『GHOSTBOOK おばけずかん』(講談社)は、日本の児童文学作家の斉藤洋氏が手がけた原作をもとにして、「大人が知らないベストセラー」として知られ、現在までに累計発行部数が110万部の記録を更新した人気童話シリーズです。
この物語は謎に満ちた町の古本屋を舞台にしています。この古本屋さんの店主はどんな願いでも叶えてくれる一冊の本を持っています。しかし、この本を開くと、想像を超えた試練が待ち受けているため、開いてはいけません。 主人公の坂本一樹は仲間の工藤太一、サニーと一緒に古本屋に行ってこの本を手に入れたことで、おばけが住んでいた不思議な世界に引き込まれていきました。 そして、彼らと一緒に冒険の旅に迷い込まれたのは一樹が通っている学校の瑤子先生です。彼らは果たしてどのようにして、この究極な異世界冒険の旅をするのですか?
また、本作のティザービジュアルとテティザー映像も公開されました。ティザービジュアルには、月夜の下で白い布を身につけたおばけが「その本は開けられない」と言いながら、『おばけずかん』を持っている姿が描かれています。
『ALWAYS 三丁目の夕日』や『DESTINY 鎌倉ものがたり』などの名映画を次々と作り上げた山崎貴監督が『GHOSTBOOK おばけずかん』の実写映画化を手掛けています。実は監督だけではなく、脚本、原作、VFX、キャラクターデザインも主に山崎監督が担当しています。
山崎監督は1964年6月12日に長野県松本市で生まれ、日本では有名な脚本家でもあります。12歳の時にアメリカのSF映画『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』に強い影響を受け、特撮の道へ進むことにしました。2000年、山崎監督のデビュー作『ジュブナイル』は、イタリアのジッフォーニ国際映画祭の最優秀作品賞を受賞し、「VFX技術の向上が娯楽映画の必須要素である」と評価されました。 2005年には、吉岡秀隆、加藤侑紀、堀北真希が出演したドラマ『ALWAYS 三丁目の夕日』を監督し、第29回日本映画アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとする12の賞を受賞し、山崎監督は最優秀監督賞と最優秀脚本賞を受賞しました。 2007年には、吉岡秀隆、加藤侑紀、堀北真希などの俳優と再び協力し、脚本と監督を担当した『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの第2弾「ALWAYS 三丁目の夕日2」は、最終的に興行収入45.6億円を記録しました。さらに、山崎監督は2020年東京五輪の「4式典総合プランニングチーム」のメンバーに選ばれ、過去や未来を現実のように映し出すVFX(視覚効果)を活用し、美しい閉会式を見せてくれました。
『ALWAYS 三丁目の夕日』では、ノスタルジックな東京の街並みを、『鎌倉ものがたり』では、美しくもファンタジーに溢れた黄泉の国の景色をリアルに描いて視聴者たちを魅了した山崎監督が、今回は『GHOSTBOOK おばけずかん』の実写映画化を手掛けると決定しました。山崎監督は果たして、どのような異世界の景色を見せてくれるのか?本当に楽しみにしていますね。
本作の主人公は子供たち四人です。 彼らはまだ若いですが、その演技力は実に半端ではなく、見下すことはできません。
主人公の少年・坂本一樹を演じるのは2018年に、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の作品『万引き家族』に息子役を演じて、素晴らしい演技力で注目を集めている城桧吏。彼と共に、異世界まで引き込まれたのは一樹の仲間・工藤太一。太一を演じるのは『テセウスの船』での「怪演」で注目を集め、大人でも感嘆してやまない演技力を手に入れた柴崎楓雅。彼はリアリティーに富む演技力と美少年ぶりで話題を呼んでいます。
もう一人の仲間であるサニーは、本作でデビューしたばかりですが、その無邪気さと可愛らしさが存分に発揮され、キャラクターの個性にうまく溶け込んでいます。 吉村文香は一樹の同級生役を演じ、おばけの世界に一樹たちと再会し、一緒に冒険を始めました。 演技力はまだまだ浅いですが、リアルな演技を見せてくれました。
この学校の代理教師役を演じるのは、人気女優の新垣結衣。 日本だけでなく、中国や海外でも人気を呼んでいます。 新垣結衣が山崎監督の映画に出演するのは、2009年公開「BALLAD 名もなき恋のうた」以来13年ぶりのことになります。
新垣結衣は2001年に、雑誌「nicola」のモデルコンテストに参加し、これからモデルとして活躍しています。 2007年、恋愛映画『恋空』の主演として知られはじめ、第31回日本映画アカデミー賞と第50回日本映画ブルーリボン賞の新人賞を受賞しました。近年では、リーガル・コメディ「リーガル・ハイ」や恋愛映画『トワイライト ささらさや』、漫画ドラマ「掟上今日子の備忘録』、ラブコメ「逃げるは恥だが役に立つ」、恋愛ドラマ「獣になれない私たち」、「コード・ブルー」など数々の名作ドラマに出演し、日本アカデミー賞助演女優賞、日本ドラマコンフィデンス賞、最優秀女優賞など、多くの賞を受賞しました。 2021年5月、新垣は星野源と結婚発表をしました。
本作で謎の店主を演じている神木隆之介も子役から成長してきました。28歳で25年のキャリアを持つベテラン俳優として多くのファンに愛されている神木隆之介は出生したばかりで、大病をすでに経験しました。「生きている証」として、母が事務所に応募して合格しました。1995年にCMデビューし、1999年にTVシリーズ「Good News」に出演し、俳優としてデビューしました。 その後、『妖怪大戦争』や『桐島、部活やめるってよ』、『家族ゲーム』、『るろうに剣心』などの幅広い作品に出演し、演技力を磨いていながら、大きな人気を博しました。日本のドラマ、映画界に欠かせない存在であると言っても過言ではありませんね。
撮影中にどんなエピソードがあるのでしょうか?一緒に、出演者たちが語る思いをみてみましょう。
新垣結衣:
「山崎さんの作品ではいつも子供の心情が印象的に描かれているような気がします。今作でもスクリーンで皆がどんな表情を見せてくれているのかとても楽しみにしています」と言い、また、新型コロナが流行っているうちに撮影していたため、「現場では様々な規制があるので、演技力がさらに試された」とおっしゃいました。
神木隆之介:
「お客さんにも映画館で彼らの成長を一緒に見守ってもらうことで、『いつでもあの頃に戻れる!』『今からでも挑戦できる!』という気持ちになってもらえると嬉しいです」とコメントしました。
城桧吏:
「共演者のみんなとも、撮影の合間に読み合わせをしたり、ここのシーンをどう動くのかなどを一緒に考えたりもしました。クランクアップの時に新垣結衣さんが1人ずつお手紙を書いて下さって、とても素敵で優しい方だと感じました。
この作品で僕が演じた、一樹というキャラクターは、怖がりで頼りないところがありますが、優しくて友達思いだなという印象を受けました。」というコメントを残しました。
(公式サイトから)
2022年7月22日は公開。どうぞご期待ください。
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