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ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門) 受賞作品。これまでにリー・ダニエルズ監督のザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイや、レネー・ゼルウィガーが出演するジュディ 虹の彼方に、天才作家の妻 -40年目の真実-などが受賞しています。
原題/別名:The Iron Lady
上映日 | 2012年03月16日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 105分 |
ジャンル | ドラマ、歴史、伝記 |
スコア | 3.4 |
監督 | フィリダ・ロイド |
脚本 | アビ・モーガン |
出演者
メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマン、ロジャー・アラム、スーザン・ブラウン、ニック・ダニング、ニコラス・ファレル、イアン・グレン、リチャード・E・グラント、アンソニー・ヘッド、ハリー・ロイド、アレクサンドラ・ローチ、マイケル・マロニー、ピップ・トレンス、ジュリアン・ワダム、アンガス・ライト
感想・評価
1.ミニオンズ観てたらイギリスの映画見たくなって、周りで評判良かったのもありなんとなくこれを選んでしまった〜(アホ?)見始めてからそういうイギリスの綺麗なところたくさん観れるわけじゃないわ!ってすぐ気づいたんだけど、メリル・ストリープ訴えられん?ってくらいご本人に似てるのが普通に面白くて全部見た。面白かったんだけど、どういう感想を抱いてほしくて作った映画なのかわかんないまま終わっちゃった。多分これ私の認識が映画とずれてるのと、時代かな…(たかだか10年くらい前の作品だが…)と思う。新自由主義とか正味なはなし古臭いからね。なんか、サッチャーの中身も外見も強くて優秀で、男に負けないその様を見てわーすげえ!とか、そんなサッチャーも認知症になり、先立った夫の幻覚を見るほどに家族への愛が深い、普通の人間の部分を持っていて…とか、あとサッチャーのでっけえ名言の背景を知ってすごいとか、そういう見どころがあるんだとは思うんだけど、素直に感じ入ることができなかった。
だって普通にパワハラおばさんで怖いし……自分がパワハラしてることにすら気づいてなくて、周りの男性の同僚のこと全員腹の底では敵だと思ってるし……怖、としか思えなかったや。名言いうときも「今から私が名言を言うわよ」って感じのタメを入れるし、マジで中学の頃の嫌いな部活の顧問そっくりで不快笑なんか人間としてあんまり好きになれなかったし、認知症で旦那さんの幻覚見てしんどいの可哀想とかも思えんくて…私がイカれてる?これどっちなん?自分の国の首相は、サッチャーみたいに名言言ったり堂々としていたり国際社会で存在感を持っていたりしなくていいので、人の話をちゃんと聞けて、思いやりがあって、一緒に働いている人がつらい気持ちにならずに済んで、国民みんなが健康で幸せに暮らせるように頑張ってくれる人がいいな…と思った。サッチャーくらい優秀であってほしいけど笑
2.サッチャーの生き様というより夫婦の関係性がとっても素敵だった。若い頃のサッチャー夫めちゃくちゃかっこよかったな。
3.♡2021年143本目♡『他人は他人だ、自分の道を行け』『考えが人間をつくるのよ』11年半もの長い間イギリスの首相だったマーガレット・サッチャー。"鉄の女"のフレーズが有名すぎて印象が偏ってたけど、この作品を観たら少し変わるかも。亡くなった夫の幻影と会話をする、首相を引退したサッチャーの姿から始まるのが印象的。イギリスの首相といえばやっぱり、チャーチルとサッチャーのイメージが強いよね〜。ボリちゃんは個人的に好き
4.最初デニスが存在していると思ったが、途中でそれはサッチャーの幻覚だと気づいた時の驚き。そして見えないものが見えていることを自覚している怖さが伝わってきた。認知症こわい。勝てば官軍負ければ賊軍を体現していた。最後の散らばっていたバラは戦争で流れた血のメタファー?「そういう君だから結婚したいんだ」というセリフとダンスシーンが素敵だった。「ティーカップを洗っているだけの女〜」というのは、母親と最後のサッチャーにかかっていた
5.嫁が横で爆睡するレベルの映画。ドキュメンタリーとしては楽しめるよ
原題/別名:Zero Dark Thirty
上映日 | 2013年02月15日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 158分 |
ジャンル | サスペンス、アクション、ドラマ、戦争、スリラー |
スコア | 3.6 |
監督 | キャスリン・ビグロー |
脚本 | マーク・ボール |
あらすじ
華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性・マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、一向に手掛かりをつかめないビンラディン捜索チームに抜擢される。捜査は困難を極め、ある日、同僚が自爆テロに巻き込まれて死んでしまう。その日を境に、狂気をはらんだ執念でターゲットの居場所を絞り込んでいくマヤ。ついにマヤは隠れ家を発見するのだが、果たして国家が下す決断とは――。
出演者
ジェイソン・クラーク、レダ・カテブ、ジェシカ・チャステイン、カイル・チャンドラー、ジェニファー・イーリー、ハロルド・ペリノー、ジェレミー・ストロング、J・J・カンデル、ワハブ・シーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、エドガー・ラミレス、ファレス・ファレス、ダニエル・ラパイン、マーク・デュプラス、ジェームズ・ガンドルフィーニ 、クリス・プラット
感想・評価
1.ビンラディン暗殺までの物語。CIA捜査官たちのいつまで経っても有力な情報に辿り着けない事からくる焦りや焦燥感を、淡々としたストーリーがより一層引き立てている。この映画は実話に基づいたものだそうだが制作にあたってCIAはどこまで協力していたのかすごく気になる。年を重ねるごとにこういったダークで重厚感のある映画の方に自分の好みがシフトしていっているので点数高め。
2.きつすぎる拷問シーンがずっと続く最後まで観れませんでした
3.ドラマ性が良くていいね。最後の涙が物語るアメリカの終わらぬテロ戦争の現実、勝者は存在しないという現実、犠牲者に対する悲哀のみ残る現実。
4.☆1900レビュー☆実際にあった9.11事件をもとに、そこからビンラディンを捜索する女性が主人公の映画。これは、それぞれ章がわかりやすくわけてあるので、あ、今からこうなんだってのがわかってみやすかった。例えば始まってすぐ事件が起きて、テロップが出て拷問のところから始まる。めちゃくちゃびびったのはレストランが爆破されるシーン!あれびっくりした!!!いまアメリカにいるテロ犯を捕まえようとするべきか、そんなことよりビンラディンもっとちゃんと捜索するべきかみたいな対立もあったり。実際私人の顔覚えるのも苦手なんやけどもあーいう顔の人?の見分けも「あれは実は長男の顔写真だったの!」とか言われても全くわからん自信がある
5.劇的な展開、ドラマティックな盛り上がりがないところが共感出来る
原題/別名:AWAY FROM HER
製作国 | カナダ |
上映時間 | 110分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.6 |
監督 | サラ・ポーリー |
脚本 | サラ・ポーリー |
出演者
ジュリー・クリスティ、ゴードン・ピンセント、オリンピア・デュカキス、マイケル・マーフィ、クリステン・トムソン、ウェンディ・クルーソン、アルバータ・ワトソン
感想・評価
1.教え子の18歳と結婚した大学教授。そこから44年連れ添った自分より若い妻がアルツハイマーになってしまう……という話。施設は入って30日間面会を禁じられ、30日後に会った妻は自分のことを忘れ、同じ施設の男性患者と仲良くなっているという…いやめっちゃ悪化しとるの施設のせいやん!と思ったのはさておき(笑)仲良く過ごしてきたつもりでも、妻になんらかのストレスがあったのは明らかで、それは夫の女遊びかもしれないし、山奥の閉塞感かもしれないし、そこはまあ想像するしかない。ラストの「見捨てて」は自分の中の呪いをとくための本心だったかもしれない。それを「できない」と答える夫の愛情深さがパッと見は感動的なのだが、その答えが結局妻と別の女を縛り続け、傷つけ続けることにはなり、実はとても罪深いことなのかもしれないという裏の含みも感じられて、サラポーリーはやはり恐ろしい監督だなと思うのでした……
2.長年連れ添った妻がアルツハイマーになり、介護施設へ。記憶を失っていく妻に対して夫は…忘れられることのやり切れなさ。忘れる方はハッピーかもしれない。甘美とも言っていた。今までの事を忘れたい位にやり切れなかったのかもしれない。淡々と描かれていく内容が余計に突き刺さる。老いていく事記憶を失ってしまうかもしれない事忘れられてしまうかもしれない事その中でも生き続けるしかないのだろう。不条理に怒りを持つことも今ある事と幸せを受け入れる事も生きることだ。テイクディスワルツ然りサラポーリー監督の描く男女関係のえげつなさは群を抜いている。
3.若い頃無茶苦茶な女性関係だった夫が、妻が認知症になって自分より他の男性に目が移ってるのを嫉妬するのは自業自得というか因果応報。年老いてもセックスするのが若々しい証拠という価値観にマッチョイズムを少し感じる。別れた相手ならともかく、長年共にしたパートナーの一番美しいのが過去から更新しない付き合い方はしたくないなあ。自分自身があの頃の自分はイケてたとか思うのは有り。
4.2021-08-30 ぽすれん サラ・ポーリー えらいジュリー・クリスティさん、ペチャぱいでボンドガールは逃したけど、長生きして良い映画に出られて良かったね。
5.人里はなれておだやかに暮らす老夫婦。妻がアルツハイマーになり施設へ、互いの関係が変化していく。監督はサラ・ポーリーで初監督作。次作の『Take This Waltz』を先にみたけれど、関係と感情の揺らぎが独特な後味になるのは通じる。原作のアリス・マンロー『クマが山を越えてきた』はより直裁な印象でした。この映画は二人の関係や感情、過去を軸にしているけれど、アルツハイマーに関しては、ウェンディ・ミッチェル『今日のわたしは、だれ?』が、58歳で若年性アルツハイマーと診断された当人の手記で、症状の理解が深まる。映画としては、この本でもふれられている『アリスのままで』がある。
原題/別名:Room
上映日 | 2016年04月08日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 118分 |
ジャンル | サスペンス、ドラマ |
スコア | 3.9 |
監督 | レニー・アブラハムソン |
脚本 | エマ・ドナヒュー |
原作 | エマ・ドナヒュー |
あらすじ
突然の監禁から 7 年の時が経ち、母は全てを賭けた脱出を決意する。奪われた人 生を取り戻すために、何より〈部屋〉しか知らない息子に、〈本当の世界〉をみせるために―。衝撃に胸をつかれ、生きる輝きに嗚咽が漏れる、世紀の愛の物語。
出演者
ブリー・ラーソン、ジョーン・アレン、ウィリアム・H・メイシー、ジェイコブ・トレンブレイ、アマンダ・ブルジェル、ミーガン・パーク、ショーン・ブリジャース、キャス・アンヴァー、ケイト・ドラモンド、ジャスティン・マダー、ジャック・フルトン、シャンテル・ジョング、ジョー・ピングー、ランダル・エドワーズ、トム・マッカムス
感想・評価
1.なかなか重くて後半が余計に辛く感じた母親の気持ちも、祖父母の気持ちも分かる血縁関係がない祖母の恋人が、1番上手くフォローしてたね、出来る立場だからか?母親の演技もいいけど、ワンダーの息子役を演じた子役の演技が1番引き込まれた!
2.ルーム。それが世界。狭い納屋に監禁されていた母親と5歳になった息子が、とうとう脱出に成功し、世界に触れる。主演に「ショート・ターム」のブリー・ラーソン。この人の演技って、すごくリアル。本当に自然に役を生きてくれる、そんな女優に見える。長く閉ざされた場所で過ごした後の世界は、あまりにも広く、自由すぎて、逆に2人を苦しめる。でも、少しづつ、祖父母や友達と触れ合いながら、世界へと馴染んでいく5歳のジャックの姿は、力強い。今まで端が見えないほど広いと思っていた、ジャックにとって唯一の世界だった部屋(ルーム)。作品の最後に、その場所を訪れた彼は、そこがまるで縮んでしまったかのように狭かったことを知る。そして、その部屋にさよならを告げる。そう、世界は広い。広いんだよ。ああ、この親子はもう大丈夫。そう思えた、希望に満ちたラストシーン。よかった。
3.オーストリア??のフリッツル事件がベースだけど父親による監禁ではありません。長期監禁中のママとジャック。演じるのはブリーラーソンとジェイコブくん。天窓があるのがせめてもの救い。脱出計画がこんな方法しか無いなんて。危険すぎる!病院の壁が全部窓!失われた年月は取り戻せないし、環境に適応するのも大変。子供に罪はないのに。ラジコンカーに襲われるごっこがよかった。アライグマの帽子がかわいい。やっぱりペットは最強です。#フリッツル事件#監禁#虫歯#天窓#不思議の国のアリス
4.脱出してからの話を描いていたのは良かったのですが、時間の配分の問題なのか脱出が意外とあっさり終わったので、もっと前に抜け出す機会を作れたのではないかと思えてしまいました。息子は無邪気な良い子、ですが母親の両親の気持ちを考えると複雑な気持ちになります。
5.外の世界を知る母、外の世界を知らない息子。奇跡の脱出、知らない世界に戸惑う息子。母と息子の愛の深さ。考えさせられる作品です。
原題/別名:Elle
上映日 | 2017年08月25日 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 131分 |
スコア | 3.3 |
監督 | ポール・ヴァーホーヴェン |
脚本 | フィリップ・ディジャン、デヴィッド・バクスト |
あらすじ
ゲーム会社でCEOとして働くミシェル(イザベル・ユペール)は、ある日自宅で覆面を被った男に襲われる。自分のペースを崩さず日常生活を送るミシェルだったが、襲われた記憶がフラッシュバックし彼女を蝕み始める。犯人は身近にいるようだ。自分をもてあそんだ犯人の正体を突き止めるべく、周囲に探りを入れていくミシェルだったが、やがて自身に潜んでいた欲望や衝動に突き動かされ、周囲を巻き込み波乱を巻き起こしていく―。
出演者
イザベル・ユペール、クリスチャン・ベルケル、アンヌ・コンシニ、ロラン・ラフィット、ヴィマラ・ポンス、シャルル・ベルリング、ヴィルジニー・エフィラ
感想・評価
1.2021年101本目フランス映画って感じ あ〜なんかすごいな〜
2.愛とか恋とか、何それおいしいのかい?( ˘ω˘ ) 的な感じの映画だと思った
3.全くよくわからん登場人物全員狂ってる馴染みのないフランス映画なのと、登場人物が多い上にみんながみんなおかしいから途中で理解できなくなった周りの人とやたら関係もちすぎ旦那の浮気相手だった親友と一緒に住む???隣人の女は唯一まともかと思ってたら最後の最後に、、、黙認してたとは
4.変な人大会開催中みたいな映画。一人もまともな人が出てこない。感情移入できない。そこに惹かれて最後まで見てしまった。出てくる人、すべてどこか変だからそこに見入ってしまう。クリスマスパーティーで集まったときのすごい空気感もたまらない。しかし、予告の内容とは違うように思う。マスクの男に襲われて、警察にも頼らないで自分で犯人を捕まえるみたいな話だと思ったが、全然違う。何かの事件解決、ハッピーエンドみたいな物語を期待するとがっかりしてしまうかも。主人公のミシェルは、ひょうひょうとしすぎている。感情がないのかな?と思ってしまうくらい。自分にはそこが魅力的に見えた。唯一まともだと思っていたレベッカも、最後の一言でとんでもない変わり者だとわかる。物語は淡々と進むが、変な人ばかり登場するから見ていて飽きない。理解はできない。理解はできないが、最後は変な清々しい気持ちになった。自分は好きな映画だった。物語とは関係ないが、フランスは路上に駐車するんですね。あんなにお金持ちでも路上に駐車していて少しびっくり。
5.公開当時62歳のイザベルユペールをこれでもかというくらいに綺麗にみせた映画?62歳全然抱ける(。´´ิ∀ ´ิ)単純にレイプ犯は誰だっていう映画ではなく、主人公を取り巻くいろんな話が展開していくがどれがメインとしたいのかわからない作り(自分には難しい?)でも飽きずに集中して見れたからたぶん面白い方だった#サスペンス
原題/別名:Still Alice
上映日 | 2015年06月27日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 101分 |
スコア | 3.7 |
監督 | リチャード・グラツァー、ウォッシュ・ウエストモアランド |
脚本 | リチャード・グラツァー、ウォッシュ・ウエストモアランド |
あらすじ
すべての記憶を失う若年性アルツハイマー病と宣告されたら、あなたならどうしますか──?避けられない運命との葛藤と、家族の絆を描く感動の物語!50歳のアリスは、まさに人生の充実期を迎えていた。高名な言語学者として敬われ、ニューヨークのコロンビア大学の教授として、学生たちから絶大な人気を集めていた。夫のジョンは変わらぬ愛情にあふれ、幸せな結婚をした長女のアナと医学院生の長男のトムにも何の不満もなかった。唯一の心配は、ロサンゼルスで女優を目指す次女のリディアだけだ。ところが、そんなアリスにまさかの運命が降りかかる。物忘れが頻繁に起こるようになって診察を受けた結果、若年性アルツハイマー病だと宣告されたのだ。その日からアリスの避けられない運命との闘いが始まる──。
出演者
ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース、ハンター・パリッシュ、シェーン・マクレー、セス・ギリアム、スティーヴン・クンケン、ダニエル・ジェロル、マクシーヌ・プレスコット、ロサ・アレドンド
感想・評価
1.リアルを考えると、すごく家族愛がある話、感動する場面もあった、けど好みで言うと映画を見たぞ感があんまりなかったかなあ。
2.気持ちが100%元気なときに見ても、確実にどんより落ち込んでしまう。若年性アルツハイマーを発症したアリス。優れた言語学者だった彼女が言葉を失っていく。記憶も失われていく。その症状に見舞われた時の当人と、そして家族の不安と恐怖、悲しみと戸惑い。その様子が的確に描写されている。病気とどのように向き合うか、そのあり方は状況・環境などの違いからして人それぞれだろうが、それまで刻んできた生活のハーモニーから調律し直していく必要が出てくるという点では共通するのではないかと思う。不安と悲しみと共生して行かざるを得ないのは人生誰しもが同じだ。向き合うしかないならば、幸せな瞬間、瞬間を少しでも多く積み重ねていければ...そんなことを切に願いたくなる映画だった。もっと理解と研究が進んで治療可能な病になるならもっといいのだけれど、若年性でなく高齢による記憶障害だったとしても当人や家族が感じる不安や悲しみは同じだろうと思う。
アリスの若年性アルツハイマーは遺伝性で遺伝すれば100パーセントに確率で発症するらしい。子供たちはそれを告げられ、自分が陽性か陰性か調べるというくだりがある。遺伝子検査のおかげで病気の発祥についてかなりわかるようになったというが、不治の病について知って生きるのとまったく知らないまま生きるのとどちらがよいのか、この答えにもおそらく正解不正解はなく自分で見つけるしかないのだろうが、個人的には知りたくないかなぁと。それまでに準備を整えてという生き方もありなのだろうけれど、限られているなら余計にそのストレス無しの時間を大切にしたい気もするし...色々と考えだすと難しい。?
3.アリスのスピーチで泣いた。一般的には良い終わり方かもしれないけど、アリス的には自殺が成功して家族に迷惑をかけずに最期を迎えた方が良かったんじゃないかと思った。でも、自分が自分じゃなくなっても、そばにいてくれる家族がいるのは幸せなことだと思う。
4.言語学者のアリスはコロンビア大学の教授として教壇に立っていた。50歳を過ぎた頃から些細な言葉が思い出せなくなったり、道がわからなくなってきた。診断は若年性アルツハイマー。苦しみながら生きるアリスと家族のお話。癌だったら良かった。と言ったアリスに共感はできないけど理解はできる。身体は全て健康なのに頭がついていかない。昨日より今日、今日より明日と記憶が減っていく。それすら分からなくなっていく。。それだったら目に見える癌のほうがいいという気持ち。すごく辛い映画。
5.観ていて辛くなるけど素敵な作品でした。スピーチのシーンは涙があふれました。
原題/別名:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
上映日 | 2018年02月01日 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 115分 |
ジャンル | ドラマ、クライム |
スコア | 4.0 |
監督 | マーティン・マクドナー |
脚本 | マーティン・マクドナー |
あらすじ
最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。
出演者
フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドン、キャスリン・ニュートン、ジェリコ・イヴァネク、ルーカス・ヘッジズ、クラーク・ピータース、サマラ・ウィーヴィング、ニック・サーシー、サンディ・マーティン、ブレンダン・セクストン三世
感想・評価
1.ふむー。ここまで賞獲ってるのか個人的には謎な結果でしたが。
2.邦題『スリー・ビルボード』だが、原題は「ミズーリ州エビング郊外の3枚の広告看板」。米国で娘をレイプ殺人された母親の抵抗の物語。彼女が目の敵にする刑事も決して悪い人間ではない。人種差別主義者の刑事が改心する過程がよい。
3.沈黙のビルボード〈広告看板〉に悲痛な叫びを訴える母、その執念とも言える無言の訴えは町の人々への挑戦状とも言える。広告看板のデザインはした事ないが、デザインしたものが広告看板に使われる事はある。広告の役割は単に商品を売る為だけの手段ではない。広告とはその先の人々のココロを揺さぶりライフスタイルから人生をも変える力を持っているだけに、アートディレクターやグラフィックデザイナーの役割は目先の美しさに囚われることなく思考する。少なくても自分はそうしている。この季節になれば何百何千何万もの恋人達へ素敵な時を、片想いには後押しする勇気を、すれ違う二人には結びつくキッカケを、例え一人でも至福の時を与える。広告にはそんな伝える力もあるんだと教えられた若き日を思い出す。時代が変われば広告の姿も手法も変わって来るが、ココロを揺さぶるのには変わりはない。変わっていないのは人々の喜ぶ姿や笑顔をよそ目に、朝まで半年後を熟考する自分がいる。タランティーノなら10分で終わらせてしまう様な話だが、人のココロを動かすのは容易ではなく伝える難しさに感慨深い。最後に行く先が地獄か天国かなんて関係ない、人は死を覚悟した時に生き甲斐を見つける。終わり方が特にいい..★,
4.“怒りは怒りを来す”すげー観たかったやつ。もっと早く観とけば良かった。重過ぎて泣くことすら出来なかった。原題であるミズーリ州、エビング郊外の三つの看板を巡って動き出す話で、雰囲気や作風は違うけどポン・ジュノ監督の「殺人の追憶」を連想したよ。誰も救われないし、真犯人見つからないし、何より重苦しいシーンの度に笑いをぶっ込んで来る辺りホント似てた笑笑?警察官達が悲報に怒ったり嘆いたりする中イヤホンで音楽聴いててまだ知らずノリノリなディクソン巡査とか、最初に書いたこの映画の本質を表す言葉知ってた娘がちょっと天然で空気読まないお花畑ちゃんだったり…兎に角出演者達の芝居がとても良かった…‼️常に目が死んでる主人公フランシス・マクドーマンド、圧力掛ける悪かと思ったら劇中一番の人格者だった署長ウディ・ハレルソン、前後半で全然見方変わるサム・ロックウェル…よかった。
5.娘を殺害された母親が、3つの看板に警察の怠慢を指摘する広告を出した事で、さまざまな対立が生まれる話。警察署長が最終的にいい人だったので警察側、被害者家族側、両方の視点に立って考えられました。被害者家族は絶対に救われるべき存在だと思うのです。しかしヘイトはヘイトしか生まないということを再確認したのも事実。たとえば、今もどこかで子どもが神父に乱暴されているとしても、目の前にいる別の神父さんを憎んだところで何も生まれない。ヘイトよりラブを。…なんて、当事者じゃないからこそでる感想ですね、所詮。いろいろ考えさせられる映画でとても楽しめました。フランシス・マクドーランドの圧倒的で肝の座った演技が刺さりました。
原題/別名:IN THE BEDROOM
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 131分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.4 |
監督 | トッド・フィールド |
脚本 | ロバート・フェスティンガー、トッド・フィールド |
出演者
トム・ウィルキンソン、シシー・スペイセク、ニック・スタール、マリサ・トメイ、ウィリアム・メイポーザー、ウィリアム・ワイズ、セリア・ウェストン、カレン・アレン
感想・評価
1.冒頭のロブスターを捕らえる罠の話は後に起こる悲劇の暗示か。途中で引用されるウィリアム・ブレイクの「無垢の予兆」で歌われている内容を考えると、なんとも皮肉かつ悲しい結末ではある。だけど息子を失ったことで時に互いを責め時に互いを慰める壮年夫婦の姿や、前半のメロドラマめいた色彩豊かなロマンスと後半の重く苦しいドラマとの驚くべき落差など、着目すべき点が無数にある知的な映画で、鑑賞後の満足感は大きい。
2.息子を殺人で失う両親は、悲しみから怒りに変わり、鬼に変貌するのだ。亡くなった息子の年上の彼女(マリサ・トメイ)彼女の元夫が犯人。母シシー・スペイセクが赦しを乞う彼女を無言でビンタするシーンはゾッとしました。
3.10秒くらいの何も起きない静かなカットが印象的、ニックスタールが綺麗
4.医師マット(トム・ウィルキンソン)と妻ルース(シシー・スペイセク)の息子フランク(ニック・スタール)は子持ちの女性ナタリー(マリサ・トメイ)と交際しはじめるが彼女の夫リチャード(ウィリアム・メイポーザー)に撃たれて死んでしまう。マットとルースが悲しみに感情をぶつけ合うようになる中、リチャードが保釈されてしまう。悲しく痛々しい物語だが、こういう深みのある映画にはなかなか出会えない。メイン州の寒々しい風景が沁みる。息子が死ぬ前も死んだ後も、情熱や行動力を感じられない夫に妻は苛立つのだが、そんなマットはどこか日本人的かもしれない。なるべく事を荒立てないようにするのだが、実は心に感情を満たしているのだ。マットを演じているトム・ウィルキンソンは「いつか晴れた日に」「フル・モンティ」「恋におちたシェイクスピア」「エターナル・サンシャイン」「バットマン ビギンズ」と非常に多作の名脇役だが、この映画は間違いなくキャリアで最高の演技だ。堂々たる主演ぶりを見せている。妻ルースのシシー・スペイセクも素晴らしく、こういう悲劇を背負った役を本当に上手く演じる。
特に終盤、その夫婦が堰を切ったように言葉をぶつけ合う場面が圧倒的だった。お互いの我慢や不満を吐き出し、欠点を責め合う。お互いの言い分に完全な間違いはないのだろう。でも、完全に正しいこともない。口に出すのも大切だけど、心に秘めて付き合い続けていくのも大切なのかなーと思ってしまった。この映画に登場するのは間違いばかりの人間だらけ。許されない罪はないと思いつつ、マットやルースの行動も理解できる。そこに正しさ、正解を見つけることがこの映画のテーマではないのだろう。「ベッドルームには2人まで。それ以上だとケンカが始まりケガをする。」それはもちろんフランクとリチャードのことだが、それだけではない。もしかしたら妻に言われて気付いたのかもしれないが、マットはナタリーに惹かれていたはずだ。リチャードの殺害は確かに息子の復讐ため、妻の心の平穏のためだろうが、そこには嫉妬心もあったように思える。そして、それをルースもわかっていたのだろう。実はマットもベッドルームの一員だったのだ。ちなみに、結末は全く違うのに、なぜか以前に観た「リトル・チルドレン」と同じ雰囲気を感じたのだが、監督が同じトッド・フィールドでびっくり。やっぱりどこか似てくるのだろうか。
5.トッドフィールドはこれまでに二作しか撮っていないが二作とも傑作。日本ではほぼ知名度はないが、次回作をいつも心待ちにしている。
原題/別名:Monster
上映日 | 2004年09月25日 |
製作国 | アメリカ、ドイツ |
上映時間 | 109分 |
ジャンル | ドラマ、クライム、伝記 |
スコア | 3.6 |
監督 | パティ・ジェンキンス |
脚本 | パティ・ジェンキンス |
出演者
シャーリーズ・セロン、クリスティナ・リッチ、ブルース・ダーン、リー・ターゲセン、アニー・コーレイ、プルイット・テイラー・ヴィンス、マルコ・セント・ジョン、マーク・マコーレイ、スコット・ウィルソン、ババ・ベイカー
感想・評価
1.#1147 『モンスター』※初見この役を演じるのはものすごい覚悟が必要なこと。それを見事やってのけたシャーリーズ・セロンは素晴らしいし、アカデミーを獲るにふさわしいと思う。日本でも「え!?この人が保険金殺人で何人も殺したの!?」って思うことあるよね。それと同じで「この人とそういうことしたいんだ...」って気持ちが率直。実際のアイリーン・ウォーノスはそういう声にずっと晒され続けてきた。レイプされ、罵られ、生きる価値もないと言われ続けてきた。それをみると、犯罪を犯すか否かは子供のころの環境が全てということ。ビックリしたのは監督がパティ・ジェンキンス。最近のハリウッドはスペシャルな女性監督が多い!やっとハリウッドも健全に追いついた。素晴らしいことです。
2.amazon primeのなんとかチャンネルを無料体験中に視聴。全然前知識がなく、B級映画だと思ってみたら、シャーリーズセロン出てるし、アカデミー賞取ってるし、なかなかにすごい作品だったのだと後で知った。さらに、相手役の女の子のおでこの形がアダムスファミリーっぽいな、と思ってたらまさにそうだった。実際にはセロンと5歳しか離れてないのに、それ以上の年齢差があるように感じて、子供っぽかった。終始綺麗な映像は出て来ず、希望もなく、見てて辛い映画だった。育ってきた環境が悪すぎて、彼女の常識が世間ズレし過ぎてて、彼女が信じているものは明らかに間違っているし、考えが排他的過ぎるのに、誰もそれを指摘することなく、指摘した人は排除して育ってきた。辛すぎる…最後の電話のやり取りで、彼女にお金は貰ってないって言われたときの全てを察した主人公が切ない。シャーリーズセロンの演技は素晴らしかったが、ストーリー的にもう一度観たいものではないので、点数は低め?
3.繰り返し見てると冒頭のシーンだけで泣ける・・・演出0.8人間1.0構成0.8驚き0.9趣味0.9※演出=総合的な演出人間=俳優および被写体の魅力構成=脚本や画面の全体的な構成驚き=斬新さ、意外さ趣味=個人的な好き嫌いの印象
4.初めに思ったのは、どんな理由があるにしろ殺人は許される犯罪ではない。自分の都合だけで人の人生を奪う権利は絶対にない、と。育った環境がまるで違うが、惹かれ合う2人。惹かれ合う=依存し合うと表現した方が正しいかもしれない。1人では叶わない夢を見て追い求め、手に入れようともがく。だがお互いに求めるものが違うのだ。主人公が唯一豊富である娼婦の経験で、男たちから幾度も囁かれた甘い言葉。女は何を言われれば喜ぶのをよく知っている。言葉で繋ぎ止め、本気で愛し合い共に生きていこうと思っても、選んだ相手が求めているのが気持だけではないならば、金を手に入れる手段として娼婦を続ける選択肢しかない。選択肢を間違えたのではなく、それしか無かった。それを自覚しているからこそ、思い描いていた生活に近づけないことに苛立ち、失うことを恐れて縋り付く。一番衝撃的だったのが、就職先を探すシーン。彼女は至って真面目に秘書の面接を受けており、本気でその仕事ができると思っていることが伺える。学歴社会の言葉は知っているが、それが何かなんて知らない。その当たり前の生活すらしていないと言う悲しい現実を突きつけられる。仕方ないと受け入れてきた娼婦と言うレッテルを、愛する人のために剥がそうともがきなから虚勢を張る姿は痛々しいが、それを彼女がみじめだと思っていないから余計哀れに思えてしまう。与えるのも愛。裏切りを受け入れ許すのも愛。それが自分が生きている意味を示す証なのだから。シャーリーズセロンの演技は言わずもなが。その熱演に心を持っていかれた。主人公の想いは全て理解することはできないけれど、その時彼女は人生で一番の幸せを感じていたのは確かだった。抱えている闇を凌駕するくらいには。だけど、その奥にある闇を見せつけられた。
5.破滅型の純愛だいすき殺人と被害者にフォーカスしたら悲惨だけど。本当のお気持ちはわからないけどとにかく愛だし、愛してるあとシリアルキラーが観たいと思ってみたら完全に不完全燃焼だと思う普通に愛の話
原題/別名:Blue Jasmine
上映日 | 2014年05月10日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 98分 |
ジャンル | ドラマ、コメディ |
スコア | 3.5 |
監督 | ウディ・アレン |
脚本 | ウディ・アレン |
あらすじ
サンフランシスコの空港に美しくエレガントな女性が降り立った。彼女は、かつてニューヨーク・セレブリティ界の花と謳われたジャスミン(ケイト・ブランシェット)。しかし、今や裕福でハンサムな実業家のハル(アレック・ボールドウィン)との結婚生活も資産もすべて失い、自尊心だけがその身を保たせていた。庶民的なシングルマザーである妹ジンジャー(サリー・ホーキンス)の質素なアパートに身を寄せたジャスミンは、華やかな表舞台への返り咲きを図るものの、過去の栄華を忘れられず、不慣れな仕事と勉強に疲れ果て、精神のバランスを崩してしまう。やがて何もかもに行き詰まった時、理想的なエリート外交官の独身男性ドワイト(ピーター・サースガード)とめぐり会ったジャスミンは、彼こそが再び上流階級にすくい上げてくれる存在だと思い込む。名曲「ブルームーン」のメロディに乗せて描かれる、あまりにも残酷で切ない、ジャスミンの運命とは。
出演者
アレック・ボールドウィン、ケイト・ブランシェット、ルイス・C・K、ボビー・カナヴェイル、アンドリュー・ダイス・クレイ、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガード、マイケル・スタールバーグ、タミー・ブランチャード、マックス・カセラ、オールデン・エアエンライク
感想・評価
1.セレブな生活をしていた上流階級のヒロインが、不正取引で夫が逮捕された事で転落するも、再起をかけて奮闘し、苦悩する姿を描いたドラマ。感想は各々…十人十色だと思いますが、最後まで主人公に対しての情が湧きませんでした…。確かに気持ちは解りますが、驚愕のどんでん返しシーンを見ても、感情に変化はありませんでした。#どんでん返し
2.一文無しになっても生活水準を下げられない女性の話。妹は節操ないけどそっちの生き方の方が楽なのかな。うーん、どっちも好きになれない。
3.観てからだいぶ時間が経ってしまったので、記録として。ケイトブランシェットの演技が凄かったのを覚えてる。
4.うわー謙虚なおばさんになろ妹の友達が気に入らなくてなるべく目を合わせようともしない感じ、嫌〜って感じだった政治家の奥さんになってまたのしあがるところも見たかったかも
5.知的風な頭の中や性格がヤバい女。ケイトブランシェットの顔も行動もヤバい!演技最高!
原題/別名:The United States vs. Billie Holiday
上映日 | 2022年02月11日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 131分 |
ジャンル | 音楽、伝記 |
スコア | 3.3 |
監督 | リー・ダニエルズ |
脚本 | スーザン=ロリ・パークス |
あらすじ
「ビリー・ホリデイを止めろ!彼女の歌声が人々を惑わせる」。1940年代、人種差別の撤廃を求める人々が、国に立ち向かった公民権運動の黎明期。アメリカ合衆国政府から、反乱の芽を叩きつぶすよう命じられたFBIは、絶大なる人気を誇る黒人ジャズシンガー、ビリー・ホリデイにターゲットを絞る。大ヒット曲「奇妙な果実」が運動を扇動すると危険視し、黒人の捜査官ジミー・フレッチャーをおとり捜査に送りこんだのだ。だが、逆境に立てば立つほど、ビリーの圧巻のステージパフォーマンスは輝きを増し、肌の色や身分の違いを越えて全ての人を魅了する。やがてジミーも彼女に心酔し始めた頃、FBIが仕掛けた罠、そしてその先に待つ陰謀とは──?
出演者
アンドラ・デイ、トレヴァンテ・ローズ、ギャレット・ヘドランド、ナターシャ・リオン、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、タイラー・ジェームズ・ウィリアムズ、トーン・ベル
感想・評価
1.この物語は、「ドリーム」でも、「グリーン•ブック」であり、「ブラック•クランズマン」でもあった。この3つよりも遥かに人種間の闘いが醜かった。
2.映画『ユナイテッド・ステーツ vs ビリー・ホリデー』ビリー・ホリディの半生を描いた伝記物。主演はアンドラ・デイ。ライブでも観たことがあるが、とにかく素晴らしい歌唱力の持ち主。ヌードにもなって体当たりの演技をみせている。映画の中で重要な歌が2曲。ひとつは♪オール・オブ・ミー、そして♪奇妙な果実。奇妙な果実とは、木にぶら下げられたリンチを受け死んだ黒人の死体のこと。ブラック・ライブズ・マターでも話題になった名曲。この曲をめぐってFBIは公民権運動が盛んになるのではと警戒。ヤク中のビリーを度々逮捕されることに・・・。描かれるのは、「SEX、ドラッグ&ソウル」。なぜか黒人のアーティストによくあるエピソード。
最近まで、コレは続いていて、ホイットニー・ヒューストンも同様の半生を送った。ビリーの社会との闘いやメッセージはわかるのだけど、劇中の彼女が魅力的な人に描かれていないのが残念。ありのままを描いたのだろう。ドン・チードルがマイルス・デイビスを演じた『MILES AHEAD』も同様に奇人で嫌な人物として描かれていた。1972年のダイアナ・ロスがビリーを演じた『ビリー・ホリディ物語』。この映画でも彼女は同じような描かれ方だったので、そこだけを誇張したないのではないと思うが。
3.試写覚え書きホール、カフェ・ソサエティ「奇妙な果実」 は人権ソング リンチが見えるオールオブミーを歌う夫のモンロー はアンスリンガーから君を守っていると言いつつ抱き込まれる「黒人と麻薬は合衆国を滅ぼす」公民権運動を煽るので麻薬常習であることで黙らせようとする公演に通い詰める除隊したジミーフレッチャー、犬の葬儀にも駆けつけるフィラデルフィアで公演中止→FBI麻薬捜査官に転職したフレッチャーに逮捕される実刑判決一年刑務所へ出所後カーネギーホールでカムバック公演黒人と白人が入り混じって着席NYの労働許可証が降りないため、レヴィに金銭と性的に搾取されながら歌うが薬を再び欲する金をくすねたな、と暴力を受ける仕返しにアヘン所持の汚名を着せられかけるがフレッチャーのおかげで助かるバスでの全米ツアーに、フレッチャーは上司の命令で同行、麻薬をやっていないと嘘の報告、ビリーに真の愛を教えるしかしバスがガス欠で立ち往生するとルイスマッケイ夫迎えに来る→結婚インタビュアーなぜ政府はあなたを狙うの?麻薬の売人の名を聞き出したいというがそこには興味はない、今頼るのはは酒だし。わたしを破滅させたいだけ、あの歌を歌わせたくないだけ歌わなければいいじゃない肝硬変で入院、フレッチャー付き添うしつこくアンスリンガーがやってきてフレッチャーを脅すにくいんだ、逆境を跳ね除けて成功した彼女を許せないんでしょう、強く美しく黒人だから
4.伝説のジャズ歌手ビリー・ホリデイの伝記映画。タイトルからも想像されるように単に彼女の生涯をなぞるだけでなく、いわゆる構造的な人種問題に翻弄される黒人の人生を主題に据えています。人種差別を扱った映画は近年数多く公開されていますが、やはり多くの人が知るビリー・ホリデイという人物の人生を通すことで、なぜアメリカにおける黒人の人種問題が差別「意識」とは別次元の深刻さを持つ「構造的」なものと言われるのか、なぜ人種差別問題でなくBLMなのか、より切実でクリアカットに理解されます。が、この映画の致命的な問題は肝心のビリー・ホリデイが全く魅力的な人間に描かれていないところです。いや、映画のプロットをみて事実だけ拾えば社会に翻弄されながらも力強く生きる非常にカッコいい人なのに、なぜか映画ではそう見えない。信念を通すというよりなんだかただ態度が悪くてわがままな人にみえてしまう。また、映画内でのデジャブが非常に多く、ストーリーは進んでいるはずなのに彼女の人生の来歴がピンと来ない。残念な脚本です。伝記の基本はやっぱりその人物に対する敬意なんだなと思いました。ゴールデングローブで主演女優賞受賞、アカデミー賞にもノミネートされたアンドラ・レイは本業が歌手とのことでさすがに音楽はよかったです。
5.Andra Dayの歌唱力はさすがすぎる人種って言葉好きじゃないけど、自分と同じ人種の人が目の前で苦しんで殺されるのを目の当たりにするのは想像を絶するんだろう。あのシーンは本当に忘れられない。それがアメリカではまだ起こってるグリーンブックでもそうだったけど、同じアメリカでも南部と北部で全然違くて、当時彼らが南部でツアーをするって言うのはそれだけで意味のあることだったんだろうな
原題/別名:The Hours
上映日 | 2003年05月17日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 115分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.5 |
監督 | スティーヴン・ダルドリー |
脚本 | デヴィッド・ヘア |
出演者
ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ、スティーヴン・ディレイン、ミランダ・リチャードソン、ジョージ・ロフタス、ジョン・C・ライリー、トニ・コレット、エド・ハリス、アリソン・ジャネイ、クレア・デインズ、ジェフ・ダニエルズ、アイリーン・アトキンス、リンゼイ・マーシャル、リンダ・バセット、クリスチャン・コールソン、マーゴ・マーティンデイル、ダニエル・ブロックルバンク、ジャック・ロヴェロ
感想・評価
1.大物女優3人による別々の時代を生きる女性の物語。難解すぎてよくわからなかったけど常に死の匂いと同性愛的な雰囲気が漂ってた。
2.3つの時代の3人の女たち(1923年イギリス、リッチモンドのヴァージニア・ウルフ)(1951年、ロスのローラ)(2001年ニューヨークのクラリッサ)のとある1日を時空を超えて並列した物語。花束、同性への衝動的キスがもたらす波紋、死への誘い、そしてヴァージニア・ウルフ著作“ダロウェイ夫人”に影響受ける後世の女たち。幸せな家庭を持つローラ(ジュリアン・ムーア)に訪れる突然の情緒不安定がすこぶる怖い。一時的に母に見放され置いてきぼりにされた幼い子供のトラウマが観る方の心に消えない。
3.ヴァージニア・ウルフの随筆集『病むことについて』が素晴らしかったので鑑賞。1923年、ニコール・キッドマンの演じるウルフの狂気と現実の狭間で揺れ動く心情。彼女の執筆する『ダロウェイ夫人』にそんな心情が刻まれて、読者たる、1951年のジュリアン・ムーア演じる孤独な主婦ローラと、2001年のメリル・ストリープ演じる編集者クラリッサの二人を揺り動かしたのだろうか?エド・ハリス演じる詩人リチャードの混乱ぶりも絵になる。強者役者どもの競演文芸ロマン。音楽は現代音楽の巨匠フィリップ・グラス、控えめで格調高い反復性のある調べが花を添える。
4.ヴァージニアウルフの遺書から始まる。彼女の作品”ダロウェイ夫人”が時空を超えて人々を繋いだ。この作品は”意識の流れ”の手法で生と死と時を描いたモダニズム文学の代表作だという。3つの時代で3人の女性の1日を描く。湧き上がるのは女性の渇きと、まだ消えぬ生への情熱。欲しいのは静寂より暴力的な刺激。“人生から逃げたまま平和は得られないわ”“あの暮らしは死だった。私は生きることを選んだの”劇中で流れるフィリップグラスのミニマルミュージックのように、時は次々と、流れるように、やってくる。この映画では、人生に立ち向かった人々の限りない愛と時間が流れるように映し出される。ヴァージニアウルフは対比を用いて生を際立たせようとしたのだろう。
心の中で思った。そうよこれが幸せの始まりなのね。この先もっと幸せが訪れるんだわ。でも違った。始まりではなかった。あの瞬間こそが幸せだった。幸せそのもの。美しい朝…素晴らしかったわ、とてもさわやかで不思議だよ、誰の人生にもある普通の朝主演の3人をはじめ、俳優陣の魂の演技が心に迫る。超一流が集まるとこうなるんだな。感情が溢れるシーンでは、全身の力が抜けていくような感覚になる。衝撃的で悲哀に満ちているような。古典的でありながら、どこか現実的で人間臭い。傑作。
5.3人の女性の気持ちが分かるようでイマイチ汲み取れなくて,フワフワとした中での鑑賞。自殺のシーンから始まり,3つの時代,3人の女性のとある1日が繋がりながら進む展開めちゃワクワクした。でも,文学的な作品で私にはちと早かったかなぁ〜
原題/別名:Revolutionary Road
上映日 | 2009年01月24日 |
製作国 | アメリカ、イギリス |
上映時間 | 119分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.5 |
監督 | サム・メンデス |
脚本 | ジャスティン・ヘイス |
出演者
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツ、マイケル・シャノン、キャスリン・ハーン、デヴィッド・ハーバー、ゾーイ・カザン、ディラン・ベイカー、ジェイ・O・サンダース、リチャード・イーストン、マックス・ベイカー、マックス・カセラ、ライアン・シンプキンス、タイ・シンプキンス、キース・レディン
感想・評価
1.【Have a good day …】ラストの朝食のシーンのレオ様の表情が格別です…美しく…重い…映画?音楽が印象的…『タイタニック』のファンは【⚠️観ない方がオススメ】の映画。レオ様が観たくなって観たけど…ヒドイ…レオ様はワルくない…この美しく雰囲気あるジャケ写に騙されては…イケナイ…邦題の副題は…【燃え尽きるまで】…夫婦の苛立ちを観せられる映画。原作が『家族の終わりに』なので終わっている…コワイもの観たさ…郊外の…可愛らしいお家に住む…素敵なカップルのお話。結婚のリアルな一面を観たい方はどうぞ…止めやしません…レオ様がこの仕事を受けて演られたからには意味があります…✨多分…レオ様の?の表情…たまりません…? ??以下ただのメモ?ネタバレ⚠️??いつからレオ様は…眉間のシワが深くなったんだろ?気になる…浮気するレオ様…じゃなくてフランク。手の込んだ… 口説き方。可愛らしい家に住む美しい妻。夫がハタライテいる間家事に勤しむ。日差し差し込む美しいキッチンにケイト・ウィンスレットの美しさが馴染んでいるキャシー・ベイツが居る『フライド・グリーン・トマト』を思い出す…傍目からはスペシャルにステキに見える夫婦。妻のエイプリルの表情の翳りが先行きを暗示している…それにしても王道のアメリカ映画の美しい絵づくりにウットリするフランクの誕生日。30歳。会社のカワイイ女の子とお祝い?もうカナリ酔っ払ってるカワイイ子を笑わせてゴキゲンのレオ様…じゃなくてフランク。
30歳…仕事と人生を考え直すお年頃。不甲斐ない自分を持て余しながら目の前の目が回ってる彼女??を連れ出すことにする…美しい妻には…いつかパリ??に連れてってやると…夢を見させる…I wanna feel things.Really feel them, you know …漠然としたことを意味ありげに妻に語るフランク。ソレが野望って…野暮⁈ちょっとイミワカンナイ…ウットリと聴き入る妻…身に覚えがあってハズカシイ…親友のビッグマウスに気をつけろとの忠告が頭をかすめる…過ぎた…遠い過去…懐かしさ…さえ…感じる…今となっては…全て許せる自分も含めて…いっさいのことは過ぎていく…フランクの愛想笑いにアキレル…まったく、もう…後ろめたい…思いをため息で吐き出しながら重い足取りのフランク…いきなりドアが開いて何故か⁈めかし込んだ美人妻現る…夫婦喧嘩の仲直り?妻の素直な謝罪とI love youのkiss に素直に反応するレオ様じゃなくてフランク。カワイイ…レオ様の…いやフランクのいやもうココはレオ様でいいやの?に?たまらない…子どもたちまで…いる。ハタライテ帰ってきたパパにサプライズ…?♫Happy birthday to you 〜? Happy birthday Dear Daddy 〜?Happy birthday,Darling ?I love you ,Dad?レオ様のこの表情が観られただけで…もう充分?この後…鬼?のような形相と…悪魔?のような台詞が待ち受けていようとも…?パリ??へ行きたい妻が夫に魔法?♂️?をかけようとしている…You are the most beautiful and wonderful thing in the world ? ✨あなたはこの世で最も優れた美しいモノYou are Man…✨あなたは『男』なのよってワケ分かんないけど…このシーンいいなぁ音楽とレオ様の表情が。
エイプリルみたいに自信を失くしかけてるビッグマウスのManの顔を包み込んで魔法?♂️?をかけたい…頭を…撫でたい…レオ様の。魔法がかかって…上向き加減でオフィスを歩くレオ様…ゴキゲンなBGM…画面分割で『ウルフ・オブ・ウォールストリート』と並べて観てみたい。スッカリ魔法がかかったフランク…もう大物気取り単純でカワイイな〜?調子に乗ってるレオ様?サイコ〜✨エイプリルも決断力と行動力あるな夫婦の問題を解決するために懸命に考えた前向きなプランコツコツと貯めたお金をここぞ!というときに使う醍醐味エイプリルの服デザインが素敵だなとてもよく似合ってる自信に満ちていい感じMan は私が守っタル❣️フランクもゴキゲンだな♫燻ってる自分から変われそう?いい顔してる。??…??…??✨子どものことをこんなにセキララに… セリフにしちゃっていいんでしょう…か?お腹の子…聴いてる、とかもいいますケド…ねぇ…どうなん…でしょう…か?
ここはレオ様いやフランクの男気に正直安心をおぼえます…が難しい問題…でもあります…道徳倫理人の生死に関わる問題。クオリティ・オブ・ライフ問題…人生…夢と現実…仕事とやりがい家族 義務束縛自由…人生への期待と失望絶望。変わらない音楽が冷静にさせる♫タタ〜ンタ〜ン タタ〜ンタ〜ンピアノ?の旋律がかき乱された心を落ちつかせる…?他人からしたら話は簡単だな一言で片付くやっぱり無謀だったね…??夢は…みれたね…行っても大変だったと思うよきっと。Imagine …サンフラン計画…??あったな…?懐かし。正直とくに行きたいワケではなかったケド。行ってもイイよ〜くらいな感じだった気がスル。ついにあのシーン…鬼?の顔と悪魔?のセリフ…ここまで描くのは意味があることなんだろうキレイ事ばかりじゃない愛が憎しみに変わることも無関心になることも…人間だもの夢ばかりでなく理想ばかりでなく悲しみも愚かさも観せてくれる映画…ありがたい失敗しても醜態をは晒しても生きていく…助けにもなる台風が去った後の美しい朝…鬼の顔も…翌日はステキなレオ様…✨やっぱり観てよかったやっぱりレオ様スキ?いろいろあって…疾走するレオ様…ハァ??いろいろあって…終わり方がセンスいい…こっそり…フェイドアウト…??#ケセラセラ…#エイプリルの服がカワイイ#頭を冷やすのに…歩いてすぐ森があるのは理想的。#喫煙ダメだよ
2. 色んな夫婦がそれぞれ誰にも言えない鬱憤や息苦しさを抱えて生きている。夫婦って何なんだろう。なんで一緒にいるの?結婚した時の想いはいつか消えちゃうの?観ていて苦しくなる映画だった。環境とか仕事とか自分の周りに幸せを求めるんじゃなくて、小さな幸せを自分の中に見つけられる人が結局一番幸せになれるんだろうなぁ。自分はそうありたい。タイタニックの二人ってことを忘れてしまうほどの演技力に脱帽。
3.ディカプリオ夫婦の喧嘩で 精神病を患ってる人が一番の正論をいうところがお気に入り。
4.苦い出涸らしみたいな物語。無碍。浮世離れした奔放妻 + 絶対NGを通る謎夫好みは別れる。完成度高いけど、個人的に無理でした。主演の演技が上手くて生々しい。直線的な構図、不穏なピアノが合っていました。ロマンやそういった演出を一切削ぎ落としている。ほぼずっと醜い。すれ違い。こうなっちゃうか……がずっと続く。作中時代の性差別がそのまま作品に反映されていてキツい。もっというと気味悪い。同監督「アメリカンビューティー」で正直、キショ……ってなったけど、可愛げがあったなと思えばアメリカンビューティーの方が好きかも。ラストについては「人との距離感をとりましょう」と解釈しておこうと思います。いい演出。個人的にはどうしても無理だったのですが、好きな方にはハマると思います。出会うべき人が出会ってほしい。
5.難しかった?話し合いたい夫と、話し合いしたくない妻。すこしのズレがどんどん大きい溝を生んでしまうのかな。私は、ケイト・ウィンスレット側の気持ちが分からない部分もあったので、またもっと大人になった時に見てみたいと思いました。
原題/別名:TRANSAMERICA
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 103分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.8 |
監督 | ダンカン・タッカー |
脚本 | ダンカン・タッカー |
出演者
フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ゼガーズ、フィオヌラ・フラナガン、エリザベス・ペーニャ、グラハム・グリーン、バート・ヤング、キャリー・プレストン、レイノール・シェイン、リチャード・ポー
感想・評価
1.なかなか面白くていい映画だったトランスジェンダーの話でもあり、親子の話でもあるあったかいラストがよかった
2.いい〜ロードムービー子どもの存在も認知していない親と父親と住むことが夢と話す子どもの間にある不確実な想いが、ロードストーリーを通して次第に確実なものに近づいていく様子が温かい最後まで確実な関係にはならなかったけど、お互いを親子として認知して、同じ時間を過ごすことができるようになったことが大きな幸せだったから、フィクションと知りながら2人のその先の幸せを望みます
3.性同一性障害の男性が性別適合手術を一週間後に控えていたが、別れていた息子の保釈に立ち合うことに。息子には父親であることを隠し教会の女性として共にアメリカ大陸横断をする物語。旅しながら2人に絆が出来ていく、ロードムービーらしい良さがあった。。フェリシティハフマンは本当に男性かと思った「トランスジェンダー」としての悲しみを出せて素晴らしい演技だった。劇的な結末を期待したから、ラストは物足りなさもあった。2人の未来はきっと幸せ、良い作品でした。
4.フェリシティ・ハフマン、ドラマでファンになったんですが、さすがの演技でした。スキャンダルが勿体ない。
5. 性転換を目前に控えた中年男性(女性?)に突然実は息子がいると知らせが来る。ニューヨークまで息子を保釈させに来た主人公は、自分が父親だと告げられないまま息子と二人でロサンゼルスまでアメリカ横断の旅をすることに。。。 性転換するということは、どこかで今までの人生を捨てリセットすることになる。不幸のどん底にいる息子は、まさに今捨てようとしてる人生の象徴なのかもしれない。過去と向き合うことと旅が重なっていく。 主人公が中年の世同一性障害者っていうのがすごく深みがある。彼女(彼)の一つ一つの仕草に、滑稽さや悲しさ、様々なものがにじんで見える感じがする。よだれ流して泣くシーンは圧巻。 そして、この主人公を演じていたのが、正真正銘の女優、つまり女性であるということが、この映画の深みをさらに増している。(※2021年現在ではこの部分の印象はまた違うものになっています) 最後に結局性転換をするんだけど、その病院を歩いてる姿が何とも言えずいいシーン。 やっぱり自分はロードムービーが大好きなのだと気づかせてくれる作品。 演技というもののすごさを見せつけられる。
原題/別名:Million Dollar Baby
上映日 | 2005年05月28日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 133分 |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
スコア | 3.8 |
監督 | クリント・イーストウッド |
脚本 | ポール・ハギス |
あらすじ
「グラン・トリノ」「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッドが監督・主演のヒューマン・ドラマ。小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。ある日、31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願するが、追い返してしまう。フランキーの親友スクラップは、諦めずジムに通うマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。
出演者
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ブリアン・F・オバーン、マーゴ・マーティンデイル、マイケル・ペーニャ、ベニート・マルティネス、ブルース・マックヴィッティ、ネッド・アイゼンバーグ、モーガン・イーストウッド、ルシア・ライカー、リキ・リンドホーム、マーカス・チェイト
感想・評価
1.キャストと前半の勢いあるサクセスストーリーから予想もできない訴えかけられるような後半。ここはかなり感情も揺さぶられ、色々なことを自分に重ねて考えさせられた。ただ、前半のボクシングの試合。ほとんどが一瞬で終わっていたのに対して後半の病院シーンは何となく締め方が分かってからも長くないかな?個人的に後半にここまで時間を割くならば、前半の試合シーンを躍動感溢れる長時間ファイトにして、昂らせて欲しかったなと思ってしまった。あとは試合シーンでのBGMもかなりチープで、笑ってしまったところがある。もう少し何とかなりそう。青い熊ビリーとマギーの家族があまりにも酷すぎて切なさよりも憎しみが勝つ点からも名作と言われる所以は理解できなかった。それでも前半のバイト中客の残飯を持ち帰るほどの貧困ながら、一直線に夢に向かって努力するマギーが印象的で、後半の変わり果てたマギーの姿とプライドを捨てて生きるよりも死を選択するシーンには感動した。尊厳死をテーマに人々に訴えかける点は一度この映画で体感する価値はあると思う。
2.全体的に救いがありませんでした、神父も序盤でおもくそswear word吐き散らかしてたせいで終盤の教会のシーンも全然沁みてこなかったし
3.なんて映画なんだ。後味が悪いと言われている映画の為、見るのを躊躇していたが…、見てよかったと思わせるほど良い映画だった…。やっぱりモーガン・フリーマンの語りの映画は名作が多い。ショーシャンクも、そうだったはず…。
4.生きる意味ってなんだろう、自分が生まれてから死ぬまでできたことなんて死ぬ瞬間わからない。自分がやりきったと思える瞬間がきたら、それは死なのか。慎ましく自分に素直に、頑固に生きる人だから、死を選んだことに対して100%否定の念で見ることはできなかった。どんな境遇に立たされたとしても、自ら死を選ぶ人の気持ちはわたしにはまだ理解できない。それが理解できていないのはまだやりきれてないってことなんだろうかな。物語では打ちのめされても、帰ってきたデンジャーもいるし。大半の人が共感するのはデンジャーのほうだろう。少なくとも私はそう。人には生きてること自体が苦しくて仕方ない、人がいるのかもしれない。終盤では神父に告白するダンが「生きることが死だ。」と語っているけど。神とか天国とか地獄とか信じずに生きてると思ってても、どこかで意識してるから自ら死を選ぶのって罪だと思うのかな。生きる喜びを伝える映画もあるけど心に残って戒めだとか、これからの人生に影響を残したなって思える経験だとかってこういう作品が多い気がする。いつかまた見返そう、生きていく中で見る観点が変わりそうと思える作品だろう。
5.底辺から這いあがろうとする女性ボクサーと、不器用な有能老人トレーナー。これは熱いスポーツサクセス系映画の予感、、、?
原題/別名:THE QUEEN
製作国 | イギリス、フランス、イタリア |
上映時間 | 104分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.5 |
監督 | スティーヴン・フリアーズ |
脚本 | ピーター・モーガン |
出演者
ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェームズ・クロムウェル、シルヴィア・シムズ、アレックス・ジェニングス、ヘレン・マックロリー、ロジャー・アラム、ティム・マクマラン
感想・評価
1.世界の有名人を知る試み第12弾。かの有名なダイアナ元皇太子妃の事故死に直面し王室の在り方に思い悩むエリザベス女王の話。伝統を重んじるべきか,国民感情を優先すべきか,王室はどのように時代にあわせ変化していくべきなのかなどなど。皇室のある日本としては無視できない問題がたくさんあったように思う。それにしてもこんな映画作っちゃってよかったの?!?!と驚きを隠しきれない。あの登場人物めっちゃ感じ悪いじゃん!!とか,これこそ王室を怒らせたりしなかったのかな?!とか。あと当時小学生だった私もダイアナの死は頭では理解できていたものの,今回映画を通してリポート映像を改めて見ると,その衝撃の大きさをリアルに感じ取ることができた。本作を見ていて王室の人間が報道に傷つき怒り悩む様子は人間そのものだった。昨今の皇室の報道でもあったけど,王室皇室はとても遠い存在でありながら,そこには一人ひとり生身の人間がいるってことを忘れてはいけないなと思った。
2.50年、、、長い。自身の生活を犠牲にしなければならない。想像なんてできない。覚悟を決め、その人のために生きてきた女王。そこに牙城を揺るがす出来事。やはり気になるのは、どこまで事実なのか?本作、驚くほどにエンターテイメントに溢れ、「これ、怒る人出そうだよなあ?」と思うほど、描かれている内容が、どれも嘘くさく無い。女王はもちろん首相、ファーストレディ、女王旦那、それらを囲う人々。(あ、でもチャールズだけ薄く感じたなあ?。)皆正直(に思ってしまう)。また演じる人たちがそれぞれに息吹を。これがまたモネマネに終わっていない。牽引するヘレンミレンが逞しくも繊細?。怒り、失望、嫉妬、そして温もり、様々だ。
ブレア首相とのやりとりが、ほんとその辺の知人とのやりとりにも思え共感できる。こういう作品はとても難しく表面的になりがちだが、とても立体感を感じる。自分は本作ならファーストレディに近い。あの存在の意義。???ただ本作を見ると少なくとも英国王室は好きになれた。特に本作は押し付けてもいない。その正直さ(面白さも)に慕い(批判も)、興味を持ち、影響される人が多いのがなんとなく理解できた。自国はつまらんなあ?。やはりまだ自国に照らし合わせるとファーストレディの考えに賛同してしまう。※ダイアナ妃の魅力はわからないが、自分は98年頃に洋楽にハマり、その時前年のビルボードランキングを調べたらエルトンジョンの曲が14週1位になっていて、そこでダイアナ妃への追悼歌と知り、初めて認識した。そんなこと思い出した。「スペンサー」が楽しみである。「ダイアナ」は楽しみにしていたが酷評がすごくてまだ観られていない??。
3.さすがHミレン風格も品格も申し訳なしそうババラッチって煩くてお行儀悪い輩達だ!
4.イギリスのクィーンの話。エリザベス二世、ブレアの顔や仕草が似ているのがよい。まぁ似せないと感情移入できんやろうからな。あとは平凡。ちと美化、脚色してありそうなのはご愛嬌かな。良くも悪くも世界中から愛されているロイヤルファミリーなんだなぁ、と思う作品です。
5.ヘレン・ミレンは凄い人だ。この重圧しかない役を引き受けるのだから…まだまだ自分には知らないことが世界には沢山あるなーって感じました。伝統を守る為に自分の事は二の次ってなかなかできることではないし。ブレア夫人だけ、凄え感じ悪い(笑)あれで首相の夫人なんだもんな。。個人的には非常に品がないなと。何よりこの作品に配給先としてエイベックスが携わっているとは…むむむ!
原題/別名:The Wife
上映日 | 2019年01月26日 |
製作国 | アメリカ、イギリス、スウェーデン |
上映時間 | 101分 |
スコア | 3.6 |
監督 | ビョルン・ルンゲ |
脚本 | ジェーン・アンダーソン |
あらすじ
現代文学の巨匠ジョゼフ(ジョナサン・プライス)と妻ジョーン(グレン・クローズ)のもとに、ノーベル文学賞受賞の吉報が届く。ふたりは息子を伴い授賞式が行われるストックホルムを訪れるが、ジョゼフの経歴に疑惑を持つ記者ナサニエル(クリスチャン・スレーター)から夫婦の“秘密”について問われたジョーンは動揺を隠せない。実は若い頃から豊かな文才に恵まれていたジョーンだったが、あることがきっかけで作家になる夢を諦めた過去があった。そしてジョゼフとの結婚後、ジョーンは彼の“影”として、世界的な作家の成功を支えてきたのだ。ずっと心の奥底に押しとどめていたジョゼフへの不満や怒りがジョーンの中でわき起こり、長年共に歩んできた夫婦の関係は崩壊へと向かう。そして授賞式当日、彼女はこれまで通り慎ましく完璧な“天才作家の妻”を装うのか。それとも本当の人生を取り戻すために、衝撃的な“真実”を世に知らしめるのか……。
出演者
グレン・クローズ、ジョナサン・プライス、クリスチャン・スレーター、マックス・アイアンズ、ハリー・ロイド、アリックス・ウィルトン・リーガン、カーリン・フランツ・ショーロフ、アニー・スターク、マイケル・ベンツ、カロリン・ストルツ
感想・評価
1.主演グレンクローズの演技が見事でした。感情を雄弁に物語る表情が素晴らしかった!ストーリー展開もよくて、飽きさせず、引き込まれました!
2.ブスブスと刺さりまくった。現代もまだまだ、社会は男性優位だと思う。だからこそ旦那だけには分かっていてもらいたかった。創造力のある女性は愛やセックスや栄光ではなく、友情に近い尊厳が欲しいのだ妻を褒め称えたスピーチが、どうして彼女にとって屈辱の決定打になったのかを、きっとジョゼフは本当にはわかっていないまま。しかし40年も夫婦でいたことは事実であり、ジョゼフの尊厳を守り続けたし、最後に言えた「愛してる」
3.昔は女性の作家というだけでどれだけ書くことが難しかったのかがよくわかる作品。40年間も裏で夫を支え続けてきたけど、その裏では色んな想いがあって。本来のThe Wifeというタイトルが本当にこの作品の主軸になってると感じた。グレン・クローズのお芝居が本当に素晴らしくて、いや凄すぎて、結局私には妻が本心で言った言葉なのか、そうではないのか最後までよく分からなかった!!
4.LiLiCoさんのイベントで鑑賞2回目。やっぱりグレンクローズの演技が素晴らしい。個人的にはあんな面倒な旦那嫌だし最後爆発するの分かる。愛してるは本当だったのかな。。
5.LiLiCoさんのイベントで鑑賞結婚してないとわからないことが沢山あるな、、年取ったらまた観たいな
原題/別名:Judy
上映日 | 2020年03月06日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 118分 |
ジャンル | ドラマ、伝記 |
スコア | 3.7 |
監督 | ルパート・グールド |
脚本 | トム・エッジ |
出演者
レネー・ゼルウィガー、ルーファス・シーウェル、アンディ・ナイマン、マイケル・ガンボン、フィン・ウィットロック、ジェシー・バックリー、フィル・ダンスター、ベラ・ラムジー、ジェマ=リア・デヴェロー、ジョン・ダグレイッシュ、トム・ドゥラント・プリチャード、ベントレー・カルー、Arthur McBain、ティム・アハーン
感想・評価
1.“A heart is not judged by how much you love; but by how much you are loved by others” ——The Wizard of Oz心はどれだけ愛したかではなくどれだけ愛されたかが大切だ ——オズの魔法使いよりLove that phrase(* ˘ ³˘)
2.ファンの2人、ピアニストの人、マネージャー、コーガンいいひと‥ほっこり‥泣けた。早逝だけど不安定な中で精一杯生き切った結果なんだろうな。
3.「over the rainbow」一生忘れることのないシーンになりました私は主演がレネー・ゼルウィガーさんだとは全く気が付きませんでした最高の演技、納得のアカデミー賞です。
4.いたましくも、愛おしい人。特にスリップドレス姿の感じが、印象に残った。
5.ジュディの生き様が素晴らしくて最後の虹の彼方にでは大号泣レネー・ゼルウィガー大優勝です
原題/別名:Black Swan
上映日 | 2011年05月11日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 108分 |
ジャンル | サスペンス、ドラマ、スリラー |
スコア | 3.6 |
監督 | ダーレン・アロノフスキー |
脚本 | マーク・ヘイマン、アンドレス・ハインツ、ジョン・マクラフリン |
あらすじ
美と狂気がせめぎあう衝撃的サスペンス
出演者
ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー、バンジャマン・ミルピエ、クセニア・ソロ、クリスティーナ・アナパウ、ジャネット・モンゴメリー、セバスチャン・スタン、トビー・ヘミングウェイ
感想・評価
1.“I felt it. Perfect. It was perfect.″ラストに向けて目が離せない。多分引き込まれるってこういうこと。少し『セッション』と似ている部分もあるなと感じつつ、1つのことを極めることで漂う狂気さが尋常じゃなかった。ダーレン・アロノフスキー監督は心理描写(特に心の闇や悪)のセンスがずば抜けていると思う。ナタリー・ポートマンの表現力に拍手です。
2.初見は全く魅力が分からず、怖くてグロテスクなイメージしかありませんでしたが、今観るとすごくニナの気持ちが分かるし、最後の踊り切った場面なんて涙しかない。過保護でメンヘラな母親、セクハラな監督、自分には無いものを持ってるライバル、勝手に妬んでくるプリンシパル、加えてニナの弱気な性格。全ての要素が超気持ち悪くニナを追い詰めていてどんなホラーよりも怖い。映像もどこか寂しく冷たい感じがしてなんか全体的に気持ち悪い痛みを感じる。自分もニナのように感情表現が得意ではないし、周りによく思われたくて、自分を抑えてしまうところがあるので最後にニナが爆発していく過程は気持ちよかった。母親に「I'm the Swan Queen, you're the one who never left the corps(私は白鳥の女王よ!ママはその他大勢でしょ!)」て言うところスカッとします。頻繁に観たいわけではないけど、たまに観たい映画。バレエも綺麗だし。
3.バレエの世界って現実でも厳しそう〜。ホラーとは違ったエグい映画。
4.バレエの世界って一番競争が激しいイメージがある。なんでだろ。人のものを盗んでその人になり切ろうとする主人公が、自分を解放していく。あそこまで狂うのは確かに病気だけど、それだけ本気ってことよね。僕にもできるかな。無理か常人じゃ。ナタリー・ポートマンすごいっす。黒鳥の踊りとか明らかに最初と最後では違うし、役になりきってた気がする。
5.昔飛行機で見た映画。狂ったホラー。重いし暗いし地獄だけど好きな系統。
原題/別名:The Blind Side
上映日 | 2010年02月27日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 128分 |
ジャンル | ドラマ、スポーツ、伝記 |
スコア | 4.1 |
監督 | ジョン・リー・ハンコック |
脚本 | ジョン・リー・ハンコック |
あらすじ
一度はホームレスになるなど過酷な少年時代を過ごしながらも、ある家族との出会いによって自らの才能を開花させ、ドラフト1巡目指名でNFLデビューを飾ったマイケル・オアー選手の感動の実話をサンドラ・ブロック主演で映画化。
出演者
サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム・マッグロウ、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、レイ・マッキノン、キム・ディケンズ、キャサリン・ダイアー、アンディ・スタール、トム・ノウィッキ、アドリアーニ・レノックス
感想・評価
1.特に情報は見ずに観たから最後に実話ってわかりびっくりした。お母さんや他の家族達も素晴らしいね!家族とは、絆とはを考えさせられる映画だった。マイケルはギャングにならなくて本当に良かった。
2.アメフトが好きという好奇心だけで見始めたけど、シンプルな家族愛の実話だから何の邪魔もなく感情移入出来て少し泣いた。
3.サンドラブロックハマり役信じてくれる人がそばに居てくれるだけで人生は変わって行く。その人の才能を生かすも殺すもある程度は周りの影響があるのかな?
4.優しくて綺麗な心を持ったマイケル、全てを受け入れた素敵な家族、心温まる感動の実話でした。SJのキャラめちゃすき!コリンズも可愛かった〜!
5.孤児が拾われて、アメフト能力をみぬき開花する話。家族っていいな。同じ街出身の短大辞めたやつ、泣ける。これが実在するアメフト選手の話というから、驚き。
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