「DUNE/デューン 砂の惑星」は全2部作構成で映画化されるSF超大作です。原作となる『デューン』は現在までのSF作品を生んだといっても過言ではありません。そんな「DUNE/デューン 砂の惑星」ですが、作品を見る前に「本当に面白いのか?」「騒がれているほど傑作なのか?」は気になるところですよね。
そこで本記事では「DUNE/デューン 砂の惑星」を楽しむために、あらすじやキャストの情報に加えて、既に作品を視聴した人の感想や評価をまとめました。「駄作だったらどうしよう」と思っている人は、ぜひ本記事で確認してみてくださいね。
「DUNE/デューン 砂の惑星」は2部作構成の映画です。今作で5度目のリメイクとなるSF界の伝説的作品。そんな「DUNE/デューン 砂の惑星」を楽しむために、おおまかなあらすじとキャストを知っておきましょう。
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
脚本 | エリック・ロス ジョン・スペイツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
原作 | フランク・ハーバート |
製作国 | アメリカ合衆国 |
原作小説 | 『デューン』 |
日本公開日 | 2021年10月15日 |
公開年 | タイトル | 配信 |
1970年代 | 制作中止 | ー |
1984年 | デューン/砂の惑星(映画) | Amazon Prime |
2000年 | デューン/砂の惑星(テレビドラマ) | ー |
2013年 | ホドロフスキーのDUNE | Amazon Prime |
2021年 | DUNE/デューン 砂の惑星 | 未定 (2021年11月現在) |
2021年公開の「DUNE/デューン 砂の惑星」ですが、実は5度目のリメイクとして制作されました。小説が発表されたのは1965年のことで、何度も映画化が目指されましたが、物語が複雑であったり、内容が濃かったりと映像化は難航。過去には1970年代にアレハンドロ・ホドロフスキーによって10時間以上にも及ぶ超大作映画が企画されますが制作中止に。
10時間以上の大作が中止になった後、1984年にデイヴィッド・リンチが「デューン/砂の惑星」を発表、2000年にはリチャード・P・ルビンスタインテレビシリーズ版「デューン/砂の惑星」を発表しました。その後2013年に「ホドロフスキーのDUNE」として公開されます。なお、砂の惑星の配信予定はまだありません。「デューン/砂の惑星」がAmazonに配信する新情報が出るまでしばらく待ちましょう。
西暦1万190年、人類は宇宙帝国を築いていました。厳格な身分制度のもとで統治され、各惑星を1つの大統領家が納めています。ある日アトレイデス家は皇帝の命令のもと、希少な香料を産出する砂の惑星「デューン」を統治するため旅立つことに。しかし、彼らが現地にただ取り着くと、宿敵のハルコンネン家と皇帝が仕組んだ陰謀に直面。アトレイデス家の後継者であるポールは父を殺されたあげく、自身も命を狙われることになり、全宇宙をかけた戦いに身を投じていきます。
ポール・アトレイデス/ティモシー・シャラメ
未来がみえる能力を持ったアトレイデス家の後継者。巨大な陰謀によって父を殺され、自身も命を狙われています。
レディ・ジェシカ/レベッカ・ファーガソン
周りに流されない強い意志を持った女性で、ポールの母親です。ポールと共に過酷な運命に立ち向かいます。
レト・アトレイデス公爵/オスカー・アイザック
アトレイデス家の当主。陰謀に巻き込まれてしまいます。
ダンカン・アイダホ/ジェイソン・モモア
アトレイデス家の腹心として、ポールやレトをサポートします。
ガーニイ・ハレック/ジョシュ・ブローリン
アトレイデス家の腹心であり勇敢な戦士。後継となるポールを鍛え上げます。
Dr.ユエ/チャン・チェン
アトレイデス家に仕える意志で、不安定になったポールを静養させますが…。
「DUNE/デューン 砂の惑星」を見た人は、とにかく映像が素晴らしいと感じたようです。それに加えて映像を彩る音楽や音。臨場感や迫力が凄いため、ぜひ映画館でみたい作品とコメントしている人もいました。
ただ、原作ファンの中にはイメージと違ったのでイマイチだと感じる人もいるようですね。確かに活字から感じる想像と勝手に映像化されたギャップは人によって大きいかもしれません。特にSFのような完全な想像に頼る作品だと、映像化されたときの解釈の違いはバラバラですよね。
それでも、2部作構成ということもあって、第1部は作品の説明を兼ねていると納得する人もいました。そのような人達は今から次回作が楽しみでしょうがないとワクワクしているようですね。
原作小説の「DUNE」がなければ、ナウシカもスターウォーズも生まれなかったかもしれないという噂をご存じでしょうか?それだけ「DUNE/デューン 砂の惑星」が後世のSF作品に影響を与えたという伝説です。しかし、なぜナウシカとスターウォーズなのか?気になりますよね。そこで両者の関係についてまとめたので紹介していきます!
「DUNE/デューン 砂の惑星」がなければナウシカが生まれなかったと言われるのには、予告編にも出てくる巨大なサンドワームが関わっています。確かにナウシカに出てくる王蟲そっくり。そのため、本作のファンの間では長らく王蟲のモデルになったと囁かれています。
実はスターウォーズの生みの親であるジョージ・ルーカスは、スターウォーズシリーズの世界観を構築するうえで、「DUNE/デューン 砂の惑星」の原作を読み込んでいたといいます。つまり「DUNE/デューン 砂の惑星」の原作がなければスターウォーズシリーズは誕生していなかった、もしくは全く違う世界観になっていた可能性があるわけです。
「DUNE/デューン 砂の惑星」には作品を見るうえで知っておいた方がいいキーワードがいくつかあります。何も考えずに見るのもいいですが、何となく設定を知っておいた方が面白いですよね。ここでは3つ紹介するので、1つずつ確認していきましょう。
帝国といえば1つの大きな都市を想像するかもしれませんが、「DUNE/デューン 砂の惑星」でいう帝国は人類の統一政治体制です。帝国では皇帝がトップとなり、その下の公家が各惑星や恒星系を統治しています。さらにその下の下位労働者などがいますが、いわゆる平民の暮らしぶりは統治する公家によってかなり違うようです。
惑星アラキスで採れる「スパイス」は宇宙規模でみても貴重なもので、全惑星において高値で取引されます。その理由はスパイスが人類の意識を拡張する役割を果たすからです。コンピューターを禁止された宇宙では必須のアイテムですが、採取にはサンドワームの危険を回避する必要があるなど、とても大変な作業をしなければいけません。
フレメンはアラキスに生きる先住民で、砂漠の大地を何千年もかけて開拓してきました。その過程で知恵を蓄え、独自の技術を発展させています。
「DUNE/デューン 砂の惑星」はSF好きなら絶対にみるべき映画です。なぜなら、SF作品の元祖とも呼べる設定がたくさん詰まっています。とくにスターウォーズやナウシカ好きなら、本当に関係があるのか自分の目で確認してみると「なるほど!」となること間違いなしですよ。
ホットトピックス
Copyright © 2024 entametalk.jp All Rights Reserved.
エンタメTALKはアダルトコンテンツを含みますので、18歳未満の方の閲覧を固くお断りいたします。