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監督 | キャリー・ジョージ・フクナガ |
評価 | 4.04 |
解説
イギリスの敏腕諜報(ちょうほう)員ジェームズ・ボンドの活躍を描く人気シリーズの第25弾。諜報(ちょうほう)の世界から離れていたボンドが、再び過酷なミッションに挑む。メガホンを取るのはドラマ「TRUE DETECTIVE」シリーズなどのキャリー・フクナガ。ダニエル・クレイグ、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリスらおなじみの面々が出演し、新たに『ボヘミアン・ラプソディ』などのラミ・マレックらが参加する。
あらすじ
諜報(ちょうほう)員の仕事から離れて、リタイア後の生活の場をジャマイカに移した007ことジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、平穏な毎日を過ごしていた。ある日、旧友のCIAエージェント、フェリックス・ライターが訪ねてくる。彼から誘拐された科学者の救出を頼まれたボンドは、そのミッションを引き受ける。
監督 | リック・ローマン・ウォー |
評価 | 3.55 |
解説
巨大いん石衝突による人類滅亡の危機に見舞われた世界を描くディザスタームービー。終末へのタイムリミットが迫り混乱が広がっていく中、生き残る方法を模索する一家を映し出す。主人公を『ジオストーム』などのジェラルド・バトラー、彼の妻をドラマシリーズ「HOMELAND」などのモリーナ・バッカリンが演じるほか、ロジャー・デイル・フロイド、スコット・グレンらが共演。『エンド・オブ・ステイツ』に続きジェラルドと組んだリック・ローマン・ウォーがメガホンを取った。
あらすじ
突然出現したすい星の破片がいん石となって地球に衝突し、さらに地球を壊滅させるほどの巨大いん石が48時間以内に衝突することが判明する。世界崩壊の危機が迫り政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師のジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)は妻子と共に空港に駆けつけるが、息子(ロジャー・デイル・フロイド)の持病により輸送機への搭乗を拒まれてしまう。パニックに陥った人々が暴徒と化す中、生き延びるすべを探す一家は、極限状況であらわになる人間の闇に直面する。
監督 | クロエ・ジャオ |
評価 | 3.33 |
解説
マーベル・スタジオが手掛け『モンタナの目撃者』などのアンジェリーナ・ジョリーらが出演したヒーローアクション。7,000年にもわたって人類を見守ってきた集団エターナルズが、地球滅亡の危機に立ち向かう。第93回アカデミー賞作品賞などを受賞した『ノマドランド』などのクロエ・ジャオが監督を務めた。『クレイジー・リッチ!』などのジェンマ・チャン、『フレンチ・ラン』などのリチャード・マッデンのほか、キット・ハリントン、マ・ドンソクらが共演している。
あらすじ
ヒーローチームが不在となった地球で、人類の行動が新たな脅威を呼び起こしてしまう。そんな中、7,000年にもわたって宇宙的規模の脅威から人類を見守ってきたエターナルズと呼ばれる10人の守護者たちが、数千年の時を経て次々と姿を現す。散り散りになっていた彼らは、人類滅亡まで7日しかないと知って再結集する。
監督 | ジョナサン・ヘンズリー |
評価 | 未評価 |
解説
『ファイナル・プラン』などのリーアム・ニーソン主演によるアクション。鉱山事故の救出装置を運搬するトラックドライバーたちが、作業員の命を救うため危険な氷の道を走る。メガホンを取るのは『キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男』などのジョナサン・ヘンズリー。『コロニー5』などのローレンス・フィッシュバーン、『THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション』などのマーカス・トーマスのほか、アンバー・ミッドサンダー、ベンジャミン・ウォーカーらが共演する。
あらすじ
カナダの鉱山で爆発事故が発生し、作業員26人が地下に閉じ込められる。高い運転技術を誇るマイク・マッキャン(リーアム・ニーソン)ら4人のトラックドライバーが、30トントラック3台に分譲して救出に用いる装置を運搬する。30時間で鉱山内の酸素が尽きることから、彼らは最短ルートを選ぶが、そのルートは氷でできており、スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で割れてしまうという危険な道だった。刻々とタイムリミットが迫る中、マイクたちは決死の思いでハンドルを握る。
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
評価 | 3.76 |
解説
『スター・ウォーズ』シリーズなど数多くのSF作品に影響を与えたというフランク・ハーバートの小説を、『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化。宇宙を支配する力を持つ秘薬の生産地で、デューンと呼ばれる惑星を舞台に繰り広げられる覇権争いを描く。主人公を『君の名前で僕を呼んで』などのティモシー・シャラメが演じ、『ライフ』などのレベッカ・ファーガソン、『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』などのオスカー・アイザックのほか、ジョシュ・ブローリン、ハビエル・バルデムらが共演する。
あらすじ
人類が地球以外の惑星に移り住み宇宙帝国を築いた未来。皇帝の命により、抗老化作用のある秘薬「メランジ」が生産される砂の惑星デューンを統治することになったレト・アトレイデス公爵(オスカー・アイザック)は、妻ジェシカ(レベッカ・ファーガソン)、息子ポール(ティモシー・シャラメ)と共にデューンに乗り込む。しかし、メランジの採掘権を持つ宿敵ハルコンネン家と皇帝がたくらむ陰謀により、アトレイデス公爵は殺害されてしまう。逃げ延びたポールは原住民フレメンの中に身を隠し、やがて帝国に対して革命を決意する。
監督 | 志水淳児 |
評価 | 3.74 |
解説
常夏のように明るく、メイクでプリキュアに変身するヒロインが主人公のアニメ「トロピカル~ジュ!プリキュア」の劇場版。夏海まなつことキュアサマーたちが雪の王国から出られなくなってしまい、「ハートキャッチプリキュア!」の登場人物たちが助けに駆けつける。ボイスキャストにはファイルーズあいや日高里菜、花守ゆみり、石川由依、瀬戸麻沙美、田中あいみ、ゲスト声優の松本まりかなどが参加。監督をアニメ版の演出や『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』などの志水淳児が務める。
あらすじ
夏海まなつたちは雪の王国シャンティアの新女王に即位したシャロンの祝典に招待される。人魚の国の女王になることを目標としているローラは、シャロンと親しくなり、指輪をプレゼントされる。ところが謎の怪物が現れ、まなつたちも王国に閉じ込められてしまう。そこへ「ハートキャッチプリキュア!」のメンバーがやって来て、まなつたちと協力して敵に立ち向かう。
監督 | 原田眞人 |
評価 | 3.56 |
解説
司馬遼太郎のベストセラー小説を原作にした時代劇。新選組の副長・土方歳三の姿を、近藤勇や沖田総司といったほかの志士たちの人生と共に活写する。監督は『クライマーズ・ハイ』などの原田眞人。『関ヶ原』で原田監督と組んだ岡田准一をはじめ、NHKの大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの柴咲コウ、同じく大河ドラマ「西郷(せご)どん」などの鈴木亮平、『暗殺教室』シリーズなどの山田涼介、『悪の教典』シリーズなどの伊藤英明らが共演。池田屋事件の舞台となった旅館・池田屋を再現している。
あらすじ
江戸時代末期、黒船来航と開国の要求を契機に、天皇中心の新政権樹立を目標とする討幕派と、幕府の権力回復と外国から日本を守ることを掲げた佐幕派の対立が表面化する。そんな中、武士になる夢をかなえようと、近藤勇(鈴木亮平)や沖田総司(山田涼介)らと京都に向かった土方歳三(岡田准一)は、徳川幕府の後ろ盾を得て芹沢鴨(伊藤英明)を局長にした新選組を結成する。討幕派勢力の制圧に奔走する土方は、お雪(柴咲コウ)という女性と運命の出会いを果たす。
監督 | イ・ウォンテ |
評価 | 4.13 |
解説
『新感染 ファイナル・エクスプレス』『無双の鉄拳』などのマ・ドンソクが主演を務めたバイオレンスアクション。何者かに襲撃され重傷を負ったヤクザの極悪組長が、無差別連続殺人事件を追う暴力刑事と協力して犯人を追い詰めていくさまを描く。監督・脚本はイ・ウォンテが務め、『ノーザン・リミット・ライン 南北海戦』などのキム・ムヨル、『犯罪都市』でマ・ドンソクと共演したキム・ソンギュらが出演する。
あらすじ
ある夜、凶悪なヤクザの組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)は何者かに襲撃され、何とか一命を取り留めた彼は部下を使って犯人捜しに乗り出す。一方、警察の問題児チョン刑事は事件が無差別連続殺人鬼によるものと確信し、犯人逮捕のためドンスに協力を持ちかける。当初は反発し合いながらも、やがて二人は手を組み犯人を追い詰めていく。
監督 | ジャウマ・コレット=セラ |
評価 | 3.52 |
解説
『アンノウン』『フライト・ゲーム』『ラン・オールナイト』のジャウマ・コレット=セラ監督とリーアム・ニーソンが再び組んだ緊迫のサスペンス。リストラされた主人公が、通勤電車の中で困難なミッションに挑む。『マイレージ、マイライフ』などのヴェラ・ファーミガ、『ZIPPER/ジッパー エリートが堕ちた罠』などのパトリック・ウィルソン、ドラマシリーズ「ブレイキング・バッド」などのジョナサン・バンクスらが共演する。
あらすじ
保険会社に勤めて10年がたつ60歳のマイケル(リーアム・ニーソン)は突然解雇され、今後のローン返済や息子の学費のことが頭をよぎる。いつもの電車で帰宅途中の彼の前に面識のない女性が座り、三つのヒントを頼りに乗客の中から大切な荷物を持った人物を捜し出せば、10万ドルを支払うと持ち掛けてくる。
映画レポート
リーアム・ニーソン&ジャウム・コレット=セラ監督は、もはや日本全国のジャンル映画ファンの絶大な信頼を獲得している黄金コンビと言っていいだろう。2011年の「アンノウン」から始まった両者の蜜月は7年目に突入し、今回で4作目。話につながりはないが、高度1万メートル上空の旅客機を舞台にした「フライト・ゲーム」に続く“乗り物ミステリー”第2弾というべき企画である。
保険の営業マンとして地道に住宅ローンと息子の教育費を支払ってきた主人公マイケルが、ある日突然、会社からリストラを宣告される。失意のどん底に突き落とされたまま列車で帰路に着いた彼が、その車内で謎の美女から理不尽な取引を持ちかけられ、人質にされた妻子を救うために奔走するという物語だ。
ヒッチコックの「バルカン超特急」から、先頃リメイクされたアガサ・クリスティー原作の「オリエント急行殺人事件」まで、過去の列車ミステリーの多くは寝台やレストランを備えた豪華特急列車での事件を描いてきたが、本作はニューヨーク発郊外行きのごく普通の通勤列車が舞台となる。10年間規則正しく同じ時刻の列車を利用してきたマイケルには、何人もの顔見知りがいて、車掌とも気さくに挨拶を交わす仲。その見慣れた日常が、脅迫、監視、殺人によって危うい非日常に変貌していくストーリー展開から目が離せない。車両間を駆けずり回り、時に大乱闘を繰り広げ、一度は車外に投げ出されながらも必死に食らいつく主人公の苦闘を、ニーソンが孤立無援の焦燥や悲哀とともに体現する。
元警官で洞察力は鋭いが、それ以外の特殊スキルを持たないマイケルにとって、帰宅ラッシュ時の車内で性別さえ不明の“見知らぬ乗客”を特定するミッションは、砂漠でひと粒のダイヤを探すようなもの。しかし列車が進むにつれて次々と乗客が降車し、“候補者”が絞り込まれていく脚本がうまい。また、多様な世代や身分の人々が同一空間を共有する乗り物ミステリーの特性を生かし、事情を一切知らない他の乗客たちが事件に巻き込まれていく様もスリルを加速させる。
そして列車そのものも制御不能の加速を開始する。このジャンルにおいては、乗り物が無事終点にたどり着くとは限らない。怒濤のパニック・アクションのカタルシスをも堪能させるこの列車ミステリーは、主人公の日常を巧みなアイデアで表現したオープニングから粋なエンディングまで、あらゆる手並みが鮮やか。ますますコラボレーションに磨きのかかった黄金コンビは、今まさに絶頂期にある。(高橋諭治)
監督 | ジェイムズ・サミュエル |
評価 | 3.83 |
解説
[Netflix作品]ラッパーのジェイ・Zがプロデューサーに名を連ね、ヒップホップを背景に復讐(ふくしゅう)を果たそうとする主人公を描く西部劇。両親を殺した悪党へのリベンジを決意した荒くれ者の男が、個性的な仲間たちと共に強敵を相手に銃撃戦を繰り広げる。主人公を『ザ・ファイブ・ブラッズ』などのジョナサン・メジャース、敵を『マンデラ 自由への長い道』などのイドリス・エルバが演じるほか、レイキース・スタンフィールド、レジーナ・キングなどが共演。監督をジェームズ・サミュエルが務める。
あらすじ
荒くれ者のナット・ラヴ(ジョナサン・メジャース)は20年前に両親を殺害した悪党のボス、ルーファス・バック(イドリス・エルバ)が刑務所から釈放されることを知る。荒野の強者たちを引き連れたルーファスに復讐(ふくしゅう)すべく、ナットは元恋人のメアリー(ザジー・ビーツ)らくせ者たちと共に最強の敵に挑む。
監督 | ガイ・リッチー |
評価 | 3.69 |
解説
『リボルバー』などのガイ・リッチー監督とジェイソン・ステイサムが再び組んだクライムアクション。フレンチノワール『ブルー・レクイエム』をベースに、現金輸送会社に雇われた新人警備員をめぐるストーリーが展開。ジェイソンのほか、『アウトポスト』などのスコット・イーストウッド、『ホワイト・スペース』などのホルト・マッキャラニー、ドラマシリーズ「バーン・ノーティス 元スパイの逆襲」などのジェフリー・ドノヴァン、『ホワイト・ライズ』などのジョシュ・ハートネットらが共演する。
あらすじ
現金輸送専門の警備会社フォルティコ・セキュリティ社でキャッシュトラック(現金輸送車)の警備員として雇われた“H”ことパトリック・ヒル(ジェイソン・ステイサム)。彼は選び抜かれた猛者たちの中では地味な存在だったが、強盗に襲われた際に驚異的な戦闘スキルを見せる。その後再び強盗に遭遇した際には、Hの顔を見た襲撃犯たちが金も奪わずに逃げだす。同僚たちが彼の素性をいぶかしむ中、大金が集まる機会を狙った強奪計画が進んでいた。
監督 | 樋口真嗣 |
評価 | 2.22 |
解説
人間を捕食する巨人と人類との壮絶な戦いを描いた諫山創の人気コミックを基に、『巨神兵東京に現わる 劇場版』などの樋口真嗣が実写映画化したアクション大作。100年以上前に出現した巨人が巨大な壁をぶち破り、再び侵攻してきたことから、巨人対人類のバトルが繰り広げられる。エレンを『真夜中の五分前』などの三浦春馬が演じるほか、長谷川博己、水原希子、石原さとみ、國村隼といったキャスト陣が集結。原作にはないキャラクターも登場するなど劇場版ならではの展開や、巨人のビジュアルやすさまじいバトルの描写も見どころ。
あらすじ
100年以上前、人間を捕食する巨人が現れ、人類のほとんどが食べられてしまった。生き残った者たちは巨人の侵攻を阻止すべく巨大な壁を3重に作り上げ、壁の内側で暮らしていた。エレン(三浦春馬)やミカサ(水原希子)もそんな中の一人だった。そんなある日、100年壊されなかった壁が巨人によって破壊されてしまう。
映画レポート
鳴り物入りのハリウッド大作が居並ぶ今年のサマーシーズン、映画ファンの“期待”と“不安”を最もかき立てているのが本作だろう。国内外で社会現象的ブームを巻き起こしたコミック&TVアニメの実写映画化。前後編の2部作とはいえ、原作の緻密な世界観&キャラクター描写をすべて受け継ぐのは到底不可能だ。例えば主人公エレンは、少年時代に母親を巨人に食われたトラウマのエピソードが省略され、やり場のない苛立ちを抱えながら“壁”の外に憧れる若者として描かれている。
巨人の描写に関しては申し分ない仕上がりだ。序盤に出現する筋肉組織が剥き出しの超大型巨人、その異形の風貌と迫力に圧倒され、ただ愕然とスクリーンを見上げずにいられない。その後ぞろぞろと壁の内側に侵入してくる通常サイズの巨人たちは、呆けたような表情で人間たちを食べて食べまくる。這いずり巨人、女巨人、赤ちゃん巨人まで登場させ、この世界観の揺るぎない根幹である“とてつもなく巨大で理不尽な脅威”の映像化は成功したと言えるだろう。軍艦島ロケの効果も上々だ。
その半面、物足りなかった点もある。とりわけアニメ版では人類が巨人という“理不尽な脅威”に対抗するため、憲兵団や調査兵団が特定のミッションに挑む様が長大なシークエンスとして描かれ、集団活劇としての手に汗握るスリルを呼んだ。同時に、それらの難易度の高いミッションの成否がこの世界における絶望と希望の分かれ目となり、登場人物の死に物狂いの頑張りが共感を誘った。その点、今回の実写版でも超大型巨人に破壊された壁を塞ぐミッションが軸になっているものの、行き当たりばったりにクライマックスになだれ込んでいく印象がぬぐえない。立体起動装置を駆使した飛翔アクションが、せっかくの実写化でありながらアニメのように見えたのも微妙だった。
しかしながらミッションはまだ道半ばであり、人類の“反撃”はこれからである。はたしてエレンらは調査兵団として“壁の外”に飛び出すのか。そんな今後の展開への想像もあれこれ膨らまされる前編だった。(高橋諭治)
監督 | クリスチャン・グーデガスト |
評価 | 3.31 |
解説
『エンド・オブ・ホワイトハウス』などのジェラルド・バトラー主演のクライムアクション。ロサンゼルスを舞台に、強盗団と刑事の対決を映し出す。メガホンを取るのは、ジェラルドの出演作『エンド・オブ・キングダム』の共同脚本を担当したクリスチャン・グーデガスト。『フライト・リミット』などのパブロ・シュレイバー、『ストレイト・アウタ・コンプトン』などのオシェア・ジャクソン・Jrらが共演する。
あらすじ
ロサンゼルスで多発する銀行強盗事件を追う刑事のニック(ジェラルド・バトラー)は、ある銀行襲撃計画の情報をつかむ。それは、他人を巻き込まずに鮮やかな手口で強奪を成功させているメリーメン一味が、銀行から3,000万ドルを盗み出そうとしているというものだった。綿密な計画を立てていく一味と、彼らの動向をチェックするニックたちの攻防が始まる。
監督 | ジョエル・シューマカー |
評価 | 3.50 |
解説
スタッフ・キャスト、それにデザインをも一新してのNEWバットマン。トゥー・フェイス&リドラーの強敵に、待望久しいロビンが登場するというにぎやか編で、前2作のダークなイメージをうまく陽性に転化している。
監督 | レニー・ハーリン |
評価 | 3.56 |
解説
雪のロッキー山中を舞台に、紛失した1億ドルの現金を手中にせんとする武装強盗団と山岳救助隊員の戦いを描いたアクション大作。ある日、ロッキー山脈からSOSが入る。山岳救助隊員がひとりで救出に向うが、それは雪山に散った3個の現金入りのトランクを回収するために武装強盗団が張った罠だった……。舞台設定をフルに活かしきった垂直状況のアクション・シーンは実際に4000メートルの標高イタリア・ドロミテ山脈で撮影している。「ダイ・ハード2」のL・ハーリン監督作品。
監督 | アントワーン・フークア |
評価 | 3.93 |
解説
どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員にデンゼル・ワシントン、娼婦(しょうふ)の少女にクロエ・グレース・モレッツがふんしたアクション。ホームセンターの従業員として働く元工作員が10代の娼婦(しょうふ)と出会ったことをきっかけに、警察が関われない不正を始末する仕事請負人となる姿を追う。監督は、『トレーニング デイ』、『エンド・オブ・ホワイトハウス』などのアントワーン・フークア。演技派デンゼルのクールなアクションと、クロエの娼婦(しょうふ)役への挑戦が見どころ。
あらすじ
ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦(しょうふ)、テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。
監督 | D・J・カルーソー |
評価 | 2.93 |
解説
『トゥームレイダー』シリーズのアンジェリーナ・ジョリーが猟奇殺人事件の謎に挑むFBI捜査官を熱演。殺人を犯し、その被害者の“人生を乗っ取る(=テイキング・ライブス)”殺人鬼と、強さと弱さを併せ持つヒロインの対決が描かれるサイコ・スリラーだ。『テープ』のイーサン・ホーク、TVドラマ『24 TWENTY FOUR』のキーファー・サザーランド、『運命の女』のオリビエ・マルティネスら、脇を固める豪華男優陣の演技合戦にも注目。
あらすじ
モントリオール警察の要請で、猟奇殺人事件の捜査にあたることになったFBI捜査官イリアナ(アンジェリーナ・ジョリー)。事件の分析を進めるうち、彼女は目撃者の男コスタ(イーサン・ホーク)に魅力を感じ始める。
監督 | ロベルト・シュヴェンケ |
評価 | 2.57 |
解説
『G.I.ジョー』シリーズの第3弾となるアクション。戦闘エキスパートチーム「G.I.ジョー」のメンバー、スネークアイズが暗殺された父の敵を討つために日本に渡る。メガホンを取るのは『ちいさな独裁者』などのロベルト・シュヴェンケ。『クレイジー・リッチ!』などのヘンリー・ゴールディング、ドラマシリーズ「ウォリアー」などのアンドリュー・コージ、『ファミリー・ツリー -血族の秘密-』などのウルスラ・コルベロのほか、平岳大、イコ・ウワイス、安部春香らが出演する。
あらすじ
日本の闇組織から命を狙われていた男を救ったスネークアイズ(ヘンリー・ゴールディング)。それがきっかけで、彼は600年にわたって日本の平和を守ってきた秘密忍者組織“嵐影”への入門を許可される。だが、嵐影は悪の抜け忍集団と国際テロ組織“コブラ”の連合軍による攻撃を受け危機的状況を迎えていた。スネークアイズは真の忍者になるべく、嵐影から下される三つの試練を乗り越えていく。その一方で、世界を揺るがしかねない忍者大戦が勃発しようとしていた。
監督 | アダム・ウィンガード |
評価 | 3.56 |
解説
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾となるアクションアドベンチャー。モンスターの戦いで甚大な被害を受けた地球にゴジラが再び出現し、人類はキングコングに戦わせようとする。メガホンを取ったのは『サプライズ』『Death Note/デスノート』などのアダム・ウィンガード。『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルドや前作にも出演したミリー・ボビー・ブラウンやカイル・チャンドラーなどのほか、日本からは小栗旬らが出演する。
あらすじ
モンスターたちの戦いの後、特務機関モナークが巨大怪獣(タイタン)の故郷(ルーツ)の手掛かりを探る中、深海からゴジラが再び現れる。世界の危機を前にゴジラが暴れまわる原因を見いだせない人類は、キングコングを髑髏島(スカルアイランド)から連れ出し、ゴジラと対決させようとする。
映画レポート
レジェンダリーによるゴジラ3作目は、2017年公開の「キングコング:髑髏島の巨神」と融合を成し、コングとの怪獣王を争うドリームマッチを実現させた。本家・東宝のシリーズでも「キングコング対ゴジラ」(62)というタイトルで顔合わせをしているが、リメイクとまでは行かずとも、人間が私利私欲で怪獣を手札にし、モンスター狂騒曲を鳴り響かせる作劇を受け継いでいる。
生態系の破壊者キングギドラを倒したゴジラは、タイタン(怪獣たちの呼称)の勝ち残りとして秘密機関モナークの監視下にあった。だがある日、再び人類の前に姿をあらわし、人工頭脳開発企業エイペックスの施設を襲撃する。理由は人類が生態系を乱そうとするのを察したからだ。いっぽう同じモナークに見張られていた髑髏島のコングも、新たな動きを見せる。タイタンの驚異的存在の源に迫ろうとするエイペックスと科学者チームが、彼を島の外に出し、生誕の地へ案内させようとするのだ。
かくして始まるコング輸送作戦。映画はこうした流れを、過去2作にはないハイテンポな編集でさばいていく。そして移動中の洋上で遂に両巨獣は接触し、映画史上最も激しいモンスターバトルへと一気になだれ込む。光線や飛行能力を駆使するギドラやラドン、モスラと違い、コングはステゴロ(素手喧嘩)のファイターだ。「眼前に立つ奴はひとまず殴る」のジャイアン主義で、ゴジラの顔面やボディに容赦ないパンチをあびせる。ゴジラも尾をしならせ倍返しで応酬。これがオレ様の流儀だ、返礼だと言わんばかりに!!
カメラも激闘を逃すまいと対象にグイグイ迫り、衝撃を食らって構図が乱れるといった、新鮮な映像スタイルを展開していく。そして彼らを脅かす第三者の介入など物語は波乱を起こすのだが、戦いの派手さに応じて都市破壊も大規模化。クライマックスの約30分間にわたる戦いづくめの展開は、必ずや怪獣映画ジャンキーたちを昇天へといざなうだろう。個人的にはゴジラの特徴的な背びれを活かした、前半部での「ジョーズ」(75)を思わす海戦演出に唸った。事実、今回はゴジラの背びれが重要なキーとなるので、その布石としてパワフルな印象を残すのだ。本作でレジェンダリーのゴジラはひとつの節目を迎えるが、いや待て、まだ登場してないヤツのライバルがたくさんいる。やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ!(?(c)金田/「AKIRA」より)(尾崎一男)
監督 | チャールズ・ラッセル |
評価 | 3.99 |
解説
これ1本でドル箱スターとなったジム・キャリー主演のスーパーSFXコメディ。小心者のスタンリーはひょんなことから不思議なマスクを拾う。家に帰り何気なくそのマスクを着けたとたん!猛烈な竜巻と共に彼の中のもうー人の自分《マスク》が現れた。そして彼は《マスク》の力を借りて、ー目惚れしたクラブ歌手、ティナにアタックするのだが……。
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