目次>
ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞作品。これまでにシャカ・キング監督のユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償や、レオナルド・ディカプリオが出演するワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド、グリーンブックなどが受賞しています。
原題/別名:Judas and the Black Messiah
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 125分 |
ジャンル | ドラマ、伝記 |
スコア | 3.7 |
監督 | シャカ・キング |
脚本 | ウィル・パーソン、シャカ・キング |
あらすじ
元窃盗犯から FBI の情報提供者に転じたウィリアム・オニール(ラキース・スタンフィールド)は、ブラックパンサー党のイリノイ支部に潜入し、カリスマ的指導者フレッド・ハンプトン(ダニエル・カルーヤ)に接近する。その政治的手腕で頭角を現しつつあるハンプトンは、J・エドガー・フーバー率いる捜査当局に睨まれる存在だった。ブラックパンサーと FBI の間で巧みに立ち回りつつ、オニールは葛藤する。はたして彼は良心に従うのか。それとも手段を選ばずハンプトンを制圧せよという命令に従うのか。
出演者
ダニエル・カルーヤ、ラキース・スタンフィールド、ジェシー・プレモンス、マーティン・シーン、アッシュトン・サンダース
感想・評価
1.だいたいワイルドスピードと同じ内容。FBI、、、完全にマフィアじゃないですか。ビルの服めちゃお洒落だったけどFBIからのお小遣いで買ってたんか?音楽も良かったし劇場で観たかった。
2.ブラックパンサー党のフレッド・ハンプトン議長のもとに潜入することになるビルは、もともと公民権運動にあまり興味のないただの車泥棒だった。でも潜入先は彼にとって敵ではなく仲間といえるものだから、活動に深く関わるにつれて葛藤が大きくなってしまう。そんなビルの心境を繊細に見せられるラキース・スタンフィールドも、もちろんハンプトン役でカリスマ性を見せるダニエル・カルーヤもよかった。そして、彼らとあまり歳はかわらないはずだけど貫禄たっぷりのジェシー・プレモンスの、観衆に紛れ込んでるときの不気味さも好きだったり…。この映画を観ている限りでは、暴力で立ち向かうと言っているフレッドたちよりも、すぐに発砲してくる白人警官たちの方が挑発的で暴力的に見えた。マフィアの抗争とかならともかく、FBI側のやってることはとても卑劣に思えた。また、潜入捜査をしていた人がTV放映されるインタビューを受けるというのは危険だろうと思うんだけど、自分に対しても仲間に対してもけじめをつけるまでは、死んでも死にきれなかったのかもしれない。彼の心中を思うと何とも言えない気持ちになった。
3.アカデミー賞受賞作にも関わらず日本ではDVDスルーとなった本作。ブラックパンサー党の指導者フレッドハンプトンへの接近を目論んで、FBIから送り込まれた黒人青年ビルの目線から、党の活動やFBIのやり口を描く。『ゲットアウト』の出演者コンビがフレッドとビルを演じる。ラキーススタンフィールドは常に迷いがあるような、揺らぎを携えた演技で良かった。やはり演説シーンは迫力がある。ブラックパンサー党とキング牧師派の関係や、黒人の公民権運動団体と白人貧困層・プエルトリコ人団体が一時期組んでいた事実も描かれる。終盤はあまりに唐突に思えるが、それくらい実際のFBIのやり口が不合理で酷かったということだろう。最後に説明されるビルの最後も壮絶。
4.監督シャカ・キングはスパイク・リーともデュヴァネイとも異なる怒りと冷徹さで1969年の暗殺事件内幕を描く。ハンプトンの演説、妻の詩と革命の言葉がリズムを刻む様はやはり69年の革命的フェスを映した『サマー・オブ・ソウル』のフロウにも連なる。オスカーこそ迫力十分のダニエル・カルーヤに譲ったものの、実質上の主役は“ユダ”を演じたラキース・スタンフィールド。一介のチンピラから“パンサー”へと変貌し、善悪の彼岸に立たされる様は絶品。いつだって最高の俳優だが、オスカーノミネートも納得の名演だった。それにしてもストリーミング配信なし、セル販売なし、“DVD”レンタルのみってどんだけやる気ないんだワーナーよ。
5.うーむ。。中々入り込めなかった。人種差別を本当に無くしたい。もっと調べてから観ればよかったな。。
原題/別名:The Fighter
上映日 | 2011年03月26日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 116分 |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
スコア | 3.7 |
監督 | デヴィッド・O・ラッセル |
脚本 | スコット・シルヴァー、ポール・タマシー、エリック・ジョンソン |
出演者
マーク・ウォールバーグ、クリスチャン・ベイル、エイミー・アダムス、メリッサ・レオ、ジャック・マクギー、メリッサ・マクミーキン、ビアンカ・ハンター、エリカ・マクダーモット、デンドリー・テイラー、ジェナ・ラミア、フランク・レンズーリ、マイケル・バッファー、シュガー・レイ・レナード
感想・評価
1.クリスチャンベールが出てるってことで視聴。チャンベールクズヤク中すぎた…。チャンベールはかっこいいからクズでも全然許せるんだけど、ミッキーの母親と姉たちがホントイライラさせられた。主に母親へのヘイトが溜まってムカムカしつつも、最後は最高の試合をして終了!!!ディッキーも母親も、ミッキーを応援してることは分かるんだけどね…。それまではイライラするけど最終試合はとても良かった。ただ、ディッキーはまだミッキーのためって感じがするけど、母親はディッキー優先で弟はおまけって感じが透けて見えるのがなかなか嫌な気分になったわ…。実話ベースだしかなりいい話ではあるんだけど…イライラシーンが多すぎてラストの感動があまり感じられなかった…。
2.どんなにクソな奴でも、弟にとっては誇れる兄貴なんだなぁ…1980年代のマサチューセッツ州ローウェル。米ボクシング界のスーパースターシュガー・レイ・レナードと拳を交わしたことのあるディッキーはローウェルの英雄だったが、戦いに敗れた事から麻薬に手を染め、未だに麻薬から離れられない生活を送っている。弟ミッキーは、兄とは真逆な性格で至って真面目な青年。この頃は負け続けだが才能のあるボクサーだ。ディッキーはミッキーのトレーナーをやっているが、麻薬やドラッグに溺れ、弟の練習をみるのも、儘ならない状態だ。そんなディッキーだが、ミッキーにとっては頼れる兄貴。しかし"ある事件"を切っ掛けに、2人の運命は大きく変わっていく…ザックリ言うとストーリーはこんな感じ冒頭にも書いたが、ディッキーって男はクソだ。"シュガー・レイをダウンさせた男"とか"ローウェルの誇り"だとか、未だに言っているほど、過去の栄光の中に住んでいる男で、今は弟ミッキーのトレーナーをやっているが、ドラッグでラリって練習も半日は潰してしまう。そしてそんなにバカに輪を掛けてバカなのは、ディッキー&ミッキーの母。
この母はディッキーが自慢の息子で、ミッキーの事には気をかけない。このバカ親子は、ミッキーの試合相手が風邪を引き対戦ができなくなってしまった時、代わりの対戦相手として、体重が9キロも重い相手を平気で連れてきた挙げ句、"相手は練習もせず、ぶよぶよだから絶対に勝てる"と宣う(ボクシングを観る人にはよく解ると思うが、これだけの体重差があると、いいパンチをもらったら死ぬかもしれないぐらい危険)。ただファイトマネーが欲しいばっかりにミッキーは家族だというだけで、そんなディッキーと母親に振り回されいいようにされていたが、シャーリーンという恋人が出来てから、変わり始める。シャーリーンは思った事はズバズバ言う性格の持ち主で、ディッキーや母親とは反りが合わない。そんな中"ある事件"が起き…観ていて、何であんなクソ兄貴からミッキーは離れられないんだろう?って思ってたんだけど、敵の弱点を見抜き、それにしても対して見合った攻撃を的確に指導できる所に全幅の信頼を置いてあるのだろう(刑務所で面会に来たミッキーに的確な指導し、その事でミッキーは勝利を掴むことが出来た)まぁ、腐っても兄貴は兄貴って事もあるだろうし…この作品、実話を基にしておりエンドロールには、実際のミッキー&ディッキーが出てくるが、クリスチャン・ベールの演じているディッキーがあまりにも、雰囲気がそっくり過ぎて、笑ったなぁ…
3.実話シリーズ。ミッキー・ウォードとディッキー・エクランドの自伝的映画。リアルロッキーかの様なストーリーで、時系列通り話が進む為、非常に観やすい内容。ただ、盛り上がりも淡白。ボクシングの試合は単調であまり迫力もなく、日常シーンの演技が素晴らしいが故、凄いお粗末に観えた。洋画あるあるだが、アメリカの家族って内輪揉めのややこしいの多い‥クリスチャン・ベールの役作りが凄まじい。
4.『ザ・ファイター』原題The Fighter.映倫区分PG12.製作年2011年。上映時間115分。デビッド・O・ラッセル監督が、マーク・ウォールバーグとクリスチャン・ベールを主演に迎え、名ボクサー、ミッキー・ウォードと彼の異父兄ディッキー・エクランドの絆を描いた実録ドラマ。米ボクシング界のスター、シュガー・レイ・レナードと拳を交わしたことのあるディッキー(ベール)は街の英雄だったが、戦いに敗れたことから麻薬に手を染め、投獄される。そんな兄の陰でミッキー(ウォールバーグ)は早くからアマチュアボクサーとして実績を積み、頭角を現すが。。。文語体やと殴り合いとか乱打戦とかが良いのかもしれへんけど、今作品と関西人には特に口語文ならどつき合いちゅう言葉がしっくりくるボクシング映画作品がある。21世紀最高のどつき合いは選ぶんは難しいけど、2002年5月に行われたアルトゥーロ・ガッティ?ミッキー・ウォードの一戦も一つに数えれると思う。個人的には。ふたりは3戦した。1勝1敗の両者が雌雄を決する3戦目のことをラバーマッチなんて呼ぶけど、 そこまでもつれるケースはあんまないかな。古くはモハメド・アリ?ジョー・ブレイジャー戦かな。近ごろやと、マニー・パッキャオ?エリック・モラレス戦ってとこかな。ガッティ?ウォードは、2002年5月の第1戦が一番なんて云われてるけど、小生も激しく同意。
スーパーライト級のノンタイトル戦がこんなに盛り上がることってのはめったにない。ガッティが30歳で、ウォードが36歳。 どちらもボクサーとしては高齢やけど、正面切っての打ち合いを好む点で手が合った。前者がダンシング・ファイター(ボクサーの印象的なフットワークを称えて表す表現。逆に、過剰なホールディングが続く場合に批判的に使う場合もある。)で、後者がブル・ファイターと云う違いはあるんやけど。いままでの試合の映像はYouTubeで見ることができますよ。逆転に次ぐ逆転の好勝負で眼が離せないし、だれる局面は皆無で、ボクシング雑誌のリング誌が年間最高試合に選んだのも納得がいきます。余談が過ぎましたが。そのウォードを主人公に選んだ作品が『ザ・ファイター』です。ただ、ガッティとの因縁試合は出てこないのが残念。それ以前の、若かった彼が周囲に苦しめられていた時代が描かれてます。舞台は、1993年のマサチ ユーセッツ州ローウェル。 米国の産業革命はこの土地からはじまったと云われてます。ミッキー(マーク・ウォールバーグ)は20代後半の中堅ボクサー。ただ、1990年から 96年にかけて4連敗を喫したため、かなり長いプランクがある。現在は再起を賭けてトレーニ ング中だ。ミッキーのトレーナーは異父兄のディッキー・エクランド(クリスチャン・ベール)。マネジャーは母ちゃんのアリス(メリッサ・レオ)。
父のジョージもセコンドにつくから、家族経営っすね。ところが、兄ちゃんと母ちゃんに問題が多くて、ディッキーは、かつて天才シュガー・レイ・レナードに挑戦したこともあるが、現在はクラック中毒。 母ちゃんはアルアル長男を溺愛し、 次男ともども自分の所有物と思い込んどる。となるとミッキーは、伸ばせる素質も伸ばすことができひん。そんな彼の前に、シャーリーン(エイミー・アダムス)という気の強い娘が現れ、シャー リーンはモンスター家族からミッキーを引き離そうとする。当然、トラブルが起きて、 ミッキもしびれを切らしそうになる。試合の順序や対戦相手は、映画のなかでかなり変更が加えられているけど、話の要になる?アルフォンソ・サンチェス戦(1997年4月)や、シェイ・ニアリーに挑んだWBU世界 (2000年3月)の様子は、たっぷりと描かれる。ウォールバーグも、ミッキーの必殺技やった左フックのボディブローを随所で見せて、観客の身体を熱くさせる。 監督のデヴィッド・ ・ラッセルは、癖のあるキャラを強い描線で形にしてる。人は、残酷な世界てのが己の成長や忍耐力の向上のためのより良い機会を与えてくれたとしても、己が人を軽蔑したら、信頼を欠くようになってしまう。それが今作品の家族の主な問題であり、映画の中のすべてのキャラが少なくとも1つのミスを犯した理由でもある。人種差別、偏見、保守主義、偽善、性差別、未熟さ、薬物中毒、家族の放棄、友人関係の放棄、等々。せや、すべてのキャラには、その欠点の中にもエエとこも持っていました。人生の苦難を、メロドラマ的、操作的、あるいは偏った言い訳としてではなく、本編を補う要素として描き、羞恥心や自責の念を強いる本作品。これこそが、全キャストによる素晴らしい演技の有用性であると思いました。
5.過去の栄光にしがみつく麻薬中毒でろくでなしの兄ディッキーと才能はあるものの家族からの支配によってなかなか勝ちに恵まれない弟ミッキー。実在の2人のボクサーの物語?相変わらずのクリスチャン・ベイルさんの役作りと演技が凄すぎて主役を食ってしまっている。今回は髪抜いて歯いじって減量している?♀️何回か鑑賞してますがいつもボクシングの内容忘れてます?一応ボクシング映画ですが、クソ兄貴ディッキーの更生とそれを取り巻く家族のドラマとして鑑賞してます。トラブルメーカーだけど家族を1番に大事にしてるいい奴なんですけどね。女性陣ほぼ口悪くて男性陣大変?お母さん、妹さん達vsミッキーの恋人の壮絶な口喧嘩も見ものです。最後に実際の映像あり再現度の高さ!#実話ベース#アカデミー賞助演男優賞#アカデミー賞助演女優賞
原題/別名:Green Book
上映日 | 2019年03月01日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 130分 |
ジャンル | ドラマ、コメディ |
スコア | 4.2 |
監督 | ピーター・ファレリー |
脚本 | ニック・ヴァレロンガ、ピーター・ファレリー、ブライアン・クリー |
あらすじ
時は1962年。ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めるトニー・リップ(ヴィゴ・モーテンセン)は腕っぷしはもちろんハッタリも得意で、ガサツで無学だが、家族や周囲から愛されていた。ある日、トニーは「神の域の技巧」を持ち、ケネディ大統領のためにホワイトハウスで演奏したこともある天才ピアニスト、ドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーの運転手として雇われる。まだまだ人種差別が根強く残る時代になぜか、黒人にとって制約と危険の多い南部を目指すシャーリー。粗野で無教養なイタリア系用心棒と、インテリな天才黒人ピアニストという何もかも正反対な二人が、黒人用旅行ガイド〈グリーンブック〉を頼りに、ふたりはツアーへ旅立った──。
出演者
ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリーニ、ドン・スターク、セバスティアン・マニスカルコ、P・J・バーン、ブライアン・ステパニック、ニック・ヴァレロンガ、イクバル・テバ、Ninja N. Devoe、トム・ヴァーチュー
感想・評価
1.誰もが対等に生きていきたいよね。自分語りになってしまうけど、私も見た目でたくさん差別されてきたし、世の中から差別など一生消えないと諦めてた。それでも、この映画を見た人が心を入れ替えて(世間の求める可愛さを持ってない)私なんかにも、みんなと同じように接してくれるかなと希望を持てました。
2.久しぶりの映画!「黒人でも白人でもない」というドンシャーリーの言葉がなんでかわからんけど刺さった2ヶ月で人は変われる!やっぱ映画がないと人生おもろくないなって改めて感じた。
3.とても良かった。トニーは最初差別思想があったけど、ドクの音楽を聞いて人種は関係なく、素晴らしい音楽を紡ぎ出す同じ人間であると感じたんだと思う。ドロレスは(話の)最初から差別の気持ちを持っておらず、どこで育まれたのだろうと思ったけど、自分達もイタリア人という何かしらの迫害を受けて来たのかな?と思った。世の中は複雑なんだ。この言葉を皆が認識して尊重できれば差別なんてなくるんだろうな。
4.前半トニーのキャラきついし苦手な映画かなぁと思いながら観てたけど終盤の展開とラストのドロレスの一言で一気に引っくり返された感じ。
5.この世の正しき在り方について改めてこの映画を通して知ることができためちゃ良い
原題/別名:ADAPTATION.
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 |
ジャンル | コメディ |
スコア | 3.5 |
監督 | スパイク・ジョーンズ |
脚本 | チャーリー・カウフマン、ドナルド・カウフマン |
出演者
ニコラス・ケイジ、メリル・ストリープ、クリス・クーパー、ティルダ・スウィントン、ブライアン・コックス、マギー・ギレンホール、カーラ・セイモア、ロン・リヴィングストン、ジム・ビーヴァー、ジュディ・グリア、ジェイ・タヴァレ、ライトフット、ダグ・ジョーンズ、スティーヴン・トボロウスキー、ロジャー・ウィリー、ゲイリー・ファーマー、ピーター・ジェイソン、グレゴリー・イッツェン、カーティス・ハンソン、スパイク・ジョーンズ、ジョン・キューザック、キャサリン・キーナー、ジョン・マルコヴィッチ、デヴィッド・O・ラッセル
感想・評価
1.メタ構造と蘭の花をめぐる冒険譚がおもしろかった。脚本に煮詰まりまくった脚本家がみてて辛い。迷路みたいで変な映画だった。架空の双子…?
2.2021年 76本目「映画内映画」みたいな展開のお話はよく観るかと思うのですが「脚本内脚本」みたいなのは初めて観たかも。ともかくどこまでが真実でどこからがフェイクなのか敢えてわかりにくく(実際には全部フェイクってのが恐ろしい)しながら展開していくのですが、エンドクレジット見て、え?とビックリしてWikiで調べて最終的に更にビックリする。までを前提としてこの脚本書いているんだと思うと、チャーリー・カウフマンの頭の中はどうなってるんだろう。と感心させられまくりでした。ただ、映画としては盛り上がりもないしひたすら自虐的な独白が続くし、何だか主人公が根暗過ぎてイライラするし。と、この辺り含めて観る人を選ぶだろうし、評価もすごく分かれるような気がします。でも本人達はそんなのとっくにわかってあえてこういう作風にしてるんだと思うと、やっぱり映画を製作する人らって変わり者なんだよなぁと思うしかありません。
3.なんていうんですかこれ?入れ子構造??メタメタで興奮したチャーリーカウフマンはロバートマッキーとの間に何があったの
4.えんえんと続く自虐ナレーションとごちゃごちゃとした構成。その部分がまさにこの映画の個性で味となっている部分なんだろうけど、その個性があまり好きになれなかった。同じ脚本家の「エターナルサンシャイン」を観た時も同じ事を感じた。ニコラスちゃんはハマってた。
5.何も知らずに観はじめたので、マルコヴィッチの穴の撮影風景が出てきて、何で?となった。悩む脚本家がチャーリーカウフマン本人だとは面白いシナリオ!架空の双子までクレジットに出るのも面白い。途中から雰囲気がガラッと変わり、エンディングまで先が読めず楽しめた。クリス・クーパーの存在感がすごい。
原題/別名:SYRIANA
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 128分 |
ジャンル | サスペンス、ドラマ |
スコア | 3.2 |
監督 | スティーヴン・ギャガン |
脚本 | スティーヴン・ギャガン |
出演者
ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、アマンダ・ピート、クリス・クーパー、ジェフリー・ライト、クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、マザール・ムニール、ティム・ブレイク・ネルソン、アレクサンダー・シディグ、マックス・ミンゲラ、ジェイミー・シェリダン、ウィリアム・C・ミッチェル、アクバール・クルサ、シャヒド・アハメド、ソネル・ダドラル、アムール・ワケド、ロバート・フォックスワース、ニッキー・ヘンソン、ピーター・ゲレッティ、ジェイン・アトキンソン、トーマス・マッカーシー、ナディム・サワラ、マーク・ストロング、ヴィオラ・デイヴィス
感想・評価
1.分かりにくくクセのある作品。伏線回収しきるわけでもないので理解はしにくい。でも、我々が普段当たり前に使っているもの(今回で言えば石油)の裏にいろんな闇があって、それを動かしている人達にも我々と同じように家族や日常があるってことを教えてくれる。誰かの利権に動かされているものを当たり前のように受け取っている我々に対して一石を投じている作品なのかもしれない。
2.予備知識がないと分かり難い作品かも。「勇者たちの戦場」でも書いたことだが、2021年、米軍はイラクでの戦闘任務終了を決定し、アフガニスタンからの撤退を完了した。本作は2005年制作である。石油の利権を主とした中東を巡る各国や各業界の思惑が交差する。もちろん、現地の市民たちの思いも様々に影響する。映画としては内容がかなり複雑で「楽しむ」ところまで理解しづらい。ただ、この秋に米軍をはじめとする各国平和維持軍の撤退後イラクやアフガニスタンの国民が希望をもって新しい体制を築こうとしているようには思えない。全ての国民が安心して生活できる状態なのだろうか。もちろん、日本で観ている報道の限りだけど。利権は更なる利権を生み出すし、利権は虐げられた人々を生み出す。虐げられた人々は分かりやすい希望にすがる。負の連鎖がどこかで断ち切られることを祈る。
3.油田の取引先を米国第一から自由競争へシフトを考えるアル・スバーイ家のナシール王子。息子の事故死からナシールと親密になるアナリストのブライアン。現場最後の任務で送り込まれるCIAのバーンズ。石油会社を解雇され路頭に迷う移民労働者ワシーム。油田を巡り企業合併や国家間競争が活発な中東での陰謀を描いたサスペンス映画です。長きに渡って中東で活動した元CIAエージェントのロバート・ベアが「9.11」を防げなかった一方で石油利権で暗躍を行うCIAを訴えた告発本"See No Evil"を原作に、脚本家出身のスティーヴン・ギャガンが脚本のみならず監督も務め、ジョージ・クルーニーとマット・デイモンを主演に中東の複雑な現状を群像劇のスタイルで浮き彫りにします。目まぐるしく場面を変えながら異なる複数の物語が展開されていくため序盤は置いてけぼりにされますが、全容が分かったときには一般人では立ち入れぬスケールの大きさに驚きよりも唖然とさせられます。社会派の要素が強く、娯楽劇としてのカタルシスは大きくないですが文明が生んだエネルギー戦争における人の錯綜を描いた一作です。
4.中東の架空の国シリアナを舞台に、石油利権を巡った様々な人物や組織の陰謀が描かれた作品。この話は、CIA工作員、弁護士、商取引のアドバイザー、テロ組織、国王の息子と、様々な視点で描かれた群像劇です。大概こういう話って最終的に一つにまとまったりするんですが、これはまとまりません。話に繋がりがある程度で、主軸となるキャラクター達が会って協力するというのはほとんどありません。率直な感想を言うと、非常に難しく、最後まで見てもよく分かりません。疲れてる時に見たら確実に眠ってしまう作品だと思います。全部見た後に内容をネット等で確認して、ようやく仕組みがなんとなく分かりました。 元CIA工作員による著書が元になっているらしいので、全てフィクションと言えないのが怖いですね。伝えたい事はなんとなく分かるんですが、描き方をもう少し工夫した方がいいように思いました。これじゃあ分かりにくすぎる。
5.前評判は承知していましたがやはり、少々難解な作品でした。ソファーに横になって鑑賞したならば睡魔に見舞われる事間違いの無い作品でしょう(笑)。中東を舞台にした石油財閥、アメリカCIA、石油関連労働者たち、夫々の思惑、策略、困惑などを丁寧に描いたシリアス色の濃い作品で重い内容の印象が強い作品でした。そんな関係で注意深く神経を張り詰めて鑑賞しないと意味不明な想いに陥ってしまう・・・・逆に面白いと言える事なのでしょう
原題/別名:Dallas Buyers Club
上映日 | 2014年02月22日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 117分 |
ジャンル | ドラマ、伝記 |
スコア | 3.9 |
監督 | ジャン=マルク・ヴァレ |
脚本 | クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォーラック |
あらすじ
ロン・ウッドルーフは、賭博と酒と女の日々を送るデタラメな男。ある日突然、「あなたはHIV陽性で、残された時間は30日」と宣告される。が、落ち込むどころか特効薬を求めて東奔西走。ある時は神父に成りすまし、ある時はパイロット、ある時はビジネスマンルックで世界中を飛び回り、最新薬を集める。薬を国内に持ち込んだ彼は、患者たちにさばき始めるが、ゲイ・コミニュティーに嫌悪感を持つロンが販路を広げるのは難しかった。そこで美しいトランスジェンダーのレイヨンを仲間に引き入れ、<ダラス・バイヤーズクラブ>という組織を立ち上げることで、会費制で無料で薬を配り、多くの客を得て勢いづいていく。しかし、前に立ちはだかったのがAZTの投薬を推奨し始めた医師に製薬会社、そして政府だった。映画は、司法と孤軍奮闘し、「生きる権利」を訴え続けた一人の男の7年間の記録。マイナスから発するエネルギー溢れる姿は、見る人誰をも魅了し、勇気と希望を与えてくれる。
出演者
マシュー・マコノヒー、ジェニファー・ガーナー、ジャレッド・レトー、デニス・オヘア、スティーヴ・ザーン、マイケル・オニール、ダラス・ロバーツ、グリフィン・ダン、ケヴィン・ランキン、デニーン・タイラー
感想・評価
1.監督が亡くなったと聞いてポスターの印象が妙に記憶に残りそれを頼りに観た思い出
2.当時映画館で観て衝撃を受けたのを覚えてる。字幕なしだったのに俳優の演技が凄すぎて泣けた。監督さん亡くなったと聞いてとても残念‥
3.1985年ダラス、種馬なみの旺盛な性欲を巻き散らすロン・ウッドルーフ(マシュー・マコノヒー)は名うてのロデオ・カウボーイとしてその名を馳せていた。電気技師としても一流な労働者階級の有名人は酒とSEXに溺れる日々を過ごす。ステージ裏のあまりにも狭い薄暗がりで2人の女を抱くそのエネルギッシュな性欲はロデオの場面と苛烈にカッティングされ、最初から死神に憑りつかれているように描かれる。その目はくぼみ、長身の身体はロデオボーイとしての職業意識から鍛え上げているのではなく、明らかにやつれている。その上、都度都度頻繁にする咳が嫌な予感がする。案の定、医者に余命宣告を受けたウッドルーフは、一ヶ月という数字に愕然とする。日本ではもはや余命宣告などせず、末期だと通知することで患者の心労にお茶を濁すことも増えて来たと聞く。余命は長ければ長いに越したことはないのだが、それにしても一ヶ月は彼がやりたかったことをするにはあまりにも短く映るのだ。 しかし彼の生への執着は医者や友人たちをも困惑させるような図太さだった。当時はまだアメリカ未承認薬だったAZTの横流しに始まり、時には神父に成りすまし、時にはスーツ姿のビジネスマンとしてひたすら特効薬を追い求めるのだ。
彼の生への希求は、テキサスの田舎町で培われたそれまでのマッチョ的なイデオロギーすらも軽く崩壊させる。病気になる前はホモセクシュアルな見た目だけで心底毛嫌いしていたはずのトランスジェンダーのレイヨン(ジャレッド・レト)を味方に付け、東奔西走する彼の歩みは全て今日1日をしぶとく生き永らえるために使われる。その狂気にも見える姿勢は徐々に多くの熱狂的なファンを生み、死神に憑りつかれた男たちの最後の希望の場所として「ダラス・バイヤーズ・クラブ」はここに在る。痛快なのはその過程で病院から救いを求めて駆け付けた一群の患者たちの姿に他ならない。すっかりエリートとしての自信を身に付けているはずのセヴァード(デニス・オヘア)をここでは患者を実験台としてしか見ていない薄気味悪い人物として断罪する。 自己と向き合う葛藤から生まれたロン・ウッドルーフのカリスマ性は、特権階級から正統性そのものを奪い返す。その様子は真に痛快なのだけど、願わくばAIDSの特効薬がもう少し早く生まれていれば、もっと沢山の命を救うことが出来たかもしれないと思うと居た堪れない。ジャン=マルク・ヴァレの映画の中では、今作と『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』は本当に大好きで繰り返し観直す作品で、中でも今作を彼の最高傑作に推す。58歳の若さで惜しくもこの世を去ったジャン=マルク・ヴァレに心よりご冥福をお祈り申し上げます。
4.監督の突然の訃報により、改めてレビュー。マシュー・マコノヒーはホントに上手い役者だなぁと思った作品。闘病中らしい痩せ方(何と20kg減量)、疲労が募る体に鞭打って動く姿、生きる目的を失い絶望した時の表情などなど、味がある。実話ということで、観る側にも緊迫感が増すが、マコノヒー演じる主役のこの人、エイズで余命30日と宣告されながら最終的に7年間も長く生きた。その間、エイズ治療薬の認定を得る為の運動や、同じ病気を持つ者に薬を分ける為の活動でカリスマ的存在になっていく。彼に協力したトランスジェンダー役のジャレッド・レトーも素晴らしい演技と妖艶さを披露、魅力たっぷりだったなぁ!決して明るい映画ではないのに、生きる希望を持たせてくれるエネルギーに溢れていた。
5.1985年のダラスでエイズになったカウボーイが自らエイズの薬を売る商売を始めた実話を映画化。 冒頭のエイズ告知のシーンで医師と看護婦がいそいそとマスクをつけるのに笑うが、当時は今よりもずっとエイズが怖がられてて偏見に満ちあふれていた。そしてエイズの偏見は同性愛の偏見とも重なっていた。 マシュー・マコノヒーの痩せっぷりと迫力に圧倒される。余命1ヶ月と言われた主人公が数年も生きたのは治療法が正しかったというより治療薬を手に入れたいというエネルギーとその中での人々との交流によるものだったのだと思う。
原題/別名:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
上映日 | 2018年02月01日 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 115分 |
ジャンル | ドラマ、クライム |
スコア | 4.0 |
監督 | マーティン・マクドナー |
脚本 | マーティン・マクドナー |
あらすじ
最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。
出演者
フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、キャスリン・ニュートン、ジェリコ・イヴァネク、ルーカス・ヘッジズ、クラーク・ピータース、サマラ・ウィーヴィング、ニック・サーシー、サンディ・マーティン、ブレンダン・セクストン三世
感想・評価
1.なんとも独特…。ウディハレルソンサムロックウェルその他よく見るお方たち!名バイプレイヤーが脇を固め、独特な設定からどこへ着地するのかわからない奇妙な展開へ。王道を抑えつつ、クセもたっぷり。
2.1000本目レビュー!記念すべき作品は、『スリービルボード』。「おまえはまっとうな人間だ。おまえは不運に見舞われてきた。だが変わるさ。俺にはわかる」人間の揺れる心を堪能できた。割り切れなさ、グレーさ。物語と演技が最高峰。見返したくなる圧倒的名作だった。
3.まあまあ。でも視点が斬新。THEアカデミー賞って感じの作品じゃなかった。署長めっちゃええ人やん。
4.めちゃくちゃ評判が良くて観た娘を殺された母さん、犯人逮捕に至らない警察に対する抗議の意味を込めてド派手な色のビルボードを3枚設置、からの警察やら地域住民とのいざこざ表情こそあまり無いものの母マクドーマンドさんの奮闘ぶり、燃える復讐心の強さと言葉の汚さが印象的それぞれの登場人物描写は面白いけどあまり話の展開は良い方に転がっていかないので辛いand辛い差別主義警官が陰の主人公だったような気がする考察読んでやっと色々わかってきたような、その地域に根付く差別問題とか色んな社会背景に関してもっとちゃんと調べておくべきだだったなと後悔しちゃう勉強不足でした、でも面白かった(アホ感想)
5.単純な復讐劇とは一線を画す。それぞれ複雑な感情やら問題を抱えてて、人間臭くさが魅力的だった
原題/別名:IRIS
製作国 | イギリス、アメリカ |
上映時間 | 91分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.5 |
監督 | リチャード・エアー |
脚本 | リチャード・エアー、チャールズ・ウッド |
出演者
ジュディ・デンチ、ジム・ブロードベント、ケイト・ウィンスレット、ヒュー・ボネヴィル、エレノア・ブロン、アンジェラ・モラント、ペネロープ・ウィルトン、シオバン・ヘイズ、ジュリエット・オーブリー、ジョーン・ベイクウェル
感想・評価
1.言葉を大事にしていたアイリスにとって、言葉を失っていくことは辛いだろうな。でもそれすらわからなくなってしまってるのだろう。旦那さんがかわいそうだ。
2.言葉はやがて薄れていく、最後は何が残るんだろう。ケイト・ウィンスレットがまだまだ若い頃で、かわいい。
3.病気によって失っていく言葉。。若い頃との対比が切ない。。そして実話。。
4.ジュディ・デンチ、ジム・ブロードベントの素晴らしい演技を観るだけでも、この作品を観る価値になる。奔放なアイリスと真面目なジョンが恋に落ちた過去と、アイリスがアルツハイマーに侵されながら懸命に支え合っていく現代。記憶と現実がリンクしながら、2人の物語を紡いでいく脚本・演出は見事。過去に複雑な思いを持ちながら、根底では深く愛し合い慈しみ合っている。そんな切なくも優しい愛の物語に胸を打たれる。
5.大恋愛の末に結ばれた、才気溢れる作家アイリスをジョンは崇拝していたが、彼女はアルツハイマーにかかる。どんどん言葉を失い、思考力を失っていく妻を必死で介抱するが、次第に手に負えなくなっていく。ただ描けば果てしなく暗くなってしまうこの物語に差し込む光のような過去のアイリスの奔放な記憶。原作者(夫)が「そっくりだ!」と絶賛したジュディ・デンチの見事な演技。瞳を煌めかせ堂々と公演する惚れ惚れするような姿。物忘れが酷くなったことを必死で誤魔化そうとする狭さ、己を失うことへの恐怖。そしてどんよりした目でうろうろとあてどなく彷徨う哀れな姿。本当に素晴らしい!醜くあることを恐れないその役者魂!ウィンスレットも良かった!この作品の彼女の働きは素晴らしい。その輝きあってこその闇の暗さ。ジム・ブロードベンド、ヒュー・ボネヴィルの演技がまた!吃りで奥手という役柄上地味ではあるが、愛する人を何とか救おうともがいて自らも泥沼に沈みこんでいく様が、ああもう・・・。「お前が憎い!お前の世界に飛んでいくつもりだろうがもう出来ないぞ!お前にはもう何も無い!」行き場のない絶望。目がパンパンになっていて次の日困った。何が私を泣かせたって、それだけ努力したのにも関わらず、彼は後悔し続けていること。何度も自分のした事を思い出し、苦しんだこと。それを書き表し、映画を見て、妻と自分を再確認していること。つらい・・・。『智恵子抄』に心動かされたことのある方には是非・・・。
原題/別名:Django Unchained
上映日 | 2013年03月01日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 165分 |
ジャンル | アクション、西部劇 |
スコア | 4.0 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
あらすじ
主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎのシュルツと出会い、自由を与えられ、彼と共に銃の腕を磨き稼いだ金で妻を買い戻そうと決意。お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディが君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブンが二人の正体を見破り!思いも寄らない一大死闘が展開する!!最後に生き残るのは果たして―――?
出演者
レオナルド・ディカプリオ、ジェイミー・フォックス、クリストフ・ヴァルツ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、ウォルトン・ゴギンズ、ドン・ジョンソン、ローラ・カユーテ、デニス・クリストファー、ジェームズ・ルッソ、ジェームズ・レマー、トム・ウォパット、ミスティ・アッパム、レックス・リン、クーパー・ハッカビー
感想・評価
1.黒人奴隷の映画って辛いのでは…と思ったけどそこはさすがのタランティーノエグい銃撃戦やら血飛沫やらもうドッタバッタな痛快描写がこれでもかと出てくる前半の黒人差別ストレスを受けての怒涛の展開なのでこれぞカタルシスジェイミーフォックスは言わずもがなかっこよくてNOT悪役クリストフヴァルツがまた良い味を出しているそしてなによりディカプリオ様の大悪ボスがたまらなく怖くてドス黒くて最高だった鬱憤が溜まっている時に見ることをおすすめしたい痛快映画です
2.ノれるHIPHOP。個人的には全てのセリフが心地よくて,特にダル会話は気にならなかった。登場人物のほとんどに漂うサイコ感が,随所ダル会話でユーモアに変えられていて最後まで飽きずに観られる(集中力さえ続けば)。定期的にスカッとさせてくれる。
3.最後まで面白い??♂️黒人奴隷当たり前!!何が悪いんだ!だって黒人だろ?これが普通なんだ!差別なんかやめよう!なんか言わないよ?♂️ストレートで最高?ドンパチドンパチスッキリ?冷蔵庫の残り物を鍋にぶち込んだら意外と美味しかったような映画?〆の雑炊まで美味い!!
4.キャンディ農場の屋敷に入ってからずっといつ来るか?!と思ってた。保安官殺しも最初の解放も最高!これぞクールでぶっとびタランティーノ!!
5.安定にスカッとする…長いしグロかったけどラストまで見たら損した気分にはならないはずジャンゴ格好良いな…
原題/別名:Beginners
上映日 | 2012年02月04日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 105分 |
ジャンル | コメディ、恋愛 |
スコア | 3.7 |
監督 | マイク・ミルズ |
脚本 | マイク・ミルズ |
あらすじ
『サムサッカー』のマイク・ミルズ監督が自らの体験をもとに描いた人間ドラマ。同性愛をカミングアウトした75歳の父親と初めての恋が訪れた38歳の息子をはじめ、人生を前向きに生きようと変わっていく人々の姿を描く。
出演者
ユアン・マクレガー、クリストファー・プラマー、メラニー・ロラン、ゴラン・ヴィシュニック、カイ・レノックス、メアリー・ペイジ・ケラー、キーガン・ブース、チャイナ・シェイバーズ、メリッサ・タング、ジョディ・ロング
感想・評価
1.妻が死んでからゲイであることを告白した父親、うまくいっていなかった両親の姿から自分の恋愛がうまくいかない息子。今まで仕事ばかりだった父と、その最期を過ごし過去の気持ちの穴が癒されていくとともに多大な喪失感を抱えて生きていくこと。定住しない彼女との関係。しみじみといい映画だった。これは見直したい…
2.犬がかわいい。犬がかわいい。犬がかわいい。イラストはびみょーにかわいい。両親という存在の呪縛とどこかぎこちない親子関係が、子の目線から優しく、いやなんか違うな、温かく、ともちょっと違う、まろやかに、うん、まろやかにでいこう、まろやかーに描かれます。男の子が親に対して持つ愛情、愛情にはかわりないけど、母親に対する愛情と、父親に対する愛情は微妙に方向性が違う。このなんとも言葉で形容しがたい部分が、見事に表現されていると思います。他の作品をみてもそうですが、マイク・ミルズってずばり「今日のゲストは親子関係をご専門に研究され、関連映画をいくつも発表されているマイク・ミルズ先生です。後程たっぷりお話を伺いたいと思います。」って感じやね。本作は子供側からの目線、その後40代後半にしてミルズにも子供が生まれ、20センチュリー・ウーマンという過渡期を経て、最新作C’mon C'monでは完全に目線が親側に移行しています。また、自然なセリフ・異素材の巧みな組み入れ・センスのある音楽の使い方といった彼の特徴は、作品を追う毎にどんどんと洗練されキレイな仕上がりになっています。人によっては、最新作はあまりに整いすぎていると感じるかもしれません。あと犬もおらんし。あとね、本作の終盤で出てくるお父さんの自己紹介文、あれはデートアプリとかに載せる自己紹介文のお手本。私は使用経験ないですが、使われる機会がある方、あの文章は100点満点だと思いますのでぜひご参照くださいませ。
3.久々にいい映画にであえたぞ!アーサーの話す言葉が癖になる落ち着く、ついてくるのかわいい、オリヴァーのいつもうまくいかないような気がして、うまくいかないようにしてしまう、自分と重ね合わせてぐしょり、映像も面白かった、写真に対しての説明と、歴史の移ろいがマッチしてた、
4.いつかジャック・ラッセルテリアが欲しい。アーサーの交わす言葉がまるでムーミンの世界の言葉のようで、もうメロメロ。歳を重ねても貪欲なのは、対象が何であれいい。その何かがわからないなら、試してみよう、いくつになってもってお話。
5.クリストファー・プラマー82歳の時のアカデミー最高齢受賞作とのことで、、、いきなりのキスシーンからとは、ドキッとしたのは確か。爺さんはゲイ告白以降生き生きと天寿を全うした一方で息子はぐずぐずと煮え切らない。Beginnersだからまさかの息子もと思ってしまった。とにかくアーサー?が利口で可愛いのに感心。
原題/別名:Nocturnal Animals
上映日 | 2017年11月03日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 116分 |
スコア | 3.8 |
監督 | トム・フォード |
脚本 | トム・フォード |
あらすじ
スーザンは夫とともに経済的には恵まれながらも心は満たされない生活を送っていた。ある週末、20年前に離婚した元夫のエドワードから、彼が書いた小説「夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)」が送られてくる。彼女に捧げられたその小説は暴力的で衝撃的な内容だった。才能のなさや精神的弱さを軽蔑していたはずの元夫の送ってきた小説の中に、それまで触れたことのない非凡な才能を読み取り、再会を望むようになるスーザン。彼はなぜ小説を送ってきたのか。それはまだ残る愛なのか、それとも復讐なのか――。
出演者
エイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホール、マイケル・シャノン、アーロン・テイラー=ジョンソン、アーミー・ハマー、アイラ・フィッシャー、ローラ・リニー、エリー・バンバー、カール・グルスマン、ジェナ・マローン、マイケル・シーン
感想・評価
1.創作と現実が交差しながらの、映像的な心理描写がすごい…… 引き込まれる。引き込まれた分、感情移入して最後はつらかった。感情移入しちゃダメなやつだ、いかん、と思った時にはもう遅い。うわー、心が痛い。安心を求めた先には紛い物しかなかった。救いはないが、ようやく彼女は彼の苦しみを理解したし、また自分の望みにも気付けたのかもしれない。二人は果たして人生に再挑戦できるのだろうか。
2.【過去に観た映画】2017.12.26アートギャラリーのオーナーのスーザンの元に20年前に別れた元夫から送られた小説。その小説が劇中劇として挟み込まれ、スーザンの過去と現在も交錯する。各々のパートが微妙にオーバーラップする映像美、計算された構成が見事。洗練されたロサンゼルスと荒れ地のテキサスなど、場景の比較や美術作品や衣装も凝っていて、綿密でスタイリッシュな画面には感嘆。劇中衣装はほとんどが、映画の為に制作されたオリジナルとあり、どれも、惹き付けられる。そして、登場人物の傷や痛みが重なりあったり、改めて気づいたり。失って気づく愛、相手への傷、後悔に押し潰される。こんなにアートスティックな映画なのに心情があふれ、若い頃の自分の未熟さにも重なり、心が痛い。パンフは表紙がスーザンで、裏が元夫と劇中劇の主人公(二役)。
3.相手を失う不安感と喪失感を掻き立たせた挙句、ラスト、ああいう形で終着点を迎える、ある意味で精神的にくる展開ですね。私はエイミーアダムスみたさに見てみたんだけど、大人な映画だなあと思いました。こういった話を書く作家の頭の中身ってどうなってるんだろうって凄く気になります
4.トムフォードって映画監督もやってんの!?と思ったら他の作品見たことあった☺️すごい話、個人的には重く感じた…でも全てのシーンの質感?がすごくいい〜色使いがいい〜!☺️さすがトムフォードわたしには重いし難しい話だった…( ¨̮ )
5.小説家の元夫から送られてきた、新作現実と小説の中の世界が交差する構成でありながら、どちらにもジェイクギレンボールを登場させて小説の中の世界も虚構と感じさせない緊迫した空気感を出してる全然飽きずに見れるしシンプルなストーリーで好きだった一見あっけらかんとしたオチも含めてセンスが良いなあと
原題/別名:Mystic River
上映日 | 2004年01月10日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 138分 |
ジャンル | サスペンス、ドラマ、ミステリー |
スコア | 3.7 |
監督 | クリント・イーストウッド |
脚本 | ブライアン・ヘルゲランド |
あらすじ
川底に広がる闇が、あらゆる罪を覆い隠すー。
出演者
ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケヴィン・ベーコン、ローレンス・フィッシュバーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローラ・リニー、エミー・ロッサム、ケヴィン・チャップマン、トム・グイリー、スペンサー・トリート・クラーク、アダム・ネルソン、キャメロン・ボーウェン、ジェイソン・ケリー、コナー・パオロ、ケイデン・ボイド、イーライ・ウォラック、ロバート・ウォールバーグ、ジェニー・オハラ、ジョナサン・トーゴ、アリ・グレイナー、ウィル・ライマン
感想・評価
1.この映画とブラピが出る映画のスリーパーズだっけ、あの映画とかぶってどっちの映画だっけてなる。ショーンペンとケヴィンベーコンだっけと思ったらそうだった。ブラピのも出てるもんね。この映画は昔見たので見直し。名優が集まってて演技がバチバチ凄まじい。胸糞映画といえば胸糞だしやりきれなさが残る…因果応報なのか…気持ちがまいってる時なんかや疲れている時はは見ない方が良いなと思った。さすがイーストウッド監督映画作品。昔から知ってるケヴィンベーコンがもう60代になっていて自分も同じように年月たってるのに愕然とした?ティムロビンンスって背が高いのね。何度かお見かけしてるけど初めて気づいた。並んだ時にびっくりしたわ。奥さんはミストの宗教家の人だよね。
2.登場人物それぞれの複雑なジレンマ…狂気に至る境遇に胸が詰まる…親子と兄弟、友達、カップル、夫婦関係の絶妙な距離感の表現がイチイチぶっ刺さる。
3.賞もたくさん取っているし、(このサイト以外で)評価が結構良いので見てみました。こちらのサイトでのレビューしてる方と同じく、自分的にはイマイチでした。ただ、豪華な俳優陣、大好きなローラリニーが出ているのでとりあえずは最後まで観ました。考えさせられるでもなくスカッともせず、後味が悪すぎることもなく。うーん。
4.子供の時に仲良かった3人のうちもし自分が誘拐されていたら、、、という話。うーむ?。あんまり身近に性的暴行とかないから、少年期に被害に遭った時の心の傷がどんなに深いものかなんて想像しにくいけど、その時のトラウマなんかは大人になってもずっと残り続けるんだろうなっていう大変さがよくわかった。JimmyもDaveもSeanもAnnabethもCelesteもみんな悪いことしたのはあるけど、その時の状況的にやっても仕方ないから責められないよな。救いようがないストーリーやねえ。鬱です。
5.重くて深い作品展開の仕方が良い。最初から引き込まれて、飽きずに最後まで観れる。小さいコミュニティの良い面と悪い面がすごく出てた
原題/別名:Dreamgirls
上映日 | 2007年02月17日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 130分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛、音楽、ミュージカル |
スコア | 3.6 |
監督 | ビル・コンドン |
脚本 | ビル・コンドン |
あらすじ
アカデミー賞最優秀助演女優賞など数々の賞を獲得した作品。音楽での成功を夢見てエフィー、ローレル、ディーナはグループを結成。次第に人気が出るが……。サクセスストーリーとその裏にある人間ドラマを巧みに描いた映画。
出演者
ジェイミー・フォックス、ビヨンセ、エディ・マーフィ、ジェニファー・ハドソン、アニカ・ノニ・ローズ、ダニー・グローヴァー、キース・ロビンソン、シャロン・リール、ヒントン・バトル、ジョン・リスゴー、ロバート・チッチーニ、ジョン・クラシンスキー
感想・評価
1.子供の頃見た歌上手いなあ、最悪な時代だなあ、男酷いなあと思った記憶
2.81年暮れにニューヨーク・ブロードウェイで産声をあげた大ヒットミュージカルをオスカー受賞作『シカゴ』の脚本家ビル・コンドンが映画化。60~70年代のモータウンサウンド隆盛期を背景に、3人の女性シンガーたちのサクセスストーリーとその後の人生が描かれる。原作は伝説的黒人グループ「スプリームス」をモチーフにしたブロードウェイミュージカル。ストーリーは典型的なアーティストの栄光と裏そのもので王道。でも圧倒的に楽曲と歌声の良さよ。『Listen』ってこの映画のために作られたものだったの知らなかった。『glee』で歌われた時めちゃくちゃ印象に残って好きだったのよね。女性ボーカルだけで勝負する感じ本当に最高。いつか劇場で本作を、もしくはミュージカルを観てみたい。ジェニファー・ハドソンのパワフルな歌声とビヨンセの華のある振る舞いに感動しっぱなし。
3.ジェニファーハドソン…あっぱれでした。解散公演でエフィが登場するのは予想できてたけど、それでも圧倒的な歌唱力に痺れ、そっとバックコーラスにまわるディーナにグッときました。リスペクトもう一回観に行きたなってきた…
4.【グレイテストショーマン<ドリームガールズ】幼い頃から、歌手、ダンサーとして修行していた3人のガールは、地方の舞台でチャンスを狙っていた。野心家でプロディーサーの彼に目をつけられ、3人は、白人の舞台へと立つ。しかし、ビジュアルを重要視する彼とメンバーが衝突し1人が辞めてしまう。本作を見て思ったのは、全編ミュージカルとかグレイテストショーマンやん!!って思ってたら、やはり同じ監督でした。ほぼ歌ってないシーンがないってくらい歌ってます。やはり、思い浮かぶのは、グレイテストショーマンとの比較でしょうか。アーティストとしてブレイクしていく彼女たちの表と裏の葛藤を描いたミュージカルなのですが、扱っているテーマは、共通しているような気がしました。ビヨンセってこんな感じの風貌なんですね。
5.ずっと上手くいくんじゃないから人間味があるよね夢追いかけたくなる自分を持ち続けること大切に
原題/別名:Whiplash
上映日 | 2015年04月17日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 106分 |
ジャンル | ドラマ、音楽 |
スコア | 4.0 |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | デイミアン・チャゼル |
あらすじ
世界的ジャズ・ドラマ―を目指し、名門音楽学校に入学したアンドリューを待っていたのは、伝説の鬼教師。常人に理解できない完璧を求め、浴びせられる容赦ない罵声。やがてレッスンは狂気を帯び、加速の一途を辿る―。
出演者
マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング、クリス・マルケイ、デイモン・ガプトン、スアンヌ・スポーク、マックス・カッシュ、エイプリル・グレイス、ジェイソン・ブレア、コフィ・シリボエ、カヴィタ・パティル、C.J. Vana
感想・評価
1.ララランドに評判ほどハマれなかったのでこっちを見てみたらものすごくおもしろかった!最後の闘いが圧巻。
2.2度と見ない。すごい映画だが見てる方への精神ストレスが半端ない。
3.madness craziness all belongs to their “music”
4.まだまだ浅い人生経験ですが、今の所、映画の中で一番おもしろいと思う作品です。
5.鑑賞日2017.4.1【当時の感想メモ】生徒への物理的、精神的体罰を正当化するかのようなラストだと感じた。現代の教育とは真逆で、後進的。「厳しすぎるやり方が挫折する人を増やし、才能の芽を摘む」というセリフに大いに賛同する。
原題/別名:Creed
上映日 | 2015年12月23日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 137分 |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
スコア | 4.0 |
監督 | ライアン・クーグラー |
脚本 | ライアン・クーグラー |
あらすじ
永遠の名作『ロッキー』を正統に継ぐ、新たな感動ストーリー。アドニス・ジョンソン(ジョーダン)は、世界的に有名なボクシングのヘビー級チャンピオンだった父アポロ・クリードのことを何も知らない。彼が生まれる前に死んでしまったからだ。それでも、アドニスは明らかに父の才能が受け継がれている。そして彼は、父の伝説的な戦いの地フィラデルフィアへ向かう。そこで亡き父は、タフな無名のボクサー、ロッキー・バルボアと死闘を繰り広げたのだ。フィラデルフィアへ着いたアドニスは、そのロッキー(スタローン)を捜し出し、トレーナーになってくれと頼む。ボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、ロッキーは、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見いだす。そしてロッキーはトレーナーを引き受け、若いボクサーを鍛え始める。ロッキーを味方につけたアドニスは、まもなくタイトル戦への切符を手に入れるのだが…。
出演者
マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソン、グレアム・マクタヴィッシュ、ルイス・ガスマン、ウッド・ハリス、フィリシア・ラシャド、リッチー・コスター
感想・評価
1.2021-391確実にロッキーの続編なのだが、スムーズにに新しい世代へバトンを渡す事に成功していた。しかもその相手がライバルでもある親友の息子という胸熱展開。あらすじを読むだけでテンションがあがる!新主人公はしっかり存在感もあり好感がもてる。ロッキーも前シリーズの主人公だけに存在感を残しつつメインはクリードからブレないよう丁寧に製作されていた。今までのロッキーファンも大事にしつつ新しい要素も取り入れていて新シリーズは期待していた以上に面白かった。
2.ロッキーのライバルでもあり親友でもあるヘビー級元世界王者アポロ・クリードの息子をロッキーがトレーナーとして教えるそれだけでロッキーシリーズを観てると熱い展開。「クリードの子」と言われ親と比べられてしまう、親が偉大だと子は苦労するね。自分の実力だと証明するためには並外れた努力をして結果で見返すしかない。しかもドニーはアポロの愛人との隠し子であるため自分が産まれたことが過ちで存在自体が間違いではないと証明したいという想いもある。実際ドニーにチャンスが巡ってきたのはアポロの名前や血のおかげでありなにをしたって親の七光りだという声は消えないだろう。ただそのチャンスを自分のチカラでつかめるかどうかはドニーの努力次第だし今後の行動にかかってる、試合後に観客席から降り注ぐ大歓声がその答えのひとつなのかもしれない。…こんだけアポロを偉大でかっこよく語り継がれるんなら子供みたいな安い挑発とか試合前のおちゃらけたダンスとか抑えてもっとドラゴに善戦させといたらよかったのにね。
3.良い映画ロッキーは全シリーズ見てるわけではないからオマージュ的な所は分からない所もあったけど面白かった。初めてロッキー見た時はクソ泣いたの覚えてる。フィリーのバイカー達とのシーン好き。BTW 相手のボクサーは計量クリアしてたのかな笑 体重差結構ありそうに見えた笑
4.クリードが真面目やからストーリーに起伏はあまりない。でもロッキーの人生を追ってる感じがじんわり良い。ポーリーがいないのが寂しい
5.シリーズ復権。これは素晴らしい。リブートのシリーズものでこんなに熱い気持ちになれるとは思わなかったです。以下は素晴らしいと感じた4点。①旧ロッキーシリーズへのリスペクトこれは見てる人みんなが感じるところ。シーンのオマージュから小物系のアイテムまでロッキー知ってたら楽しめるポイントが満載。②ロッキーに食われない主人公クリード何気にいちばんのポイントかも知れないです。クリードがしっかりと存在感のある主人公として活躍しています。バックグラウンドもしっかりしてるし、感情移入もできるし、続編で無理やり捻り出した人物っていう感じが全然しなくて、見ていたいと思える主人公です。ロッキーは旧主人公としての魅力を持ったまま、脇役としての役割を完璧にこなしていてこれまたいい。ジョジョ3部の承太郎とジョセフみたいな関係性です。③ビアンカの存在エイドリアンとの対比ですよね。ビアンカのおかげで今の時代の映画として成立しています。正直大枠のストーリーはロッキーをほぼ踏襲しているので、やりようによっては古く見えてしまっていたかもしれない。でも、自分自身の夢を追っていて、クリードとは対等に支え合うパートナーとしてビアンカが出てくることで、現代の物語として見れる。女性の描かれ方も変わったんだなぁと。④家族愛の物語でもあるクリードの成長物語であるのと同時に、ロッキーとクリード、クリードとメアリーアンが血のつながりをこえた絆で繋がっていく物語でもあります。愛する人たちに先立たれ、孤独に暮らしていたロッキーが、クリード、ビアンカと楽しそうに食卓を囲んでいる姿には涙が出ます。何より純粋に映画として完成度高くて、これロッキー見てなくても全然楽しんで見れるのでは。かなり良かったので、クリード2見るのちょっと怖い。
原題/別名:No Country for Old Men
上映日 | 2008年03月15日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 122分 |
ジャンル | ドラマ、クライム、スリラー |
スコア | 3.8 |
監督 | ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
脚本 | ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
原作 | コーマック・マッカーシー |
あらすじ
荒野で狩をしていたベトナム帰還兵のモスは、偶然ギャングたちの死体と麻薬絡みの大金200万ドルを発見。 その金を奪ったモスは逃走するが、ギャングに雇われた殺し屋シガーは、邪魔者を次々と殺しながら執拗に彼の行方を追う。事件の発覚後、保安官のベルは二人の行方を探るが、彼らの運命は予測もしない衝撃の結末を迎え・・・。
出演者
トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、スティーヴン・ルート、ロジャー・ボイス、ベス・グラント、アナ・リーダー
感想・評価
1.西部・麻薬組織・金・命懸けの追いかけっこ、圧倒的なロマンの映画だった。他の人の感想読んでると不条理とかコメディなんて単語も行き交っていて納得する。この作品の終わり方は理解はできなかったが、この世にはそれが確かにあり得る。シガー役の人、マジでヤバそうな人の表情上手かったな。
2.上映当時に見たときは、いまいちしっくりこなかったが、この年になって見直すと面白い。じわじわと主人公を追い詰めていく殺し屋。そしてその途中で犠牲になる人達。それもよく一般の映画にあるようなドラマティックに殺すのではなく、気付くと既に殺してるという淡々さ(コーエン作品の特徴はこの淡々さにあると思う)。そして殺し屋アントンの武器たる空気ボンベ(?)・・・奇抜すぎてスゴいです。
3.淡々と人が死んで行く、BGM無いのとテキサスの渇いた町並みが相まってほんまに淡々とって感じ老人保安官が自分にはどうする事もできないって心折れてるような表情が印象的言葉で言い表しづらいけど、殺人鬼ってよりは死神に近いイメージ
4.この映画が難解だって?それは深く考えすぎさ。一攫千金、法の正義、父親としての矜持、なんて御大層なモンを追い求めた者達は皆夢破れていった。現代においては、すべてがとっくに見えないものになってしまったからだ。メキシコ人の話す異国語や迫り来る足音の主、客人の奇妙な行動原理すら理解できないのに、どうして自分が蜘蛛の糸を掴めるなどと思ったんだい?傲慢なヤツめ。かつて「フロンティア」と呼ばれていた大陸も今や過去。自由も仁義も因果応報もへったくれもありゃしない。この地に残されたのはだだっ広い平野と道路、おまけに昼夜問わず染み込むような静寂だけさ。資本も正義も尊厳も無に帰し、すべてが見えなくなった世界。そこで端から見えないと分かり切った概念、つまり「運命」を信じた者だけが最後に生き残った。コイントスの報酬に偶然の隣人愛を手にした。ただ、それだけのことだ。
5.ハビエル・バルデムが恐ろし過ぎる、TVシリーズのファーゴにも似たようなキャラいたな「コレで終わり?」みたいな意味深なラスト
原題/別名:Once Upon a Time In Hollywood
上映日 | 2019年08月30日 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 159分 |
スコア | 3.9 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
あらすじ
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優。映画スター転身の道を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と新進の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。今まさに最高の輝きを放つ二人。この明暗こそハリウッド。リックは再び俳優としての光明を求め、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが―。そして、1969年8月9日-それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】は起こる。
出演者
レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、ジュリア・バターズ、オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、ルーク・ペリー、ダミアン・ルイス、アル・パチーノ、ニコラス・ハモンド、ジェームズ・マースデン、ティム・ロス、マイケル・マドセン、マヤ・サーマン=ホーク、カート・ラッセル
感想・評価
1.一度でも頂点に立った事があればそのかつての栄光にすがったり、思いのままにならない現実を受け入れられずに嘆いたり、自分自身の不甲斐なさに深く沈んでしまったり、誰かに当たって自己嫌悪に陥ったりと負の悪循環にはまり身動きが取れなくなった時こそ大好きな友達が必要です。ふたりともカッコいい?
2.ジェットコースターの登りが長いけど、後半のスピード感と盛り上がり◎予習はしとくべきかと
3.映画を通して昔のアメリカのヒッピー文化を知れて良かったです!この映画を通して実際に起こった事件について知ることができたし、最後犯人たちをボコボコにするタランティーノ節がジャンゴに引き続いて見れてよかったです笑
4.ラスト30分くらいまでひたすらのらりくらりと落ち目のハリウッド俳優とそのスタントマンの日常みたいなのが延々と続くのだけど、この二人、ディカプリオとブラピだからかキャラがタランティーノ作りの愛すべきバカだからか観ていて楽しかった。ラストはもうタランティーノの十八番、躊躇なし、容赦なし、同情もなしのスピードお片付け。この演出はどの作品も私の好物なので、テンション上がった。ラスト30分まではダラダラ観るのが丁度良いかも。何も大きなことはないのに、なんだかんだ気になって目は離せなかった。
5.ブラピの「お前ら現実だな?」とか、かなりいい演技、後半が映画過ぎる、サイコーピットブル最強だし四肢が長いヒッピーの女の子好き、脚出しすぎ
原題/別名:Inglourious Basterds
上映日 | 2009年11月20日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 152分 |
ジャンル | アクション、戦争 |
スコア | 3.8 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
あらすじ
鬼才クエンティン・タランティーノ監督が自由な発想で描く、第二次世界大戦を題材にした過激で痛快な復讐譚! 戦火の嵐が吹き荒れるヨーロッパで、ナチス兵を襲い頭皮を剥ぎ血祭りにあげる、アメリカ軍のゲリラ部隊が暴れまわる! 敵に“バスターズ”と呼ばれ恐れられる、そのナチス狩り部隊を率いるのは、ブラッド・ピット演じるアルド・レイン中尉。彼らは、大胆不敵にも第三帝国の首脳陣暗殺の計画を決行しようとする。
出演者
ブラッド・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、マイケル・ファスベンダー、イーライ・ロス、ダイアン・クルーガー、ダニエル・ブリュール、ティル・シュヴァイガー、B・J・ノヴァク、サム・レヴァイン、ポール・ラスト、ギデオン・ブルクハルト、オマー・ドゥーム、マイケル・バコール、アウグスト・ディール、ジュリー・ドレフュス、シルヴェスター・グロート、ジャッキー・イド、ドゥニ・メノーシェ、マイク・マイヤーズ、ロッド・テイラー、マルティン・ヴトケ、リヒャルト・サメル、アルンドゥト・シュヴェリング=ゾーンレイ、ザック・フォルカー・ミヒャロウスキ、ケン・デュケン、クリスチャン・ベルケル、アン=ソフィー・フランク、レア・セドゥ、ティナ・ロドリゲス、レナ・フリードリヒ、ルドガー・ピストール、ボー・スヴェンソン、エンツォ・G・カステラッリ
感想・評価
1.ww2が舞台の映画だけに、いつの間にかセンシティブになっている自分がいて、どういう切り口で描くのか気にしながら観てしまっていたけどやっぱりフィクションはフィクションで良いんだよな。タランティーノがちゃんとタランティーノしているだけだったので良かった。
2.ナチスとSSを徹底的に悪者にした作品。頭の皮をはがれ、悪行の報復を受ける。まさにタランティーノ作品
3.思い出めも✍?️?ブラピをお目当てで観たが…それより何より、クリストフ·ヴァルツがどえりゃ〜光りを放ってた。この方のねばちこ〜い演技に、ゾワゾワがエンドレス。こういう頭の切れる嫌なおっさんがおると物語が映える。初見の時はポカーンとしてしまったが、2度目の鑑賞時は面白かった。物語の構成が巧く、時間を感じさせなかった。勿論、ブラピはいつものブラピでカッコ良かった❤ちょっぴりワイルド多めな感じもいい。(。>﹏<。)クゥウゥ~!!DVD持ってる❤要再鑑賞❤思い出スコア。
4.会話劇の緊張感が滅茶苦茶良い。ラストシーンの爽快感も最高。尺は長いけど暇って感じはしない。
5.普通の人間の想像力だったら絶対にこんな結末にはしなかったが、タランティーノだからこそできたこの見事な大団円。すべての符号が噛み合うように整然と進んでいくストーリーは見応えがあるし、最後の派手なシーンもカタルシスとして素晴らしい。ブラピの英語がクッソかっこいいし、大佐も良かった。
原題/別名:The Dark Knight
上映日 | 2008年08月09日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 152分 |
ジャンル | サスペンス、アクション、クライム |
スコア | 4.2 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
脚本 | ジョナサン・ノーラン、クリストファー・ノーラン |
あらすじ
ゴッサム・シティーに、究極の悪が舞い降りた。ジョーカーと名乗り、不敵に笑うその男は、今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして、大金を奪った。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった…。
出演者
クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、マイケル・ケイン、マギー・ギレンホール、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、モニーク・ガブリエラ・カーネン、ロン・ディーン、キリアン・マーフィ、チン・ハン、ネスター・カーボネル、エリック・ロバーツ、リッチー・コスター、アンソニー・マイケル・ホール、キース・ザラバッカ、コリン・マクファーレン、ジョシュア・ハート、メリンダ・マックグロウ、ネイサン・ギャンブル、マイケル・ジェイ・ホワイト、ウィリアム・フィクナー、マシュー・オニール、エディソン・チャン、マイケル・ストヤノフ、デヴィッド・ダストマルチャン
感想・評価
1.トラックの扉が開いてジョーカーがマシンガンで撃ちまくるシーン最高
2.面白い映画って夜に溢れているんだな〜ジョーカーつよいね、半顔メイクだね
3.ビギンズは映画館でみた記憶ホアキンジョーカー見たらヒースジョーカーも見たくなったやつどっちのジョーカーも好き子供の頃見たバッドマンよりダークな雰囲気満載バッドマングッズはやっぱテンション上がるねゲイリー・オールドマンがまともなキャラしとる!
4.“人間”をすごく感じた。そこが良かったって思う。決断を迫られたとき、どんな行動に出るのか。決断を迫られていなくてもそれぞれの人がとる行動に正や悪の感情の生々しさを感じたね。他人から見れば、悩んでなさそうとか苦労してなさそうって思っても意外と内面は脆いもんだよね。なんか映画見るとしばしば感じるけど、成育歴ってガチでその後の人生大きく変えるよね。大事。てか確かに「運」だね。なんかラストのセリフにも暗さとか重さがあって、同時にかっこよくて印象的。キャストにも本当に拍手だわ。緊迫感とか不気味さ、リアルな感情の表現が本当にすごい。これは面白い!!
5.面白かったです!ですけど、バットマンシリーズ未視聴でJOKERの方から入ってしまった人間からすると、ハードルの上がったヒール役を超えて来ず物足りなさを感じてしまいました(勿論そのJOKERと同一人物かどうかは別として)。キャラクターとしてはピカイチですけど。
原題/別名:Closer
上映日 | 2005年05月21日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 103分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.2 |
監督 | マイク・ニコルズ |
脚本 | パトリック・マーバー |
出演者
ナタリー・ポートマン、ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツ、クライヴ・オーウェン、ニック・ホッブス、コリン・スティントン
感想・評価
1.ネトフリのクリスマス映画に紛れてて勝手に心暖まる系と思って義母とみちゃった映画。
2.事故をきっかけに同棲したアリスとダン、一年半後アンナとラリーに惹かれてしまいドロドロの4格関係が始まっていく映画前半のなりすましチャットなどコミカル要素が後半になるにつれ消え失せ徐々にシリアスになっていくのがとても良い
3.過去鑑賞28初めての1人映画館デビュー作品キャストが好きでみたんだけどまったく理解できなかった。今は少しなら分かるかな?
4.みんなクソだな〜好きなとこは芸術とは、のとことwhere is this love?のとこやっぱり90後半〜00前半の映画の色味とか演出がいい
5.思っていた以上だった愛に振り回された振り回した4人の悲しみのラスト悲しみだったけどそれが悪かったとは限らないそれがあったら歩き出せる道があった愛の素晴らしさと恐ろしさ両方味わえる作品
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。