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アカデミー賞 監督賞 受賞作品。これまでにクロエ・ジャオ監督のノマドランドや、パク・ソジュンが出演するパラサイト 半地下の家族、ROMA/ローマなどが受賞しています。
原題/別名:Birdman or (The Unexpected Virtue of Ignorance)
上映日 | 2015年04月10日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 119分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.6 |
監督 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
脚本 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ジャコボーン、アルマンド・ボー |
あらすじ
かつてスーパーヒーロー映画『バードマン』で世界的な人気を博しながらも、現在は失意の日々を送る俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、復活をかけてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出と主演を務める舞台には、彼のすべてが注ぎ込まれている。しかし、プレビューを前に出演俳優が大怪我を負い、降板してしまう。共演者のレズリー(ナオミ・ワッツ)の紹介で、ブロードウェイの実力派俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン)を迎えたリーガンだったが、その才能はしだいに彼の脅威となっていく。疎遠だった娘サム(エマ・ストーン)には、リーガンの愛情は伝わらず、彼は気づかないうちに舞台の役柄に自分自身を重ねていくのだった。さらに、公私にわたり精神的に追い込まれるリーガンを、“バードマン”までが扇情し・・・彼は人気俳優だったエゴと闘い、舞台の成功と、壊れた娘との絆を取り戻せるのか?
出演者
マイケル・キートン、エマ・ストーン、エドワード・ノートン、ナオミ・ワッツ、アンドレア・ライズボロー、ザック・ガリフィアナキス、エイミー・ライアン、ジョエル・ガーランド、メリット・ウェヴァー、ナタリー・ゴールド、リンゼイ・ダンカン、クラーク・ミドルトン、ダミアン・ヤング
感想・評価
1.好きなストーリーどの国も役者は役者なんだな久々にアメリカンヒストリーX見たくなる
2.記録✍️これ、レビュー書いたはずだ??と、思ってたのに・・・話題だったけど、わたしはそんなに好きで無かった。あのブリーフのアレはやばかった思い出?#悔い改めます、、、
3.撮影方法が終始気になる興味深い映画だった。ワンカットで撮影しているように見えて足音が聞こえない感じだとか、鏡に映らない様子だとかはかなり緻密に設計されているのだと思い作品作りへの強いこだわりを感じた。ストーリー自体の終わり方もなんだかクリストファーノーランを想像させるような感じで、撮影技法的に臨場感はありつつも妄想と現実の境界が曖昧な様子が面白かった。
4.箱庭ワンカット群像劇みたいな。テンポの速さ自体がコメディになってる。だんだん芝居なんかマジなんかわからんくなってくるな!ワンカットと舞台の緊張感が完全にリンクしてる。
5.ワンカットで撮ってる意味が最後にわかる…あの耳に残るドラムが妙な緊迫感でIQ高い映画でした!あのエマストーンの感じゴシップガールのジェニーぽくて可愛い!若い!似合う!
原題/別名:Nomadland
上映日 | 2021年03月26日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 108分 |
ジャンル | ドラマ |
スコア | 3.8 |
監督 | クロエ・ジャオ |
脚本 | クロエ・ジャオ |
あらすじ
リーマンショック後、企業の倒産とともに、長年住み慣れたネバダ州の企業城下町の住処を失った60代女性ファーン(フランシス・マクドーマンド)。彼女の選択は、キャンピングカーに全ての思い出を詰め込んで、車上生活者、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩くことだった。その日その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく。大きな反響を生んだ原作ノンフィクションをもとに、そこで描かれる実在のノマドたちとともに見つめる今を生きる希望を、広大な西部の自然の中で探し求めるロードムービー。
出演者
フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ、Bob Wells、Charlene Swankie
感想・評価
1.知らない世界を知れる点ではいい映画。鑑賞後に暗い気分になった。
2.車を住処に街から街へ仕事を求めて旅する女性のお話ほぼドキュメンタリーのロードムービーピアノが切なく響くたくさんの人との出会いと別れ希望と夢を目指して生きる人々理想だけでは生きていけない現実生きる意味を考えさせられる作品マクドーマンドが凄い◎自然体の演技が◎過酷な状況なのにみんな幸せそうで生きる事に一生懸命さよならは言わないよまたいつか会える#レオ2021
3.I don’t ever say a final goodbye. I always just say “I’ll see you down the road”. And I do.本当のさよならを言うことはない。いつも「またそのうちどこかで」って言うだけ。で、本当にその通りになるんだ。?ฅ^•ﻌ•^ฅ
4.最高。これぞ「人生哉」。僕らは、失いたくない相手がいるから、自分を失いたくないんですよ。生命という意味でも、エゴイズムという意味でも。いきものがかりの「さよならは悲しい言葉じゃない」という詩を中学2年生で、文化祭で、理解の範疇外で、強く歌った僕らは罪だ。車上生活という名の物質主義の放棄は、社会的生活の放棄ではない。車上生活者には憧れない、なることができない。ただ感じる、車のフロントにもたれかかって煙草を吸う自分が好きなんだってことは。嫌煙家はまごうことなき物質主義者であると認識している。嫌煙家は旅に出ろ。北海道の雪景色の中、一服でもしてみろ。孤独、喪失。これらの悲哀から逃れるために僕らは日々を、強く生きたいと願っている。
5.とにかく画面が美しい。どこで切り取っても、絵になる構図、景色ばかりだった。Amazon倉庫でさえも。そういえば、アメリカって自然の多い国だったなって再確認できた作品。
原題/別名:Gravity
上映日 | 2013年12月13日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 91分 |
ジャンル | ドラマ、アドベンチャー・冒険、SF、スリラー |
スコア | 3.6 |
監督 | アルフォンソ・キュアロン |
脚本 | アルフォンソ・キュアロン、ホナス・キュアロン、ロドリゴ・ガルシア |
あらすじ
地球から60万メートル上空。スペースシャトルでのミッション遂行中、突発的事故により、無重力空間(ゼロ・グラビティー)に放り投げ出されたふたりの宇宙飛行士。ふたりをつなぐのはたった1本のロープ。残った酸素はあと僅か!真っ暗な宇宙空間の究極的な状況の中、果たしてふたりは無事、地球に生還することができるのか…!
出演者
ジョージ・クルーニー、サンドラ・ブロック、エド・ハリス、Orto Ignatiussen、ファルダット・シャーマ、エイミー・ワーレン、バッシャー・サヴェージ
感想・評価
1.無重力空間に浮かんでる水玉とか、ラジオがたまたま拾った周波数から流れてくる子守唄とか、表現が全部美しい。
2.俺がハンサムで驚いただろうが...〜とかあんな状態の時そんな事スッと言えるイケてるオジ様に私もなりたい次生まれ変わったら。ジョージ・クルーニーさんが渋くて良い。初見は映画館、2回目の鑑賞。好きだったと思ってたけど再鑑賞すると思ってたよりそうでもなくて、宇宙の映画だから宇宙好きも有り加点しちゃってたのかなーといった感じ。
3.映像がすごいですね。当然宇宙に飛び出してのロケですよね。
4.面白かった!文字通り手に汗握ってたら地球に着いた。宇宙兄弟見てて良かったな。宇宙の任務とか今までの訓練とか結局最後のパラシュートが開かなかったら終わりってこととかがより身近に感じられた。(ムッタ分厚いマニュアル何冊も読んでたな…ヒビト酸素なくなってからもしばらく生きてたな…ブライアンは本当に無念だったな…とか)音も風もない宇宙ではスピード感分からなくて本当に怖いだろうな。人間は本当に限られた条件下でしか生きられないよね!無理に宇宙行っちゃだめなんだね…
5.90分ずっとハラハラしてたし孤独と恐怖が恐ろしかった地球のありがたみ?ちっぽけさ?を知ったような知らないようなけどストーリー性がなく起承転結の転がずっと続く映画、あまり好みでは無いのかもしれない。
原題/別名:Brokeback Mountain
上映日 | 2006年03月04日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 134分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.8 |
監督 | アン・リー |
脚本 | ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ |
あらすじ
アカデミー賞最優秀監督賞を含むを3賞を受賞した「ブロークバック・マウンテン」は、1963年に運命の出会いを果たしたヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールが演じる2人のカーボーイの友情を超えた物語。
出演者
ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ、ランディ・クエイド、リンダ・カーデリーニ、アンナ・ファリス、スコット・マイケル・キャンベル、ケイト・マーラ、マーティ・アントニーニ、グレアム・ベッケル、ピーター・マクロビー
感想・評価
1.羊の見張りをしてたキャンプの画面をまだ観ていたかったという僕の気持ちと登場人物はホモプレイをしたいからキャンプしたがっているという理由は違えど求めてるロケーションは同期しているって点が特に面白かった。
2.ずっと気になっていて、やっぱり観て良かったです。切ないですがそれだけではない、奥深いお話でした。
3.再鑑賞。公開当時は豪華キャストにしか興味が無かったけど改めてちゃんと観ると、とても普遍的な愛と人生についての素晴らしい物語でした。アン・リーって一体なんなんだよ。
4.当時の同性愛を巡る描写は切なくて苦しいけれど、壮大な自然を舞台にした清々しさもあって。いまのLGBTを描いた作品とは違うアプローチをしていて、観て本当によかったと思えました。
5.2人の演技が本当に素晴らしい観終わったあとの余韻が凄くて心がずーんとなる自分を押さえつけてるイニスが見ててつらかった、、Ellen出演回もみた。
原題/別名:Slumdog Millionaire
上映日 | 2009年04月18日 |
製作国 | イギリス |
上映時間 | 120分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.8 |
監督 | ダニー・ボイル |
脚本 | サイモン・ビューフォイ |
あらすじ
アカデミー賞8部門受賞。『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督作。インドのスラム街で育ったジャマール。無学なはずが世界的人気番組「クイズ$ミリオネア」で残り1問を残し全問正解。それには理由があり……。
出演者
デヴ・パテル、サウラブ・シュクラ、アニル・カプール、ラジェンドラナート・ズーチー、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、イルファン・カーン、アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカール、アズルディン・モハメド・イスマイル、ルビーナ・アリ
感想・評価
1.全てのことから学ぶことがあって、意味があるのかも?と思わせてくれる良作。学のない筈の主人公が次々と難問に答えていくのに無理がなく最後まで飽きずに見ることができた。ストリートチルドレンの裏に悪い大人、その大人たちも子どもの頃は搾取される側でその道で生きていくしかなかったのかなと思うと悲しい。インドの壮絶な格差社会…
2.インドのスラム街で育った主人公、人より知識や教養を学べる環境になかった彼が次々と難問に答え、大金獲得の階段を上っていく…知識がなくとも人生で学んだ経験が糧となり正解していく多少無茶な設定ではあるけど、インドのブラックな面も見れ完成度の高い作品でしたただ、インド映画あるあるのエンドロールのダンスはいらないな
3.クイズの出題を振り返りながら、主人公の青年の人生を遡ってく構成は面白かったが、ゲレや「もう顔中クソまみれや」だったり全体的に画面が汚い。タージマハルでインチキガイドしてるとこが一番好き。ちゃんとダンスで締めるの、インド映画って感じ
4.【2021/11/21 アマプラ鑑賞】インドの映像描写が凄まじくて、こんな人生送る子供たちがいるのかと思うと感じるものがあった。ジャマールの過酷な半生がクイズにバチバチにハマっていく構成も面白い。クイズパートは予想通りの展開だったが、ものすごいものを観てしまった気分。出題自体はクリケット以外いける気がした。
5.ストーリーも面白いんだけど、個人的にはM.I.A.のpaper planesの流れるタイミングや映像が最高だと思っている。サントラも買ったしM.I.A.のアルバムも買った。一瞬しか出ないラーマ神の姿の女の子が目に焼き付く。
原題/別名:The Artist
上映日 | 2012年04月07日 |
製作国 | フランス |
上映時間 | 101分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛 |
スコア | 3.7 |
監督 | ミシェル・アザナヴィシウス |
脚本 | ミシェル・アザナヴィシウス |
あらすじ
フランスで人気のスパイ・コメディ「OSS 117」シリーズのミシェル・アザナヴィシウス監督と主演のジャン・デュジャルダンのコンビが、ハリウッド黄金期を舞台に白黒&サイレントのスタイルで描き、みごと2012年のアカデミー賞作品賞に輝いた異色のロマンティック・ストーリー。
出演者
ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル、ペネロープ・アン・ミラー、ミッシー・パイル、ベス・グラント、ジョエル・マーレイ、エド・ローター、ビッツィー・トゥロック、ケン・ダヴィティアン、マルコム・マクダウェル、ベイジル・ホフマン、ビル・ファガーパッケ、ニーナ・シマーシュコ、スティーヴン・メンディロ
感想・評価
1.記録✍️これも書いて無かったか〰️?アカデミー賞モノだから観に行ったけど、これもそんなに好きで無かった。ジャンドゥダルジャンだか?名前が凄いインパクトあるなーってww#そっちかよ!
2.俺には良さがわからん。恋愛モノでハッピーエンド。サイレントだけどたまに音が聞こえたりする。
3.授業にてサイレントを現代に蘇らせるというなかなか挑戦的なことを見事にやってのけた素晴らしい映画だが、なんせこんなに不寛容で恐ろしい世界には合わなさすぎるくらい楽観的。
4.サイレントからトーキーへの変化期を見事に描いた作品!!まさに当時のサイレント映画を観ているような再現度の高さには驚いた!ストーリーとしても純粋に楽しめた。サイレント映画って下手な映画観るよりめちゃくちゃ深く読み解けて楽しめるから結構好きなんだよね〜
5.FODで観ました。成功体験を脱ぎ捨てることの難しさだけど自分が主役でないことにいつ気付くかかな〜!
原題/別名:기생충/Parasite
上映日 | 2020年01月10日 |
製作国 | 韓国 |
上映時間 | 132分 |
ジャンル: | ドラマ |
スコア | 4.1 |
監督 | ポン・ジュノ |
脚本 | ポン・ジュノ、ハン・ジヌォン |
主題歌/挿入歌 | チェ・ウシク |
あらすじ
全員失業中で、その日暮らしの生活を送る貧しいキム一家。長男ギウは、ひょんなことからIT企業のCEOである超裕福なパク氏の家へ、家庭教師の面接を受けに行くことになる。そして、兄に続き、妹のギジョンも豪邸に足を踏み入れるが...この相反する2つの家族の出会いは、誰も観たことのない想像を超える悲喜劇へと猛烈に加速していく――。
出演者
ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム、チャン・ヘジン、パク・ミョンフン、イ・ジョンウン、チョン・ジソ、チョン・ヒョンジュン、パク・ソジュン、パク・クンノク、チョン・イソ
感想・評価
1.当時、映画館で観たけど席が前の方で集中して観れるか不安だったけどそんなのも忘れるくらい面白かった!ストーリーは、テンポよく進むんだけど早くもなく遅くもなくで絶妙!次にこうなるだろ、ってのも全く予想つかないのよね。ストーリーもそうだし、細部までこだわりが凄い。これは、オスカー受賞するよー!って思った。
2.ハラハラハラハラだった最後めっちゃびっくりしたんだけどスマホで鑑賞したんですが手汗が止まらんかった自分が予想してた結末と大いに違いすぎてびっくりした面白すぎた面白すぎた地下作ろうかな誰か住むかな
3.めちゃくちゃ面白い!この作品はポン・ジュノ監督の意向でネタバレは避けないといけないから、話について深くは言えないけど、展開がとんでもなく面白い!最初から最後まで映画の種類が変わっていく感じがして、最初は笑えるシーンも多いんだけどこれがどんどんスリラー映画になっていく感じが好き「えっ…」「えっ! 」「えっ〜!!」ってなる笑印象に残るシーンが多いから面白い僕は暗く感じなかったけど人によっては暗い映画に感じる人がいるかもしれない…ネタバレが出来ないから説明が難しい!とにかく見て!
4.何回でも見たくなる作品。奥の奥まで練り込まれて、現実世界で隠されそうになっている部分がさらけ出されていると感じます。
5.なんか暗~い、いやな感じの映画なのかなーと思ってみてたらなんのなんの、これがちょっとユーモアたっぷりで笑えるんですよ。しかし。ラストに怒涛の展開で驚かせてくれます。やっぱり暗いです。じめじめです。半地下です。色んな意味で衝撃の映画だった。自分の中では新ジャンル。
原題/別名:Roma
上映日 | 2019年03月09日 |
製作国 | アメリカ、メキシコ |
上映時間 | 135分 |
スコア | 3.9 |
監督 | アルフォンソ・キュアロン |
脚本 | アルフォンソ・キュアロン |
あらすじ
政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコを舞台に、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュアロンが、ある家族の姿を鮮やかに、そして感情豊かに描く。
出演者
ヤリャッツァ・アパリシオ、マリーナ・デ・タビラ、Diego Cortina Autrey
感想・評価
1.映画について語ろうとするときの言葉としての言語と、映画を撮ろうとするときの映像としての言語とは、もしかすると僕たちがふだん思っているよりも随分近い関係にあるのかもしれない。この作品に限らずアルフォンソ・キュアロンの作品を振り返るとき、いつでもそういう感覚に僕は包まれることになります。この人の作品を根底から支えているのは、おそらくある種の距離だろうと思います。言葉を言葉として信じていませんし、映像を映像として信じていない。それらはいったん解体されたうえで再統合されている。例えば『大いなる遺産』(1998年)では19世紀的な古典物語を解体したうえで20世紀的な語りへと編み替える際に、美しく円を閉じるのではなくどこか破綻した裂け目に深い味わいがあったように。たぶん企図(きと)したものというよりは、その語り口が独自にそうなっているのだろうと思います。基本的にはすべてを疑っているのですが、語ろうとする対象と語る自分との距離は信じている。だからこそ『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004年)は、シリーズ第3作を迎えて前2作とは印象の異なる大人な味わいの作品になっていたのだろうと思います。彼は物語を信じないのですが、物語と自身との距離は信じている。同様に『トゥモロー・ワールド』(2006年)の荒廃と絶望の先に宿る小さな光も、『ゼロ・グラビティ』(2013年)のソリッドな味わいもそうした距離から生まれているように僕には思えます。その感覚は映画について言葉で語ろうとするときの、映画と語り手/言葉と語り手の距離感とたいへん似ているように思います。
映画と言葉との距離はいつでも「語り手」という媒介を通されたものであるため、本来的に映画と言葉との間に距離感はありませんし、別の言い方をすれば距離があったとしてもほとんど意味がない。ですから映画が映像としての言語を使って語りかけていることをつかまえるためには、映像として観ることよりもむしろ前に、言葉としての言語を壊してみる必要があるのかもしれない。映画と言葉を近づけていくのではなく、映画と自分/言葉と自分との距離を引き離してみることによって、映画について語ろうとするときの言葉としての言語と、映画を撮ろうとするときの映像としての言語は、逆説的に近接していくような気がします。映画は映画それ自身としての命を持っていると思うのですが、いっぽうで映画について語ろうとするときの言葉としての言語のなかにしか、その姿を現すことがないということも事実だろうと思います。見えているのに言語化できないということは僕の知る限りでは起こりえない。読み手の感受性や精度が高ければ、言葉にされたことよりも言葉にされなかったことのほうにより多くの風景を見てとるからです。*まだNetflixに入る前だった頃に劇場公開されたため、日曜のレイトショーに妻と2人で観に行ったのがもう2年前のこと。20:00過ぎスタートの劇場には僕たち夫婦2人の他に男性2名のみで、ほぼ貸し切り状態で嬉しさ半分と寂しさ半分だったことを覚えています。こういう映画は素敵な女性がひっそりと1人で観てこそ似合うと思いながら、少し申し訳ない気持ちがしたことも。
劇場の灯りが落ちて開始早々、石張りの床が真上から映される。遠くからは水を撒く音。やがて水がフレームインして波のように引いた後、水面に空が映し出される。そして鏡のような水に飛行機が飛んでいく。カメラワークはフィクス(固定)をはじめとするパン・チルト・トラックなど、あえて「そういう動きをしている」ことを意識させるように撮っているのだろうと思います。ため息が出たのは予告編にもあるシーンで、家政婦のクレオ(主人公)とアデラが歩道を駆けていき車が急ブレーキを踏む場面。横スクロールで2人を追いかけるトラック撮影の美しさ。白黒にしたのは記憶をドキュメンタリータッチで蘇らせるためであり、カメラワークがシンプルであるのは、その記憶に他者(観客)を立ち会わせるためのように思えます。つまりこの作品には、アルフォンソ・キュアロンがその語り口として持っている「距離感」がよく出ているように思います。その距離感によって、舞台となる1970年から71年にかけてのメキシコシティ(コロニア・ローマ地区)は知りもしない時と場所でありながら「僕の幼少期の記憶」が遠くから蘇ってくるようでした。
また鳥のさえずり、犬の足音や鳴き声、車の排気音、飛行機の音、街を行き来する物売りが鳴らすチャルメラなど、ありとあらゆる生活音や暗騒音に満たされていきます。いわゆる「環境音」がこの映画の1つの大きなモチーフとなっているのだろうと思いますが、カラー情報を廃した白黒映像であるため、視覚から聴覚へと自然に感覚の重心が移っていくようでした。結果として1つ1つの具体的な風景や音は僕たちの原風景とは異なるものの、総体としての「あの頃」の感覚に包み込まれていくことになる。そして映画はおそらくは監督の幼少期の記憶をベースにしながら、当時のメキシコの時代背景を織り込みながら進んでいきます。記憶の曖昧さをうまく生かしているため、1971年6月10日に起きた「血の木曜日事件」やその弾圧に加勢した団体の様子、またスペインによる植民地支配から多民族国家へと至った社会模様などが、1970年7月31日に襲ったコロンビア地震などを交えながら、叙事的にではなく記憶のなかの叙情性としてこの作品では立ち上げています。歴史的な出来事に対するこうしたアプローチもまた、この監督の「距離感」によって生み出されているように思います。エンドロールの最後まで久しぶりに席を立たなかった作品でした。そして最後の最後に鳴り響いた鐘の音が、まだ耳から離れていません。おそらくこうしたことのすべては、自覚的な距離感から生み出されています。
2.ずっと見たいと思いつつ見てなかった作品の一つ。めちゃくちゃグロテスクだった。死もグロテスクだけど、それ以上に望まれない生もグロテスクで総じて人間ってグロテスクだなと。
3.大切な部分を切り取って強調するわけでもなく、周囲の様子や雑音もしっかり描かれている。全てが同じ時間の流れの中にあった。同時進行で色んな物事が起こる。大きいこと、小さいこと、すべて日常。
4.ローマのタイポグラフィ、いいっすよね。よく言われる本作の映像美について深掘りしてみました。
5.カメラいいしここしかないというところで終わる。『ハズバンズ』を思い出す。この映画のせいでネトフリ解約するの惜しい気がしてきた。
原題/別名:The Hurt Locker
上映日 | 2010年03月06日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 131分 |
ジャンル | ドラマ、戦争 |
スコア | 3.6 |
監督 | キャスリン・ビグロー |
脚本 | マーク・ボール |
あらすじ
2004年夏。イラク、バグダッド郊外。アメリカ軍の爆発物処理班は、死と隣り合わせの前線の中でも最も死を身近に感じながら爆弾の処理を行うスペシャリストたち。殉職した隊員の代わりに新しく中隊のリーダーに就任したウィリアム・ジェームズ二等軍曹は、基本的な安全対策も行なわず、まるで死に対する恐れが全くないかの様に振舞う。補佐に付くJ.T.サンボーン軍曹とオーウェン・エルドリッジ技術兵は、いつ死ぬかもしれない緊張感、特に一瞬の判断のミスが死に直結する爆発物処理の任務の中で、徐々にジェームズへの不安を募らせていく
出演者
ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアース、デヴィッド・モース、エヴァンジェリン・リリー、クリスチャン・カマルゴ
感想・評価
1.密着ドキュメント並みにリアリティある映像スナイパーのシーンは緊迫感凄かった割と伏線っぽいところがあるけど、結局伏線でもなんでもなかったりするそこがリアル少年の存在がジェームズの心理状態を表しているみたい800回以上も爆弾処理に成功してるのは相当なことよね爆弾系は見てるだけでも心臓に負担かかるわ
2.イラク戦争中の爆弾処理班に焦点を当てた作品。子供が紛争地区で働いてたり、人間爆弾だったり、凄惨な戦禍のバグダットながら派手なCQBはほとんどなく緊迫感たっぷりで息を呑みながら観るような映画だった。
3.ジェレミーレナー主演作品アンソニーマッキーもでてる!アカデミー作品賞も受賞!ということで鑑賞しました爆発物処理班のお話?彼らが家族も抱えながらどんな思いで爆発物に向き合っているのか爆弾を前にしないとわからない恐怖任務が終わるまでのカウントダウン仲間の死私には到底受け止めることのできないことばかりでした戦地に出向くということはみんなが命をかけていて常に死と隣り合わせだと思いますが爆発物処理班はまた違って自分のミスで自分や仲間、民間人、街ごとが吹き飛ぶというあまりにも背負うものが大きすぎる仕事だと思いました戦争は麻薬と冒頭に出るメッセージ平和な家庭での生活に戻ったら幸せで、もう2度と戦地には行くもんかと思ってしまいそうなものなのに、いつ死んでしまうかわからないのにまた任務を遂行している使命感もあるのか、スリルの中での達成感がたまらなくなるものなのだろうかそういうことなのかなあ私にはわからない感覚ですが、彼らのおかげで多くの命が助かっていると思うと頭が上がらないなと思いました人が目の前で死んでしまったり子供でも容赦なく…というシーンもあったり見るのに辛い描写もありますがこれが現実観てよかったと思いました
4.キャスティングすんばら。よくここまでアッセンブルさせたもんだ。もうアベンジャーズじゃん。(?)爆弾処理なんて多少ぶっ飛んでないとやってけないんだろうな…現地の子どもと戯れてるシーンよかった。イラクのそういう面あんま知らんからありがたい。爆発音とか銃撃音すごかった大迫力!ダンケルクには劣るけど音響賞とってるのもうなずける出来。カメラワークは好かん。ズーム使いすぎ目疲れた。動けよ!
5.最後、耳の所留めてなくない???最後の最後で気になってしまった。。中毒なのかーエヴァンジェリンリリーの贅沢な使い方
原題/別名:A Beautiful Mind
上映日 | 2002年03月30日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 134分 |
ジャンル | ドラマ、恋愛、伝記 |
スコア | 3.9 |
監督 | ロン・ハワード |
脚本 | アキヴァ・ゴールズマン |
あらすじ
ラッセル・クロウ扮する天才数学者のジョン・ナッシュは、国際的な名声をつかみかけたところで国家の陰謀に巻き込まれてしまう。もはや信じられるのは、献身的な愛で支えてくれる妻のみ。勇気と栄光に彩られた感動のストーリー。
出演者
ラッセル・クロウ、エド・ハリス、ジェニファー・コネリー、クリストファー・プラマー、ポール・ベタニー、アダム・ゴールドバーグ、ジョシュ・ルーカス、ヴィヴィエン・カーダン、アンソニー・ラップ、ジャド・ハーシュ、オースティン・ペンドルトン、ターニャ・クラーク
感想・評価
1.ファイトクラブとイミーテーションゲーム足したような感じ。どんでん返しって言うほどでもなかったけど普通に面白い。実話ってことに途中から気づいて驚き。
2.あらすじには書いてないことが中盤からおきてびっくりした!まさかの展開で最初はどこから信じていいのかわからなくてまさにこれがジョシュの世界だったのかと?献身的な奥さんに涙。綺麗な映画だった。ポール・ベサニー大好き?(笑)
3.天才数学者と統合失調症。実在のお話しなんだね。彼を支える奥さんも凄い。
4.展開多い分見応えめちゃくちゃある。ネタバレになるからあんまり喋りたくないけど、見終えた後は心があったかくなる映画でした。
5.主人公と同じ目線に立てる素晴らしい作品だと思う。奥様の愛も凄い。また見よう。
原題/別名:No Country for Old Men
上映日 | 2008年03月15日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 122分 |
ジャンル | ドラマ、クライム、スリラー |
スコア | 3.8 |
監督 | ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
脚本 | ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン |
原作 | コーマック・マッカーシー |
あらすじ
荒野で狩をしていたベトナム帰還兵のモスは、偶然ギャングたちの死体と麻薬絡みの大金200万ドルを発見。 その金を奪ったモスは逃走するが、ギャングに雇われた殺し屋シガーは、邪魔者を次々と殺しながら執拗に彼の行方を追う。事件の発覚後、保安官のベルは二人の行方を探るが、彼らの運命は予測もしない衝撃の結末を迎え・・・。
出演者
トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント、テス・ハーパー、バリー・コービン、スティーヴン・ルート、ロジャー・ボイス、ベス・グラント、アナ・リーダー
感想・評価
1.いい意味で派手さは無いのに終盤までの緊張感が凄まじかった。夢の話をしてる表情がやるせなくて虚しくなった。アントンシガーというキャラクターは個人的にめちゃくちゃお気に入り。
2.無意味なカットやBGMがなくとても惹き込まれるマジックアワーな色づかいが好みだった。
3.顔がバビエル・バルデムに似てるって言われたから観たけどとんでもない人間だった…気持ちの良いストーリーとかではないけど、テーマが「運命」というとこにあるなら腑に落ちない理不尽さもいいのかなと思う。そんなこと考えないでもベル、モスも渋いけどアントン・シガーの堪らないキャラの魅力。ニアミスしまくる逃走劇とアントン・シガーのいつ殺すか分からない怖さは最高でした。
4.原作を読まずに鑑賞分からん!何を伝えたいのか分からない殺されたのに、ちゃんと見せないしそして、警察官の夢の話、何?で、色んな人の解説動画を観た少し飲み込めたがやはり、面白味が分からん殺し屋が怖すぎて、すごい役者さんだとは思った観終わってもまだ怖い人
5.この作品で初バルデムこの顔ズルイそしてタフ過ぎる会社でもエアで飛ばす奴(名前忘れた)があるので、シュパッ音を聞くとバルデムの顔が脳裏に浮かぶ顔濃ゆいのぉ~ヽ(´Д`;)ノ
原題/別名:The Departed
上映日 | 2007年01月20日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 152分 |
ジャンル | サスペンス、アクション、クライム |
スコア | 3.8 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
脚本 | ウィリアム・モナハン |
出演者
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォールバーグ、マーティン・シーン、レイ・ウィンストン、ベラ・ファーミガ、アレック・ボールドウィン、アンソニー・アンダーソン、ケヴィン・コリガン、ジェームズ・バッジ・デール、デヴィッド・オハラ、マーク・ロルストン、ロバート・ウォールバーグ、クリステン・ダルトン、J・C・マッケンジー
感想・評価
1.マフィア潜入モノでしたが、なかなかおもしろかったです!!ニコルソンのマフィアのボス感がすごいんですが、ディカプリオの演技には震えました✨デイモンは好きなんですが、相変わらずデイモンです(笑)静かなドキドキ感が楽しめる映画でした!
2.ディパーデッド=死者の魂警察になりすましたマフィアのマッドデイモンとマフィアになりすました警察のディカプリオ。なんというかラストのエレベーターシーンが怒涛の裏切り大合戦笑マッドデイモンが生き残って終わるかと思いきやラストのラストで…。
3.最後の怒涛の展開にビックリした。みんな瞬時の判断力がすごい。
4.覆面捜査官としてマフィアに潜入したコスティガン(レオナルド・ディカプリオ)とマフィアの内通者として警察官になったサリバン(マット・デイモン)の死闘を描いた作品サリバンに警察としてのデータを削除されてしまったコスティガンが可哀想すぎ途中からTBSとWOWOWが共同制作したスペシャルドラマ【ダブルフェイス】に似ているなと思ったら同じ香港映画【インファナル・アフェア】のリメイク作品だった、個人的には【ダブルフェイス】の方が好き
5.めっちゃ面白いって思ったらこれインファナルアフェアのリメイクなのか、、、!全然内容覚えてなくて気が付かなかった演者が豪華すぎる、ジャックニコルソンしぶぅぅ2021年87作目
原題/別名:The King's Speech
上映日 | 2011年02月26日 |
製作国 | イギリス、オーストラリア |
上映時間 | 118分 |
ジャンル | ドラマ、伝記 |
スコア | 3.7 |
監督 | トム・フーパー |
脚本 | デヴィッド・サイドラー |
あらすじ
アカデミー作品賞主要4部門など、世界各国の映画祭で賞を受賞した伝記ドラマ。吃音症に悩む英国王ジョージ6世が、言語療養士ライオネルの手を借りながら、ナチスドイツとの開戦に揺れる国民を勇気づけるスピーチ挑む。
出演者
コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター、ガイ・ピアース、ティモシー・スポール、デレク・ジャコビ、ジェニファー・イーリー、マイケル・ガンボン、ロバート・ポータル、エイドリアン・スカーボロー、アンドリュー・ヘイヴィル、ロジャー・ハモンド、パトリック・ライカート、クレア・ブルーム、イヴ・ベスト、フライア・ウィルソン、ラモーナ・マルケス
感想・評価
1.観てみたいとずっと思っていたのをようやく視聴。立場が全く違う普通なら交わらない人たちがそんなしがらみ一切なしに対等な関係で事を進めるというのは鉄板だけどやっぱり面白いし好きだ。その中でどうしたって立場の違いも浮き彫りになる、という暗転の演出も鉄板だけど大好きだ。二人の関係性もよかったけど、奥様がとても素敵だったな。
2.やっとの思いで成功したスピーチが戦争のため、というのが悲しいけど、実話だから仕方ない。こういう時に、国王の言葉が国民にとってどれだけ大事なのかは想像できる。育ってきた環境や、国王としてのプレッシャーの中で、凄い努力だと思う。少し前にドキュメントを観たのでより楽しめた。コリンフォースの演技が素晴らしい。#2021home*
3.英語の授業で観た。映画の後にYouTubeで本物みて泣いてしまった。
4.ブロマンスまではいかない男同士の友情。スピーチしなければいけない立場で吃音症って大変だよな…物語の緩急は緩やかめなんだけど、その中に確かに育まれていく友情!
5.ずーっと昔にみた、たぶん高校生のときめっちゃいい映画見つけたってお母さんに言った記憶がある
原題/別名:The Lord of the Rings: The Return of the King
上映日 | 2004年02月14日 |
製作国 | ニュージーランド、アメリカ |
上映時間 | 203分 |
ジャンル | アドベンチャー・冒険 |
スコア | 3.9 |
監督 | ピーター・ジャクソン |
脚本 | フランシス・ウォルシュ、フィリッパ・ボウエン |
原作 | J・R・R・トールキン |
出演者
イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、ジョン・リス=デイヴィス、ケイト・ブランシェット、バーナード・ヒル、ミランダ・オットー、カール・アーバン、デヴィッド・ウェナム、ジョン・ノーブル、ヒューゴ・ウィーヴィング、イアン・ホルム、ショーン・ビーン、アンディ・サーキス、マートン・ソーカス、クリストファー・リー
感想・評価
1.3部作どれも好きなんですが、好きなシーンが一番多かったのが王の帰還。ミナスティリスの美しさと、1人で像一頭倒すレゴラス、デネソールのトマトべちゃべちゃシーンが特に好きです。
2.ゲースロやハリーポッターにはハマったのになぜかこの作品にはハマれなかった。これを劇場で200分観た人すごいと思う。
3.公開時劇場で。トールキン原作「指輪物語」の実写映画化された三部作の最終回。一大スペクタクル。かつてアニメ化では描けなかったラストまで壮大な映像で見れる。ハワードショアのサントラスコアも素晴らしい。ゴラムを演じたアンディサーキスが注目された作品。
4.一番面白かった。ほぼ戦ってます。基本的にどんなキャラも心の葛藤や愚かな部分を併せ持ってるのが良い。持つべきものは友、ならぬサム。笑今ガチャガチャが出てるので明日からそれを探す旅に出ます。#いとしいしと
5.最終章に相応しい映像と展開。とにかくサムが終始格好いい。ゴラムの役割もまた残酷なものだけど、指輪に魅せられた成れの果てなのかな。大円団で終わると共に、物語は語り継がれて今も続いている気がします。
原題/別名:La La Land
上映日 | 2017年02月24日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 126分 |
ジャンル | 恋愛、ミュージカル |
スコア | 3.9 |
監督 | デイミアン・チャゼル |
脚本 | デイミアン・チャゼル |
あらすじ
夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミア<エマ・ストーン>は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末のバーでピアノを弾くセバスチャン<ライアン・ゴズリング>と出会う。彼はいつか自分の店を持ち、本格的なジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合うが、セバスチャンが生活のために加入したバンドが成功したことから二人の心はすれ違い始める……。
出演者
ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ローズマリー・デウィット、ミーガン・フェイ、ジェイソン・フックス、ジェシカ・ローテ、ソノヤ・ミズノ、ジョン・レジェンド、キャリー・ヘルナンデス、ヘムキー・マデーラ
感想・評価
1.ハッピーエンドじゃないのが好き。(ハッピーエンドともいうのか?)あとお洋服がいつも可愛くて真似したくなる!夢を選んだ2人がとてもかっこいい。
2.女優志望でオーディションを受けながらカフェで働くミアはある日セブが弾くピアノの演奏に心を奪われる。セブはジャズの店を開く資金を稼ぐためにバーやレストランでピアノ演奏のバイトをしていたが、友人に誘われバンドの一員になる。2人は恋に落ちお互いを鼓舞し合いながら過ごしていたが、バンドの成功をきっかけに2人にズレが生じ始める、、、オープニングからカラフルで華麗なミュージックパフォーマンスで盛り上がるチャレンジャーには付き物の失敗が度重なって落ち込んでても支えてくれる人がおる大切さやけど、その後に感じる存在感のデカさ、ありがたみって絶大痺れるラストシーンやったけど、ミアの空白の5年間には何があったか人それぞれの想像でしょう笑おもろい!同業者にしか理解しがたい悩みってあるよなぁ、、
3.自分を成功に導く人との出会い。最高だね。そんな人と出会いたい。
4.Prime Vidoで鑑賞夢追う人々が集うロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働く三アは、女優を目指してオーディションに挑戦する日々を送る。一方、場末のバーでピアノを弾きながら、自分の店でジャズを心ゆくまで演奏したいという夢を抱くセブ。ひょんなことで出会った2人は思わぬ再会を果たし、互いを励ましあいながら夢に向かって進んでいこうとする。とても楽しめた。最近鑑賞した「グレイテスト・ショーマン」とは同じミュージカル映画でありながらも大きく違っていた。ラ・ラ・ランドの方がミュージカルは控えめで2人の恋模様を深く描いていると思った。特に天文台での2人の浮遊シーンが好き。とってもロマンティック。お互いの夢に向かって支えあいながらお付き合いする前半戦。そして徐々に価値観の違いによって互いに心が離れていく後半戦が悲しかった。ミアは大女優になるが2人の関係は戻ることは無かった。何かを手にしたら失うものはあるのだと現実感のある終わり方は意外で本当に驚いた。最後の2人で微笑みあいながらうなずき合っているのはどんな意味だろうか。鑑賞する人によって見方が違いそうだ。映画情報「ラ・ラ・ランド」は、2016年に公開されたアメリカ合衆国のロマンティック・ミュージカル映画。俳優志望とピアニストの恋愛を描いた映画である。この映画のタイトルはロサンゼルスと、「現実から遊離した精神状態」を意味する。監督 デミアン・チャゼル脚本 デミアン・チャゼル制作 フレッド・バーガー ジョーダン・ホロウィッツ ゲイリー・ギルバート マーク・プラット製作総指揮 サッド・ラッキンビル ジャスミン・マイクグレイド出演者 ライアン・ゴズリング エマ・ストーン ジョン・レジェンドローズマリー・デヴィッド J・K・シモンズ音楽 ジャスティン・ハーウィッツ撮影 リヌス・サンドグレン編集 トム・クロス制作会社 サミット・エンターテイメント ブラック・レーベル・メディア TIKフィルムズ インポスター・ピクチャーズ ギルバート・フィルムズ マーク・プラット・プロダクションズ配給 サミット・エンターテイメント ギャガ/ポニーキャニオン
5.2021.11.30/042/TV録画女優を夢見るミアは、あるクリスマスの夜、バーの中から聞こえてくるピアノの音色に心惹かれる。演奏をしていたのは売れないジャズピアニストのセブ。二人の恋が始まる。アカデミー賞で6部門を受賞した大ヒット作。車の間を縫うように絶妙なカメラアングルで、歌と踊りを1カットで撮影した冒頭の高速道路でのシーン、もうそこから観るものを引きつけて離さない。互いの夢がかなうことを願い、励ましあいながら愛をはぐくむ二人だったが…。恋と仕事って両立できないの?ってツッコミたいのを抑えながら後半へ。そして終盤、ミアが心惹かれたあの曲が再び流れ、クリスマスの夜の光景がよみがえる。もし、あのとき…。切なさMAXだね。
原題/別名:The Shape of Water
上映日 | 2018年03月01日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | ドラマ、ファンタジー |
スコア | 3.8 |
監督 | ギレルモ・デル・トロ |
脚本 | ギレルモ・デル・トロ |
あらすじ
1962年、アメリカとソビエトの冷戦時代、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザ(サリー・ホーキンス)は孤独な生活を送っていた。だが、同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に極秘の実験を見てしまったことで、彼女の生活は一変する。人間ではない不思議な生き物との言葉を超えた愛。それを支える優しい隣人らの助けを借りてイライザと“彼”の愛はどこへ向かうのか……。
出演者
サリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャード・ジェンキンス、ダグ・ジョーンズ、マイケル・スタールバーグ、オクタヴィア・スペンサー、ローレン・リー・スミス、デヴィッド・ヒューレット、ジョン・カペロス、ニック・サーシー、モーガン・ケリー、Dru Viergever
感想・評価
1.愛に溢れた映画!一見不思議な生き物とのファンタジー映画のよう、でも、蓋を開けてみるとそこには恋愛映画を通り越すくらい溢れるほどの愛が描かれていた愛の儚さ、愛の尊さを感じることができた一味違ったこのラブファンタジー映画をぜひ見てほしい!
2.んんん変わってんなぁ。半魚人だからこその映画なんだろうけど、中々入り込めなかった。でも家とか服とか暮らしてる様子が良くて、雰囲気とかファンタジー要素が何となくハリポタみたいで好きだった!バス窓の水滴なぞるシーンも良いし、最後の首の怪我がエラになる展開熱い。あと主人公の友達良いキャラしてた!笑『ドリーム』にも出てなかった?と思って調べたらやっぱり出てて、出演してる作品当てれたの嬉しかったなー!手話でコミュニケーションできるイライザと半魚人、指を失ったことで手話をする可能性もないストリックランドとの対比だとしたら〜とか、首を掻っ切られて主人公と同じように声が出せなくなった意味〜とか考察しても意味ないかな?
3.ギレルモの世界観とても好きだな~雨が降る作品が見たくなって初鑑賞じっとりロマンチックで良かった
4.アクアマンに続いて湿ってる(物理)ムービー 切ない余韻に浸りながらかいている パンズラビリンスにもあるような風格というか上品さある60年代冷戦下を舞台にレトロな質感のある画と音楽が良い 人間と人間ではないもののラブストーリーを描きながら声のない者たちに寄り添った作品ストリックランドは最後まで有害だけど上司からの圧とか可哀想だったかも有害だけどただの美女と野獣ムービーじゃないのがいいな〜脈略のない自慰シーンってかモーニングルーティンも自然なものとして横入りするな!とか猥談とか、女性が人間らしく描かれている水の形、、水はどんな形にも変化するように人の形愛の形も前例なんてないし、形あるものではなく目に見えないもの大切さ最後の詩よかった!
5.好き嫌い分かれそう。私は好きな映画。男性も楽しめるファンタジーだと思う。
原題/別名:The Pianist
上映日 | 2003年02月15日 |
製作国 | フランス、ドイツ、ポーランド、イギリス |
上映時間 | 148分 |
ジャンル | ドラマ、戦争、伝記 |
スコア | 3.9 |
監督 | ロマン・ポランスキー |
脚本 | ロナルド・ハーウッド、ロマン・ポランスキー |
あらすじ
1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。必死に身を隠し、ただ、生き延びることだけを考えるシュピルマン。だが、ある晩彼は遂にひとりのドイツ人将校に見つかってしまう…。
出演者
エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフスキー、エド・ストッパード、モーリン・リップマン、フランク・フィンレイ、ジェシカ・ケイト・マイヤー、ジュリア・レイナー、ワーニャ・ミュエス、トーマス・ラヴィンスキー、ヨアヒム・パウル・アスベック、ポペック、ルース・プラット、ロナン・ヴィバート、ヴァレンタイン・ペルカ
感想・評価
1.「戦場のピアニスト」といい「ジョジョラビット」といい「シンドラーのリスト」といい「ライフイズビューティフル」といい、第二次世界大戦中のドイツ??絡みの話は真実が重すぎるんよ。。。こんな事がつい最近起きてたなんて、どんなに素敵な映画でまとめても、辛い気持ちになる。単に映画が好きなだけで、歴史の点数もいつも悪かったけれど、映画を通して少なからず人間がどれだけ愚かで怖い生き物なのか学ぶ事ができる。現代もしかり。
2.芸術は教養がないと分からないものだと思った。あとショパンの曲は悲しくて切ない気分になる。
3.こういう作品を他と比べたりすんのだめだと思うけど、やっぱシンドラーのリスト最近観たからちょっとなんかね
4.主人公が第三者的視点(傍観者っていうのかな?)になるように表現されているような感じがあって見やすかった。エアピアノのシーンはかなりグッとくる。
5.„過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目である“吐き気を催すほどの現実。何故、こうならざるを得なかったのか。背中が熱くなる。苦しく、哀しい、虚しい世界に、何もできないものなのか。迫害を行う根底を、知識だけでは理解することは不可能で。かと言って加害者にも被害者にもなることは、かなり言葉にできないことでもある。心臓が痛いほどの出来事に、生きる力も失くしてしまいそうになる。何故なのか。本当に。何故。考えを止めてはいけない。そんな映画でした。
原題/別名:The Revenant
上映日 | 2016年04月22日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 157分 |
ジャンル | アクション、アドベンチャー・冒険 |
スコア | 3.8 |
監督 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
脚本 | アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、マーク・L・スミス |
音楽 | 坂本龍一 |
あらすじ
仲間の裏切りで最愛の息子の命を奪われた男、ヒュー・グラス。激しい怒りを力に変え、奇跡的に死の淵から蘇える。復讐の執念のみを武器に、300キロに及ぶ容赦ないサバイルバルの旅が始まる。
出演者
レオナルド・ディカプリオ、トム・ハーディ、ウィル・ポールター、ドーナル・グリーソン、ポール・アンダーソン、ブレンダン・フレッチャー、クリストッフェル・ヨーネル、ルーカス・ハース、ブラッド・カーター、ハビエル・ボテット
感想・評価
1.熊がリアル。人間の生命力ってすごい。長かったけど、最後まで観れた!
2.ずっと気になっててやっと鑑賞できたとにかく生への執着がすごかった精神世界と現実世界に行ったり来たりしてて個人的には分かりにくいシーンもあったけどむしろノンフィクションのリアルさがあった
3.20211130-4951823年、アメリカ北西部原作:マイケル・パンク『蘇った亡霊:ある復讐の物語』(2002年)美術:ジャック・フィスク#higa2021#higaアメリカ#ジャック・フィスク#作品賞ノミネート#美術賞ノミネート
4.再鑑賞。過酷な自然の中で負傷しながら320kmも歩いて生還したヒュー・グラスの実話。極寒の大地で寒さに耐え忍び生き抜くディカプリオを見ているとこっちまで寒くなる。この映画を初めて見た時は熊に襲われる夢を見るぐらいトラウマになりました、でも熊って好きなんだよな。ディカプリオを襲った熊は本物にしか見えないクオリティだった。CGの熊なのに鼻息でカメラのレンズが曇るとこまで再現しちゃうこだわりは感心するけど、映画としてはカメラがあることを意識させられるのでその辺は見ていてちょっと複雑。死にゆくディカプリオの見届け人トム・ハーディはアカデミー助演男優賞にノミネート。因みにこの年のアカデミー最多受賞作品は彼の主演作『マッドマックス』でした。
5.凄まじい"生"に対する執着。息を呑むリアルな描写。圧倒的な演技に引き込まれた。
原題/別名:Life of Pi
上映日 | 2013年01月25日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 126分 |
ジャンル | ドラマ、アドベンチャー・冒険、ファンタジー |
スコア | 3.5 |
監督 | アン・リー |
出演者
スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アユ・タンドン、ガウタム・ベルール、アディル・フセイン、タブー、アヤーン・カーン、ジェラール・ドパルデュー、レイフ・スポール、Mohd. Abbas Khaleeli
感想・評価
1.原作を読みおわってから映画を観ようと思ってたけど、洋書&割と分厚くて、時間がかかってしまったので映画を観ちゃうことに‥。圧巻。素晴らしい作品だった。とにかく映像が美しくて、かなり集中して見入っている自分がいた。そうゆうのは久しぶり。円周率のように割り切れないことがたくさん起こるのが人生。残酷だけど、美しくもある。人として生きる為に、心の拠り所を探すのかなぁ。ひっくり返される最後の約20分。映画はまた何度でも観たいし、本も読み終えようと思った。映画館で観たかった‥。スピリチュアルで、哲学的で、かなり好みでした。
2.・美しく幻想的な映像 動物 宗教あるいは哲学・ポンディシェリとか東アジアっぽい茶畑とかインドにも色々な場所があるんだね 土地の画が綺麗・虎がいる話といない話の解釈公開された年に飛行機の中であとちょっとだけ見切れなくて、ずっと続きを見たいと思っていたのです。
3.漂流するまでは何回も寝落ちしてたけど漂流してからは釘付けになった。思わぬ終わり方をしてビックリ。妄想話をずっと聞かされてて最後に現実?どっち?どっちでもいいや、映像がほんとに綺麗だった「どっちが好き?」って聞かれたら見せられて(聞かされて)楽しいのはリチャードパーカー(トラ)との漂流記だな過酷で残酷だったけどどんな最悪の状況でも希望を持って生きるって大事だなーと思った。夜の鯨のシーンとか、ミーアキャットの島とか引き込まれる島は横たわる人間の形だった。
4.気になっていた映画。鮮やかな色彩。少年とトラが漂流って、特別な絆でも生まれる友情ストーリーかと軽い気持ちで見たら、なんじゃこれーってなった。トラ出てくるまで長いんだけど、漂流が始まったらとても濃い。幻想的で残酷。生と死の狭間と宗教の話。命をいただくことは自然界でごく自然なこと。壮大な哲学映画。
5.すごい映画でした。映像美が素晴らしいことはもちろん、ラストでこの物語は一変します。衝撃でした。見る角度によって、こんなにも景色というものは違って見えるのか…!
原題/別名:Million Dollar Baby
上映日 | 2005年05月28日 |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 133分 |
ジャンル | ドラマ、スポーツ |
スコア | 3.8 |
監督 | クリント・イーストウッド |
脚本 | ポール・ハギス |
あらすじ
「グラン・トリノ」「ミスティック・リバー」のクリント・イーストウッドが監督・主演のヒューマン・ドラマ。小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。ある日、31歳になる女性マギーがフランキーに弟子入りを志願するが、追い返してしまう。フランキーの親友スクラップは、諦めずジムに通うマギーの素質と根性を見抜き、目をかける。フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。
出演者
クリント・イーストウッド、ヒラリー・スワンク、モーガン・フリーマン、アンソニー・マッキー、ジェイ・バルチェル、マイク・コルター、ブリアン・F・オバーン、マーゴ・マーティンデイル、マイケル・ペーニャ、ベニート・マルティネス、ブルース・マックヴィッティ、ネッド・アイゼンバーグ、モーガン・イーストウッド、ルシア・ライカー、リキ・リンドホーム、マーカス・チェイト
感想・評価
1.重すぎる。ラストは彼なりの愛情と優しさなのだろう。もしくはここまで頑張った、やりきった彼女への「お疲れさま」という労いの気持ちでもあったのかな…あまりに辛いのでもう観ることはないです?
2.2021/01/19孤独なトレーナーと家族の愛に恵まれない女性ボクサーの間に育まれた絆。2人が命を懸けて守った魂は、永遠に輝き続ける!イーストウッド監督・主演で放つ感動の超大作!ロサンゼルスで小さなボクシングジムを経営するフランキー(クリント・イーストウッド)。トレーナーとしての実力はあるが、育てたボクサーの身の安全を深慮するあまり、慎重な試合しか組まない上、不器用で口下手なことから、大きなチャンスを欲するボクサーたちは徐々に欲が出て、彼の元を去ってしまうことの繰り返しだった。その不器用さんは家族にも波及し、娘とは音信不通だ。そんなある日、手塩にかけて育ててきたボクサーにまた逃げられたばかりのフランキーのもとに、31歳のマギー(ヒラリー・スワンク)が弟子入りを志願する。しかしフランキーは〝女性は断る〟と一蹴。それでも、貧しい生活ながらもレッスン代を半年分前払いし、毎日懸命にジムで練習に励むマギーの姿に心打たれ、彼女に指導するようになる。マギーは持ち前の才能を発揮し、連戦1ラウンドKOという快挙撃を続ける。あまりの強さに相手がいなくなり、1階級上げたマギーはイギリスでの試合に挑む事に。そんな彼女にフランキーは“モ・クシュラ”と刺繍の入ったガウンを贈り、観客たちからは“モ・クシュラ”の愛称で呼ばれるようになった。やがてマギーはファイトマネーが100万ドルのタイトルマッチに挑戦することになる。
しかし相手は汚いボクシングをすることで有名なビリー。相手の反則に屈せず、試合を優勢に進めるマギーだったが...。〝おじょうさん、タフだけじゃダメなんだ。〟フランキーはよく言っていた。ボクシングは不自然な競技だ。ボクシングでは全てが逆さま。場合によっては最高のパンチをいれるために後ろに下がった方がいいことも。だが、後ろに下がりすぎると戦っていることにならない。ハートだけのボクサー。見てあげる。スピードバッグ←ボクシングは人に魔法をかける。自分の限界を超えて戦えるという魔法。返せと言うが、最終的に貸してやると。〝ミッキーマークはビジネスマンだ。何も教えてくれないぞ?〟〝あんたから全部教わったよ。〟なにかを言われたら〝はい、フランキー。〟口答えも質問もしない。と言うなら...。家族はいるの?いない。ケイティって娘が。家族じゃないですか。そして、マネージャーをつけて、試合をする。ピンチになると、助けに来てくれた。俺の選手だ。と。今後のマネージャーは?俺だ。お前の働いてる店には自家製のレモンパイがあるか?缶詰のレモンクリームを使ってないか?こんなでかい缶詰めを使ってます。
ラベルには自家製って。フランキーは試合を組むために自腹で相手マネージャーに金を渡した。1階級上にあげて試合をした。鼻が折れてる。折れた鼻を治す。すげ!20秒で鼻血が吹きでる。12戦連続KO勝ち!差出人に返送。プロポーズされるかなぁ俺がプロポーズしてやるガウンをプレゼント。モクシュラ。せっかく、家を買ってあげたのに...散々な言われよう。お金が欲しいなら売りなよ。町の笑い者。ペットボトルにどうやって氷を入れるんですか?↑どんな質問。反則女との勝負!首をやってしまう。病院へ家族が。この家族やばい。ママどうしちゃったの?モーデルとJDを連れて家に帰ってよ。その弁護士に言おうか?ママは生活保護の打ち切りが怖くて、家の権利書にサインしてないって。私がその気になれば、いつでもママたちを追い出して、あの家を売ることができるんだよ。今度、顔を見せたら私はそうするからね。
どうやら、あいつらをKOしたな。左足が無くなった。最新式の車椅子を買ってやるって。それで、大学へ通えと。1つお願いがあるって、パパと犬の話をする。自分で解決しようと舌を噛み切る。呼吸器を外して、注射をする。モクシュラは愛する人よお前は私の血だ。キス。フランキーは注射を1本うった。人をなんとか殺せる量のアドレナリン。マギーが確実に楽になれるように。そして彼は去っていった。心には何も残っていなかっただろう。私はジムに戻り、彼がいつか戻ってくると思って待った。フランキーは結局戻ってこなかった。フランキーは書き置きも残さず消えた。行方は誰も知らない。もし君に会いに行って許しを求めたのならいいのだが、彼の心には何も残っていなかったと思う。せめてどこかで心の安らぎを見つけていることを願う。杉と樫の木以外には何もない地の果てのような土地で。そんなのは私の甘い願いに過ぎないかもしれない。彼がどこにいるにしろ、君のお父さんが本当はどんな男だったかを君に知っておいてほしい。
3.メインの人物の年齢がここまで高い映画ってあまりないなと思ったけど、イーストウッド監督作でもない限り、商業的に撮りにくいのかもしれない(キャッチーさが足りなくて)。イーストウッドだからここまでのクオリティの脚本や映像に仕上げられるし、市場からの信頼感もあるんだろうな。序盤、フランキーとマギーの関係がだんだん変わっていくところは一筋縄では行かない感じだったけど、その後ののしあがり方はあまりに順調でちょっと拍子抜けするくらい。しかしその後どん底に突き落とされるんよね……お互いに家族との関係がうまく行っていない二人が、やっと見つけた絆を自分たちで終わらせるしかなくなってしまう。マギーの家族がどうしようもないクズで、「こんな奴から愛されたいか?」と思ったけど、マギーはこの人たちしか知らないからしょうがないのか。フランキーとの人間関係を手にしたことでようやく「あんたたちなんか要らない」と言えるようになったのかも。しがみつかなくても良くなった時、すでにあの状況になってたのはやるせない。家族に愛を与え損なった人と、家族から愛をもらえなかった人の再生のストーリーかと思いきや人生は厳しすぎる。青い熊の彼女を演じた人の迫力が凄すぎて誰かと思ったら、本物の女性ボクサーだった模様。
4.愛する人がわたしをころしてくれ、と言ってころすことができる愛も確かに存在するのだとおもう でもあなたをころしたらわたしも死んだのと同じだ だってあなたはわたしの血だからおとなになってから父親のような存在に出会えることあるのだろうか
5.大学時代に授業をサボって試写室で観た作品。ぶん殴られたかのような後半からの悪展開に人目も憚らずべろんべろんのぐちゃぐちゃに泣いたなぁ...
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