目次>
ゴールデングローブ賞 作曲賞 受賞作品。これまでにピート・ドクター監督のソウルフル・ワールドや、ロバート・デ・ニーロが出演するジョーカー、ファースト・マンなどが受賞しています。
原題/別名:All Is Lost
上映日 | 2014年03月14日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 106分 |
スコア | 3.5 |
監督 | J・C・チャンダー |
脚本 | J・C・チャンダー |
出演者
ロバート・レッドフォード
感想・評価
1.ひとり芝居だからかすごく時間が過ぎるのが長かった、、遭難の壮絶さもあり観ていてしんどかった、、おつかれさまでした
2.ロバートレッドフォードが堪能できすぎるぐらいに堪能できる作品。彼のスマートさゆえに、事態に対応するすがたを応援したくはなりますが、やはりこの手の作品は「そんな趣味はじめからやめときゃいいのに・・・」というそもそも論が頭をもたげてしまいますね
3.海で遭難、ワンシチュエーション映画。キャストはひとり、セリフもほぼなし。次々と襲いかかるトラブルに淡々と対処していくおじいちゃんを応援しながら観ていて、サバイバル番組を観ているような気分でした(^^)正直、最初と最後の10分を観たら話は分かるけど、見応えがありました!
4. 日本語以外の言語を理解出来ない私が、字幕吹替なしの外国映画に挑戦してみる、タグ名:#映画は言葉の壁を越えれるか試してみた、、の9本目。 ご覧になるかもしれない方のために先に言ってしまうとこれは、漂流者である主人公の一人芝居による、ワンシチュエーションの100分間である。ロバート・レッドフォード演じる主人公は、何処の誰と設定されているわけでもなく、何処に向かっているかもわからない。ほぼセリフもない、ほぼ誰もいない、ほぼ飾りのない漂流者の話ゆえに、人によっては本作を観ること自体が冒険かもしれない。 主人公に与えられた呼び名は ”Our Man“ とのクレジットがあるのみで、本当の姓名すらわからない。この “我らの男” とされる主人公、実は私たち自身の姿なのではないのかな。普段何事もない毎日を送っていても、ある時突然環境が激変することは誰にでもある。それは仕事上のイレギュラーかもしれないし、友人知人とのトラブルであったり、事件や事故に遭遇するかもしれず、はたまた重大な病が見つかるのかもしれない。
そんな時に限って、誰にも頼れず、その後の道筋を自分で決断して自分で対処するしかなかったりするものだ。我らの男は、まさにそんな事態に遭遇した時の我々ひとりひとりの代表に見えるのだ。 結末は書かないが、我らの男の漂流は2時間足らずで終わる。けれど、実際我々にひとたび何か降りかかれば、長い闘いになることもあるし、その後の生涯が決まってしまうこともある。状況が好転することもあれば、悪化の一途を辿ることもある。たいした人生経験もない私でも、そんな状況下に敢えて言えるのは、どんなに先が見えなくても望みを失わず、精一杯生きることに尽きると思う。。。ここで前レビューからの話を続けさせて頂きたい。どんなにダメな1日であろうと、後悔しないためには今日を懸命に生き抜くしかないのだ。─ I'm still breathing I'm alive ─命尽きるまで諦めてはいけない。その日その時が来るまでは、今日を一生懸命生き抜いて欲しい。
5.海で漂流するなんて、考えただけでホラーより怖いし絶望すぎるけどロバートレッドフォードのサバイバルスキルが高い
原題/別名:The Painted Veil
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 125分 |
スコア | 3.6 |
監督 | ジョン・カラン |
出演者
ナオミ・ワッツ、エドワード・ノートン、リーヴ・シュレイバー、アンソニー・ウォン、トビー・ジョーンズ
感想・評価
1.上流階級の娘・キティは年齢や親の目から出会ったばかりの好きでもない男ウォルターの求婚を受け入れる。細菌学者として研究に明け暮れる寡黙なウォルターに、物足りなさを感じある男と情事を続けるキティ…。ウォルターは妻の不貞を許すことが出来ず、一緒にコレラが流行しているある村に同行させることに…中国の村を舞台に、細菌の原因を突き止めようと奮闘する夫。周りの様々な人々との出会いによって自身の過ちに気付き、夫との関係を修復したい妻。少しずつ歩み寄り始めた夫婦の絆や、生き様に涙。感染の恐怖や身近な死を通して、その中で村人や軍の理解を徐々に得て綺麗な水を流すシーンがとくに良かったです。原作は小説らしく、映画化も過去に2回もされていたようで機会があったらこちらも見てみたいなぁと思いました。
2.【お互いの鈍さ故に】[気まぐれ映画レビューNo.98]この作品を観て、私は人生のパートナーを得た時には、互いを知り合うべきだと学んだ。とは言っても、この作品が描く時代に、"結婚"に於いて自分の意見が通る事は不可能に近いらしい。だからこそ、今の時代は割と恵まれてるのかもしれない。本作はあまり知られてはいないが、是非とも皆さんに観てもらいたい作品だと思う。人生に於いて"最も大事な事"がそこに詰められているのだから。それは"互いを思いやる事"である。些細なミスが、夫婦の関係に大きな傷を残す事だってある訳で、そのミスが導くものが"不倫による関係"の悪化である事がうかがえる。この作品を観て、最初は"ナオミ・ワッツ"演じるいいとこのお嬢さんである"妻キティ"が悪いのではないかと決めつけていた。しかし段々と観るうちに、"エドワード・ノートン"演じる冷淡で口下手な"夫ウォルター"の"徹底的な精神的な仕打ち"も垣間見られ、どちらも悪いと感じてしまう。
私は夫婦間を描く作品で、ここまで"精神的に辛い映画"は無いと思う。ただでさえギスギスした雰囲気の夫婦に、"中国の伝染症"と言う問題も生じてくると、ますます胸が痛くなる内容にさしかかっていた。だが本作は恐らく、ハリウッドの監督が描く中国を舞台とした美しい作品の"最後の作品"ではないだろうか?これ以降、ハリウッドが中国を描く場合、結構な迫力のVFXを使ったり、物語よりもそっちの方に集中してしまう作品が多くなってしまう。その反面、本作は静かで美しい作品である。"アレクサンドル・デスプラ"が奏でる音楽も、雰囲気に合っていて尚良い。主演の2人の演技も哀愁漂ってるし、"アンソニー・ウォン"の役柄の立ち位置も好きだった。添加物が一切ない、ハリウッドが描く中国を観たい人にオススメです。
3.2021-08-11 レンタル落ちDVDディスクが汚れてあて何度も途切れた1920年代の上海 コレら大流行主演二人が制作費用も出したらしい
4.主人に見た方がいいよ〜とオススメされてからずっと見れていなかった作品。ある貴婦人の過ち、、見終わると本当にその通りだなと感じます。せっかく愛し合えたのに、代償は大きい?もし行ってなかったらどうなってたかなあと、考えてしまいます。
5.ウォルターの不器用さ、キティの鈍さ、コレラ、見てるこっちが息苦しくなった邦題が罪すぎる、もっと頭の悪いドロドロものかと思ってたらしっかり中身のある作品だった。かなり良かった。
原題/別名:FRIDA
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.7 |
監督 | ジュリー・テイモア |
脚本 | クランシー・シーガル、ダイアン・レイク、グレゴリー・ナヴァ、アンナ・トーマス |
出演者
サルマ・ハエック、アルフレッド・モリナ、ジェフリー・ラッシュ、アシュレイ・ジャッド、アントニオ・バンデラス、エドワード・ノートン、ヴァレリア・ゴリノ、ミア・マエストロ、ロジャー・リース、パトリシア・レジェス・スピンドーラ、ディエゴ・ルナ、サフロン・バロウズ
感想・評価
1.メキシコ人アーティストの強さ、独創性、本気で本音で生きる魅力、愛に失望する哀しみなどの喜怒哀楽がはっきりとしている純粋さと激しさが魅力的。
2.『Frida』(2002)『A Wrinkle in Time』(2018)観て以来、観たかった映画。この映画を観た後でFrida Kahloの絵を見ると、また違った見方になる。舞台はメキシコが主だけど、映画の言語は英語。ユニブロウ眉毛がインパクト与える。セサミストリートのバートや、『用心棒』の亥之吉など、男ではいるけど、女性ではなかなか見かけない。ありのままの自分でいたいのかと思いきや、ヘアスタイルやメイク、アクセサリーやドレスなどで自分を着飾るとは、もしかして、ユニブロウが美しいと思っていたのかもw 感覚が一般とズレてるからね。エキセントリックな女性アーティストで思い出すのが、オノヨーコ。彼女も眉毛太かったね。意思が強い人は皆眉毛が太いのかもwただの波乱万丈な伝記映画と思いきや、アートな描写やストップモーションアニメ映像が出てきたり、ユニークだった。
スポイラーアラート↓夫婦そろってエッチ好き。彼女の自分の感情全てを絵に表現する能力に皆魅せられる。夫のディエゴリベラもあんなにモテたなんて、よっぽど人間的に魅力があったんだね。理想主義、政治に関わる点も、ジョンレノンとオノヨーコを思い出した。情熱のアーティスト達。そう言えば、アントニオ・バンデラスとエドワード・ノートンが出てた。あのバスドライバーが無謀運転したせいで、心身共に苦しんだけど、その苦しみが無かったら、あのアートは生まれなかったと思う。孔雀がいる中庭のある家いいなあ。
3.メキシコの画家フリーダ・カーロの半生、実話。高校時代に乗っていたバスの事故に遭う。共産主義の壁画家で女癖の悪いディエゴと出会い、自らも画家になり、その後結婚。妹に手を出されたフリーダはディエゴと別居する。年を重ね、事故の後遺症に苦しむフリーダはディエゴと再婚。自らの個展に寝たきりで訪れる。好みの映画ではなかった。
4.フリーダ・カーロの壮絶な人生を知ることができる作品。「事実は小説より奇なり」とはこういうこと。バスの事故で生涯を変える大怪我を負っていたことは事前に知っていたから、冒頭のバスのシーンはすごくハラハラした。ストーリーと彼女の実際の作品がリンクしているだけでなく、映画自体が芸術的。メキシコの色鮮やかでエネルギッシュな色彩もそうであるし、所々でアニメシーンも出てきたりして、実際にフリーダ・カーロの頭の中を覗いているよう。音楽も良かった。また、女性同士の絆の描かれ方も豊富で、フリーダの姉やディエゴの元妻との支え合いだけでなく、バイセクシャルであるフリーダの、女性との性的な関係についても言及されていた。しかし、会話の内容は大半が男性(主にディエゴ)についてで、そこが少し惜しい。フリーダを演じているサルマ・ハエックは、『エターナルズ』でMCU入りしているようなので、すごく楽しみ!
5.芸術に触れる試み第3弾。唯一無二の女性画家フリーダ・カーロの話。もともとフリーダの絵が好きだったから,ところどころで出てくる彼女の作品が楽しかったし,上手く映像とマッチさせているのもワクワクした。時折出てくるコラージュのような作り物感満載な映像が,逆にメキシコっぽさを表してて,どこか古臭く見せつつもなんだか新鮮だった。それにしてもフリーダ役の女性は美しい。フリーダそのものに見えたし,彼女の情熱的な性格を見事に演じていた。
原題/別名:The Hateful Eight
上映日 | 2016年02月27日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 167分 |
ジャンル | サスペンス、西部劇、ミステリー |
スコア | 3.7 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
あらすじ
舞台は山の上のロッジ、登場人物は吹雪でロッジに足止めを食らい、一夜をともにすることとなったワケありの7人の男と1人の女。そこで起こる密室殺人。一体誰が、何の目的で?吹雪が作り出す密室で、疑心暗鬼で張り詰めた緊張をほぐすため、またお互いを探り合うため、他愛のない会話をかわす面々。やがてそれぞれの素性がすこしずつ明らかになり、偶然集まったかに見えた彼らの過去が繋がり始めた。そこで再び、予想を超えた出来事がー。
出演者
サミュエル・L・ジャクソン、ジェニファー・ジェイソン・リー、カート・ラッセル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ウォルトン・ゴギンズ、ゾーイ・ベル、ジェームズ・レマー、ブルース・ダーン、ドゥニ・メノーシェ、ジェームズ・パークス、チャニング・テイタム
感想・評価
1.映画好きにファンの多いタランティーノ監督‼️何作かは観ているけれど、そんなにハマらない私。本人の出ているツマラナイ作品もあるし...これはチャニング・テイタム目当てで気になっていたし、ジャケの雰囲気と年末鑑賞にはちょうど良さそう?明日で配信終了❗️ってので選びました。でもほぼ3時間。昨夜に半分程観て、今朝は頑張って全ての水回りの掃除をピカピカ✨で終えたので、コタツに入ってのんびりと観終わりました。まず、劇伴がイイ♬エンニオ・モリコーネですしね?"密室ミステリー"と紹介されていますが、なんだろう?"バイオレンス・サスペンス・コメディ"って感じでした?前半はちょっと眠気も誘いましたけど、後半は大どんでん返しの血だらけ殺人ゲームみたいになって行く?名優らが揃っていて会話劇も楽しめるし、謎解きで頭の中ごちゃごちゃするけど(あんまり深く考える必要なし)まぁ、年末の忙しない中、バカ騒ぎ出来ない昨今、暖かい自宅鑑賞で楽しめました〜??お目当てのチャニングは後半ちょこっと出て来るだけなんだけど、中々重要な役所?とにかくこの作品に欠かせない悪者の中の紅一点、ジェニファー・ジェイソン・リーの演技が最高でした??1万ドルの賞金?を掛けられている女盗賊で、賞金稼ぎ役のカート・ラッセルと手錠で繋がれている。とんでもないアバズレで口が悪く、口が減らない。歯も欠けていてとにかくキッタナイ?何度もカート・ラッセルに黙れ!と殴られ目には青あざがあるけれど、ちっともへこたれずにまた口を出す。暴力受けても平気で蘇るのには、も〜う漫画?ギャハハと手を叩いて笑って応援しちゃいました??(この演技でアカデミー助演女優賞にノミネート)タラちゃんの面白さを少しは理解出来た気がします?♀️
2.423*NetflixとAmazon primeで年内配信終了だったので鑑賞。気にはなってたけど長さから観ずにいた作品。観る前は途中で飽きちゃうかなと思ったんだけど、そんなこともなくだいぶ集中して観たかなと思う。確かにちょっと序盤から中盤にかけてここまで尺必要かなと思うとこもあったけど、面白かった!密室ミステリー引き込まれた!恥ずかしながらタランティーノ監督作品そんなに知らないけど、時系列をわざとズラすのが定番だったりするのかな?(パルプフィクション以来2作目)この時系列ずらし、物語の面白さを出しつつこんがらがってもないのが素晴らしかった、、!最後の最後の団結力?すごい好きで観てて爽快だった。
3.実は初めてタランティーノ監督の作品を鑑賞しました。今の所、個人的にはあまり好みにはそぐわない印象を持っています……。密室殺人をベースとした物語であり、登場人物たちがはったりを効かせながら格闘していく様子は見ものでしたが、それ以上に銃撃シーンが多すぎてなんとも……
4.賞金稼ぎと賞金首、同業者、保安官就任予定の4人(+御者)の一行が、団を求めた中継所で3人の先客とおのおの化かし合いをする話。章のタイトルが出てくる構成とか、OPとEDの音楽とか、なんとなくシャイニングみのある作品でした。一行も決して一枚岩というわけではなく、同業者で賞金を互いに狙い合うことを警戒していたり、南北戦争でどちらについたかでもめたりする。そこに加えて3人の先客が加わって、しかも賞金首の仲間まで紛れているかもしれないとなって、さらに疑心暗鬼が加速する。互いにブラフを張ったり、脅してみたり、あえて何も言わなかったりという、だまし合いのフェーズから物語に引き込まれる魅力があります。んでもって後半からは、バンバン撃ちまくる方にシフト。ドッカンドッカン豪快に頭が吹っ飛んだり、ダラダラ流血したりします。それでいて変わらずブラフを効かせたりするので、前半部分のだまし合い要素も最後まで持ってくるおもしろさ。LLのオジキのキャラも相まって、時間を忘れて楽しめる作品だと思います。
5.人が死にだすまでは舞台がこじんまりとしている上に中々動きがなくてけっこう眠くなってしまっていた。汚い言葉の会話は楽しいです。字幕で見ましたが台詞多いので吹き替えのほうが良かったかも。後半は血みどろ祭りで最高!ミステリーと呼ぶには雑すぎる推理と処刑で笑ってしまった。前半が若干辛かったので、個人的には同監督の中ではイングロリアス・バスターズやジャンゴの方が好きです。
原題/別名:Atonement
上映日 | 2008年04月12日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | 恋愛 |
スコア | 3.8 |
監督 | ジョー・ライト |
脚本 | クリストファー・ハンプトン |
出演者
キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ブレンダ・ブレシン、パトリック・ケネディ、ベネディクト・カンバーバッチ、ジュノー・テンプル、ピーター・ワイト、ハリエット・ウォルター、ミッチェル・ダンカン、ジーナ・マッキー、ダニエル・メイズ、ノンソー・アノジー、アンソニー・ミンゲラ、アルフィー・アレン
感想・評価
1.原作の「贖罪」の名が示すとおり、犯した過ちへのつぐないと悲恋を絡めて描く文芸ロマン。もちろん恋愛劇と思っていたが、予想は違いミステリー仕立てで後半に真相が現れてくる。特に終盤での意外な真相は驚かされた。令嬢セシーリアと使用人ロビーの情事。その妄想を書き写したタイプライター。たった一度の間違いでそれを読んだブライオニー。そこから二転三転3人の運命が変わっていく。印象的なのはタイプライターからつなげる音楽と、映像美から感じられる意外なほどのだ。兵士たちが勝利に酔いしれる場面の長回しも、ジョー・ライトの演出と相まって印象に残る。キーラ・ナイトレイもジェームズ・マカボイも時代に沿った容姿。ただシアーシャ・ローナンの瞳がすべてをもっていく。無表情ともいえるが、その芯の強さがにじみ出てくる。最後のシーンが余計に悲恋を掻き立てる。良い物語だった。
2.令嬢のセシーリアと庭師で幼馴染であるロビーの二人の行く末と、セシーリアの妹ブライオニーがついた嘘により、一生を懸けて償わなければならない事態になってしまう人間ドラマでもあり、愛のドラマでもありました。物語は姉妹、そしてロビーを中心に描いており前半は恋愛模様を中心に、ある事件が起こってからの後半は数年後のそれぞれの生き様を描いています。成長し、ナースとして戦場で傷を負った兵士に寄り添う日々の中で、ブライオニーは過去の自分がした事の重大さに気づき罪悪感に苛まれる。淡い恋心からのこんな事態になるなんて…なんとも言葉が出ませんでしたね。テーマとしては軽くはないですが、映像美も惹かれラストも良かったです。切なさと、罪の重さ、戦争の悲惨さ、愛を感じる作品でした。
3.苦しかった、、運命を引き裂かれた2人も罪を背負って生きる少女も絶対的な悪人はいないのにみんな不幸な運命をたどるのがやるせなかったあと予告から思ってたけどものすごい映像美
4.“I will return, find you, love you, marry you, and live without shame. ”
5.『キャロル』と迷ってこちら。タイプライターの音。一億点。すべての行動には責任が伴う。"Come back. Come back to me."
原題/別名:Soul
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 101分 |
ジャンル | アニメ |
スコア | 4.1 |
監督 | ピート・ドクター |
脚本 | ピート・ドクター |
あらすじ
ニューヨークでジャズ・ミュージシャンを夢見る音楽教師ジョーは、夢が叶う直前にマンホールに落下してしまう…。彼が迷い込んだのは、ソウル<魂>たちが地上に生まれる前に「どんな自分になるか」を決める世界だった!そこでジョーが出会ったのは、やりたいことを見つけられず、“人間に生まれたくない”と何百年もソウルの世界に留まっている“22 番”と呼ばれるソウル。夢のために地上での人生を取り戻したいジョーは 22 番に協力を求めるが…。奇跡の大冒険を繰り広げる二人が、最後に見つけた<人生のきらめき>とは…?日常の中で<人生のきらめき>を見失っている全ての人へ贈る、”魂”を揺さぶるファンタジー・アドベンチャー!
出演者
ジェイミー・フォックス、ティナ・フェイ、ジョン・ラッツェンバーガー、ダヴィード・ディグス、フィリシア・ラシャド
感想・評価
1.外れ無しのピートドクター。テンポ良く進むありそうでなかったお話。音色は温かく優しい。
2.人生に意味を求めてしまいがちだけど、そもそも意味なんてなくて、当たり前に過ごしてる日々が美しいんだなーーって。海を求める魚の話はなんか深く刺さるものがあった。完全に大人向けピクサー。瞬間を大切に生きようと思った。(ゾーンに入る事と、病んでしまうことが同じ空間にいたって事は紙一重って事なのだろうか??️)
3.人生の美しさ、きらめきとは僕が、そして誰しもが感じているけど気づいてない、言語化しにくいことを映像化してくれたピクサーに感謝人生そのものが、自分が感じることが、それ自体がきらめきなんだよね22番のきらめきは完全には明かされてないけど、それは見る人それぞれで違うと思うそしてこういう魂の領域とかの話はどうしてもオカルトっぽく聞こえちゃうけど有り得ると僕は思うきらめきは人生の「意味」ではなくて、人生そのもので、人生に意味なんて最初からはないのだけれど、今まで生きてきた、自分の生きてきた軌跡が生きる意味なんだな
4.ディズニーとピクサーでここまで観念的なテーマを直接扱ってるのは珍しいよね。ゾーンに入ることと精神を病むことは紙一重なんだ、はすごく納得。性格を先天的なものにしてるのはどうかと思うけど笑
5.30分くらいで睡魔がやってきてを3回くらい繰り返してしまった笑やっとしっかり全部観れたw人生って少しのきらめき少しの幸せが毎日少しでもあればいいって確かに思うけどそれだけだと満足できない人孤独を感じてしまう人ってきっといるよね…22番がどう生きたか気になるな…幸せになってたらいいなー
原題/別名:The Lord of the Rings: The Return of the King
上映日 | 2004年02月14日 |
製作国 | ニュージーランド、アメリカ |
上映時間 | 203分 |
ジャンル | アドベンチャー・冒険 |
スコア | 3.9 |
監督 | ピーター・ジャクソン |
脚本 | フランシス・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン |
原作 | J・R・R・トールキン |
出演者
イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、ジョン・リス=デイヴィス、ケイト・ブランシェット、バーナード・ヒル、ミランダ・オットー、カール・アーバン、デヴィッド・ウェナム、ジョン・ノーブル、ヒューゴ・ウィーヴィング、イアン・ホルム、ショーン・ビーン、アンディ・サーキス、マートン・ソーカス、クリストファー・リー
感想・評価
1.子供の頃、アニメで観た「指輪物語」実写の迫力は半端ない。ひとりひとりのキャラクターが愛おしい。何度も観たくなる作品です。
2.3時間×3作見終わった〜異人種で協力し合わなければ、世界を守れなかっただろう
3.3だけでいいやん!サムのおかげであってフロドなにもしてないのでは、、ガンダルフ魔法全然つかわんやんあの鳥さんもっと早く呼んでたらよかったんちゃうの
4.有終の美前作から思ってたけど、、、「フロド、しっかりせええ!!」もうサムが指輪持った方がいいんじゃね?と思ってしまった時もあった。あれも指輪の影響なんだろうけど、、、ゴラムによって二人が仲違いするのはなかなかの胸糞シーン戦いも圧巻!サムが特にカッコよかったなぁ話が進むほどフロドの存在感がなくなるのはいかがなものかと思ったけど、他のキャラの存在感が増してるからか、、?レゴラスとガンダルフが本当に好き!この時のオーランドブルームは美しすぎる。ガンダルフの優しい笑顔に癒される(ピピンに当たり強いけどw最後のサムのモノローグ、シャイアの音楽が流れてきた時は泣きそうになった。本当に最高の三部作。一気見したけど、見てよかった!
5.人生でいちばん好きな映画です。公開された時お小遣いをはたいて3回見に行ったのが懐かしい。台詞もストーリーもほぼ暗記しているが今でも見返しては感動するほど圧倒的な力がある。二つの塔の角笛城の戦いもレゴラスのスケボーアクションを筆頭に飽きない展開だったが、今回のペレンノール野の戦いのシーンでのじゅうとの戦いの絶望感が素晴らしい。サムの語る心に深く残る物語、セオデン王の突撃前の演説は二大名言。サウロン軍の息のあったトロルの太鼓も可愛い。
原題/別名:The Aviator
上映日 | 2005年03月26日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 169分 |
ジャンル | ドラマ、歴史、伝記 |
スコア | 3.4 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
脚本 | ジョン・ローガン |
あらすじ
長身のハンサムな青年ハワード・ヒューズ(レオナルド・ディカプリオ)は、20歳を過ぎたばかり。ハリウッドへ単身飛び込み、父が遺した莫大な財産をすべて注ぎ込んで航空アクション映画の製作に着手する。戦闘機を買い集めて私設空軍を編成、危険な空中スタントも自らこなすという過去に例を見ないやり方で、1930年にトーキー映画「地獄の天使」を完成させる史上空前の成功をおさめ、一躍ハリウッド・セレブリティの仲間入りをする。まもなく、ハワードは、どこへ行ってもカメラのフラッシュに追いかけられる人気女優キャサリン・ヘップバーン(ケイト・ブランシェット)と恋に落ちる。ハワードは、自分の前では女優の仮面を脱ぎ捨て、無邪気な少女のような素顔を見せるキャサリンにたちまち惹かれていく。キャサリンもハワードの鋼のような強さの奥に隠された傷つきやすい心を知り、彼への愛を深めていく。
「暗黒街の顔役」や「ならず者」などセンセーショナルな話題作を次々に世に送り出し、ハリウッドで頂点を極める一方で、世界最速の飛行機を作り出したいと飛行機会社を設立し、勇敢にも自ら操縦桿を握ってスピード記録を次々と更新、リンドバーグ以来、最もスキャンダラスな冒険飛行家として、注目を浴び、人生の絶頂期を謳歌するかに見えたハワードだったが、夢にのめりこみすぎた時、何かが狂い始める。最愛の人、キャサリンとの突然の別れ、ハリウッド一の美女エヴァ・ガードナー(ケイト・ベッキンセール)との出会い、大手航空会社TWAの買収、国際線を独占するライバル会社パンナムとの国をも巻き込んだ戦い、生死の境をさまよう大事故、、、波乱に満ちた運命の中で、数々の栄光を手にした男が、本当に求めたものとは?
出演者
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ブランシェット、ケイト・ベッキンセイル、ジュード・ロウ、アレック・ボールドウィン、ジョン・C・ライリー、アラン・アルダ、イアン・ホルム、ダニー・ヒューストン、グウェン・ステファニー、アダム・スコット、マット・ロス、ケリ・ガーナー、ウィレム・デフォー、ケヴィン・オルーク、フランセス・コンロイ、ブレント・スピナー、スタンリー・デサンティス、エドワード・ハーマン、ケネス・ウェルシュ、エイミー・スローン、J・C・マッケンジー
感想・評価
1.『ギャング・オブ・ニューヨーク』の監督&主演コンビ、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオが、実在の富豪ハワード・ヒューズの半生を映画化。ヒューズの最速の飛行機と映画製作に賭けた情熱を描く。本年度アカデミー賞に最多11部門でノミネート、ケイト・ブランシェットの助演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装賞の5部門を受賞。作品賞、監督賞、レオナルド・ディカプリオの主演男優賞は惜しくも受賞ならず。伝記モノは中途半端にやるよりとことんエピソードを突っ込んでくれた方が知識のない人間からすると嬉しい、と思ってしまう派なので長さは妥当(長いけど)。総じてハワードの振る舞いが「 金がありゃなんでもできる 」そのもので観ていて爽快感がある。てか内容そのものというより、レオ様はじめ役者の演技が素人目に見ても素晴らしい。終盤まくしたてるとことか最高でしょ。५✍( '▿' )メモヒューズ・エアクラフト→ヘリコプターハワード・ヒューズは「アイアンマン」ことトニー・スタークのモデル(軍事特需、資産家)
2.鉱物の掘削で一攫千金の夢を実現させた父の息子で生まれながらの大富豪のハワード・ヒューズ。莫大な資産を元手に夢であった映画製作や市場最高速の飛行機H-1の開発に次々と着手し、名女優キャサリン・ヘプバーンを始め数々の女性と浮名を流す彼が、次第に母親の影響で陥った潔癖症を悪化させて奇行へと走る様を描く伝記映画です。『地獄の天使』や『暗黒街の顔役』のプロデューサーや飛行家として知られ、資本主義の象徴として1900年代前半を賑わせた実在の実業家をマーティン・スコセッシが本作が二度目となるレオナルド・ディカプリオ主演で描いた作品で、オスカーに11部門ノミネートされ両者の監督賞と主演男優賞こそお預けになりましたが五冠を達成しました。オスカーこそ逃したものの初のゴールデングローブ賞受賞のディカプリオがはまり役の熱演を見せており、後に二度目を獲得することになる同じスコセッシ作品『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の礎を築いています。169分と長尺の作品ですがスコセッシらしいテンポの良さと演出で常人では考え難い破天荒な人生に魅入らせる一作です。
3.ハワードヒューズの話。巨大な飛行機が持ち上がる静寂に息を呑める、真っ当な映画ではないか、スコセッシの中では一番好きかも
4.長い〜長すぎる〜特に何か起きるわけでもなく。でもなんか最後まで見ちゃう。そんな感じの映画。めっちゃ嫌な奴出てくるみたいな展開かと思ったらみんな普通に優しかった。笑何もかも手に入れてるように見えて実は誰よりも孤独だったんだろうな、、一つのことがずっと気になっちゃうのめちゃめちゃストレスだろうな
5.伝記映画の中だとかなり上位で好き批判的なコメントが散見されますけど、面白いっすこれ観たあと全てのグラス拭きたくなる
原題/別名:Slumdog Millionaire
上映日 | 2009年04月18日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.8 |
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | サイモン・ビューフォイ |
あらすじ
アカデミー賞8部門受賞。『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督作。インドのスラム街で育ったジャマール。無学なはずが世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」で残り1問を残し全問正解。それには理由があり……。
出演者
デヴ・パテル、サウラブ・シュクラ、アニル・カプール、ラジェンドラナート・ズーチー、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、イルファン・カーン、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ
感想・評価
1.インド映画だよね、、、、これ。ダニーボイルだよね、、、、?となります。昔一度見たことはありますが細かいシーンは覚えていないところもあったので、再鑑賞。それでもやっぱり記憶に残るシーンはいつも同じで、あの衝撃トイレのシーンと最後の列車の合間を縫って走るシーン。記憶を呼び戻しながら、なぜ少年がクイズに正解したのかを見せられるので見ている側も答え合わせのようで最後はなんだかスッキリします。それにしてもラティカあんなに綺麗だったかなと思うほど綺麗でした!
2.クイズと共に主人公の想い出を振り返る的なストーリー。ラストにダンスがくるとインド映画観てるって感じがしてとても良い。
3.クイズ番組と人生をリンクさせた展開が引き込まれる˙?˙社会への問題提起や恋愛要素の絡め方も絶妙
4.かなり壮絶な人生だけど最後のどんでん返しが見ていてとても気持ち良いしかし彼はどんだけ強運の持ち主なんだ...それに彼の一途な思いには感動しました周りの大人たちの裏切りややってることが最低でもインドのスラム街では本当にこうやって生きてる子どもたちがいるのかなって考えるととても胸が痛かった
5.子供時代のスラムでのシーンは見るのがキツい部分もあったけど、全体的にうまくまとまっていて面白かった。お兄ちゃんはただの悪い人じゃなくて少し救われた。最後のダンスでちょっと笑ってしまった。
原題/別名:Joker
上映日 | 2019年10月04日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 122分 |
ジャンル | ドラマ、クライム、スリラー |
スコア | 4.0 |
監督 | トッド・フィリップス |
脚本 | トッド・フィリップス、スコット・シルヴァー |
あらすじ
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅での大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れるジョーカーに変貌したのか? 切なくも衝撃の真実が明かされる!
出演者
ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、サジ・ビーツ、フランセス・コンロイ、マーク・マロン、ブレット・カレン、グレン・フレシュラー、ジョシュ・パイス、シェー・ウィガム、ブライアン・カレン、ビル・キャンプ、ダグラス・ホッジ、イザベラ・フェラーリ、デイビット・イアコノ、マンデラ・ベラミー
感想・評価
1.胸が終始痛すぎた…しかし劇中歌が良い推しがこの映画を見た後、階段を下る時にマネしていたっていうエピソード込みで楽しめた映画だったな
2.特別悪い思想を持った人間だけがヴィランになるわけじゃないんだろなーって
3.そのものには罪はない。白人はブリーチせんでも緑色の髪色になるからいいなあ
4.当時アカデミー賞を受賞していたので気になって観に行きました。ホアキンの演技は圧巻でした。非常に繊細で絶妙なバランスを用いてアーサーを演じきったという事実は映画に素晴らしい形で出ていたと思います。最初から最後まで音楽や雰囲気何から何まで暗いので精神衛生が整ってる時に見るべき。ジョーカーをよく知らない!という人はバットマンから見ると楽しめると思います。
5.既に考察され尽くされているので今更ですが、アーサーがジョーカーとして目覚めるとともに、色調が明るく、そして階段や坂道を降るばかりの描写が良かったです。
原題/別名:Life of Pi
上映日 | 2013年01月25日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 126分 |
ジャンル | ドラマ、アドベンチャー・冒険、ファンタジー |
スコア | 3.5 |
監督 | アン・リー |
出演者
スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アユ・タンドン、ガウタム・ベルール、アディル・フセイン、タブー、アヤーン・カーン、ジェラール・ドパルデュー、レイフ・スポール、Mohd. Abbas Khaleeli
感想・評価
1.「これは神の物語でもある」という言葉が印象だった。真実というのは必ずしも重要ではなく、教訓じみた神話に昇華させることで、悲惨さではなく感動を伝えようとした。複数の宗教を信仰する主人公ならではの答えだったのではないかと思う。
2.遭難モノの映画として緊迫感を勝手に期待していた私にとっては拍子抜けの作品だった。当事者が遭難した過去を経験として語るストーリー構成であるため、生きるか死ぬかの緊迫感には欠ける。加えて宗教の話が絡む。物語序盤にパイの幼少期を聞かされて満足度は下がったのが正直な感想だった。だが、このストーリー構成だからこそのできる終盤の展開が用意されていた。序盤のシーンにも必要なシークエンスであることに気付かされる。鑑賞後に振り返ると総じて満足度の高い映画という感想に至った。トラとの距離感の置き方が絶妙で良かった。心を通わさてバディもののような展開にも出来たと思うし、そういう作品の方が世の中には多いと思う。心を通わせているように見えるシーンも幾つもあるのだが、野性味が溢れる生物としても映されている。だからこそ、トラとの別れのシーンのあの唐突さと呆気なさによる物悲しさが生まれたと思う。
3.島の下りがなんだかなぁと思っていたら、最後の保険員との話でこれまでの話の味わいが倍増した映像がとてもきれい
4.CGによる映像美は圧巻。映画館で鑑賞したら、更に感動しただろー。冒頭20〜30分は観てるのが辛くて止めようとしてしまった。もっと簡潔にした方が良いと思った。あと、神様の話は無宗教の私にはわかりません。
5.昔、原本を読了済。洋書で読んでた分、当時は情景を想像しきれなかった部分もあったが、映像になるとその描写は元より、自然美を前に息を呑む。(今回も英語オンリーで観たので、やや正確な文言把握まではしきれていないが…)トラとともに一艘の舟での漂流。海、嵐、緑、動物。自然へ畏怖を感じる映画。
原題/別名:Moulin Rouge!
上映日 | 2001年11月23日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 128分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛、ミュージカル |
スコア | 3.8 |
監督 | バズ・ラーマン |
脚本 | バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース |
あらすじ
「ロミオ&ジュリエット」のバズ・ラーマン監督が贈る、絢爛豪華な映像と珠玉の音楽を収めたスペクタクル・エンターテイメント!世紀末のパリ。大人気を誇るキャバレー「ムーラン・ルージュ」のスターで高級娼婦サティーンと、貧乏作家のクリスチャンは激しい恋に落ちる。ショーへの出資の見返りに、サティーンを我がものにしようとする公爵に隠れて、危険な関係を続ける二人だったが、思いもかけない悲劇が起こる……。
出演者
ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー、ジョン・レグイザモ、ジム・ブロードベント、リチャード・ロクスバーグ、ギャリー・マクドナルド、ジャセック・コーマン、ケリー・ウォーカー、マシュー・ウィテット、キャロライン・オコナー、デヴィッド・ウェナム、カイリー・ミノーグ
感想・評価
1.カバー曲で構成されたミュージカル映画。お気に入りはマリリンモンローのDiamonds are a girls best friendのカバーSparkling Diamonds
2.THEバズラーマン作品。華やかなのにくどすぎない加減が流石です。美しすぎるハッピーエンドですが、ロクサーヌ等素晴らしい楽曲で飽きさせないのでさらっと観れます。
3.「ロミオ+ジュリエット」「オーストラリア」のバズ・ラーマン監督作。「スター・ウォーズ」シリーズ、「ブラックホーク・ダウン」「ビッグ・フィッシュ」「プーと大人になった僕」「ドクター・スリープ」のユアン・マクレガー、「アイズ・ワイド・シャット」「めぐりあう時間たち」「スキャンダル」のニコール・キッドマン出演。1889年にフランスのパリ市内モンマルトルに建てられた実在の赤い風車で有名なキャバレー"ムーラン・ルージュ"やポスト印象派の画家ロートレックが登場する。前半の華やかな音楽やダンス、後半のゴシックホラーのような演出のコントラストが印象的。劇中使われているファットボーイ・スリム の曲「Because We Can」は、日本公開された翌月2001年12月から開催されている「M-1グランプリ」の出囃子で使用されている。#ムーランルージュ
4.ミュージカル好きだし、いろんな曲が出てきて楽しいはずなのにそこまでだった。前半のニコール・キッドマンのうるささと、想像以上の下品さで見る気をなくしてしまった。役者の美しさと舞台の煌びやかさやはいい。曲は冒頭にも書いた通り知っている曲がたくさん出てくるけど、ちょこちょこつまみ食いする感じで入れてくるので、それが逆にいいとこ取りしようとしたら凡作になってしまったような印象を受けた。雰囲気もとっ散らかる。名曲をちょっとずつ盛り込むより、ぐっとくるオリジナル曲が2〜3曲あるほうがよかった。
5.ニコールキッドマンてお人形みたいでそれまでそんなに興味なかったんだけど、これで見方がガラッと変わった
原題/別名:Up
上映日 | 2009年12月05日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 103分 |
ジャンル | ファミリー、アニメ |
スコア | 3.7 |
監督 | ピート・ドクター |
脚本 | ボブ・ピーターソン、ピート・ドクター |
あらすじ
78歳のおじいさんカールは、亡き妻エリーとの「いつか南米を冒険しよう」という約束を果たすため、一世一代の冒険の旅へ。思い出が詰まった大切な我が家に無数の風船をつけ、家ごと旅立つカール。少年ラッセルら旅の仲間たちとともに、目指すは南米の秘境、伝説の場所、パラダイスの滝!
出演者
エドワード・アズナー、クリストファー・プラマー、ジョーダン・ナガイ、ボブ・ピーターソン、デルロイ・リンドー、ジェローム・ランフト、ジョン・ラッツェンバーガー、デヴィッド・ケイ、イーライ・ドクター、ジェレミー・リーリー
感想・評価
1.家が空を飛ぶっていう設定でワクワクが止まらない…。カールじいさんの回想シーンは胸が痛い。
2.序盤から泣ける…本当におじいさんが大好き応援したくなるハラハラワクワクの展開
3.思っていた話と違った。滝着いたと思ったら30分しか経ってなかった。おじいさんめっちゃ動けるじゃん!
4.小さい頃何っ回も観た映画!???冒頭から悲しいけど素敵。窓ぎゅーぎゅーのシーンプッと吹き出しちゃう笑風船で空を飛んでからが大冒険なのさ?ひとつひとつエリーとの思い出が詰まったものを失うと言うより、冒険の場所に置いていく。最後はバッジも。素敵な大冒険だった
5.開始から10分ぐらいで大まかな説明が出来ると同時に、夫婦愛をサイレントで見せるというピクサーの技に唸る。風船を家にくくりつけて目的地に飛ぶ。こりゃ風船おじさんならぬ、風船おじいさんじゃないか(笑)とはいえ飛んでの旅は結構早く目的地に到着する。ここからどう展開させるのかと疑問に思ったが、仲間が徐々に増えていき楽しい旅に。そこで過去との折り合いをつけるヒューマンな旅に。死んだ妻と思い出の家。この行方を見届けるとき、真の感動が待っている。アドベンチャー部分も空の高揚感を再現して、迫力あるものに。最後のラストショットに安心しないしない人はいないだろう。良かった。
原題/別名:First Man
上映日 | 2019年02月08日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 141分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.6 |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | ジョシュ・シンガー |
原作 | ジェームス・R・ハンセン |
あらすじ
人類の夢であり、未来を切り開いた月面着陸計画。史上最も危険なミッションを成功に導いたアポロ11号船長アームストロングの視点で壮大なスケールで描くー。
出演者
ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、コリー・ストール、キアラン・ハインズ、パトリック・フュジット、ルーカス・ハース、パブロ・シュレイバー、コーリー・マイケル・スミス
感想・評価
1.マット・デイモンやブラッドピットなどの有名ハリウッド俳優が宇宙飛行士の役を演じてきたがライアン・ゴズリングもやるんだね笑
2.人類で初めて月に降りたったアームストロングの伝記映画。ポルノグラフィティの「アポロ」がずっと頭の中で鳴ってた…(え)。前澤さん楽しんでたけど、人類が宇宙飛行を始めた頃は、こんなに危険や恐怖を伴うものだったんだな…。自分だったらアラーム一つ作動しただけで、大パニックになりそう。人類にとっては確かに大きな一歩だったが、「無音の宇宙空間で月に着地した」事実をどうドラマチックに見せるのか興味があったし、粉のような月の表面に近づいていく描写に感動した。それにしても、久々のデイミアン・チャゼル。「ラ・ラ・ランド」学校サボって観に行ったなぁ…。公開された頃は本当に楽しませてもらった。次も期待。
3.初鑑賞。ビミョーだった?ジェイソン・クラークが出てたのはグッド?️…以外はう~んって感じ?宇宙モノは苦手で好んで観るジャンルではないので、更にう~んって感じ???テンポが全体的にユルく、静かな映画で、夜観ると安眠する???月面着陸については諸説あるので、感情移入できず、最後まで冷めていた?いつか再鑑賞するが、けっこうしんどいかも⁉️
4.zozoの前澤さんはこの作品見て宇宙へ行ったのだろうか。あなたがお金で行った宇宙は多くの人の犠牲の上に成り立ってるんですよと。それにしても月面着陸ってこれ以降無いような。ロボットがいるから必要ないのかな。作品としてはSF要素よりも人間の心の機微を強く感じる作品でしたね。
5.ジェミニ計画 1961 ドッキングアポロ11号 1969ニーアムアームストロング「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大なる飛躍である」月面着陸は冷戦(Cold War)のただ中、またベトナム戦争(Vietnam War)で米国への批判が高まる中で行われ、米国の技術力の優位性を世界に知らしめるものとなった。人類史上初となる有人宇宙飛行を成功させたのはソ連でした(ユーリ・ガガーリン、1961年)
原題/別名:The Social Network
上映日 | 2011年01月15日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.6 |
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
脚本 | アーロン・ソーキン |
あらすじ
Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグの葛藤を描く、『セブン』 のデヴィッド・フィンチャー監督作。ハーバード大学に通うマークは女の子に振られたことが発端でSNSを作る。それが巨大サイトへ成長し……。
出演者
ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー、マックス・ミンゲラ、ブレンダ・ソング、ルーニー・マーラ、ジョセフ・マッゼロ、ジョン・ゲッツ、ラシダ・ジョーンズ、バリー・リヴィングストン、ダグラス・アーバンスキー、アーロン・ソーキン、ウォレス・ランガム、スコット・ローレンス、パトリック・メイペル、デニス・グレイスン、デヴィッド・シェルビー、スティーブ・サイレス、インガー・テューダー、ジェームズ・シャンクリン、ジョン・ヘイドン、ブライアン・バーター、ブレット・リー、ヴィクター・Z・アイザック、マーク・ソウル、マレス・ジョー、エマ・フィッツパトリック、マルセラ・レンツ=ポープ、ダコタ・ジョンソン
感想・評価
1.天才は華々しい道程で成功をおさめる人ばかりだと思ってたマークザッカーバーグは天才的だけど人間らしい部分に溢れてる数字や業績とは対称的な登場人物達との関係性に少し哀しさが感じた
2.相当おもしろかった。マークはジョブズより人間味があるタイプの天才だと思いました。
3.「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生。テンポはよいが、大学時代の話と2つの起訴の話があるからややこしい。でも、Facebookがどういう経緯でできたのかを知ることができておもしろかった。facebookという人の繋がりを作り出すサービスを誕生させた、天才マークザッカーバーグなのに、実際の人付き合いは苦手で、親しい友人を失ってしまう。どんな天才でも、生き方が上手いとは限らない。そんな皮肉が込められているのだろうか。にしても、facebookのアイデアは素晴らしいな。個人的なことやけど、ボストン行った時に、実際にハーバード大学行ったりしたから色々思い出して楽しめた。
4.思ったよりドロドロした映画でした。彼がいかにしてFacebookを作り上げたのか、執念だったり周りの人たちであったりがわかりやすく描かれていて良かった
5.アーロンソーキン作品の良さでもあるセリフの一つ一つがとても早口で話の展開についていくことで精一杯な気がするのに、どこか聴き心地のよいリズムとテンポになっていることに本当に驚きました。二時間があっという間に感じるほどの内容の緻密さと、起承転結の抑揚が素晴らしい作品だと思います。あれだけ傍若無人な立ち振る舞いをしてきた主人公でも最後にすがるのは結局人とのつながりであるという終わり方にとても現代のSNS社会の人間関係の模様が描かれているように感じました。ジェシーアイゼンバーグがハマり役過ぎてこういう知的で理屈っぽい役が増えるのも納得です。
原題/別名:Memoirs of a Geisha
上映日 | 2005年12月10日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 146分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.3 |
監督 | ロブ・マーシャル |
脚本 | ロビン・スウィコード、ダグ・ライト |
出演者
チャン・ツィイー、渡辺謙、ミシェル・ヨー、役所広司、桃井かおり、工藤夕貴、大後寿々花、ケネス・ツァン、コン・リー、ツァイ・チン、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、ランダル・ダク・キム、テッド・レヴィン、ポール・アデルスタイン、ユージニア・ユアン、カール・ユーン、シズコ・ホシ、伊川東吾、マコ岩松
感想・評価
1.見たのにほぼ記憶がない。とにかく色々気になってしまって気が散ってストーリーに集中できなかったのが敗因かな。自分が日本人じゃなきゃ入り込めたのかな?日本じゃないって割り切って見れば良かったのかも?
2.チャン・ツィイー(さゆり)とコン・リー(初桃)の女の戦いが見物です。 チャン・イーモウが大事に愛でてきた新旧女優対決といったところか…w 置屋の中でいがみ合うそのシーンが面白かったね。 しかし、日本のお話を英語で見せるってのはどう考えたって無茶な話なので???なところがいっぱいです。エンドクレジットにはヨーヨー・マのチェロ。そして今回もまたジョン・ウィリアムズの音楽が素晴らしかった。今はもうない静岡ミラノ3にて。
3.亡くなった映画好きの友人が大好きだった思い出の映画。外国の方がイメージする日本ってこんな感じなのだろうなー。とても美しい映画です?最後はハッピーエンド、と言っていいのかどうか…彼女の望むことだったのだからあれはハッピーエンドかな。
4.チャン・ツイィーがとてもかわいい映像も内容も綺麗な映画もう一度見たい
5.なんでこんなに評価低いんだ…初めて観たのは高校生の頃。その時一番気が合っていた仲の良かった子と、学校帰りにTSUTAYAで各々DVD借りて。観て次の日。お互いに興奮して感想言い合ったのが忘れられません( ˘ω˘ )その後も何回も、いや何十回もTSUTAYAで借りて観た。その子も同じだったみたい。多分買った方がいいくらい借りたと思う。大人になって手元に置きたくて買った。原作にも触れて、ますますこの映画が愛おしくなった。何度観てもいいし、この先何度も観たい。夫にもまた観てるの?って言われたりもする。ほぼ思い出話しだけだけど、感想を言うには私には乏しい語彙しかないから文にしたくない。そのくらい愛おしい映画。日本っぽくないとか言われてるけどいいじゃん。「映画」なんだから
原題/別名:The Artist
上映日 | 2012年04月07日 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 101分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.7 |
監督 | ミシェル・アザナヴィシウス |
脚本 | ミシェル・アザナヴィシウス |
あらすじ
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。
出演者
ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー、ミッシー・パイル、ベス・グラント、ジョエル・マーレイ、エド・ローター、ビッツィー・トゥロック、ケン・ダヴィティアン、マルコム・マクダウェル、ベイジル・ホフマン、ビル・ファガーパッケ、ニーナ・シマーシュコ、スティーヴン・メンディロ
感想・評価
1.『LOOK LOOKこんにちは』3️⃣7️⃣人目今回はchichichiさんのとこにお邪魔しました✨いつもありがとうございます?❤️無声映画?私は2作目かなー、チャップリンの作品を1つ観たので。まー今作は、近年に作られた無声映画ということで、少し音や声はあります。無声映画とトーキー映画との切り替わりを上手く表現出来てて、素晴らしい✨もうねー、ジョージ役のジャン•デュジャルダンさんが素晴らしい✨男でも惚れるカッコよさ✨この時代ってのも私のツボやから、もう見ててうっとり✨もうねー、顔の表情が多彩過ぎる✨よく動く眉毛も好きやし、何よりあの笑顔✨素晴らしい✨一気にファンになりました❤️最後の数秒の無音も良かったなー✨グググーっと惹きつけて、涙がポロっと出ました!もちろんアカデミー賞取られてるので、今更あーだこーだは言う必要ないですよね✨もう神がかった素晴らしい作品でした‼️chichichiさんありがとうございました?❤️
2.ジャン・デュダルジャンの表情の作り方がまさにサイレント映画という感じだ。モノクロでスタンダードサイズというのはやはり魅力的だ。ジャン・デュダルジャンはサイレント期のスターでトーキー革命でスターの座から転落したジョン・ギルバートに似ている。意識して似せたのだろうか?
3.◉初サイレント映画。《ミシェル・アザナヴィシウス》監督は相当な量のサイレント映画を観て研究し、本作の製作に至るという。◉1920年代のハリウッドを舞台に、サイレント映画から台詞のあるトーキー映画へ移行する時代の潮流に抗う人気サイレント・スタア俳優と、将来有望な若き女優の禍福に満ちた人生を描いた作品。◉本作は、第84回アカデミー賞で作品賞を初めとする5部門受賞を受賞し、その他にも数々の輝かしい賞を総ナメした。◉サイレントにも拘らず、その饒舌な表現力に驚かされる。フランスの人気コメディアンでもある主演の《ジャン・デュジャルダン》の表情の使い分け方の巧さ。コミカルな動き然り、主演男優賞も納得の怪演だった。一方で、若き女優を演じた《ベレニス・ベジョ》もまた、卓越した表現力で愛嬌のあるキャラクターを演じたかと思えば、ギャップのあるシリアスな雰囲気に惹きつけられ、動体演技然り、一流の役者ぶりだった。◉テーマも分かりやすくてスッと頭に入り、安心して物語に没頭できたし、最後も納得の終わり方で、総じて非の打ち所なし!自分にとっては、サイレント映画自体が逆に新鮮に感じた。◉イッヌの芸達者ぶりに驚かされる。パルムドック賞を受賞しただけあって、かなりの名演技は一見の価値あり!◉本作は、《カメル・エシェーク》を初めとする、数々の映画の先人たちに捧げられる。時代は変わっても決して朽ちる事のない映画の魅力が詰まった作品だった。【以下ネタバレ含む】◉後進に道を譲るだけが全てじゃないという答えにグッときた。
4.20211202-4991927年、ハリウッド1929年:サイレント→トーキー美術:ローレンス・ベネット・階段を下りるジョージと階段を駆け上がるペピー・夫婦の食事のシーン:「市民ケーン」(1941年)のオマージュ・ペピーがジョージの楽屋で、彼の衣装の袖に自分の腕を通すシーン:「第七天国」(1927年)のオマージュ・ラストのダンス:フレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースのオマージュ・1927年の設定:「雨に唄えば」(1952年)のサイレントからトーキーへの移行を表現したオマージュ・時代の変化についていけない俳優:「サンセット大通り」(1950年)のオマージュ・ジョージがアギーを連れて舞台挨拶するシーン:チャップリンの「犬の生活」(1918年)のオマージュ・ジョージが店頭に飾られたタキシードを見ているシーン:チャップリンの「街の灯」(1931年)のオマージュ・ペピーが「付けほくろ」&ショートヘア、スター街道をのぼりつめていく:ビリー・ワイルダーの「お熱いのがお好き」(1959年)のマリリン・モンローのオマージュ#higa2021#higaフランス#ローレンス・ベネット#役者・芸人もの#作品賞ノミネート#美術賞ノミネート
5.昔のフォントのオープニング音楽も昔風 セリフがない耳が塞がれている私たちも声が聞こえない映画を見てる観客を私たちが映画で見る耳を舐められる 斜めに座る観客昔の映画のように映像+オーケストラという訳ですね舞台裏もしゃべってはいけないずっとやけに壮大な音楽女が真っ白 他は真っ黒拍手も聞こえない優雅なピアノの演奏は本当のバックミュージック主人公の男は出しゃばり男に囲まれる1人の女 白黒色のコントラストは羊たちの沈黙でも散見映画を見に来れる貴族は帽子切り替えは丸男と犬 一緒にいがちバスの中の構造でも帽子の色の差主人公の女の子 マイケルジャクソンみたいベレー帽(身分低い)とテンガロンハット(身分の高い)を被るとこの違いとは?女優ライト鏡は昔にも健在元々は男優顔の見えない女と見えてる男ドイツの陰謀(昔のハリウッドのプロパガンダ映像っぽいね)蝶ネクタイ音楽が全てクラシック金髪(白)じゃない茶髪の女優は珍しい←エキゾチックな服装を着せられている音が無になる時もある服をなぞる行為→身体をなぞる行為擬似的なラブシーン動作がゆっくり鏡の連続からの本物犬の降参ポーズゆっくり名残惜しそうに扉を閉める丸のカットいくつかのシーンを経て主役に変わる1929というと第一次世界大戦ナポレオンの何かで戦争表現昔の映画は光や霧の使い方が上手い効果音のみ有音声が出ない、幻覚黒い羽が落ちる
爆弾音耳が聞こえなくなるのか?車の移動は精神の移動何回もスタジオに出入り新聞で情報を手に入れる時代声が出なくなる夢と対照的に映画は有声化になる昔の太いタバコ新鮮な白い女々しい男と白い女⇄古い茶色い服の男主人公上へと昇り詰める、駆け上がる彼女と自分は落ちていく、落ちこぼれていく男 ここが別れ道 階段の上下優雅な音楽と無邪気な彼女(衣装はもうエキゾチックではない)愛の涙の原作なんだろう刻む音は流れる時間時間のかかる旧作映画与えられたほくろというアイデンティティを捨て自ら女優というアイデンティティを得る彼女そしてエキゾチックな服を着出す妻主人公は髭というアイデンティティにこだわりがありそうカットが丸じゃなくなった黒い帽子を被る彼女 男アイデンティティを手に入れたのかシャネルのような自立した女性像衣装はエキゾチックに戻る 自らのスタイルを確立させようとするほくろもつけている 黒のヒールに黒の手袋大きなお屋敷を映し出す 雨と涙蝶ネクタイはもう着けていない最初の満席と対照的なすっからかんの劇場彼女の横には新しい形の蝶ネクタイをつけた男白黒映画で飲み込まれる男、新式映画に飲まれる旧式映画犬は相棒帽子の色の境目が男女でなくなる、それに溶け込む主人公気持ちも緩み出したよれよれのネクタイ内側の心に華がある彼女道を譲る
新しい髪型もしている男踏まれる白黒映画俳優 踏襲黒を女性が身に纏うようにスカーフ女性の化粧 女性にもアシスタントつく鏡の形も変わるハイヒールは煌びやかにサスペンダー 前より庶民的な服装と家庭スタイル振る舞いはカッコつけたがり 執事もいるよれよれ柄のネクタイネクタイ汚さないように仕舞ってた執事こだわりもあった髭のデザインも無精髭に階段をまた降りていく、どんどん落ちていく帽子のスタイルの変化泣いているガラスに映る自分を水で消す 1932つまり3年後差別していた小人の自分に打ち殺されるからの真っ暗 シャットアウトお酒による幻覚で暗転音楽がやけに軽やかで楽しそう愉快な映画の映画の音楽への移り変わりが軽やか1932 白色の帽子同士のカップルどこでもいっしょの犬 しかし犬はもう歳声が出ない殺そうと追いかけられる映画の役と自分を重ねるスクリーン映った影 自分の分身は逃げる 現実逃避 負け犬追いかけられる音楽 狂う主人公荒ぶり具合はセリフなしで表現蹴るタイミングとドラム一緒燃やして消す 白黒だからこそ本当に何も見えない1番大事なフィルムだけを抱える自分が犬に教えた「芸」が彼を救う犬は吠えることはできる救急車のない時代椅子に書かれた名前まだほくろはつけている車の移動は精神の移動看護婦 ナースの帽子の違いブラインド越し 監獄みたいゆっくり秒ごとのフィルムの映像走り回る
家が広いことを示唆今度は家で薄い衣装優雅なハープ 2人の情愛後ろのベッドの模様は彼の心に彼女という太陽の日が差したようだ白から急に黒を纏う 仕事モード丸のカット男が化粧 ←彼女の権威の高さ緊張しながらの脅迫白人男性のワンカット 失望、失恋を示唆執事は彼女が雇った運転手 黒服運転手の衣装 ダボダボボトムスに黒ロングブーツ黒のバスローブを身に纏うドアを明ける前の不穏な音楽真っ白の覆いから黒の所持品壮大な音楽は彼の衝撃の大きさ扉を閉めると共に寂しげな音楽に孤独感 帽子を被っていない独りぼっち衣装屋さんで昔の自分の衣装(権威)を懐古する帰宅シーンは彼女の家の大きさ悲壮感漂う音楽と彼の自宅彼女自身が向かう口だけ動く 口先のセリフ 悪口愚痴嘲笑だけが残っている 誰が言ったかは関係ない犬も若くないのに一生懸命吠えている口に咥える バン セリフ先にして騙し絵の図実は彼女の車がぶつかる音 ピストルの音ではない恋愛シーンはやはりズーム見つめ合う距離の近さ白黒映画のタップ音が響き渡るそしてやはり昔に戻って男は黒 女は白最初の全然踊れなかった頃と対照的に軽やかの飛んで踊るダンスカット←ここから有声 人の声が全部入るこんなに賑やかだったなんてよく出来た映画だ〜〜〜
原題/別名:The Theory of Everything
上映日 | 2015年03月13日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 123分 |
ジャンル | 恋愛、伝記 |
スコア | 3.8 |
監督 | ジェームズ・マーシュ |
脚本 | アンソニー・マクカーテン |
原作 | ジェーン・ホーキング |
あらすじ
1963年、ケンブリッジ大学で理論物理学を研究するスティーヴン・ホーキングは、中世詩を学ぶジェーンと恋に落ちる。やがて、スティーヴンは筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症、余命2年と宣告されながらも、妻となったジェーンと家庭を作り、子育てをし、そして、自分が生かされている意味を全うしようとする。予期せぬ試練。きれいごとではすまない夫婦の現実。ふたりが辿り着く先は...。
出演者
エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、エミリー・ワトソン、デヴィッド・シューリス、サイモン・マクバーニー、ハリー・ロイド、チャーリー・コックス、マキシン・ピーク、アダム・ゴドリー、エンゾ・シレンティ、カロル・スティール、ショーン・ルーカス
感想・評価
1.演技力がとんでもない。切なすぎて何度か泣きそうになった。実話なのが驚き。ただ綺麗事なだけじゃなくて、それぞれの悩みや葛藤の末に、一番いい形だったと思う
2.普段は吹替派だが、エディレッドメインの顔面の演技のスゴさとどんな発声してるのか気になりすぎて字幕で見た。ずっとキャストが同じ人だから若いままで年代がいつ頃なのかわからないときがある。でも何故だろう、確実にホーキング博士そのままな気がする。
3.ここまでリアルに、残酷に現実と向き合うストーリー展開は初めてかもしれない。常に自分だったらどうするだろう、と考えながら鑑賞してしまうため、鑑賞後はかなりの疲労感であった。綺麗事だけではすまない、難病を抱える夫とその妻の夫婦の物語で、夫がたまたま世界的な天才物理学者であったという、主に人間関係に焦点を当てた作品であった。それぞれ別の相手と再婚するなんて!と思うかもしれないか、それは紛れもない事実であり隠さず描いてくれて良かったと心から思った。最後の過去へタイムリープしているかのような演出は幸せすぎて苦しい※3人目の子供が誰の子なのか最後まで微妙ではある。ただでさえ大変な生活なのに果たして3人も作るだろうか※ジェーンはきっと余命2年だから結婚した面もあると思う。きっと彼女の両親もそれでokしたのではないか。無我夢中で日々を過ごしていたら、気付いたら何十年も経ってた感覚なんだろう。子宝にも恵まれて充分幸せをくれたという想いもあってスティーブンは別れを切り出したのかもしれないと思った。私はそう思う。
4.エディレッドメインが凄すぎた、最後別れてしまったけど、愛はずっとあるんだろうなあケンブリッジの中庭で2人で時計ごっこしてるとこが素敵すぎるスティーブンはもちろんだけど、周りの人も素晴らしい人ばっかりで温かい映画だった大学の同期?の人がお気に入り
5.とにかくエディ・レッドメインの演技が凄すぎた。本当に本人みたいだった。支え続けてきたジェーンも、ジョナサンも、本人が天才で魅力的なのもあるけどまわりの人たちも素敵な人たちばっかりだった。一人の人生を一緒に味わった感覚。素敵映画#たぴあん2021鑑賞記録
原題/別名:The Shape of Water
上映日 | 2018年03月01日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | ドラマ、ファンタジー |
スコア | 3.8 |
監督 | ギレルモ・デル・トロ |
脚本 | ギレルモ・デル・トロ |
あらすじ
1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。
出演者
サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スタールバーグ、オクタヴィア・スペンサー、ローレン・リー・スミス、デヴィッド・ヒューレット、ジョン・カペロス、ニック・サーシー、モーガン・ケリー、Dru Viergever
感想・評価
1.1番、最後が綺麗過ぎた!!!映像としても終わり方としても。ただ、私には合わなかった。水中で生活してる"彼"に恋してしまうということが良く分からない。その感情というか、その恋愛感情に至るまでの経緯というか。Elisaも言葉を発せない、話せないという分、互いに人種も違くて言葉を声に出せないという共通点から同情してしまうのは分かる気がする…けど…。第三者との意思疎通やコミュニケーションが難しかったElisaが、声に出さなくたって気持ちは通じ合えるというこの出会いへの喜びは伝わる。けど、恋仲になるのは全くもって理解出来ない。しかも全裸になってまで…。他作の『美女と野獣』とか『リトル・マーメイド』、『シザーハンズ』などの異種人との恋愛は理解出来たけど、これは分からない…。その水中の彼に惹かれていく様子をしっかりと描いてくれると…。あと、全裸は要らないと思う。で、指をちぎられたっていうこの異様な執着心。気持ち悪い。ある意味その執着心、ストーカーレベル。この手の作品は、書籍で読んだ方がより楽しめそうな気がする。けど、終わり方は綺麗でした。美しかった。
2.未確認の二足歩行の海洋類とのラブロマンスだけども、1960年代の設定とか、ヒール役の徹底したマチズモとかポリコレ全盛期の2018年っぽい映画!でもそれはあくまで批判のための隠れ蓑的な役割でしかないくらい、エライザと彼のツーショットは魅力的。最後はパンズラビリンスっぽい!
3.主人公が恋をしたとき今まで落ち着いた色合いのカチューシャを着けていたのに明るく鮮やかな赤色のを着けるようになるんです。主人公の心の変化が伝わってくるようなとても素敵な演出だと思いました。
4.冷戦時代に軍の秘密研究機関ではたらく孤独な女性の清掃員と研究機関で捕らえられていた異形の知的生命体とのSFラブストーリー。孤独な女性と研究機関に捕らえられたモンスターの共感の部分と自宅へ連れかえってお世話をするディテールの部分など妙なリアリティを覚える。おそらく人種を超えたラブストーリーのメタファーなんだろうが、やりすぎな気がする。性的な要素もあって気持ち悪いと感じる人もいるだろうが、そこもリアリティを感じる部分の一つかもしれない。
5.あなたと私一緒、、、永遠に幸せに暮らしてて欲しい初めは生き物の見た目に慣れなかったし、グロかったけど、だんだん可愛く見えてきた。
原題/別名:La La Land
上映日 | 2017年02月24日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 126分 |
ジャンル | 恋愛、ミュージカル |
スコア | 3.9 |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | デイミアン・チャゼル |
あらすじ
夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア<エマ・ストーン>は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン<ライアン・ゴズリング>と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから二人の心はすれ違い始める……。
出演者
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ローズマリー・デウィット、ミーガン・フェイ、ジェイソン・フックス、ジェシカ・ローテ、ソノヤ・ミズノ、ジョン・レジェンド、キャリー・ヘルナンデス、ヘムキー・マデーラ
感想・評価
1.やっと視聴。そしてお久しぶりです……レビューさぼってます……?ミュージカル映画はそんなに得意ではないと思ってるんだけど、これはすごく見やすかった気がする。その理由の一つ。やっぱり音楽が良いから!作中前半の役者の主人公たちのタップダンスの小気味いい音とリズム感のいい音楽たち、クラッシックジャズとの組み合わせの良い音楽も聴いていて楽しくなりました!あと、全体的に音楽が流れるシーンの背景が絵っぽいというか…立体感がないというか…多分役者にスポットライトをあてて背景も綺麗に写すとなるとそう見えるのかも。それがスクリーンで見る舞台、という感じがしました。良い悪いとかじゃなく、そう見えた、という感じ。薄暮時の赤と青のグラデーションの空がめちゃめちゃ綺麗!ミュージカル恋愛映画だからどうせずっとハッピーな感じなんやろて思ってた私よ、、、馬鹿野郎め………ネタバレになっちゃうのであんまり言わないけど、、、予想してたのと違うエンドでして……せつねえ……せつねえよ………あれ、これってネタバレ?自衛してください。でもまじで音楽は楽しい!!音を楽しめる作品です!勢いで書いてるからあとで推敲するかも笑あと30本くらい溜まってる…うぉおレビューするぞ………
2.素敵な作品です。曲もいいですが、季節ごとに変わってゆく衣装も素敵。ハッピーエンド!な終わり方ではないですが、そこがまたこの作品の良さを引き出しているいい部分だと思います。一緒になれなかったのではなく、ならなかった2人。だけど、愛していた事実は変わらない。最後のお互いが見つめ合うシーンは、愛していた記憶を思い出して愛おしさを感じているのでしょうね。こんな未来があったかもしれない...と。とても胸が熱くなります。
3.世界観はすごく好きだけど、ストーリーは典型的な気がした。それが良さでもあるのかも。
4.オープニングシークエンス凄み〜ラブストーリーとしてみれば切ないけどサクセスストーリーとしてハッピーエンドなのかなぁ
5.ストーリーが動き出すまでがすごく長く感じた。夢に熱くなるのはすごく素敵だけど余裕がなくなるのは憧れないなあ
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。