最近、Netflixで新しいドキュメント・シリーズが公開されました。全6話のドラマで2022年1月13日(木)に全世界同時配信となります。このドラマはどんなストーリがあるんですか。主役は誰で、監督のスタイルはどのようなものですか。映画版との違いは何でしょうか。これまでネットワークはテレビシリーズについてどのように語ってきたのでしょうか。そんな疑問を抱きながら、このドラマの謎を解き明かしていきましょう。
まずは予告編をご覧ください。
本作は、「新聞業界の異端児」と呼ばれる正義感が強くジャーナリスト・松田杏奈が、職務を全うしていく中で事件に関与してしまった総理夫人付きの官僚・村上真一、社会問題に関心なし、新聞配達のアルバイトをしている大学生・木下亮と、真実を明らかにする物語である。
首相夫人による公文書改ざんをめぐって展開されるストーリーは、報道側、政権側、市井の人側、三者の視点から日本の社会問題を再現した。
このテレビシリーズは、2019年に公開された同名の映画『新聞記者』を原作としています。映画版『新聞記者』は第43回日本アカデミー賞では最優秀作品賞・最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞の3冠を果たしたから、国内にセンセーションを呼び起こした。監督は映画版と同じく藤井道人ですが、プロットもキャラクターも違います。例えば、新キャラクター「亮」が追加されたことで、新たな物語も生まれました。テレビシリーズ『新聞記者』は映画版よりストーリーが濃厚になり、また、より多くのパースペクティブの展示もあります。
女性主人公を演じるのは、演技力抜群の米倉涼子さんです。米倉涼子は、主演女優として様々な作品で活躍しています。最近の主演作ドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」でも、華やかな演技が好評を博しています。最初にエネルギッシュな新聞記者キャラクターをイメージしたいんですが、藤井監督と話しながら、米倉涼子が方向を変化して、正義感と倫理観が強く、権力に容赦無く立ち向かう女性キャラクターを創造しました。
もう一人の主演は、映画やテレビで活躍する綾野剛さんです。精神的にも肉体的にも非常にきつい役柄のため、撮影では綾野剛が力を入れて演じました。「肉体的にも精神的にもコミットしていくのが、この作品にとって自分ができる最大のパフォーマンスなのではないかと考えました。」とインタビューに答えていました。
横浜流星はカッコ良さもありつつ、現代の学生の代弁者を巧みに演じていました。「華やかな役を演じることが多いけれど、素顔の流星は生真面目で実直な人。流星の一番の魅力は目だと思うんです。説明せずとも、目に感情が宿るというのは、万国共通する演技の一つ。あまり知られていない彼の魅力がすごく引き出せたと思います」藤井監督はこうコメントした。
「新聞記者」はこの3人だけではなく、出演された全員が、色々な想いを背負って、素晴らしい演技を披露してくれました。
藤井道人は、いま日本映画界で話題を集めている映画監督です。その繊細な空気感やスっと物語に入り込めるようなストーリーは、観る人の心を一瞬で魅了できます。藤井道人監督が手がけた初期短編作品集には、混沌とする現代社会にひっそりと生きる人々を美しい映像と繊細な人物描写で描きます。今回は日本の官僚システムの問題に注目して、社会派ヒューマンドラマを作り上げました。
藤井監督は自身の視線が強く反映されたキャラクターを追加して、一般市民、特に若者の視点から刺激的に現代社会の問題を浮き彫りにして描いています。
確かに個人が大きな組織を相手にするには、並外れた正義感や責任感、勇気が必要です。このドラマを観た後、「本当のことを言うのは難しいなー!」と言いながらも、真実を探す勇気が少し湧いてくるはずです。
ネットユーザーは、「すごい、みんな観て!」と呼びかけをする人もいますし、また、「どこの世界にも''上からの圧力''というものがあって、それに逆らっては生きていけない、半沢直樹のような人は現実には存在し得ないんだろうなぁと、つくづく考えさせられた。最後に村上さんが奥さんに勇気をもらって前へ進み出せたこと、希望が持てるラストでとても良かったと思う。」このような深い感想を述べている人もいます。話題が重すぎるという意見もありますけど、思考を刺激するものであれば、見る価値がある良い作品と思います。
海外には、こうゆう社会派作品がよく見られます。例えば、アメリカ製の映画『ロング・ウォーク・ホーム』は、アメリカ公民権運動の発端になった出来事を背景に、白人女性の主婦とその家の黒人メイドとの熱い友情を描いた人種問題ドラマである。
韓国にも、こういう泣いたり考えたりするような秀逸なヒューマン・社会派ジャンルドラマがたくさんあります。
このドラマは、アスペルガー症候群の遺品整理士ハン・グルと、突然父ハン・ジョンウを亡くした彼の叔父で後見人、前科アリのチョ・サングが、遺品整理業”Move to heaven”を経営しながら、亡くなった人々が残した物語を残された家族に伝える過程を描いました。
パク・ドンフンは建設会社で働きます。契約社員のイ・ジアンは、ドンフンの妻カン・ユニと不倫関係にある社長ト・ジュニョンからお金をもらうため、ドンフンを陥れようとしていました。そうとは知らないドンフンは、孤独な人生を歩んできたジアンを少しずつ助けるようになります。一方、ジアンもドンフンの携帯電話を盗聴していたが、彼の温かな心に癒されていきます…
今とても世知辛い世の中ですが、改めて人の優しさというものを学ばせてもらった作品です。
日本では、「こう言う骨のある作品こそ今必要だと思います」そう考える人が徐々に増えてきています。今、社会の現実を反映した映画やテレビ作品も多くなっているので、ご期待ください。
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。