったのでは?それが妻子と別れ、故郷に戻ってきた原因になったのではないかと、感じる紘と光彦だが、直接聞くことも憚られ、どうすることもできない。紘の息子、明は反抗期の真っ最中で、どうやら学校でイジメも受けている様子だが、紘はそれに頓着していない。
「おまえ、明に関心もってないだろ。それが、あいつにもバレてんだよ」鋭いことを光彦に言われハッとする紘。数日後。「オレの仕事、手伝えよ」過去から脱却できずにいた仕事のない瑛介を巻き込んで一念発起する紘。炭材のウバメガシをチェーンソーで伐採し、枝打ちし、短く切断する。窯に火を入れ、炭を掻き出しては灰を掛け、それを何度も繰り返す。出来た炭を段ボールに詰め営業し、新規の顧客開拓を目指す―。「こんなこと、ひとりでやってきたのか」と紘の仕事ぶりを見て驚く瑛介。これまで感じたことのない張り合いを感じ始めた紘。そんな父を見る明の目にも、変化が現れかけ、それは何もかも順調に向かい始めているように見えていた・・・。
出演者
稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦、小野武彦(黒木進)、石橋蓮司
感想・評価
1.なんとなく見始めたけど、結構入り込んでしまった。幼なじみの男友達っていいなぁ。大人になって,みんなそれぞれの人生に進むなかで、立ち止まった時ささえてくれるそんな友達がいるって素敵、そう感じた。
2.地方都市、寂れた村。3人の同級生、稲垣吾郎・長谷川博己・渋川清彦。稲垣吾郎が炭職人に見える演技力の高さを披露。長谷川博己のダークな色気に痺れる。渋川清彦の自前っぽいムードメーカー的役割を発揮。この3人のバランスが実にいい!そして、ほぼ紅一点の池脇千鶴。稲垣吾郎の妻であり、母親役でもあり、妙に艶かしくハマっていて実在感溢れる。うまいよなぁ〜。忘れてはいけない、石橋蓮司のアクセントも見事だ。もっと重たい話かと想像していたが、なかなかどうしてユーモア溢れていて、あたたみがある。まるで映画に出てくる炭火みたいに、じっくりと炙られているようで、大変味がある映画に仕上がっている。ストーリー的に説明不足や唐突な展開など気になるところはあるものの、だからこそタイトルの意味深いものが響いてきて、オリジナル脚本に拘った阪本順治監督ならではの世界観だ。
3.制作やロケーション良いなと思いつつ、稲垣吾郎の声色や地味に服装がスタイリッシュなのが馴染めない瞬間があったり、帰京した友が打ち解ける流れに違和感あったが、結果いい映画でした。行方不明の友人について聞かれたときの石橋蓮司の酔っ払った演技がよかったし、池脇千鶴の感情表現に引き込まれた。渋川清彦も田舎の中年役がはまっていた。販売店での殴り合いのシーンとか、関係の網目で色々な人物がつながっていく展開もよかった。エンドロールも好き。
4.年末に同僚に薦められて円滑な仕事始めのために鑑賞。あかん退屈そうと思って見始めたけど思ったよりも退屈せずに見れた。炭ってああやって作るんだと勉強になった。
5.どこかで見たことがあるようなよくあるストーリー展開だなあと思っていたら、最後主人公が亡くなって驚いた。中盤、中古車販売店でのいざこざも、突然のアクションムービーとノリノリの音楽でついていけなかった。
原題/別名:붉은 가족/RED FAMILY
上映日 | 2014年10月04日 |
製作国 | 韓国 |
上映時間 | 99分 |
ジャンル | サスペンス、アクション |
スコア | 3.7 |
監督 | イ・ジュヒョン |
脚本 | キム・ギドク |
あらすじ
人も羨む理想的な4人家族、実は、母国からの使命を遂行し続けるために、家族を演じている北朝鮮工作員チーム「ツツジ班」。ひとたび家に帰り、玄関のドアをしめると、階級に即した超体育会系。母国の命令を遵守するスパイの顔に一転する。隣に住むのは、下らないことで日々罵り合い、犬も食わない喧嘩を昼夜かまわずく垂れ流すしょーもない一家。母国の家族の安全のために、意に即さない苦しい任務をこなし続ける緊迫した日々を送っているツツジ班の事情など知る由もなく、チャンスあらば鍋を手に突然おしかけてくる。工作員たちは、「資本主義のバカたちが。」と毒づきながらも、彼らに許されない憧憬を抱いたり、共に暮らしながらも、監視しあい、規制しあわなければならない偽家族に、しかし少しずつ心を許していくー。そんなある日、ツツジ班夫役の、母国に人質にとられている妻と子が脱国に失敗したことから事態は暗転し始める。やがてー
出演者
キム・ユミ、チョン・ウ、ソン・ビョンホ、パク・ソヨン、パク・ビョンウン、カン・ウンジン
感想・評価
1.アマプラで見たけど説明文がひどすぎ。起承転結の転まで書いちゃってるし、笑いとか明るさの全くない暗い映画。あと、お隣と仲がいいんだか悪いんだかよくわからない描写で色々腑に落ちない。普通庭で死んでた鳥を隣の家に投げるか?そんでその家庭とワイワイご飯食べたり旅行行ったりしようとするか…?こういった映画って、「韓国に生まれてよかったよね」っていう北マウント映画なのかな。いづれにせよ日本生まれには全部理解できない。あとシンプルに映画としてもたいして面白くなかった。
2.表向きには家族を演じる北朝鮮の工作員が喧嘩の絶えない隣人の韓国人一家と自分達の境遇を比べ、実の家族に会えない悲しみと偽の家族への愛情を募らせていく。家族に対する憧れが工作員としての判断力を鈍らせ、彼らは大きな過ちを起こしたことで粛清の対象になってしまう。隣人家族への憧れがストレートに伝わってくる船の上でのラストシーンは切なくなった。
3.実際は口に出せないだけで羨ましいと思っている人達はいっぱいいるんだろーなって思った。切ないお話だった
4.たまたま見つけて何も考えずに突発的に鑑賞しました。ブラックコメディかと思いきや最後切ない…。今までに観たことがないテーマだったので新鮮で、でも自然と感情移入してしまい、良い映画でした。
5.秀作。北朝鮮工作員の偽家族の物語。韓国コメディの雰囲気と、韓国お得意の重い雰囲気をあわせ持つ面白い空気感を漂わせている作品。紐解いていくと結局はシリアスな内容で、実際にここまでの状況があるのかは分からないが、あり得そうな話しでもある。いがみ合っていても、いがみ合えるだけ幸せ。文句を直接云えるだけ幸せ。でも慣れちゃうとそれが当たり前になってしまうもん。感謝の気持ちも無くなる。家族であれば、良いこともあれば悪いこともある。でもそれを共有することすら叶わない人達もたくさんいるということ。隣同士の家族。どちらも問題がある家族。でも、どちらも『家族』だった。工作員である前に人間。人として…家族として…人の本質、家族の本質を問いかけてくる。
上映日 | 2017年12月23日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 117分 |
ジャンル | ドラマ、コメディ、恋愛 |
スコア | 3.8 |
監督 | 大九明子 |
脚本 | 大九明子 |
原作 | 綿矢りさ |
主題歌/挿入歌 | 黒猫チェルシー |
あらすじ
私には彼氏が2人いる──突然告白してきた暑苦しい同期のニと中学時代からの片思いの相手イチ。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。 “脳内の片思い”と“リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は?
出演者
松岡茉優、渡辺大知、北村匠海、石橋杏奈、趣里、前野朋哉、池田鉄洋(池田テツヒロ)、稲川実代子、栁俊太郎、山野海(竹田新)、梶原ひかり、金井美樹、小林龍二、増田朋弥、後藤ユウミ、原扶貴子、仲田育史、松島庄汰、古舘寛治、片桐はいり
感想・評価
1.松岡茉優の芝居がピカイチ。根暗でオタク気質な役合うなぁ〜そして渡辺大知のうざKYキャラも最高。何が良いって脚本が面白いのよ。芝居してて楽しいだろうなぁ
2.意外と、好き。なんか不器用で純粋な彼女に共感してしまうし。あそこまでのオタク思考ではないものの、彼女の気持ちすごくわかる。大人になるって難しい〜って感じ。ただ素直に気持ちを伝えれば良いものじゃないもんね。駆け引きしなきゃいけないのが大人か。
3.二かわいい奥多摩に川釣り 滝絶滅したドードー鳥 いびつなやつらアンモナイト 異常巻きオオツノシカ モテるためにツノを大きくしすぎて絶滅した異常巻きの日常勝手に震えてろ
4.私は結構好きっす。クスッとなる部分や何だか分からない部分も含めて。
5.自分にははまらず。いっきに観れたが特に残るものがなかった。
上映日 | 2020年12月18日 |
製作国 | 日本 |
上映時間 | 133分 |
スコア | 3.7 |
監督 | 大九明子 |
脚本 | 大九明子 |
原作 | 綿矢りさ |
主題歌/挿入歌 | 大瀧詠一 |
あらすじ
30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。みつ子がひとりきりでも楽しく生活できているのには訳がある。脳内に相談役「A」がいるのだ。人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン多田くんに恋をしてしまう。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へふみだすことにする。
出演者
のん(能年玲奈)、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、片桐はいり、前野朋哉、山田真歩、橋本愛
感想・評価
1.能年玲奈が可愛すぎる。演技もすごい。普通の生きづらそうな少女。個人的には面白い作品だったと思う。人間の奥を描いてるなーといった感じ。あとは、橋本愛が出てくれたから俺得の映画でした。
2.おもしろかった。みつ子があるがままに生きてる時はAは不要で、けど怖いことがあるときなんかはAに従ってるんだよね。決定が自分を傷つけ得る時に誰かのせいにしたいのはわかるけど、結局自分は自分だから怖いことも受け入れて生きていかんとね。最後、多田くんとやってくって自分で決めてAと訣別するのは偉いけど、多田くんと別れる時とかまた出てきそう。Aはみつ子自身だから、、のんが演技うますぎて、それが面白くさせてる要因かなってくらいだった。ある意味シナリオ食っちゃってる笑イタリア行きの飛行機の中の君は天然色の演出かわいかった!
3.おひとりさまにめちゃくちゃ刺さる。恋愛怖いのもわかる。飛行機のシーン謎だったけど嫌いじゃないカオス感。
4.主人公の妄想しがちで内向的な性格に共感してしまって面白かった。飛行機のシーンが好きです。
5.のんちゃん目当てで見たので、ちょっと物足りなかった。(本編ちょっと長すぎるような気がした)完全に個人の好みだけど、Aの声が違ったらもっと良かった。原作を読んでいたらもっと楽しめたのかしら…という感じです。
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。