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劇場公開日 | 2020年1月17日 |
監督 | タイカ・ワイティティ |
製作 | カーシュー・ニール |
製作総指揮 | タイカ・ワイティティ |
原作 | チェルシー・ウィンスタンリー |
脚本 | ケビン・バン・トンプソン |
撮影 | クリスティン・ルーネンズ |
美術 | タイカ・ワイティティ |
衣装 | ミハイ・マライメア・Jr. |
編集 | ラ・ビンセント |
音楽 | マイェス・C・ルベオ |
俳優 | ローマン・グリフィン・デイビス、トーマシン・マッケンジー、タイカ・ワイティティ、レベル・ウィルソン、スティーブン・マーチャント、アルフィー・アレン、サム・ロックウェル、スカーレット・ヨハンソン、アーチー・イェーツ、ルーク・ブランドン・フィールド、サム・ヘイガース |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·脚色賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) |
「マイティ・ソー バトルロイヤル」のタイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。第2次世界大戦下のドイツに暮らす10歳のジョジョは、空想上の友だちであるアドルフの助けを借りながら、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。主人公のジョジョ役をローマン・グリフィン・デイビス、母親役をスカーレット・ヨハンソン、教官のクレツェンドルフ大尉役をサム・ロックウェルがそれぞれ演じ、俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。第92回アカデミー賞では作品賞ほか6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞した。
劇場公開日 | 2018年11月30日 |
監督 | アリ・アスター |
製作 | ケビン・フレイクス |
製作総指揮 | ラース・クヌードセン |
脚本 | バディ・パトリック |
撮影 | ライアン・クレストン |
美術 | ジョナサン・ガードナー |
衣装 | トニ・コレット |
編集 | ガブリエル・バーン |
音楽 | アリ・アスター |
音楽監修 | パベウ・ポゴジェルスキ |
俳優 | トニ・コレット、アレックス・ウルフ、ミリー・シャピロ、アン・ダウド、ガブリエル・バーン |
家長である祖母の死をきっかけに、さまざまな恐怖に見舞われる一家を描いたホラー。祖母エレンが亡くなったグラハム家。過去のある出来事により、母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーも、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。祖母が亡くなった喪失感を乗り越えようとするグラハム家に奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、亡くなったエレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれていた。「シックス・センス」「リトル・ミス・サンシャイン」のトニ・コレットがアニー役を演じるほか、夫役をガブリエル・バーン、息子役をアレックス・ウルフ、娘役をミリー・シャピロが演じる。監督、脚本は本作で長編監督デビューを果たしたアリ・アスター。
劇場公開日 | 2019年3月9日 |
監督 | アルフォンソ・キュアロン |
製作 | ガブリエラ・ロドリゲス |
製作総指揮 | アルフォンソ・キュアロン |
脚本 | ニコラス・セリス |
撮影 | ジェフ・スコール |
美術 | デビッド・リンド |
衣装 | ジョナサン・キング |
編集 | アルフォンソ・キュアロン |
俳優 | ヤリッツァ・アパリシオ、マリーナ・デ・タビラ、マルコ・グラフ、ダニエラ・デメサ、カルロス・ペラルタ、ナンシー・ガルシア、ディエゴ・コルティナ・アウトレイ |
受賞歴 | 第91回 アカデミー賞(2019年)·監督賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀監督賞、第75回 ベネチア国際映画祭(2018年)·金獅子賞 |
「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。キュアロン監督が脚本・撮影も手がけ、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出した。70年代初頭のメキシコシティ。医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む同年度最多タイの10部門でノミネートされ、外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した。Netflixで18年12月14日から配信。日本では19年3月9日から劇場公開される。
劇場公開日 | 2019年2月15日 |
監督 | ヨルゴス・ランティモス |
製作 | セシ・デンプシー |
脚本 | エド・ギニー |
撮影 | リー・マジデイ |
美術 | ヨルゴス・ランティモス |
衣装 | デボラ・デイビス |
編集 | トニー・マクナマラ |
俳優 | オリビア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ、ニコラス・ホルト、ジョー・アルウィン、ジェームズ・スミス、マーク・ゲイティス、ジェニー・レインスフォード |
受賞歴 | 第91回 アカデミー賞(2019年)·主演女優賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル)、第75回 ベネチア国際映画祭(2018年)·銀獅子賞(審査員グランプリ) |
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」で注目を集めるギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描いた人間ドラマ。2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞し、女王アンを演じたオリビア・コールマンも女優賞を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む9部門10ノミネートを受け、コールマンが主演女優賞を受賞している。18世紀初頭、フランスとの戦争下にあるイングランド。女王アンの幼なじみレディ・サラは、病身で気まぐれな女王を動かし絶大な権力を握っていた。そんな中、没落した貴族の娘でサラの従妹にあたるアビゲイルが宮廷に現れ、サラの働きかけもあり、アン女王の侍女として仕えることになる。サラはアビゲイルを支配下に置くが、一方でアビゲイルは再び貴族の地位に返り咲く機会を狙っていた。戦争をめぐる政治的駆け引きが繰り広げられる中、女王のお気に入りになることでチャンスをつかもうとするアビゲイルだったが……。出演はコールマンのほか、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトほか。
劇場公開日 | 2019年11月29日 |
監督 | ノア・バームバック |
製作 | デビッド・ハイマン |
製作総指揮 | ノア・バームバック |
脚本 | クレイグ・シャイロウィッチ |
撮影 | ノア・バームバック |
美術 | ロビー・ライアン |
衣装 | ジェイド・ヒーリー |
編集 | マーク・ブリッジス |
音楽 | ジェニファー・レイム |
音楽監修 | ランディ・ニューマン |
俳優 | スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバー、ローラ・ダーン、アラン・アルダ、レイ・リオッタ、ジュリー・ハガティ、メリット・ウェバー、アジー・ロバートソン、ウォーレス・ショーン、マーサ・ケリー、マーク・オブライエン、ブルック・ブルーム |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·助演女優賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀助演女優賞、第76回 ベネチア国際映画祭(2019年)·コンペティション部門 出品作品 |
「イカとクジラ」「ヤング・ニューヨーク」のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎えて描いたNetflixオリジナル映画。女優のニコールと夫で舞台演出家のチャーリーが結婚生活に葛藤を抱え、離婚に向かっていく姿を描いたヒューマンドラマ。結婚生活がうまくいかなくなり、円満な協議離婚を望んでいた2人だったが、それまで溜め込んでいた積年の怒りがあらわになり、弁護士をたてて争うことになってしまう。第92回アカデミー賞では作品賞のほか主演男優、主演女優、脚本など計6部門でノミネートされ、ニコールを助ける女性弁護士ノラを演じたローラ・ダーンが助演女優賞を受賞した。そのほかの共演にアラン・アルダ、レイ・リオッタら。Netflixで2019年12月6日から配信。日本では配信に先立つ11月29日から、一部劇場にて公開。
劇場公開日 | 2020年11月20日 |
監督 | デビッド・フィンチャー |
製作 | セアン・チャフィン |
脚本 | エリック・ロス |
撮影 | ダグラス・アーバンスキー |
美術 | ジャック・フィンチャー |
衣装 | エリック・メッサーシュミット |
編集 | ドナルド・グレアム・バート |
音楽 | トリッシュ・サマービル |
俳優 | ゲイリー・オールドマン、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、アーリス・ハワード、トム・ペルフリー、サム・トラウトン、フェルディナンド・キングズレー、タペンス・ミドルトン、トム・バーク、ジョセフ・クロス、ジェミー・マクシェーン、トビー・レナード・ムーア、モニカ・ゴスマン、チャールズ・ダンス |
受賞歴 | 第93回 アカデミー賞(2021年)·美術賞、第78回 ゴールデングローブ賞(2021年)·最優秀作品賞(ドラマ) |
「ソーシャル・ネットワーク」「ゴーン・ガール」の鬼才デビッド・フィンチャーがメガホンをとり、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」のオスカー俳優ゲイリー・オールドマンが、不朽の名作「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキウィッツを演じたNetflixオリジナル映画。フィンチャー監督の父ジャック・フィンチャーの遺稿を映画化した。1930年代のハリウッド。脚本家マンクはアルコール依存症に苦しみながら、新たな脚本「市民ケーン」の仕上げに追われていた。同作へのオマージュも散りばめつつ、機知と風刺に富んだマンクの視点から、名作誕生の壮絶な舞台裏と、ハリウッド黄金期の光と影を描き出す。「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド、「白雪姫と鏡の女王」のリリー・コリンズ、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンスら豪華キャストが個性豊かな登場人物たちを演じる。Netflixで2020年12月4日から配信。一部の映画館で11月20日から劇場公開。第93回アカデミー賞では作品、監督、主演男優、助演女優など同年度最多の計10部門でノミネート。撮影、美術の2部門で受賞した。
劇場公開日 | 2019年12月13日 |
監督 | フェルナンド・メイレレス |
製作 | ダン・リン |
製作総指揮 | ジョナサン・アイリヒ |
脚本 | トレイシー・シーウォード |
撮影 | マーク・バオフ |
美術 | アンソニー・マッカーテン |
衣装 | セザール・シャローン |
編集 | マーク・ティルデスリー |
音楽 | ルカ・カンフォーラ |
俳優 | アンソニー・ホプキンス、ジョナサン・プライス、フアン・ミヌヒン、ルイス・ニェッコ |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·主演男優賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀作品賞(ドラマ) |
「シティ・オブ・ゴッド」「ナイロビの蜂」のフェルナンド・メイレレス監督がメガホンをとり、2012年に当時のローマ教皇だったベネディクト16世と、翌年に教皇の座を受け継ぐことになるホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿の間で行われた対話を描いたNetflixオリジナル映画。カトリック教会の方針に不満を抱くベルゴリオ枢機卿は、ベネディクト教皇に辞任を申し入れる。しかし、スキャンダルに直面して信頼を失っていたベネディクト教皇はそれを受け入れず、ベルゴリオをローマに呼び寄せる。考えのまったく異なる2人だったが、世界に10億人以上の信徒を擁するカトリック教会の未来のため、対話によって理解しあっていく。ベネディクト16世役にアンソニー・ホプキンス、ベルゴリオ役に「天才作家の妻 40年目の真実」のジョナサン・プライス。脚本は「博士と彼女のセオリー」「ボヘミアン・ラプソディ」のアンソニー・マッカーテン。Netflixで2019年12月20日から配信。日本では配信に先立つ12月13日から、一部劇場にて公開。
劇場公開日 | 2020年6月12日 |
監督 | グレタ・ガーウィグ |
製作 | エイミー・パスカル |
製作総指揮 | デニース・ディ・ノビ |
原作 | ロビン・スウィコード |
脚本 | アダム・メリムズ |
撮影 | エブリン・オニール |
美術 | レイチェル・オコナー |
衣装 | アーノン・ミルチャン |
編集 | ルイザ・メイ・オルコット |
音楽 | グレタ・ガーウィグ |
俳優 | シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ローラ・ダーン、ティモシー・シャラメ、メリル・ストリープ、トレイシー・レッツ、ボブ・オデンカーク、ジェームズ・ノートン、ルイ・ガレル、クリス・クーパー、ジェイン・ハウディシェル |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·衣装デザイン賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀主演女優賞(ドラマ) |
「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督とシアーシャ・ローナンが再タッグを組み、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」を新たな視点で映画化。南北戦争時代に力強く生きるマーチ家の4姉妹が織りなす物語を、作家志望の次女ジョーを主人公にみずみずしいタッチで描く。しっかり者の長女メグ、活発で信念を曲げない次女ジョー、内気で繊細な三女ベス、人懐っこく頑固な末っ子エイミー。女性が表現者として成功することが難しい時代に、ジョーは作家になる夢を一途に追い続けていた。性別によって決められてしまう人生を乗り越えようと、思いを寄せる隣家の青年ローリーからのプロポーズにも応じず、自分が信じる道を突き進むジョーだったが……。ローリーを「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ、長女メグを「美女と野獣」のエマ・ワトソン、末っ子エイミーを「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、4姉妹の母をローラ・ダーン、伯母をメリル・ストリープが演じるなど豪華キャストが集結。第92回アカデミー賞では作品賞はじめ計6部門でノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。
劇場公開日 | 2019年3月22日 |
監督 | スパイク・リー |
製作 | ジョーダン・ピール |
脚本 | チャーリー・ワクテル |
撮影 | デビッド・ラビノウィッツ |
美術 | ケビン・ウィルモット |
編集 | スパイク・リー |
音楽 | チェイス・アービン |
俳優 | ジョン・デビッド・ワシントン、アダム・ドライバー、ローラ・ハリアー、トファー・グレイス、ヤスペル・ペーコネン、コーリー・ホーキンズ、ライアン・エッゴールド、マイケル・ジョセフ・ブシェーミ、ポール・ウォルター・ハウザー、アシュリー・アトキンソン |
受賞歴 | 第91回 アカデミー賞(2019年)·脚色賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀作品賞(ドラマ)、第71回 カンヌ国際映画祭(2018年)·コンペティション部門 |
黒人刑事が白人至上主義団体「KKK(クー・クラックス・クラン)」潜入捜査した実話をつづったノンフィクション小説を、「マルコムX」のスパイク・リー監督が映画化。1979年、コロラド州コロラドスプリングスの警察署で、初の黒人刑事として採用されたロン・ストールワース。署内の白人刑事たちから冷遇されながらも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていたKKKのメンバー募集に勢いで電話をかけ、黒人差別発言を繰り返して入団の面接にまで漕ぎ着けてしまう。しかし黒人であるロンはKKKと対面できないため、同僚の白人刑事フリップに協力してもらうことに。電話はロン、対面はフリップが担当して2人で1人の人物を演じながら、KKKの潜入捜査を進めていくが……。主人公ロンを名優デンゼル・ワシントンの実子ジョン・デビッド・ワシントン、相棒フリップを「スター・ウォーズ」シリーズのアダム・ドライバーが演じる。第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。第91回アカデミー賞では作品、監督など6部門にノミネートされ、脚色賞を受賞した。
劇場公開日 | 2019年3月1日 |
監督 | ピーター・ファレリー |
製作 | ジム・バーク |
製作総指揮 | チャールズ・B・ウェスラー |
脚本 | ブライアン・カリー |
撮影 | ピーター・ファレリー |
美術 | ニック・バレロンガ |
衣装 | ジェフ・スコール |
編集 | ジョナサン・キング |
音楽 | オクタビア・スペンサー |
音楽監修 | クワミ・L・パーカー |
俳優 | ビゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ、リンダ・カーデリニ、ディミテル・D・マリノフ、マイク・ハットン、セバスティアン・マニスカルコ、P・J・バーン |
受賞歴 | 第43回 日本アカデミー賞(2020年)·最優秀外国作品賞、第91回 アカデミー賞(2019年)·作品賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) |
人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の2人が旅を続けるなかで友情を深めていく姿を、実話をもとに描き、第91回アカデミー作品賞を受賞したドラマ。1962年、ニューヨークの高級クラブで用心棒として働くトニー・リップは、粗野で無教養だが口が達者で、何かと周囲から頼りにされていた。クラブが改装のため閉鎖になり、しばらくの間、無職になってしまったトニーは、南部でコンサートツアーを計画する黒人ジャズピアニストのドクター・シャーリーに運転手として雇われる。黒人差別が色濃い南部へ、あえてツアーにでかけようとするドクター・シャーリーと、黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに、その旅に同行することになったトニー。出自も性格も全く異なる2人は、当初は衝突を繰り返すものの、次第に友情を築いていく。トニー役に「イースタン・プロミス」のビゴ・モーテンセン、ドクター・シャーリー役に「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ。トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)の実の息子であるニック・バレロンガが製作・脚本を手がけ、父とドクター・シャーリーの友情の物語を映画化した。監督は、「メリーに首ったけ」などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。アカデミー賞では全5部門でノミネートされ、作品賞のほか脚本賞、助演男優賞を受賞した。
劇場公開日 | 2019年10月4日 |
監督 | トッド・フィリップス |
製作 | トッド・フィリップス |
製作総指揮 | ブラッドリー・クーパー |
脚本 | エマ・ティリンジャー・コスコフ |
撮影 | マイケル・E・ウスラン |
美術 | ウォルター・ハマダ |
衣装 | アーロン・L・ギルバート |
編集 | ジョセフ・ガーナー |
音楽 | リチャード・バラッタ |
音楽監修 | ブルース・バーマン |
俳優 | ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、フランセス・コンロイ、ビル・キャンプ、シェー・ウィガム、ブレット・カレン、グレン・フレシュラー、リー・ギル、ダグラス・ホッジ、ダンテ・ペレイラ=オルソン、マーク・マロン、ジョシュ・パイス、シャロン・ワシントン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、ロッコ・ルナ、ソンドラ・ジェームズ、ハンナ・グロス、エイプリル・グレイス |
受賞歴 | 第43回 日本アカデミー賞(2020年)·最優秀外国作品賞、第92回 アカデミー賞(2020年)·主演男優賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀主演男優賞(ドラマ)、第76回 ベネチア国際映画祭(2019年)·金獅子賞 |
「バットマン」の悪役として広く知られるジョーカーの誕生秘話を、ホアキン・フェニックス主演&トッド・フィリップス監督で映画化。道化師のメイクを施し、恐るべき狂気で人々を恐怖に陥れる悪のカリスマが、いかにして誕生したのか。原作のDCコミックスにはない映画オリジナルのストーリーで描く。第79回ベネチア国際映画祭で、DCコミックスの映画作品としては史上初めて最高賞の金獅子賞を受賞して大きな注目を集め、第92回アカデミー賞でも作品賞ほか11部門でノミネートされ、主演男優賞と作曲賞を受賞した。「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。これまでジャック・ニコルソン、ヒース・レジャー、ジャレット・レトが演じてきたジョーカーを、「ザ・マスター」のホアキン・フェニックスが新たに演じ、名優ロバート・デ・ニーロが共演。「ハングオーバー!」シリーズなどコメディ作品で手腕を発揮してきたトッド・フィリップスがメガホンをとった。
劇場公開日 | 2019年11月15日 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
製作 | マーティン・スコセッシ |
製作総指揮 | ロバート・デ・ニーロ |
原作 | ジェーン・ローゼンタール |
脚本 | エマ・ティリンジャー・コスコフ |
撮影 | アーウィン・ウィンクラー |
美術 | ジェラルド・シャマレス |
衣装 | ガストン・パブロビッチ |
編集 | ランドール・エメット |
音楽 | ガブリエル・イスレイロビッチ |
音楽監修 | リック・ヨーン |
エグゼクティブ音楽プロデューサー | リチャード・バラッタ |
視覚効果監修 | ベリー・ウェルシュ |
俳優 | ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、レイ・ロマノ、ボビー・カナベイル、アンナ・パキン、スティーブン・グレアム、ハーベイ・カイテル、ステファニー・カーツバ、キャサリン・ナルドゥッチ、ウェルカー・ホワイト、ジェシー・プレモンス、ジャック・ヒューストン、ドメニク・ランバルドッツィ、ポール・ハーマン、ルイス・キャンセルミ、ゲイリー・バサラバ、マリン・アイルランド、セバスティアン・マニスカルコ、スティーブン・バン・ザント |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·作品賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀作品賞(ドラマ) |
「タクシードライバー」「レイジング・ブル」など数々の名作を生み出してきた巨匠マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロが、「カジノ」以来22年ぶり9度目のタッグを組み、第2次世界大戦後のアメリカ裏社会を生きた無法者たちの人生を、ひとりの殺し屋の目を通して描いた力作。伝説的マフィアのラッセル・バッファリーノに仕えた実在の殺し屋で、1975年に失踪した全米トラック運転組合委員長ジミー・ホッファをはじめ、多くの殺人事件に関与したとされるフランク・“アイリッシュマン”・シーランをデ・ニーロが演じるほか、ジミー・ホッファ役のアル・パチーノ、ラッセル・バッファリーノ役のジョー・ペシと、ハリウッドのレジェンド級俳優が豪華共演。第92回アカデミー賞で作品賞や監督賞のほか、パチーノとペシがそろって助演男優賞にノミネートされるなど、9部門10ノミネートを果たした。脚本は「シンドラーのリスト」「ギャング・オブ・ニューヨーク」のスティーブン・ザイリアン。Netflixで2019年11月27日から配信。日本では第32回東京国際映画祭のクロージング作品としても上映。配信に先立つ11月15日から一部劇場にて公開。
劇場公開日 | 2020年1月10日 |
監督 | ジェームズ・マンゴールド |
製作 | ピーター・チャーニン |
製作総指揮 | ジェンノ・トッピング |
脚本 | ジェームズ・マンゴールド |
撮影 | ケビン・ハローラン |
美術 | デーニ・バーンフェルド |
衣装 | マイケル・マン |
編集 | ジェズ・バターワース |
音楽 | ジョン=ヘンリー・バターワース |
俳優 | マット・デイモン、クリスチャン・ベール、ジョン・バーンサル、カトリーナ・バルフ、トレイシー・レッツ、ジョシュ・ルーカス、ノア・ジュプ、レモ・ジローネ、レイ・マッキノン、J・J・フィールド、ジャック・マクマレン |
受賞歴 | 第44回 日本アカデミー賞(2021年)·最優秀外国作品賞、第92回 アカデミー賞(2020年)·編集賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀主演男優賞(ドラマ) |
マット・デイモンとクリスチャン・ベールが初共演でダブル主演を務め、1966年のル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いたドラマ。ル・マンでの勝利を目指すフォード・モーター社から依頼を受けた、元レーサーのカーデザイナー、キャロル・シェルビーは、常勝チームのフェラーリ社に勝つため、フェラーリを超える新しい車の開発と優秀なドライバーの獲得を必要としていた。シェルビーは、破天荒なイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、一部上層部からの反発を受けながらもマイルズをチームに引き入れる。限られた資金と時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて数々の困難を乗り越えていくが……。シェルビーをデイモン、マイルズをベールがそれぞれ演じる。監督は「LOGAN ローガン」「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」のジェームズ・マンゴールド。第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門でノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部門を受賞した。
劇場公開日 | 2018年11月9日 |
監督 | ブライアン・シンガー |
製作 | グレアム・キング |
製作総指揮 | ジム・ビーチ |
原案 | アーノン・ミルチャン |
脚本 | デニス・オサリバン |
撮影 | ジャスティン・ヘイザ |
美術 | デクスター・フレッチャー |
衣装 | ジェーン・ローゼンタール |
編集 | アンソニー・マッカーテン |
音楽監修 | ピーター・モーガン |
音楽総指揮 | アンソニー・マッカーテン |
俳優 | ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ、エイダン・ギレン、アレン・リーチ、トム・ホランダー、マイク・マイヤーズ、アーロン・マカスカー、マックス・ベネット |
受賞歴 | 第42回 日本アカデミー賞(2019年)·最優秀外国作品賞、第91回 アカデミー賞(2019年)·主演男優賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀作品賞(ドラマ) |
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。フレディ役で「ナイト ミュージアム」のラミ・マレックが熱演。監督は「X-MEN」シリーズで知られるブライアン・シンガーがクレジットされているが、製作途中で降板しており、「サンシャイン 歌声が響く街」「イーグル・ジャンプ」のデクスター・フレッチャーが残りの撮影とポストプロダクションで監督を務めて完成させた。そうした製作トラブルも伝わるなかで公開されたものの、世界中で観客に受け入れられ、日本でも2018年公開映画でトップとなる興行収入130億円を突破。社会現象とも呼べる大ヒットとなった。第76回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(ドラマ部門)、最優秀男優賞(ドラマ部門)を受賞。第91回アカデミー賞でも作品賞を含む5部門にノミネートされ、主演男優賞ほか4部門を受賞した。
劇場公開日 | 2018年12月21日 |
監督 | ブラッドリー・クーパー |
製作 | ビル・ガーバー |
製作総指揮 | ジョン・ピータース |
脚本 | ブラッドリー・クーパー |
撮影 | トッド・フィリップス |
美術 | リネット・ハウエル・テイラー |
衣装 | ラビ・メータ |
編集 | ベイジル・イバニク |
音楽監修 | ニーハ・カイケンダール |
俳優 | レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー、アンドリュー・ダイス・クレイ、デイブ・チャペル、サム・エリオット、アンソニー・ラモス、ラフィ・ガブロン、ルーカス・ネルソン、グレッグ・グランバーグ、ロン・リフキン、バリー・シャバカ・ヘンリー、マイケル・D・ロバーツ、マイケル・ハーネイ、アレック・ボールドウィン |
受賞歴 | 第91回 アカデミー賞(2019年)·主題歌賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀主題歌賞 |
歌の才能を見いだされた主人公がスターダムを駆け上がっていく姿を描き、1937年の「スタア誕生」を皮切りに、これまでも何度か映画化されてきた物語を、新たにブラッドリー・クーパー監督&レディー・ガガ主演で描く。音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。世界的歌姫のガガが映画初主演でアリー役を熱演。もともとはクリント・イーストウッドが映画化する予定で進められていた企画で、「アメリカン・スナイパー」でイーストウッドとタッグを組んだクーパーが初監督作としてメガホンをとり、ジャクソン役でガガとともに主演も果たした。第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門でノミネートされ、主題歌賞を受賞した。約12分間のシーンが追加された「アンコールバージョン」も一部限定上映。
劇場公開日 | 2019年8月30日 |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
製作 | デビッド・ハイマン |
製作総指揮 | シャノン・マッキントッシュ |
脚本 | クエンティン・タランティーノ |
撮影 | ジョージア・カカンデス |
美術 | ユー・ドン |
衣装 | ジェフリー・チャン |
編集 | クエンティン・タランティーノ |
視覚効果デザイン | ロバート・リチャードソン |
俳優 | レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、エミール・ハーシュ、マーガレット・クアリー、ティモシー・オリファント、ジュリア・バターズ、オースティン・バトラー、ダコタ・ファニング、ブルース・ダーン、マイク・モー、ルーク・ペリー、ダミアン・ルイス、アル・パチーノ、カート・ラッセル、ゾーイ・ベル、マイケル・マドセン |
受賞歴 | 第43回 日本アカデミー賞(2020年)·最優秀外国作品賞、第92回 アカデミー賞(2020年)·助演男優賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)、第72回 カンヌ国際映画祭(2019年)·コンペティション部門 |
クエンティン・タランティーノの9作目となる長編監督作。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターを初共演させ、落ち目の俳優とそのスタントマンの2人の友情と絆を軸に、1969年ハリウッド黄金時代の光と闇を描いた。第92回アカデミー賞では作品賞や監督賞、脚本賞、ディカプリオの主演男優賞、ピットの助演男優賞など計10部門でノミネートされ、助演男優賞と美術賞を受賞した。テレビ俳優として人気のピークを過ぎ、映画スターへの転身を目指すリック・ダルトンと、リックを支える付き人でスタントマンのクリフ・ブース。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに神経をすり減らすリックと、いつも自分らしさを失わないクリフは対照的だったが、2人は固い友情で結ばれていた。最近、リックの暮らす家の隣には、「ローズマリーの赤ちゃん」などを手がけて一躍時代の寵児となった気鋭の映画監督ロマン・ポランスキーと、その妻で新進女優のシャロン・テートが引っ越してきていた。今まさに光り輝いているポランスキー夫妻を目の当たりにしたリックは、自分も俳優として再び輝くため、イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演することを決意する。そして1969年8月9日、彼らの人生を巻き込み、ある事件が発生する。
劇場公開日 | 2020年8月21日 |
監督 | オリビア・ワイルド |
製作 | ミーガン・エリソン |
製作総指揮 | チェルシー・バーナード |
脚本 | デビッド・ディステンフェルド |
撮影 | ジェシカ・エルバウム |
美術 | ケイティ・シルバーマン |
衣装 | ウィル・フェレル |
編集 | アダム・マッケイ |
音楽 | ジリアン・ロングネッカー |
音楽監修 | スコット・ロバートソン |
俳優 | ケイトリン・デバー、ビーニー・フェルドスタイン、ジェシカ・ウィリアムズ、リサ・クドロー、ウィル・フォーテ、ジェイソン・サダイキス、ビリー・ロード、ダイアナ・シルバーズ、スカイラー・ギソンド、モリー・ゴードン、ノア・ガルビン、オースティン・クルート、ビクトリア・ルエスガ、エドゥアルド・フランコ、ニコ・ヒラガ、メイソン・グッディング |
受賞歴 | 第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) |
「リチャード・ジュエル」「トロン:レガシー」などの女優オリビア・ワイルドが長編監督デビューを果たし、女子高生2人組が高校最後の一夜に繰り広げる騒動を描いた青春コメディ。高校卒業を目前にしたエイミーと親友モリーは成績優秀な優等生であることを誇りに思っていたが、遊んでばかりいたはずの同級生もハイレベルな進路を歩むことを知り、自信を失ってしまう。勉強のために犠牲にしてきた時間を一気に取り戻すべく、卒業パーティへ繰り出すことを決意する2人だったが……。主演は俳優ジョナ・ヒルの妹としても知られる「レディ・バード」のビーニー・フェルドスタインと、「ショート・ターム」のケイトリン・デバー。「俺たち」シリーズのウィル・フェレルとアダム・マッケイが製作総指揮。
劇場公開日 | 2019年8月23日 |
監督 | デクスター・フレッチャー |
製作 | マシュー・ボーン |
製作総指揮 | デビッド・ファーニッシュ |
脚本 | アダム・ボーリング |
撮影 | デビッド・リード |
美術 | エルトン・ジョン |
衣装 | クローディア・ボーン |
編集 | ブライアン・オリバー |
音楽 | スティーブ・ハミルトン・ショウ |
音楽製作 | マイケル・グレイシー |
振付 | リー・ホール |
俳優 | タロン・エガートン、ジェイミー・ベル、リチャード・マッデン、ジェマ・ジョーンズ、ブライス・ダラス・ハワード、スティーブン・グレアム、テイト・ドノバン、チャーリー・ロウ、スティーブン・マッキントッシュ、トム・ベネット、オフィリア・ラビボンド |
受賞歴 | 第92回 アカデミー賞(2020年)·主題歌賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) |
グラミー賞を5度受賞したイギリス出身の世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。並外れた音楽の才能でまたたく間にスターへの階段を駆け上がっていった一方で、様々な困難や苦悩にも満ちたエルトン・ジョンの知られざる半生を、「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」や「ロケット・マン」など数々のヒット曲にのせたミュージカルシーンを交えて描いていく。イギリス郊外の町で両親の愛を得られずに育った少年レジナルド(レジー)・ドワイトは、唯一、音楽の才能には恵まれていた。やがてロックに傾倒し、ミュージシャンを目指すことを決意したレジーは、「エルトン・ジョン」という新たな名前で音楽活動を始める。そして、後に生涯の友となる作詞家バーニー・トーピンとの運命的な出会いをきっかけに、成功への道をひた走っていくが……。日本でも社会現象となった大ヒット作「ボヘミアン・ラプソディ」で、降板した監督に代わり映画を完成させたデクスター・フレッチャーがメガホンをとり、「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーンが製作を担当。同じく「キングスマン」シリーズでブレイクしたタロン・エガートンがエルトン役を務め、吹き替えなしで歌唱シーンもこなした。エルトン・ジョン本人も製作総指揮に名を連ねているほか、主題歌「(アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン」が第92回アカデミー賞の主題歌賞に輝いた。
劇場公開日 | 2020年2月14日 |
監督 | サム・メンデス |
製作 | サム・メンデス |
脚本 | ピッパ・ハリス |
撮影 | ジェイン=アン・テングレン |
美術 | カラム・マクドゥガル |
衣装 | ブライアン・オリバー |
編集 | サム・メンデス |
音楽 | クリスティ・ウィルソン=ケアンズ |
俳優 | ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、アンドリュー・スコット、クレア・デュバーク、リチャード・マッデン、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ |
受賞歴 | 第44回 日本アカデミー賞(2021年)·最優秀外国作品賞、第92回 アカデミー賞(2020年)·視覚効果賞、第77回 ゴールデングローブ賞(2020年)·最優秀作品賞(ドラマ) |
「007 スペクター」「レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで」などで知られる名匠サム・メンデスが、第1次世界大戦を舞台に描く戦争ドラマ。若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクの2人が、兄を含めた最前線にいる仲間1600人の命を救うべく、重要な命令を一刻も早く伝達するため、さまざまな危険が待ち受ける敵陣に身を投じて駆け抜けていく姿を、全編ワンカット撮影で描いた。1917年4月、フランスの西部戦線では防衛線を挟んでドイツ軍と連合国軍のにらみ合いが続き、消耗戦を繰り返していた。そんな中、若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは、撤退したドイツ軍を追撃中のマッケンジー大佐の部隊に重要なメッセージを届ける任務を与えられる。戦場を駆け抜ける2人の英国兵をジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ=チャップマンという若手俳優が演じ、その周囲をベネディクト・カンバーバッチ、コリン・ファース、マーク・ストロングらイギリスを代表する実力派が固めた。撮影は、「007 スペクター」でもメンデス監督とタッグを組んだ名手ロジャー・ディーキンス。第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む10部門でノミネートされ撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞した。
劇場公開日 | 2019年2月22日 |
監督 | バリー・ジェンキンス |
製作 | アデル・ロマンスキー |
製作総指揮 | サラ・マーフィ |
原作 | バリー・ジェンキンス |
脚本 | デデ・ガードナー |
撮影 | ジェレミー・クレイマー |
美術 | ミーガン・エリソン |
衣装 | ブラッド・ピット |
編集 | サラ・エスバーグ |
音楽 | チェルシー・バーナード |
音楽監修 | ジリアン・ロングネッカー |
俳優 | キキ・レイン、ステファン・ジェームス、コールマン・ドミンゴ、テヨナ・パリス、マイケル・ビーチ、デイブ・フランコ、ディエゴ・ルナ、ペドロ・パスカル、エド・スクレイン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、レジーナ・キング、フィン・ウィットロック |
受賞歴 | 第91回 アカデミー賞(2019年)·助演女優賞、第76回 ゴールデングローブ賞(2019年)·最優秀助演女優賞 |
「ムーンライト」でアカデミー作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス監督が、1970年代ニューヨークのハーレムに生きる若い2人の愛と信念を描いたドラマ。ドキュメンタリー映画「私はあなたのニグロではない」の原作でも知られる米黒人文学を代表する作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を映画化し、妊娠中の黒人女性が、身に覚えのない罪で逮捕された婚約者の無実を晴らそうと奔走する姿を描いた。オーディションで抜てきされた新人女優キキ・レインと、「栄光のランナー 1936ベルリン」のステファン・ジェームスが主人公カップルを演じ、主人公を支える母親役で出演したレジーナ・キングが第91回アカデミー賞で助演女優賞に輝いた。
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