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Netflix映画『浅草キッド』って今までのドラマとは違うの?と感じている人は多いでしょう。確かにこれまで2本もドラマ化していますし、一度みた人は「見なくていいのでは?」と感じてしまうかもしれません。
しかし、本作はこれまでのドラマとはクオリティが異なります。もちろん、ドラマ版も素晴らしい作品ですが、Netflix映画『浅草キッド』は主演を務めた柳楽優弥と大泉洋の演技力が爆発。日本の自伝作品としてはトップレベルの大作といえるでしょう。
そんなNetflix映画『浅草キッド』について、本記事では基本情報から見どころまで詳しくまとめました。「ドラマ版見てなくても楽しめる?」と疑問に思っている人もぜひ本記事で見どころを確認して、熱い芸人の世界を覗いてみましょう!
Netflix映画『浅草キッド』はビートたけし本人が書いた小説をもとにして、2本のドラマ化をしました。本作は新たな視点で映画化され、Netflix独占配信しています。まずはあらすじやキャストなど基本情報を見ていきましょう。
著者 |
ビートたけし |
---|---|
発行日 |
1988年1月 |
発行元 |
太田出版 |
テレビドラマ化(テレビ朝日) |
ビートたけしの浅草キッド・青春奮闘編 |
テレビドラマ化(スカイパーフェクTV!) |
浅草キッドの「浅草キッド」 |
映画化 |
浅草キッド |
浅草キッドはビートたけしが師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描く自伝。これまでに天宮良主演によるドラマと水道橋博士主演によるドラマがテレビ朝日とスカパーフェクTVによって公開されています。
そして、2021年にNetflixにて劇団ひとり監督・脚本のもと、大泉洋と柳楽優弥のW主演で映画化されました。ちなみに、今まで浅草キッドにはビートたけし作詞作曲の主題歌が使われていましたが、本作では桑田佳祐の新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」が使われることに。本作のために書き下ろされたわけではないものの、何故かピッタリハマっている楽曲です。
浅草のストリップ劇場「フランス座」でエレベーター係をしていたタケシ。芸人として舞台に立ちたいと夢見ながらも、雑用の毎日が続いていました。
そんなある日、タケシは幻の浅草芸人と呼ばれた深見千三郎の下で修行を始めることに。なんの芸も持たないタケシに深見師匠はタップダンスを指導します。
時は流れ、時代はテレビの時代へ。師匠は苦境に絶たされていきますが、対照的に人気を博していくタケシ。ついに師匠のもとを離れテレビの世界に飛び込んでいきますが…
Netflix映画『浅草キッド』で監督を務めたのは、幼い頃からビートたけしに憧れてきた、劇団ひとりです。彼は「自分が撮らなければいけない」と使命感に駆られて撮影に至ったとコメントしています。そして、本作は浅草キッド初となるW主演で、柳楽優弥と大泉洋が出演。大泉洋が師匠・深見千三郎を演じ、柳楽優弥がビートたけし役を演じています。
Netflix映画『浅草キッド』はこれまで公開されてきたドラマとは次元の違うものになっているかもしれません。特に、俳優たちの演技は必見。作りこまれた世界観と天才的な演技力に惹きこまれます。
Netflix映画『浅草キッド』では、柳楽優弥の演技が凄すぎると話題です。SNS上では「まるでビートたけしが憑依したみたい」といったコメントもみられるほど。柳楽優弥はそれに対し、撮影の4ヶ月前から役作りを行っていたと明かしています。役作りでは「芸人の松村邦洋さんにたけしさんの細かいクセから喋り方に至るまで徹底的に始動してもらいました」とコメントしていました。もちろん大泉洋の演技もさすがと呼べるもの。ビシッとスーツを着こなし、ハットを斜めに被った姿は昭和の粋な芸人を思い起こさせますね。このカッコよさは映画を観た人しか味わえない感動です。
予告編でも使われている「芸人だよ、バカヤロー」を始め、本作には数々の名言が詰まってます。例えば「笑われるんじゃない笑わせるんだ」はついメモしたくなりますね。
他にも深見師匠の「こっちはな芸を見てもらってんじゃねえんだ。芸を見せてやってんだ。黙って見てろ」や「客に媚びるなよ。何がおもしれえかはおめえが客に教えてやるんだよ」など、首肯したくなる名言がザクザク。客に媚びない深見師匠の芸人としての生き様が言葉に滲み出ていますね。
本作はビートたけしにフォーカスしている作品ではあるものの、芸人だけでなく踊り子など登場人物皆が自分の生き方にプライドを持っています。芸人でいえば、ストリップの幕間にやってくる数少ない客の前でも、全力でコントを披露する姿は純粋にカッコいいです。それぞれの生き方を疑わない泥臭さは、老若男女問わず、いつの時代も持っておきたい姿勢かもしれませんね。
柳楽優弥の演技。すごいです。冒頭とラストで現在のビートたけしに扮した柳楽優弥が出てくるのですが、最初は柳楽優弥ではなく本人かと思いました。髪色や仕草だけでなく…なんというか骨格や雰囲気も似ています。
深見師匠の芸を見るときの目や、コントをしているときの笑顔を見ると、本当に芸人という仕事が好きという気持ちがじわじわと伝わってくるよう。これは他でもない、柳楽優弥の演技力のおかげだと思います。また、歌やタップダンスシーンも多く、ミュージカルのような雰囲気もありました。
ただ個人的には、もう少しアングラ感があってもよいかな〜と思うところも。浅草のストリップ劇場、酸いも甘いも知りながら、浅草に流されてきた人々の、もっと人間っぽい汚さや逞しさが描かれていてもよかったのでは?と感じました。なんだかみんな良い人だし、タケの夢を応援してるし、タケの相方も理解があるし…。ちょっと全体的に聖人君子な感じがあり、脇役が「すごいタケちゃんを支える人」の枠を出なかった点が惜しいと感じました。
Netflix映画『浅草キッド』で最も目立った感想は役者達の演技についてでした。やはりビートたけしを演じた柳楽優弥の演技が凄いと感じる人は多いようです。そのせいもあってか、作品に臨場感が増し「芸人ってかっこいい!」と感じる人が続出しています。ただカッコいいだけでなく「師弟の絆が想像以上に深いんだな」といったコメントも発見。
ここまで絶賛されていると、マイナス評価もありそうなものですが、基本的に星5つの内4~5で評価している方が多いです。確かに本作を見ていると世代問わず感動しますし、カッコよく生きたい!と思うかもしれませんね。
Netflix映画『浅草キッド』を見ればあなたの人生観が変わるかもしれません。まだ観ていない人は、本記事を参考にして見どころを確認し、本作の素晴らしさをしっかり感じとってみてくださいね。『浅草キッド』はNetflixで独占配信中です!
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